2012年05月18日

プリウスの強敵出現!

アメリカ発のニュースを二つ。一つ目はレクサスHS250hの将来。新型カムリHVの登場で、HS250hの存在感は全くなくなってしまった。日本でもカムリHVのデビューでSAIとHA250hの売れ行きがガックリ落ちた。こらもう誰だって瞬時に分かるくらい走りや質感や燃費まで違う。トヨタだって覚悟していたろう。

アメリカの4月の販売台数を見たら、カムリHVの4406台に対し、HS250hは28台! 無残な状況である。日本でも月販目標3千台だったSAIは、ECOカー補助金の交付が決まる前の2011年の平均販売台数1062台という状況。ちなみに月販目標500台のカムリは今年に入って平均2438台売れている。

SAIもHS250hも今年になって急増しているけれど、平均1000台前後。ここまで読んで「それならSAIとHS250hの古いパワーユニットをカムリHVと同じにすればいい」と思うかもしれないが、エンジンの大きさの関係で換装できないのだという。どうやらSAIとHS250hは生産中止になると考えたほうがよさそう。

二つ目はプリウスの対抗馬、ついに登場というニュース。フォードがプリウスαと極めて近いスペックを持つ
『C−MAX HV』の受注を開始。驚くべきは価格で、何とプリウスα(アメリカではプリウスVと呼ばれる)より500ドル安い2万5995ドルだという。しかも燃費や室内の広さでもプリウスαを凌ぐというから脅威。

ちなみにフォードのハイブリッドシステムはアイシンが生産しており、基本的にトヨタのシステムの兄弟。さらにリチウム電池を使いながらニッケル水素電池のプリウスαより安いというからタイしたもんだと関心しきり。組み合わされるエンジンはアトキンソンサイクルの2リッターです。プリウスの天下は終わった?(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 10:41| Comment(2) | ECO(経済)なクルマ

2012年05月17日

第4回メガウェブフェスタ

今週末に台場で行われる『第4回メガウェブフェスタ』(カートップ。ザッカー。ベストカーの3誌とメガウェブの共催)の会場は言うまでもなくトヨタの施設である。基本的にトヨタ車のPRを行う場所です。しかし! 最近のトヨタって太っ腹。そもそもマクラーレンホンダMP4/5や日産R390まで走らせちゃいますから。

それだけじゃありません。何と! モンスター田島さんだけなら理解できるが、三菱自動車のパイクスピーク用i−MiEVの発表会まで行う。三菱自動車のパイクスピーク用車両、昨年は普通のi−MiEVのサスペンションを交換した程度だった。参加することに意義がある、というオリンピック参戦でございます。

結局プロシェクトそのものが中止。けれど今年の車両は相当気合入ってる。そもそもスタイルを見れば「なんじゃ!?」。一応i−MiEVのシルエットこそ残っているとはいえ、明らかに別物。シルエットフォーミュラより激しい。もうこんなカタチですから。当然の如く搭載されているバッテリーからモーターまで違う。

調べてみるとホンキで勝ちを狙っているようなのだ。モンスター田島さんのプロジェクトも「電気自動車で1000馬力級のガソリン車に勝つ!」。現時点で全く詳細は分かっていないけれど、いくつかの革新的な技術が投入されているらしい。三菱重工製といわれる電池なんかもミルスペック(軍用)か?

・メガウェブフェスタのスケジュール表

ちなみにi−MiEVは土曜日の12時10分から。モンスター田島さんは日曜日の11時40分から発表会を行います。そうそう。トヨタも勝ちを狙った電気自動車をパイクスピークで走らせる。その情報も出てくるんじゃなかろうか。今年のパイクスピークは電気自動車にとって新しい一歩になると思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 10:11| Comment(1) | イベント>EVイベント

2012年05月16日

電気軽トラは大ヒット?

三菱自動車の『ミニキャブMiEV』の人気が盛り上がってきた。こうなると出てくるのが「軽トラックバージョンも欲しい」という声。どうやら三菱自動車も考えていたようで、そう遠くない将来、ミニキャブトラックMiEVが出てくるようだ。こうなると電気自動車はイッキに身近なものになっていくだろう。以下、試算してみたい。

まず魅力的なのが価格。ガソリン車の場合、ミニキャブMiEVのベースになった1BOXカーより、軽トラックは27万円程度安い。したがって電池容量10、5kWhタイプなら213万円の価格設定が可能。電気自動車の補助金は65万円くらいになると思う。したがって実質的な車両価格が148万円ということになる。

チョイ乗りが多い軽トラックの燃費を10km/Lとすれば、走行1万kmで15万円のガソリンを使う。同じ距離を7km/kWhの電気軽トラックなら約3万4千円。差額何と11万6千円。走行5万kmで58万円も浮く計算。ガソリンが高い島嶼地域ならそれ以上の差額になる。しかもガソリンスタンドに行く必要なし。

今後、電池の価格が下がっていけば、ますます電気自動車が有利になっていく。1回あたりの走行距離が短い配達用や農作業用の軽トラックなら電池容量10,5kWhで全く問題なし。本格的な電気自動車の普及は軽トラックから始まるかもしれません。ちなみにホンダもアクティの電気軽トラックを開発中。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:57| Comment(8) | 電気自動車

女子カート部最新情報

5月3日筑波サーキット1000で行なわれたERK(電動レーシングカート)の大会、日本EVクラブ主催の「エキサイティングGo!Go!レース2012」に、昨年のチャンピオンである女子カート部(JKB)が出場。当日は18年間の開催で2度目となる雨…しかも、ピットレーンも走行する場所を失うくらいの土砂降りでした。

Photo                      写真左から岡村英莉、塚本奈々美、柴田真友子

豪雨により大会スケジュールが大幅に変更される中、15時まで待っても天候は回復せず、結果的にERK耐久レースは中止になりました。朝7時前からサーキット入りしての中止に肩を落としながらも、タイム測定走行会では、我らの「ODYSSEY JKB EV KART」は53秒26とファステスラップをマークし、ERKは雨でも全く問題なく快走! 主催者やゲストで来られたジャーナリストの方々も、超ウエットコンディションでのこのタイムに驚いておられました。

また、塚本奈々美原作の近未来EVフォーミュラコミック<OVERTAKE!>の第5話がiPad、iPhoneコミックとして配信されています。なんと、主人公ナナがEVフォーミュラニッポンに挑戦します。また、私が想像した2025年のEVフォーミュラマシン「N25」も登場します。ぜひお読みくださいね。http://itunes.apple.com/jp/app/id452937080 (女子カート部・塚本奈々)http://nana-jkb.com/

posted by polishfactory5 at 08:37| Comment(0) | イベント>EVイベント

2012年05月15日

1リッターのSUV

北京ショーで市販モデルを発表したフォードの『ECOスポーツ』という1リッター3気筒ターボを搭載するモデルが世界的に話題となっている。車格は先代RAV4や初代CR−V級をイメージして頂ければよかろう。普通なら2リッターエンジンで走らせるようなモデルだ。実際、先代ECOスポーツは2リッターです。

515e.jpg

ECOスポーツに搭載されるターボは新興国のガソリンにも耐える118馬力仕様+6速MTというスペック(ガソリン事情よい国や地域用に177馬力仕様までラインナップする)。車重や3サイズなどについちゃ発表されていない。ただ車両価格はライバル並でいながら、実用燃費で20%以上優れているという。

フォードはホンキで小排気量化をすすめている。販売しているクルマの90%をECOブーストにするというから驚く。かつての盟友であるマツダは「過給や3気筒は絶対やらない」と言っている。このあたりを見ると「もはや一緒にはなれませんね」と思う。もちろん正しい選択がどちらか、という点は判らない。

ただ1リッター3気筒をシビックやカローラと同じクラスのフォーカスあたりに搭載してきたんだから、本当に時代が変わる。ちなみにフォーカス『1,0エコブーストゼテック』は123馬力で車重1240kg。最高速192km/h。0〜100km/h加速11秒3。燃費は欧州モードで24km/Lと文句なし!

大幅に出遅れた日本勢ながら、とりあえず日産は次期型ノートに1,2リッター過給エンジンをラインアップするようだ。次期型フィットも3気筒過給エンジンらしい。3番目はどこか? いずれにしろセレナやステップワゴンのようなモデルを1,2リッター級で走らせないと面白みは出てこない? (国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(3) | ECO(経済)なクルマ