toyotires
 


2011年12月08日

ホンダの新エンジン群

ホンダは次世代のエンジンを発表した。最も興味深いのが、VTECの低負荷側にアトキンソンサイクルを使っていること。VTECの場合、バルブタイミングもリフト量も大幅に変えられる。そこで普通の回転域を実質的に小さい排気量(正確には吸気する量)となるアトキンソンサイクルにしたのだった。

すなわち、1,8リッターエンジンだとすれば、バルブの遅閉じにより1,4リッター程度の混合気しかシリンダー内に入れない。そこで燃焼させ、熱膨張したエネルギーにより1,8リッター分までピストンを押すというもの。プリウスのエンジンだとディーゼルに肉薄出来る熱効率に達しているから素晴らしい。

ただアトキンソンサイクルだけのエンジンは、1,8リッターで100馬力くらいしか出せない。そこでホンダはVTECの高負荷側を通常のエンジンより10%くらいパワー出せる直噴とした。詳細は公表されていないが、高負荷側で160馬力程度を実現していると思う。「2つのエンジン」を同居させたワケです。

さらに内部抵抗の徹底した見直しなどにより、燃費と出力両方を大幅に向上させたという。こういったコンセプトのエンジンを1,5リッターと1,8リッター、2リッター、2,4リッターの4気筒に採用していくとのこと。唯一の「?」が1,5リッター。今や日本でしかニーズ無いし、それすら自動車税の改訂で将来は不明。

世界的に見ると1,6リッターがスタンダードだ。というか、なぜ日本のメーカーは1,6リッターエンジンを作らないのだろうか? 燃費を考えるなら1リッターと1,3リッターの3気筒をワンセットにし、バランス重視の4気筒1,6リッターから2リッター。そして2,5リッターくらいまで視野に入れたエンジンが望ましい。

そうそう。全てにアトキンソンサイクル無しの仕様もある。試乗したのは2,4リッター直噴のアキトンソンサイクル無しに新開発の高効率CVT(8速ATや全域ロックアップATに実燃費で勝負できる)を組み合わせたスペック。トルクフルで素性の良いエンジンに仕上がっていた。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(4) | ECO(経済)なクルマ

女子カート部活動報告

女子カート部(JKB)の塚本奈々美です。女子カート部は11年の活動プランのひとつとして、この1年間<JKB・EVチャレンジ>を展開して来ました。

この活動の目標としたのが、11月3日に筑波2000サーキットで開催された、ジャパンEVフェスティバル(日本EVクラブ主催)のERK(電動レーシングカート)耐久レースに、自作のERKで出場することでした。メーカー系チームなど21チームがエントリーした中、見事に我が<JKB・EVチャレンジ>チームが総合優勝+ERK-2クラス優勝という完全優勝を果たしました。

1 
出場経験豊富な先輩チームを抑えて、初出場の私たちが自主開発したERK<EZY号>で優勝出来たことは、大変素晴らしいことだと自己評価しております。

多くの参加者が、優勝した<EZY号>を見学され、またメディア取材も受けました。12月2日のクルマ情報番組Car★Xs(東京MXテレビほか)でも報道されましたよ。

EZY号仕様
モーター:DCブラシレス・motenerary(ME0913)12kW
バッテリー:鉛密閉式・エナーシス(LB1200)5個60V・2.52kWh
タイヤ:ブリヂストンSL07

2そして、11月30日〜12月11日までビッグサイトで開催される東京モーターショーでは、ベアリング大手のNTN株式会社さんのブースにて、「インホイールモータ搭載:4輪独立駆動操舵システム」を採用した二人乗り4輪電動コミュータのコンセプトモデル「Q'mo(キューモ)」のデモ走行に、レーシングドライバーとして塚本奈々美と女子カート部(JKB)5期生の萩原紀子が出演しています。ぜひモーターショーにお出での折には、NTNブースで私たちに声をかけて下さい。(塚本奈々美・女子カート部JKB)
posted by polishfactory5 at 07:00| Comment(0) | イベント>EVイベント

2011年12月07日

ホンダのディーゼル

ディーゼルエンジンもヨーロッパ市場では急速にダウンサイジングが進んでおり、今やVWパサートのようなDセグメントだと1,6リッター級となってしまった。ベンツSクラスでさえ2リッターエンジンを搭載する時代である。しかし情報収集が苦手な日本勢の多くは、小排気量化の流れに乗り切れていない。

開発中の次世代クリーンディーゼルを見ると、スバルが2リッター。間もなく市販されるマツダ・スカイアクティブDは2,2リッター。三菱自動車1,8リッター/2,2リッターといった具合。これらのエンジン、販売台数多いCセグメントだと完全にオーバースペックだ。Dセグメントすら売れ筋の排気量でなくなりつつある。

そんな中、唯一1,6リッターディーゼルを開発していたのがホンダだった。詳細なスペックは公表されていないものの、試乗する機会を得た。搭載されていたのはDセグメントのアコード。今や時流のド真ん中である。聞けば最初はシビックに搭載することになるそうな。シビック級だと最もニーズの多い排気量と言ってよい。

走り出すと、出力/トルク共に十分! おそらく100kWの300Nmくらいだと思われる。136馬力の30kgmという感じ。欧州勢の新世代エンジンに全く負けていない。トルク特性やエンジンフィールも文句なし。特に全ての回転域とアクセル開度で騒音を出さないことに驚く。スカイアクティブDはたまにカリッとします。

デビューは2012年。とりあえずユーロ5規制でデビューするという。したがって日本やアメリカでの販売は無し。ただGMがアメリカ向けシボレー・クルーズにディーゼルを搭載しようとしているなど、世界規模でニーズが増えつつある。早ければ2013年にもユーロ6対応してくるかもしれません。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 07:58| Comment(1) | ディーゼル

COTYはリーフに

01  
ついに2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定した。12月3日に東京モーターショーが行なわれているビッグサイトで発表されたのは、日産リーフ。電気自動車の普及に向けての第一歩と実用性が高く評価された形だ。得票数も他のライバル車を大きく引き離す、ダントツの受賞となった。
02
受賞を喜ぶ日産の志賀COO(右)と実験部のトップドライバー加藤博義さん(中央)。12月10日発売のザッカー1月号付録「運転がうまくなる本」で加藤さんのドライビング理論を特集しているのでお楽しみに!(XaCAR編集部)
posted by polishfactory5 at 07:03| Comment(0) | 2011>素晴らしい記事!

2011年12月06日

2モーターハイブリッド

お待たせしました! ホンダのハイブリッドがやっと進化する。しかも相当イケそうな雰囲気濃厚! すでに2モーター式のPHVプラグインハイブリッドを搭載した試作車を埼玉県で走らせているのだけれど、これを正式に次世代パワーユニットの一つに位置づけ、2012年に発売するというリリースを出したのだった。

加えて電池搭載量を減らしたハイブリッドモデルも準備していることが判明。2013年に発売を予定しているそうな。意外や意外。ホンダはPHVでなくハイブリッドモデルを大本命と考えている様子。最新モデルに試乗してみたところびっくり! 開発担当者が最初から「ハイブリッドモードを試してみてください」。

前回試乗した時は電気自動車モードを主に味わって欲しい、という趣向。したがって電気自動車で走り、最後に電池無くなってハイブリッドモードになった。その時の印象は「多少粗さが残っていますね」。しかし! 最新モデルに乗ると、もはや全く違和感なし! このまま売っても十分に通用する仕上がりである。

加速をイメージして欲しい。走り出すときはモーター。ワンテンポ遅れてエンジン始動。このエンジンで発電機を回す。エンジン駆動の発電機で作った電力でモーターを稼働させるため、速度の上昇と共にエンジン回転も上昇していく。そしてエンジン直結モードに切り変わる、といった具合。乗っていて全く違和感無し。

気になる燃費だけれど、すでに社内テストによれば実用燃費を大幅に向上した新型カムリより良いそうな。2リッターアトンキンソンサイクルはディーゼルエンジン並に熱効率良く、リチウム電池なので回生性能が大幅に良いためとのこと。となると問題となるの、価格。高かったら良いクルマだって売れませんから。

開発担当者に聞いてみた。そしたら「すでにこのクラスのハイブリッド車は米国で2万6千ドルという相場が出来てしまいました。そこから外れたら売れないと思っています。後出しジャンケンで負けるワケにはいきません」。こいつが2万6千ドルで売れるなら文句無しのポテンシャルを持つ。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:09| Comment(2) | プラグインハイブリッド

シビックディーゼル

日本向けと欧州向けでこんなに違う…。何でこんなにいいクルマを日本に導入しないのか? という疑問から、「欧州シビック日本導入運動」を行なったXaCAR編集部。口で言うのは簡単だから態度で示そう…ということで、意を決してイギリスから並行輸入してから早5年が経ちました。その間、日本でも「タイプR ユーロ」として限定発売をすることになりましたから、やった甲斐がありました!!
1

XaCARは新車情報誌ですので、クルマの入れ替えは比較的早めなのですが、今回2回目の車検を通しました。すでに欧州では新型にフルモデルチェンジされてしまいましたが、5年経ってもこのスタイルは負けてません!! 今でも街中やガソリンスタンドで注目を受けるくらいですから。ちなみに、車検は消耗備品の交換程度で何も問題ない健康体でした。やはり日々のメンテナンスのおかげですね。

エコカーと言うと、日本ではEVやハイブリッド、最近ではスカイアクティブなどの進化型ガソリンエンジンを思い浮かべますが、XaCARシビックは何と「ディーゼルターボ」。昔のディーゼルは「うるさい・遅い・汚い」でしたが、今は「静か・パワフル・クリーン」なのです(さすがに最新のディーゼルエンジンに比べるとXaCAR号も敵いませんが)。

2 
ちなみに日本で普通に買えるクリーンディーゼル搭載の乗用車は、日産エクストレイル/三菱パジェロ/メルセデス・ベンツEクラスの3台のみと非常に少ないのですが、モデルごとで考えるとディーゼル比率は非常に高いと聞きます。乗ればわかるんですよ…要は喰わず嫌い!?

来年はマツダCX-5に圧縮比14の「スカイアクティブD」が搭載されることが決まっています。プロトタイプに乗った城市編集長は「ガソリン車よりディーゼル車のほうが全然良かった!! 買うならディーゼルしかないね」と太鼓判を押すほどのポテンシャル。実は三菱もクリーンな低圧縮ディーゼルエンジンを持っています。デリカD5などに搭載すればクリーンヒット間違いと思うんですけどね。(XaCAR編集部・山本)

posted by polishfactory5 at 08:38| Comment(0) | 2011>素晴らしい記事!

2011年12月05日

プリウスPHV

プラグインハイブリッドが売れるかどうかは価格で決まると思う。プリウス成功の理由を分析すると、最終的に「普通のガソリン車より安く済む」からだ。逆にプリウスより上の車格のハイブリッドが伸び悩んでしまったのは「普通のガソリン車より高い」からである。プリウスPHVの価格を見ると明らかに高い。

それでもトヨタの関係者に聞くと「プリウスの10%くらいの台数を見込んでいます」。ユーザーがどう判断するか大いに楽しみ。3ヶ月くらい経って落ち着いてきた時の状況を見たい。プリウスPHVの将来性は価格次第でいかようにもなると考えます。普通のプリウスの20万円高くらいであれば、きっと10%売れる。

アクアのPHV仕様も開発しているらしいけれど、これまた同じ。ただプリウスより価格を下げないと商品力は増さない。イメージとしちゃ15万円高くらいだろうか。「売れる価格」を達成するためには電池価格の低減が必要。BMWにまで電池の共同開発の輪を広げようとしているトヨタの動向を見てると驚きの連続だ。

以前からパナソニックと共同で開発してきたリチウム電池は何度も何度も挫折し、結局モノにならず未だに実用化されていない。パナソニックはサンヨーを買収して居抜きで電池を手に入れたものの、これまた低コスト化への道筋が見えてこないのかもしれません。テスラだけでなくついにはBMWも、といった状況。

「トヨタが安価な電池を確保出来た」というニュース、いつ頃入ってくるだろうか。日産と同等のコストパフォーマンス持つ電池さえ使えるようになれば、プリウスPHVも20万円高くらいに価格設定出来るようになり、売れ行きも急上昇すると考えます。プリウスPHV、クルマの仕上がりは万全だ。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:39| Comment(5) | プラグインハイブリッド

2011年12月03日

COTYはリーフに!

今年の日本カーオブザイヤーの大賞はリーフでございました! 関係者の皆さんおめでとうございます! 10点の数もさることながら、多くの選考委員が点数を投じた。電気自動車は時期尚早と思っている人であっても、リーフを認めないワケにはいかない、ということなんだろう。実際、リーフに投入されている技術レベルたるや非常に高い。

ホンダがフィットの電気自動車を来年に発売するらしいが、後出しでもリーフの総合性能に勝てないと思う。もちろん市販までに改良を加えていくだろうけれど、最新バージョンでも「ECOモードでアクセル全開にした際、一旦ECOモードの最高出力になりATのキックダウンのようにワンテンポ遅れて標準モードの最高出力になるという制御らしい。

電気自動車の特性を追求するのでなく、ガソリン車の弱点を引き継ごうとしているのだから不思議だ。日産は真剣に電気自動車を次世代のモビリティの中核と考え、そこに向かっている。ホンダもトヨタも、とりあえずカ州のZEV規制クリアのためのクレジット(義務台数)という位置づけ。意気込みが違う。COTYの受賞は当然だと思います。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 17:25| Comment(6) | 電気自動車

2011年12月02日

トモゾウからのお願い

XaCAR編集部から出した別冊「TOYOTA86」ですが、売れ行きが好調で、すでに入手がしずらくなっています。書店でお取り寄せか、楽天ショッピングまたは交通タイム社の販売サイトから購入もできるので、お求めの方はお急ぎくださいhappy01買おうかな〜なんて悩んでいる時間がもったいないですよrun
Photo
今週末のメガウェブフェスタでもTOYOTA86本は販売するので、購入の方はXaCARブースまで来てくださいね。メインステージのすぐ近くにありますnoteちなみにこの日は、書店やネットでは売り切れとなっているLFA本リーフ本CR-Z本も販売します。売り切れになっている本はこういったイベントの時にしか販売しないので、逃してしまった人はぜひ、いらしてくださいねwink別冊だけじゃなくて、もちろん月間誌XaCARのほうもありますよ〜。

 また、

1冊購入のかたにはステキなプレゼント!

1000円以上ご購入のかたにはもうちょっとステキなプレゼント!!

年間購読を申し込みのかたにはかなりステキなプレゼント!!!

をご用意していますので、皆さんお楽しみに。

本日編集部はXaCAR1月号を編集校了作業中です。誌面作りの方も頑張ってますのでそちらも応援よろしくおねがいしまーすshine(XaCAR編集部アシスタント女子・トモゾウ)
posted by polishfactory5 at 14:55| Comment(0) | 2011>素晴らしい記事!

2011年12月01日

プリウスPHVの第一印象

プリウスPHV(プラグインハイブリッド)に試乗した。外気温7度。雨というコンディションだったのでエアコンを入れるとエンジン始動。十分暖まっていた状態だったため、普通のプリウスより多少エンジン停止頻度は高かった。けれど完全に冷えた状態からだと、東京都内の低い速度域じゃ(負荷が大きくないと暖まらない)5分以上エンジン止まらないと思う。

意外なことにエンジン掛かっていても、EVモードの走行距離がドンドン減っていく。聞けば「エンジンはヒーター用のお湯を作るために回してます。走行用のエネルギーは電力を使います」。エンジン掛かってるんだから走行エネルギーもエンジンから出せば暖気も早いだろうに。プリウスPHV、いろんな意味で不思議な点が多いです。一回長く乗ってみたい。

ちなみに普通のプリウスとの差額43万円をカバー出来るのか聞いてみたら「出来ます」。片道20kmの通勤で自宅は1kWh=9円の夜間電力。勤務先で無料の電気を入れる。で、冬も雨も一切エアコン使わず。これで8万km走ると43万円の差額がチャラになるそうな。販売計画を見たら月販3千台。少なくとも私は欲しいと思わなかった。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 22:31| Comment(13) | プラグインハイブリッド

週末はメガWEBへ!

東京モーターショーのプレスデーが始まり、まもなくお台場メガウェブで開催するXaCAR、CARトップ、ベストカーの3誌合同イベント、第3回メガウェブフェスタが近づいてきましたー。

12月3日のステージでは、86のトークショーに本誌おなじみ土屋圭市さんや吉田由美さんが登場します。ライドワンコースでは3誌で時間枠を設けた86の同乗試乗を行ないます。XaCAR枠の同乗試乗は締め切ってしましましたが、当日の朝にも同乗席をゲットできる抽選会が行なわれます。事前応募締め切りに間に合わなかったとしょげているあなた。諦めちゃいけません!! 当日抽選での試乗は11時に抽選、試乗は15時からとなっています。他にも内容は盛りだくさんなので、添付のスケジュールをごらんください。

1           クリックしてね。画像が大きくなるよ。そのままA4サイズで印刷できるよ
12月4日はステージでの濃いクルマのトークショーももちろんですが、美人ぞろいの女子ジャーナリスト対談が16時20分より行なわれます。そしてライドワンコースでは憧れの名車スペシャル走行を開催。F1カーやル・マンカーが目の前で走る姿は、他では見れません。
2
ステージやライドワンコースもいいんですが、XaCARブースにも皆様注目してくだいてさい。編集長城市がきっと素敵なゲストを連れて、休憩をしているはずですよ。写真撮影やサインなど、この時を逃すことなく〜。(XaCAR編集部)
posted by polishfactory5 at 21:33| Comment(1) | 2011>素晴らしい記事!