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2012年05月13日

燃料電池で家庭に給電

FCV(燃料電池車)は水素を燃料とした発電所を背負って走行する電気自動車、である。ホンダの開発したFCVであるFCXクラリティは、2008年に登場したFCV専用設計の車両である。
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今回、ホンダはV2Lというコンセプトを発表した。V2LのV2とは「Vehicle to〜(クルマから)」の意味で、V2H(クルマから家)やV2V(クルマからクルマ)というエネルギーのリレーのことを指す。ホンダが提案するV2Lは、そのエネルギーの供給先をもっと広く定義したもので、その「L」には、ライフ(Life)、ライブ(Live)、リバティ(Liberty)、そしてラブ(Love)という意味を持たせている。他車への融通や自宅外の住宅への電源供給のように、緊急時には、EVから電源を確保し人々の命をつなぐというものだ。
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そこでV2Lコンセプトに即し、お披露目されたのが「外部給電付きFCXクラリティ」だ。もともと、充電の必要のないFCVは、充放電用のポートを持っていない。特に専用設計のクラリティならなおさら。外板を切り抜くといった荒業をせず、トランク内部に外部給電用のコンセントを用意することとしたようだ。ちなみに外部給電が可能なFCVはこれまで存在せず、クラリティが初となる。

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このトランクに収まるように可搬型インバータボックスを搭載している。驚くべきはその給電能力で、9kW連続7時間以上! 一般家庭使用電力の6日分に相当する。100V/30Aが3系統あり、15Aが6個、30Aを3個のコンセントを持つ。この可搬型インバータボックスの重量は50kgを切る。さすがにきちんとトランクに収納でき、さらには電源コードを装着してもトランクを閉めてロックもできるようになっている。
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緊急時の電源供給という面を考えると、FCVは非常に有効となるだろう。他社からも同様の給電システムの発表、そして市販車の発表のニュースを待ちたい。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 18:07| Comment(0) | 燃料電池

2012年05月12日

スバルの直噴ターボ

スバルが出してきた素晴らしい2リッター直噴ターボに乗り、私は日記で延髄反射的に「1,6リッター仕様もあったらなぁ」と書いてしまった。ふと冷静になって考えてみたら、1,6リッターなんか作っても意味無いことに気づいた次第。小排気量ターボの面白さって「パワーユニットを小さくできる」が基本となってます。

VWはパサートを1,4リッターで走らせ、フォードも4リッターV6ユニットを使ってきたエクスプローラーに2リッター4気筒を搭載してきた。北京ショーではデュアリス級のSUVに1リッター3気筒ターボを搭載したモデルを発表。BMWも3リッター級6気筒エンジン搭載のモデルに2リッターターボを搭載している。

すなわち2リッター4気筒ターボの場合、3、5リッター級の6気筒エンジンをカバー出来るから意味を持つ。スバルのFA20ターボを1,6リッターにしても、エンジンサイズ同じ。フリクション同じ。使うパーツ同じ。生産コストだって大差なし。だったら1,6リッターターボより2リッターターボの方が高い値で売れる。

もしレガシィに小排気量エンジンを搭載するなら、2,5リッターエンジンまで作れるFA20より二回りくらいコンパクト&軽量な1,4リッター級の水平対向4気筒を新たに開発しなければならない。こうなると水平対向である必然性も無くなってしまう。1,4リッターなら直列4気筒だって十分滑らかに回るからだ。

私がスバルの開発陣なら、寝かした状態で搭載する1,2リッター程度の3気筒なんか作り、これを今の水平対向と同じく縦置きすれば4WDに出来る。ターボ過給すると、インプレッサ級のボディに搭載出来ることだろう。いや、フォードのようにフォレスター級のSUVに搭載したっていい。きっと燃費良いと思う。

FA20ターボの性能を活かそうとすれば、レガシィ級ではなくクラウン級か、さらに上のクラスに搭載しなければならない。86とBRZのコラボが成功したのだから、クラウンやレクサスGSあたりに搭載したら素晴らしいパワーユニットになることだろう。スバルのターボは今後どうなっていくのだろうか?
posted by polishfactory5 at 20:18| Comment(6) | ECO(経済)なクルマ

2012年05月11日

電気バイク

このところアメリカで電気バイクが大きな話題を集めている。考えてみれば電気バイクって面白い! 下の写真のモデルは10kWhの電池を搭載し、最高速160km/h。航続距離160kmを目標にしているという。バイクって連続して150kmも走れば疲れちゃう。航続距離160kmなら上等でございましょう。

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このモデルはエンジンをモーターに置き換え、6速ミッションと組み合わせている。動画を見ていただければ判るとおり、モーターのレベルだって低い(あんな大きな音がするモーターは古い)。日本の技術で作ったら、ミッションなど無しでさらに高い性能を持たせることが可能だと思う。しかもメチャ速いと考えます。

上のバイクの動画があります

日本でも無限が122馬力のモーターを搭載したマン島TT用のレース用バイク『神電』を開発した(今年のマン等TTに出場する)。搭載されている電池の容量などは公表されていないが、マン島の距離60,7kmからすれば、やはり10kWhくらいの電池を搭載していることだろう。相当面白いそうな。

無限『神電』の動画

スポーツバイクだけでなく普通のバイク用としても面白い。電池が1kWhあたり4万円になれば10kWh積んでも40万円。100万円くらいで1リッター級バイクの性能持つモデルが作れるだろう。ツーリング用なら700cc級でいいので、電池8kWh。車両価格70万円か。そしたら迷うことなく欲しい。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(6) | ECO(経済)なクルマ

2012年05月10日

トヨタ難航?

トヨタが今夏から販売するRAV4 EVのスペックを発表した。内容を見てびっくり! やはりトヨタの電気自動車は決定的に出遅れてしまったようだ。例えば電池容量。詳細を発表していないものの、テスラの技術で作られているというので、汎用電池『18650』を使ったタイプだと思われる。

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チャデモ方式は無視

電池容量は41,8kWh! リーフの24kWhをはるかに凌ぐ。なのに走行可能距離は約160kmでしかない。トヨタによれば「実走行環境で」とあるけれど、もしリーフに41,8kWhも積めば余裕で200kmを超える実走行距離になると思う。おそらく効率の良い回生を行ってない?

そもそも車両重量が1829kgと重い。また、車両価格も4万9800ドルとリーフの3万5857ドルよりはるかに高かったりして。トドメが3年間で2600台というやる気のない販売目標。あまり熱心じゃないように見えます。ちなみに充電方式は240V/40Aの中速タイプで6時間とのこと。

といったことを考えると、トヨタの電気自動車戦略の本流じゃないことが解る。とりあえずテスラとの提携の答えのひとつを出そうということなんだろう。本命は日米欧市場全てで年内にも発売されるiQベースの電気自動車です。これまた価格や電池の性能次第。挽回できるか?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(1) | 電気自動車

XaCarチーム参戦!

5月27日(日)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される、全日本電気自動車グランプリシリーズ第2戦『全日本袖ヶ浦EV50kmレース大会』に、XaCAR編集部も菊水電子とコラボして参加します。ドライバーは編集部・石川が担当。サーキット初心者ながら、なぜかEVレースは3回目の参戦となる石川も、静かに燃えています。


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このEVレースを読者の皆さんも一緒に観戦しませんか。春の一日、袖ヶ浦フォレストレースウェイで過ごしてみる、というのもクルマ好きなら楽しいはず。

EVレースはスタート進行が午後2時30分から、決勝レースは午後3時からです。予選があるので、XaCAR編集部は午前中から行っています。お茶でもしながら、みんなで楽しい1日にしましょう。パイクスピークに参戦する三菱i-MiEVプロトタイプ・デモラン(13:30〜14:00)なども予定されています。
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●参加希望の方は、メールの件名に「EVレース参加」と記入して、xacar@cfm.co.jp までご連絡ください。参加者の氏名と、一緒にいらっしゃる方の人数を、必ず記入してください。入場無料です(駐車料金1台1000円)。
posted by polishfactory5 at 13:00| Comment(0) | イベント>EVイベント

2012年05月09日

プリウス車検爆安です

プリウスが最初の車検を迎えた。プリウスの場合、ほとんどフールプルーフ(よくわかってない人が扱っても大丈夫)。車検といっても走行距離3万km程度で日頃のオイル交換など通常のメインテナンスを行っており、コーションランプなど点いてなければ専門知識が必要なモノなどありません。1回目の車検なら全く問題なくパス出来ることだろう。

ということでユーザー車検を試す。灯火類正常。エンジンだってSULEVなので排気ガス超クリーン。ブレーキなんか微細なトラブル出ただけでコーションランプ付く。プリウスについちゃ最初の車検が5年だって何ら問題ないっしょ。ということで超アッサリとクリア。クルマ好きのプリウスユーザーならぜひとも自分で車検を取ってみたらいい。

費用は自賠責保険が2万4950円の重量税7500円(免税かと思ったら違うのね)。車検費用1300円の計3万3750円。プリウスならテスター屋さん(ヘッドライトやアライメントの事前チェックを行ってくれる。5〜6千円必要)に行くこともない。時間は空いていれば10分。アメリカの10分間スモッグチェックのノリでございますね。全くもってECOカーです。

唯一ヤヤこしいのが排気ガスチェックの時のエンジン稼働。プリウスはアイドリングしないので、排気ガスチェックを出来ない。そこで『メインテナンスモード』に入れなくちゃならないのだった。驚くべきコトに練馬の車検場は試験官が丁寧に操作方法を教えてくれる。役人と思えない対応。以前から車検場の試験官は私の中でも海上保安庁の次くらいに評価高い。

とは言え知っておいて損はない。以下、メンテナンスモードの入れ方を。

1)始動ボタンをブレーキペダル踏まず1回押す。
2)さらにブレーキペダル踏ます始動ボタンを1回押す。
3)Pレンジのままアクセルペダルを2回全開。
4)ブレーキペダル踏みNレンジに入れアクセルペダルを2回全開。
5)再びPレンジに入れてアクセルペダル2回全開。
上記を1分以内に行うとディスプレイに「メンテナスモードが点く。
6)ブレーキ踏みながら始動ボタン押す。

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これでエンジンが掛かったままの状態になるので排気ガスチェックが可能。普段は全く使わないため(使っても意味無し)覚える必要ないです。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 14:00| ハイブリッド

2012年05月08日

利用者など関係なし

昨日も書いた通り日本式の急速充電器『チャデモ方式』は世界のスタンダードじゃなくなるだろう。ユーザーのことを考えていないからだ。そもそもリーフだって200Vと100Vでそれぞれ8万4千円もする専用の充電器が必要。リーフユーザーの多くはなぜか納得しちゃってるけれど、どう考えたっておかしい。

この件、役所の方から「分けろ」と言われた模様。ちなみにプリウスPHVは200Vと100Vの充電器ながら、共用。もちろんトヨタも簡単じゃなかったらしい。ただトヨタは条件を飲ませた。日産の政治力が足りなかったということなんだと思う。リーフの充電器、200Vと100V兼用だったらどんなに楽なことだろう。

おそらく世界の標準なら「フザケルな!」ということになるんだと思う。日本人って役人の言うことを素直に聞きすぎる。電気自動車の充電も同じ。充電プラグを挿すのに、どうして二つのコネクターが必要なのか全く理解できない。i−MiEVなんか左右に給電口を持つ。これを外国人に言うと「なんで?」。

正確に書けば日本人も「なんで?」と思うけれど、理由を説明されたら納得しちゃう。これこそ我が国がガラパゴス化する大きな原因になっていると私は考えます。日産ディーラーの充電事情だってメディアで文句言ってるのは私くらい。「電気自動車はダメだ」と切り捨てるヒトならいくらでもいますけど。

電気自動車をめぐる「フザケルな!」が無くなれば、普及も始まると思う。日産はもう少しだけ頑張るしかない。それがオピニオンの厳しさだ。誠意と「ユーザーにとって絶対よいものである!」という自信を込め、前向きになるべきだと考えます。私は今でも電気自動車の将来を信じてます。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(6) | 急速充電施設

2012年05月07日

チャデモ負け?

アメリカとドイツの8つの自動車メーカーは(GM、フォード、クライスラー、BMW、ベンツ、VWグループ)、来週からLAで行われるEV26(電気自動車シンポジウム)で日本のチャデモ方式と全く違うタイプの充電ソケット&プラグを発表することになった。チャデモ方式、早くも終わりが見えてしまった?

そもそもチャデモは東京電力が電気自動車ギョウカイにお金をバラまいている時に決まったシステムで、2つの充電口が必要になるなど使い勝手は悪い。欧米が導入を決めているコンボ方式だと給電口一つ。下の写真のように家庭で100V/200V充電するときは上のカプラー使う(これは日本も同じタイプ)。
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急速充電する際は、大きなプラグを上下のカプラー両方に差し込む。冷静になって考えてみたらコンボ方式もカプラーの面積がホンの少し狭い程度。チャデモと大差ないように思える。日本に基準を決められたくない、ということなんだろう。トヨタとホンダはアメリカ仕様についちゃコンボ方式に乗り換えるハズ。

トバッチリを喰うのは日産だ。アメリカでも日産開発の急速充電器を大々的に導入する計画を立ててましたから。アメリカで日産以外の電気自動車が販売されるのは今秋以降。おそらくアメリカ政府はコンボ方式を主流としていくだろう。いかんともしがたいのが、リーフのポジションになります。

日本も怪しい。ガラパゴス国家日本はチャデモ方式を継続して使うつもりだろうが、もしかすると海外から圧力かかるかもしれません。TPPもあるし。となればトヨタとホンダ次第か。チャデモを支持すれば問題ないけれど、政府が日和ったらどうなるかわからない。いずれにしろ当面綱引きになるだろう。

ゴーンさんの政治力をもってしてもコンボ方式の採用は避けられなかった、ということか。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(8) | 急速充電施設

2012年05月06日

日産、統率出来ず

いやいや本当に興味深かった。今回の連休の急速充電対応、日産系列ディーラーの社長にとってリーフを売る気があるかないかの「踏み絵」でございましたね。というか、同じ日産のディーラーにも関わらず電気自動車の生命線「充電体制」にこれほどバラ付きが出たことに驚きを禁じ得ない。国内販売部門のチカラ、全く無し!

国内販売部門とディーラーの社長とのコミニュケーションが取れていないんだと推測する。考えてみればメディアとのコミニュケーションだって取れないのだから、もっと難しいディーラーの社長を相手に出来るワケありません。近所のプリンス荻窪店の急速充電器の鍵がいつまで経っても無くならないの、やっと理解出来ました。

東京近郊で言えば最も太っ腹な社長だったのが『埼玉日産』。連休中も全て急速充電器使え、ディーラー休みの4月29日〜5月3日についちゃ24時間セルフ充電可能としていた。同じ埼玉でもプリンス系だとディーラー休みの日も通常の営業時間。サティオ店は5月1日と2日が休み。埼玉日産の社長の前向きな姿勢が光る。

東京は大洋日産の社長が少し小さく、埼玉サティオと同じ休みパターン。日産とプリンスについちゃ埼玉プリンスと同じでおおむね10時〜18時の対応となっていた。千葉を調べてみたら、千葉日産が5月1日と4日の2日間休み。サティオ千葉は5月2日休み。私の「やられた!」ってサティオ千葉だったということですね。

不思議なの、神奈川。日産とプリンス店は「セルフ充電お試しサービス」中となっており、24時間充電可能。一方、サティオ神奈川なんか4月30日〜5月4日まで完全ばっくれ。この連休で最もヤル気なかったのがサティオ神奈川である。その他、松本日産や甲斐日産、新潟日産モーターもばっくれ組。電気自動車売る気無し?

以下順位です(3店舗以上あるディーラー)

1位 埼玉日産
2位 神奈川日産
2位 神奈川プリンス
4位 東京日産
4位 東京プリンス
4位 埼玉プリンス
7位 サティオ千葉

ビリ サティオ神奈川

こうなったら志賀COOが心を尽くして国内ディーラーにリーフの販売協力をお願いするしかあるまい。国内販売部門に任せている限りラチは開かないな、と連休の対応を見てシミジミ思いました。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 13:27| Comment(4) | 急速充電施設

2012年05月04日

停電に備える

プリウスにインバータ繋ぎ、2時間ほどAC100Vを使ってみた。接続方法はリアのバッテリー端子からワニ口クリップのブースターケーブルで1500Wのインバータに繋ぐ、というシンプルな方法。プリウスのDC−DCコンバータ出力は1680W。電気は80%くらいにしておけ、と言われるので、1344W。さらにインバータ効率を80%として1070Wを上限とした次第。

結論から書くと、全く問題なし! ブースターケーブルとワニ口グリップはホンノリ暖かい程度。インバータも発熱しているが、お風呂のお湯に届かない感じ。その間、プリウスはエンジン掛かったり止まったりを繰り返していた。もし計画停電になり、その間も絶対に電力を落とせない機器があるような人でトヨタ方式のハイブリッドか電気自動車を持っているなら大いに有効。

ハイブリッドや電気自動車は持ってないし、そもそも駐車場から遠い人であれば、今のウチに携帯式エンジン発電機を購入しておくことをすすめておく。夏が近づけば、またぞろ品薄になって買えなくなり、しかも相場だって高くなること必至。今ならコストコに行けばスバルの『SGi14』(1400W。ガソリン3,5リッターで3時間半稼働)が89800円だったと思う。最安値ですね。

ちなみにSGi14は高品質のAC100Vなのでパソコンや医療機械、高品質モータの稼働も出来る。もっと低い出力の携帯発電機も出回っているが、家庭用の停電宅策ということを考えれば1400Wクラスじゃないと厳しいんじゃなかろうか。いずれにしろ夏場に向け早めに手を打っておくこと。ドタンバになったら発電機もインバータも入手難になると思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 23:15| Comment(5) | ECO用品

2012年05月03日

リーフ、アメリカで低迷

今年はアメリカで月販平均2千台を確保しなければならないリーフながら、4月は一段と落ち込み370台になってしまった。アメリカの論調を読むと、今後も上向きになりそうな状況にないという。となれば2012年のアメリカは5千台すら難しくなるかもしれません。日本も低迷を続けており、このままだと「大失敗!」になってしまいそうな流れも出てきた感じ。

アメリカで大きな問題になっているのは航続距離だ。ニューヨークなど移動距離短く需要を見込まれる東海岸は、寒い時期の暖房も大きく足を引っ張っている。ニューヨークの冬など、暖房無しじゃやってられませんから。燃焼式ヒーターや小型発電機を搭載するなどして航続距離を伸ばせばいいと思うのだけれど、そういった動きになっておらず。

ちなみに日本は航続距離の問題より、日産の販売体制の不備が大きいと考えます。全国の日産主要ディーラーの充電器が24時間稼働になれば、どこにだって行ける。電気自動車推進部門がディーラーにお願いして何とか連休中も稼働させようと頑張っているものの、販売部門はホンキになっていない。東京なんか17時30分でオシマイだって。

アメリカだった。健闘しているのがプリウスPHV。4月は1654台で、シボレー・ボルトの1462台を抜いた。プリウスとの価格差7千ドルながら、補助金2500ドル。通勤時の高速道路の「ガラガラレーンを走れる権利」を4千ドルに評価されているため、実質的に500ドル差。これなら電気代とガソリン代の差額で簡単にペイできてしまう。今後も売れるだろう。

日本では充電施設。アメリカだと航続距離。おそらくヨーロッパでも航続距離がリーフにとって大きな足かせとして残ると考えます。地球温暖化二酸化炭素説に頼れなくなった今、ここでもう一歩踏み込まないとアカンでしょう。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 12:36| Comment(2) | 電気自動車

2012年05月01日

重量税改訂

突如「重量税が5月1日から変更になる」と発表された。詳細な状況不明ながら(もし間違っていたならご指摘頂きたく)、大雑把に言えばプリウスなど先代モデルから車検時に払う重量税も免税になる。自分のクルマが対象になっているかどうかは、下の表を参照いただければよかろう。重量税が割り引かれる車種も多い。

対象車種一覧

一方、登録から12年11ヶ月以上経過している車両については約25%増。17年11ヶ月以上になると約50%増の重量税が掛かってくる。これ、どう考えたっておかしい。おそらく17年11ヶ月以上経過しているような車種は、趣味の対象。毎日走っているクルマなど少ないと思う。使っている状況を考えれば道路など傷めない。

ちなみにプリウスなら免税。カローラだと2万5600円。13年落ちのシビックで3万円。平成6年以前のシビックだと3万7800円。もっと納得できないのが2輪車。250cc以上だと車重160kgでも3800円! 18年以上は5千円になってしまう。車重1トン近い軽自動車と同じ額なのだ。環境問題を考えるならもっと安くていいでしょ。 

一度原点に戻る。重量税は文字通り重さによって税額が変わってくる。イコール、道路に対する加害性を考えたモノ。そもそも燃費と並列で考えること自体、おかしい。燃費とリンクさせるなら自動車税だと思う。もちろん環境自動車の優遇はけっこうなことだけれど、デタラメな税制を簡単に許したら「明日は我が身」です。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 23:04| Comment(9) | ECO(経済)なクルマ