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2012年08月17日

ブルーアース

EVの関しては、何度話を聞いても「目からウロコ」な話を聞かせてくれる「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」の塙郁夫選手。パイクスピークヒルクライムレースへの挑戦は4年目。昨年は12分20秒084のタイムでEVレコードを手にしていました。

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EVの参戦が多くなった今回、「自分はエネルギー効率の良さをアピールしたいのであって、バッテリーを山のように積んで、何が何でも優勝したい、というのではない」ということで、他の参戦者とは異なるアプローチで参戦した今回のパイクスピーク。その現場でいろいろな話を聞かせてくれました。

EVの効率追求がテーマ。ということで気になるのが、そのタイヤの使い方。「ガソリンエンジン車のような走行途中のトルクの変化もないし、常に同じ出力で走れるから、タイヤのグリップで曲がろうとかしない走り方をしたほうが効率がよいでしょう? タイヤの手応えやグリップ力なんてエネルギーロス前提の高性能なわけです」という。

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塙選手の装着タイヤは横浜ゴムの市販タイヤ、ブルーアースです。塙選手の自作EV、HER-02は基本的には昨年と同じクルマです。昨年使用したのは、同じくブルーアースの商品化直前のタイヤでした。最終試作品ということでちょっとパイクスを意識したコンパウンドを採用した、パイクススペシャルになっていたらしいのですが、その昨年のタイヤより、今回の市販タイヤのほうが「全然いい」ということです。

塙選手いわく「全面舗装になったことで、ほとんどのチームがSタイヤのような競技仕様のタイヤをチョイスしてしまった。それは、この下から上までで天候を含め、路面がどう変わるかわからないなかで、そんなことをつめていけるわけがない」

レースなのに、普通に世の中で売っているようなタイヤでの参戦。しかもそちらのほうが、刻々と変わる状況に対応できる懐の深さがある、といわれてしまうと、またしても目からウロコ、です。

さらに横浜ゴムでは当初決勝レースでは新品タイヤに履き替えるというつもりだったようですが、塙さんは「ちょうど皮むきが終わったくらいで、いいんじゃないか?」と、なんと国内シェイクダウンから、このパイクス練習走行を走ってきたタイヤのままで決勝レースに出ることを決断していました。そして、なんと4本ともタイヤ交換をしないままレースを走りきりました。

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残念ながら決勝レースでは新型モーターのトラブルがあって最終コーナーでセーブモードに入ってしまい、最後はのろのろ走行でチェッカーを受けることになってしまいました。それでも21秒もタイムアップした11分58秒974でゴール。予定していた12分切りを達成しクラス5位(総合55位)を獲得しています。


もちろん来年は11分30秒切りが目標だそうです。まだまだおもしろい話をしてくれた塙さんの記事は9月10日発売のXaCAR10月号で採り上げます!(XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 08:55| Comment(0) | パイクスピーク速報

2012年08月16日

回生制動

私はクルマ好きは大好きだけれど、いわゆる「オタク」と話をしていても接点を見つけられない。では「オタク」と「クルマ好き」ってどこが違うのか? 視野だと考えている。クルマ好きはクルマ全般を見るけれど、オタクって特定の車種やメーカー、価値観しか認めようとしないのだ。一度決めたらそれしか無いと思ってしまう。

電気自動車でアクセルを戻した時しか回生が出来ないモデルもある、と何度か書いた。BMWやテスラなどでございます。ブレーキペダルの踏力をセンサーでチェックし、回生と油圧を協調制御する技術、非常に難しい。電費を考えればアクセルオフでコースティングし、ブレーキペダルで100%回生するのがベストです。

一方、スポーツドライビングする際はアクセルオフで強力な回生制動を入れた方が望ましいケースもある(運転の好みもあるだろう)。ワインディングロードでテスラなどに乗ると「これもアリだな!」と思う。というか何年も前から電気自動車でサーキットを走っているので、そんなことは解ってます。

ベストな「解」はVWが出している。ペダル協調ブレーキをキッチリ開発した上、4段階の「アクセル戻した時の回生」を入れるというもの。1段階はアクセル戻すと電費ベストのコースティングになる。2段階はガソリン車のオクセルオフと同じ軽い回生。3段階でギアダウンしたくらいの回生。そして4段階はフル回生だ。

BMWもブレーキペダル協調回生の技術を確立した上で現在の「フル回生」をデフォルトにしているなら「BMWらしい」と思う。そうじゃなければ、やっぱり「乗りにくい」と判断する。腕の無いドライバーだとアクセルのオンオフで激しい前後Gを出してしまうからだ。もちろん電費だって良くないです。

これまた「回生した方が電費いい」というワケのワカラン理屈を言う人がいるけれど、こら明らかな間違いです。走行エネルギーを100%回生することなど出来ない。ということでアクセルオフの強力回生ブレーキ好きはオタクの皆さんで「いいね!」と言い合っててください。クルマ好きはVW式を押す。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 21:07| 電気自動車

日本人選手!

アメリカの山、パイクスピークを登るパイクスピークインターナショナルヒルクライムレースへ、日本人ドリフトドライバーたちが参戦していることは、昨日書きましたが、日本のD1、そしてD1のアメリカ版であるフォーミュラ・ドリフト経験者が、なぜ山登りレースをするのか? 車両として出やすいのかな? 程度にしか思っておらず、実はわかりませんでした。

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でもその質問をサイオンtCで参戦した相澤 剛選手にしたところ、あきれながら言われてしまいました。「我々のルーツは峠ですよ。このレースはその峠を舞台にしたレース。言うならばトップ・オブ・峠です。ここでいつかチャンピオン獲りたいじゃないですか!」

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そうでした。日本発祥のモータースポーツ「ドリフト」をやっている多くが峠出身者。ならば峠のチャンプを決めるレースに出るのは当たり前でしたね。すいません!

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ということは、峠カルチャーの構築を目指すあのクルマも出場すべき? ということで、普段ドリフトでFR-Sに乗っているケン・グシ選手に話を聞くと「今回乗ったCCS-Rもいいですよ。う〜んFR-Sも魅力的ですねぇ。どっちか選べって言われると難しいですが、FR-Sかなぁ?」とのこと。さてさて、開発主催の多田さん、いかがですか?

ちなみに吉岡稔記選手は「海抜0メートル地点で500psのマシンでも、上へ行くと300psくらいまで落ちてしまいます」と言っているとおり、出力は4割ほどダウンしてしまうそうだ。ある程度まで出力は上げておかないとタイムも狙えない? かもね。(XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 20:27| Comment(0) | パイクスピーク速報

記録を伸ばすバイク

山登りレース、パイクスピークインターナショナルヒルクライムは、四輪だけでなく、二輪レースも大盛況。特に今年は、その参加台数が非常に多いということだ。

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ヴィンテージ(9台)、25012台)、45031台)、75013台)、12058台)、クアッド・モディファイド(13台)、サイドカー(3台)、エキシビジョン・パワー・スポーツ(8台)のトータル97名プラス3名(サイドカー)のライダーがこれに挑戦。台数でいっても、四輪が89台のエントリーであるからそれを上回っているわけ。

二輪でトップタイムを叩き出したのは、カーリン・デュネ選手のドゥカティ・マルチストラーダ1200。なんと10分切りを達成したのだ。昨年のタイムが11:11.329だったのに対し、120秒もの短縮。全面舗装の恩恵を最も受けていたのは実は二輪だということを実感できるタイムアップとなった。そしてもちろん、なんと総合3位に入賞したのである。

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まさに身体ひとつで山に登った二輪ライダー。事前に預けた荷物を受け取って束の間、というよりも長時間の休息となる。朝9時にスタートしたライダーは山頂で9〜10時間も待たされることに…

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カットスリックタイヤ装着車両の多い二輪の一斉下山の様子。完全に晴天下で開催となった二輪決勝レースだったが、その後天候の悪化でウェット路面でのダウンヒル。まさに「行きはよいよい、帰りは怖〜い」!

<クラストップリザルト>

1205 (総合3位) ゼッケン5m  Carlin Dunne   9:52.819
パワー・スポーツ(総合9位) ゼッケン111  DouglasSiddens  10:40.669
750(総合10位) ゼッケン357  Gary Trachy  10:40.753
450(総合17位) ゼッケン747  TravisNewbold  11:06.618
クアッド・モディファイド(総合36位) ゼッケン7m  Steve Tutt  11:40.521
250(総合38位) ゼッケン251  JasonArchuleta       11:41.015
サイドカー(総合39位) ゼッケン187  John-ThomasWood    11:41.406
ヴィンテージ(総合91位) ゼッケンMarc LaNoue      12:39.782

posted by polishfactory5 at 09:21| Comment(0) | パイクスピーク速報

2012年08月15日

日本人活躍!


EVのクラスへ日本人ドライバーが多数参戦したことで、注目を浴びているアメリカでインディ500に次ぐ歴史を持つパイクスピークインターナショナルヒルクライムレース。XaCARでは、日本人EVドライバーの特集を組む(9月10日発売10月号に乞うご期待!)が、ここではそれ以外のカテゴリーに参戦した日本人ドライバーを紹介しよう。

エキシビジョンクラスでは、全4台のうち3台の日本車(レクサスISFCCS-Rコンセプト、サイオンtC、サイオンxD)が出走しているが、CCS-R にケン・グシ(具志健士郎)選手、サイオンtCの相澤剛選手の2名の日本人ドライバーが出場した。

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CCS-Rコンセプトに乗るグシ選手は、Greddy/Scion Racing Hankook FR-Sでアメリカのドリフト競技フォーミュラ・ドリフトに参戦するドライバー。沖縄で生まれ1歳の時に渡米。13歳からドリフトを始め、若干15歳でプロのドリフトドライバーとなっている。このパイクスピークには以前インプレッサ(GC8)で父親をコ・ドライバーに従えて参戦した経験を持つ(このときはエンジニアコーナーでコースアウト)。今回のCCS-Rコンセプトは、特にパイクス用に何かを変更したということはない、という。

「中盤にスピンをしてしまった。それで10秒近い遅れとなってしまったけど、他はまったくのノートラブル。フィニッシュできて初めての頂上はいいですわ。ほんと楽しかったし、うれしい」

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相澤選手はGReddyの開発部門に所属し、普段はグシ選手のフォーミュラDのスポッター兼メカニックとして働く。北米ではセリカの後継機種ということになっている2ドアクーペモデルサイオンtCをベースにGReddyのパーツを組み込んだGReddyのタイムアタックマシンGReddyX Scion Racing tCを持ち込んだ。

「初めてのパイクスは何がなんだかわからないままだったけれど、上まで来れてうれしい。クルマにドリンクの装備つけてなかったんで、もうノドがカラカラ」

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頂上で息苦しくならないように、と4ヵ月前から禁煙をしていた相澤選手(左)は、「まずは」とグシ選手とともに一服。頂上で吸う久々のタバコも格別?

そしてタイムアタッククラスに、日本右ハンドル仕様のS15シルビアで出場した吉岡稔記選手は、広島出身のD1ドライバー。2009年までD1に参戦。現在は渡米して、フォーミュラ・ドリフトに1999年式S15シルビアで
Team RS-Rから参戦中。D1との両方で勝っている唯一の日本人だ。今回は「転がっていた」ドリ車S15の車体だけを持ってきたパイクス用マシンで参戦。

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「途中でエンジンの吹けが悪くなってきて、上のウエットセクションではローでも吹けなかったクラッチキックをしてとにかくゴールしました。クルマは、水温も上がってるんでヘッドガスケットがたぶん抜けてると思います。とりあえず10分台入れたんでよかったです」

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この山の魅力は、参戦してみないとわからないがいずれの選手も「来年も挑戦したい」という。来年も彼らがどんな戦いをするか、要チェックだ。

<クラス別リザルト>

■エキシビジョンクラス(全4台)

1位(総合12位) ゼッケン31  Rick Knoop          10:56.240
2位(総合32位) ゼッケン8   Ken Gushi          11:36.175     -39.935
3位(総合65位) ゼッケン888  AndrewComrie-Picard  12:06.160    -1:09.920
4位(総合69位) ゼッケン110  TakeshiAizawa       12:08.606    -1:12.366

タイムアタッククラス(全21台/完走17台)
1位(総合1位) ゼッケン67   Rhys Millen          9:46.164

2位(総合7位) ゼッケン156  David Kern          10:20.774      -34.610
3位(総合11位) ゼッケン104 ToshikiYoshioka      10:49.009     -1:02.845
posted by polishfactory5 at 20:30| Comment(0) | パイクスピーク速報

観戦場所は?

パイクスピークヒルクライムレース決勝を前にパイクスピークのお山には多くの観客が集まっています。前日の夜に入ればキャンプもしても良いということで、前泊したお客さんが道々に陣取って早朝から観戦の準備に勤しんでいます。もちろん、当日の観戦のため、早朝からパイクスピークハイウェイは大渋滞です。

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パークスピークのレースはただひたすら山を登っていくレースです。どこで見てもコース全域を見ることができませんし、そもそも観客席というのはありません。観客は、レースの模様を聞くためのラジオを持って、コース途中の危なくないところを、それぞれ勝手に探しながら自分の好きなポイントで観戦をします。

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多くはコース脇に設けられたいくつかの駐車場から歩いていける範囲ですが、なかにはそんなところまで? と首を傾げたくなるようなところでの観戦であったり、落ちるんじゃないかと思うような急な斜面に観戦席を設けてしまうツワモノも居ます。

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また、この観客の皆さんがすごく、ラテンなノリで、観戦を楽しんでいます(ただ、レースを肴に呑みに来ているだけかもしれませんが)。どの選手にもエールを送っていますし、競技が終わって山を降りるマシンには、道端まで出てきて惜しみない拍手を送る、参戦している選手にとってもうれしくなるレースです。これこそが、90回続いてきた理由であり、そしてまた、山を登りたくなる一因なのかもしれませんね。XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 07:53| Comment(0) | パイクスピーク速報

2012年08月14日

長い決勝日

第90回となる2012パイクスピークヒルクライムレースが、8月12日の午前9時(日本時間13日午前0時)にスタートした。まずスタートとなる二輪部門は順調に進み、今回はレースが早く終わるのではないかと思われた。

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四輪部門は、アンリミテッドクラス、エキシビジョンクラス。続いて、ヴィンテージ・オート・モービル・ディビジョン、エレクトリッククラス、パイクスピークオープンと続く。

合計7台が出走するアンリミテッドクラスでは、優勝候補の2台、ジェーン‐フィリッぺ・デイラウト(ダチア・ダスター)とポール・ダレンバック(PVA-03)が相次いでコースアウトするなど、優勝候補が次々に落脱すると言う、誰も想像しなかった展開。結果、このアンリミテッドクラスでは5台が完走できずに終わる。

パイクスピークは1本道のタイムアタック競技のため、コースアウトなどの処理に時間がかかり、四輪が走行を開始して1時間ようやくエキシビジョンクラスの走行がスタートし、予想していたよりも時間がかかり始める。続くヴィンテージ〜クラスは大きな波乱はなかったが、エレクトリッククラスの最初のスタートとなる田嶋信博選手がなかなか出走の列に並べず、ここでさらに時間が押し始める。

無事にスタートを切ったタジマ選手だが、エレクトリッククラスはもちろん総合優勝候補であるこのモンスタースポーツ・パイクスピーク・スペシャルは、マシントラブルのため走行をリタイヤ! 田嶋選手の出走を待っている間に、冷却用の氷が溶け出して奴田原文雄選手(TMG EV P002)が出走順を繰り下げられたり、ばたばたは続く。

さらにはEVクラス走行中に降り出したヒョウ混じりの雨が、勢いを増し、タイムアタッククラスの途中で中断。いったんは競技区間を短縮したボトムセクションのみでの競技続行も示唆されたが、最終的には決勝走行は終了。オープンホイール、スーパーストックカークラスの全車およびタイムアタッククラスの一部は決勝に出場することなくレースを終えた。

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注目のEVクラスでは田嶋選手を除く6台が完走。奴田原選手が10分15秒380のタイムでクラス優勝(総合6位)、2位には10分30秒850でクラス2位(総合8位)。そしてクラス3位にはフォーミュラ600のボディを使ったオリジナルEV、「HCELightning XP12」を操るエリアス・アンダーソン選手が入った。

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そして「山の男」は、アンリミテッドクラスではなく、タイムアタッククラスで出場したリース・ミレン(ヒュンダイ/ジェネシスクーペ)が946164でこれをものにした。

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2012年08月13日

取材のため頂上へ

こちら、第90回パイクスピークヒルクライムレース決勝当日です。XaCAR取材班は、無事山頂に到着し、取材の準備を進めています。

取材するメディアは、山頂へシャトルバスが出ています。ただ、このシャトルバス、2台で計50名ほどしか上がることができません。この申請をし忘れてしまったら、その手前、トップセクションのスタート地点であるデビルズプレイランドまでクルマで登れば頂上までいくことができますが、ゴールから1330フィート(400m)ほど下がった位置にありますので、そこからゴール地点まで登らねばなりません。もしくは、ふもとのマニトー・スプリングスから出ているコグレールという山岳登山鉄道(予約制)に乗らねばなりません。

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おかげさまでXaCARにもパスが発給されました。

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頂上へ行かなくてもいいという人でも、開場時間よりも遅い時間に入場するとなれば、スタート地点手前のチームのピット&チーム用駐車場よりもずっと下にクルマを停めなければなりません。というのも、2車線あるパイクスピークハイウェイですが、どちらの車線も登り車両で、ほぼ一方通行になってしまうため、上まで行ってUターンするということができないから、です。

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山の上にはメディアセンターが用意され、寒くなく、WiFiも飛んでいるためネットもさくさく。状況もよくわかって快適です。
XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 08:59| Comment(0) | パイクスピーク速報

さぁ決勝!

「The Race to Clouds」と呼ばれるパイクスピークヒルクライムレース。今日12日は決勝日です。朝8時半からオープニングセレモニーに続き、午前9時(日本時間13日午前0時)にスタートとなります。

出走はまず二輪(ヴィンテージ、250、450、750、1205、クアッド・モディファイド、サイドカー、エキシビジョン・パワー・スポーツのクラス順)が先に走行。その後、四輪の決勝となります。まずは3台の日本車(レクサスISFCCS-R、サイオンTC、サイオンxD)に、2名の日本人ドライバー(ケン・グシ選手&相澤剛選手)が出場するエキシビジョンクラス(全4台)。続いて、ヴィンテージ・オート・モービル・ディビジョン(全15台)が走行した後、エレクトリッククラス参戦の7台が決勝を走る。決勝は現地時間の昼過ぎになる見込みですが、EVクラスの前のクラスにアクシデントなどが起きれば遅れることになります。

ちなみに、ライブタイミングおよびビデオはオフィシャルサイトにて見ることができます。で、今回実に頼もしい差し入れをレクサスの企画戦略室のマークさんからいただきました。

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BetterThanAirという会社のl酸素サプリメント、です。実はエアゾール缶に入っているような簡単な酸素ボンベをほしいなぁと思っていたのですが、飛行機に乗るので、直接持ち込めなかったんです。高地ですし、スポーツ用品店に行けば購入できるだろう、と気楽に考えていたところ、そういったものは購入できない、ということがわかって、落胆していたところです。

マークさんも趣味のマウンテンバイクを楽しむときに活用しているとのことでした。それで今回に備えて持ってきていて、こちらが夜明け前から全車フィニッシュするまで山頂に居るということを知り、融通していただけることになりました。

各種スポーツ、高地でのアクティビティ以外に、ストレスにも、と書いてあります。おっこれは仕事中に使える、と思ったのですが、残念ながら、飛行機に乗って日本へ持って帰る、なんてことはできませんね。

では、ペルセウス座流星群でも見ながら登るとしますか? XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 08:04| Comment(0) | パイクスピーク速報

2012年08月12日

路面状況は?

今回で90回目を向かえるパイクスピークヒルクライムレース。今年のトピックは、なんといっても全面舗装となったことでしょう。

舗装路面からマシンがはみ出して舗装面の横の地面が溝のようにえぐれ、またそのために舗装路面にも砂利が載って、非常にダスティになる、というのが大方の予想でした。しかし、現在のところ、この読みは外れているようです。

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路肩部分には、小さなストローバリアがいくつも置かれ、はみ出すような走行が抑えられています。ですので、舗装路面の端の地面がえぐれていることはありません。

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それでも路面には砂が載っていきます。掃除しているコースオフィシャルさんも居ますが、コース全面でそういったことはされていないので、砂で滑りやすくなっていることでしょう。

また、今回舗装されたボトムセクション等は、きれいな路面となっています。ただ、日本のそれと違い、石が細かくて、路面が滑らか過ぎて、グリップしないという話も聞きます。

はてさて、真相はどうなのか? そんなところも気になりますね。XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 13:03| Comment(0) | パイクスピーク速報

最終チェック始まる!

決勝レースを前日に控えた8月11日。パイクスピークヒルクライムレースのイベントスケジュールはこの日をセットアップデーとしている。パイクスピーク自体での走行はなく、各チームは、前日夜に行なわれたレースファン向けイベント「ファン・フェスタ」に展示したレースマシンの最終調整を行なう日とされている。

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     塙郁夫選手の「チーム・ヨコハマ・EVチャレンジ」はのんびりムード

初日の走行でマシンを壊し、その後は懸命な修復作業を行なっていた、増岡浩選手が乗るi-MiEVエボリューションは、前日夜にようやくその修復作業を終えた。そしてこの日、三菱チームは、コロラドスプリングスから南へ30kmほど離れたところにあるパイクスピークインターナショナルレースウェイにマシンを持ち込んで再シェイクダウンを行なった。

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増岡選手がクラッシュした場所は、エンジニアコーナーと名付けられているコーナーで、それまでリズムよく登ってきたところに突然予期せぬ左鋭角コーナーが現れる、というシチュエーションのコーナー。前後に似たようなコーナーもあり、多くのドライバーがはまってしまうコース前半の難所とされている。

曲がりきれずにまっすぐコースを飛び出したi-MiEVエボリューションだが、無理にコースに戻ろうとして横転をしてしまうリスクを避けており、また、落ちた土手もあと1m右側に落ちていたら崖下転落、左側に行くにつれて土手部分が鋭角になっており、「ミスコースした」増岡選手がコースアウト最後のコントロールで、クラッシュ自体は大きかったものの内部パーツには大きなダメージはなかったようだ。

三菱自動車工業の増田義樹さんによると、フロントの損傷は、トーボードより前側のフレームおよびステアリングギアボックスに及んでいた、一方バッテリーやモーター、電気のシステムにはまったく問題がなかったとのこと。スペアをまったく用意していなかったため、損傷を受けた部分のパイプフレームを切り取り、鉄パイプと角材を使って現地で新しく作り直したという。

この部分はフロントサスの取り付け部分もあるため、専用治具を作って、ジオメトリーを合わせながらの作業を繰り返し完成した。また、ステアリングギアボックスについては、夏休み返上で、日本からハンドキャリーでスタッフが持ち込んで、この修復となった。

シェイクダウンは、今回パイクスピークに出場するマシンの車検場としても使われたパイクスピークインターナショナルレースウェイの0.25マイルのフラットなオーバルを使ったインフィールドのコースで、左右のバランス確認を中心に行なわれた。

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シェイクダウンを終えた増岡選手は「この修復作業に、スタッフは3日半、交代でほとんど寝ずの状態で作業をしてくれました。走ってみて、元の状態で走れることが確認できました。もう、本当に感謝と申し訳ない気持ちと、うれしさでいっぱいです。彼らの苦労には結果で恩返ししたい」と、満面の笑みで答えてくれた。

今回のトラブルについては、スタッフが一丸となって対応してくれたことで団結できたことで各人にも大きな収穫になったと、トラブルを乗り越えたスタッフへの期待もうかがわせるコメントもあった。翌日に迫った決勝レースついては、データ収集をしっかりすること、そして必ずゴールすること、としながらも「ゴールすれば結果は付いてくると思う」とバトンを受けた増岡選手の闘志も垣間見れるものであった。

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無事修復を終えたi-MiEVエボリューションは、問題なくこのチェック走行を終了。少し出遅れてしまったが、決勝で、チームスタッフのがんばりに応える大活躍を期待したい!

posted by polishfactory5 at 10:37| Comment(0) | パイクスピーク速報

田嶋選手大人気!

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスで開催のパイクスピークヒルクライムレース決勝を日曜に控えた金曜日。各チームは決勝前最後の走行を終え、コロラドスプリングスのダウンタウンへ繰り出します。

ダウンタウンでは、ファン・フェスタと呼ばれる一種のお祭りが開催されます。ダウンタウンの目抜き通りを歩行者天国として、そこにパイクスピークヒルクライムレースに出場するマシンを並べ、ドライバーやチームがレースファンとの交流を深めるのです。

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アウディやドゥカティ、そしてトヨタのサイオンのブースがならび、公園ではバンド演奏あり、レッドブルがX系のイベントをやったりして、大盛りあがりです。三菱のブースでは、出場するi-MiEVと市販i-MiEV(米国名Mitsubishi i)を展示していますが、なんと、MiEV POWER BOXの実演ということで、i-MiEVの電気でお湯を沸かして、カップ麺を配布していました。

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もちろん、いろんなイベントがありますが、やっぱりメインはパイクスピークの出場選手とマシン。マシンを間近で見ることができるチャンスであり、多くのマシンには触ることもできます。出場選手はファンサービスでサイン会を行なったりします。

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このファン・フェスタで、サイン会以外にもイベントやらで引っ張りだこの人物といえば、現在パイクスピーク6連勝中の田嶋選手! タジマモーターのブースでは長蛇の列ができています。やっぱりこの街では超有名人だということがわかりますね。なんだか、日本国内でももっとこのくらいの評価はあっても良いのでは? と思ってしまいます。

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夜10時まで開催されたファン・フェスタですが、翌土曜日はセットアップデーということで、走行はなし。チーム関係者は決勝スタートとなる日曜の早朝まで、短い休息のときを迎えます。それでも土曜日の夜には、マシンをスタート地点までもって行かねばならず、完全に羽根を伸ばせる時間はなさそうです。XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 08:46| パイクスピーク速報

2012年08月11日

3日目速報

パイクスピークヒルクライムレースの練習走行の3日目となるアメリカ時間の10日。この日の走行が終了すると決勝レーススタートまで一切の走行ができなくなる。EVが出場する「Electric」クラスは、この日トップセクションでの走行を、朝5時半から9時半まで行なった

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標高3895mのデビルズプレイグラウンドをスタート地点とし、標高4300mのサミットまでとなる、トップセクション。前日の、つづら折りのコースが続くミドルセクションとは趣をまったく異にする、山の尾根を走る高速コーナーが続くステージとなる。4時間の走行枠で3本の走行にプラス、希望すればもう1本コースを走れることとなった。レース前最終のチェックということで、各チームとも、結論出しのためのデータ収集に勤しんだ。

一方で、電気自動車にとっては、自身の能力を余すところ無く発揮できる最高のステージとなる。酸素が薄くなる高地において、ガソリン車が明らかなパワーダウンに見舞われているのを尻目に、1日目、2日目と変わらないパワーフィーリングで快走した。また、タジマモーターコーポレーションの風洞実験設備で開発されたエアロダイナミクスが効力を発揮し、ハイスピードでの安定性をもたらした。

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決勝の「Electric」クラス出走順最初となる田嶋信博選手(#1 タジマモーターMonster Sport Pikes Peak Special)は、この高速ステージに合わせた空力マシンを操り、2本目に23977のタイムを出した。しかし、3本目最終セクションで電欠症状を起こし走行を終了させている。

続く出走2番手の奴田原文雄選手(#230 トヨタ・モータースポーツTMG EVP002)は、24350のタイム。前日に引き続き、アドバンA048のレインコンパウンド(スーパーソフト)のテストを敢行。大丈夫だということになったが、最終的には、決勝日の天候や蓄えたデータとの照合でタイヤをチョイスしたいということ感じだ。

出走5番目となる塙郁夫選手(Summit HER-02)は3710のタイムを出している。走行は順調としながらも、以前から症状が出ていた液冷式モーターのオイル循環システムのトラブルを解消するため、このモーターを作ったACプロパルジョンのスタッフと走行後にミーティングを行ない問題解決への道を探った模様。

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現在マシン修復中の増岡浩選手は、決勝ではクラス4番手にスタートする。この日もベッキー・ゴードン選手(同7番手出走)の乗るi-MiEVをシェアし、全コースを走行し、ルーキー参戦条件をクリアした。

この日のボトムセクションは2輪全クラスの走行が行なわれ、1205クラスのカーリン・デュネ選手(ドゥカティ/マルチストラーダ)が417951でこの日の予選トップタイムをマーク。

これで、決勝レース前に予定されていた走行セッションはすべて終了! 各チームは、この日の午後、コロラドスプリングスのダウンタウンで開かれるファンフェスタに、マシンとともに参加、地元や多くのレースファンとの交流を楽しんだ。

posted by polishfactory5 at 18:47| Comment(0) | パイクスピーク速報

スンゴイ奴も!

今回、ザッカーでは日本人トップオフローダーが参戦するEVのクラスだけを追いかけていますが、実にさまざまな車両がパイクスピークヒルクライムレースには集まってきております。

下は250ccから上は1200ccまでの非常に多くの2輪車&サイドカーもやってきていますし、最古は1949年式のキャデラック62クーペを筆頭に1960年代を中心にしたヴィンテージオートモービルディビジョンクラスもあります。

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中でも取材班が最も気に入ったのが、トラクターヘッドと呼ばれる、トラック。なんと2700馬力もあるそうです。リアを滑らせながらヘアピンコーナーへ入っていく姿や、黒煙をもうもう吐きながらぐいぐい坂道を登っていく姿は圧巻以外何もありません。また、以前は数台が参加してレースが成立していたというのですから驚きです。

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新旧、そしてクリーンなEVと黒煙吐きまくりのトラックが混在している。これもパイクスの魅力なんでしょうね。XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 08:59| Comment(0) | パイクスピーク速報

2012年08月10日

2日目レポート

アメリカ現地9日はパイクスピークヒルクライムレースの練習走行2日目。前日同様朝5時半から9時半までが走行時間となる。多くの日本人ドライバーが参戦するEVクラスこと「Electric」クラスは、前日のボトムセクションに続き、ミドルセクションでの走行となる。

このミドルセクションは、3つに分けたセクションの中で、もっとも勾配がきつくWsと呼ばれるWの形を二つ組み合わせたようなつづら折りのコースがあって、まさに駆け上がるセクション。昨日のセクションよりも走行距離は大幅に短くなっており、3本の走行ができた。

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前日のレースマシンの状態を確認した各チームは、セッティングをつめていくことになる。路面がダスティになると読んでいた田嶋信博選手の#1 タジマモーターMonster Sport Pikes Peak Specialは、クリーンな路面に合わせてサスペンションのセットを変更。またモーターの出力マップの変更も行なっている様子。

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また、奴田原文雄選手の#230 トヨタ・モータースポーツTMG EVP002は、昨日「リアが逃げる」ということでグリップ不足を訴えていた。アドバンA048のコンパウンドをミディアムからレイン(スーパーソフト)へ変更。ハンドリングは改善し、順調の様子。あとはこのコンパウンドでレースを走りきれるかの確認をする、ということだ。

塙郁夫選手のSummit HER-02も順調にセッティングを進めており、昨年の同セクションのタイムを更新して走行を終了している。

また、昨日のクラッシュで現在マシン修復中の増岡浩選手。必ずこの各セクションを走らなければならないパイクスピーク・ルーキーであるため、ベッキー選手の乗るi-MiEVをシェアする形で、この日のミドルセクションを走行し、条件をクリア。明日も同様にベッキー選手とマシンをシェアして走行をする。i-MiEV Evolutionは、土曜日中には修復作業が完成する予定。増岡選手は「逆転ホームランを狙う」と闘志を燃やしている。

この日ボトムセクションを「Open Wheel」、「Time Attack」、「Unlimited」の3クラスが走行。走行がイコール予選アタックとなるこのセクション。Unlimitedクラスのポール・ダレンバック選手(PVA-03)が359704で予選トップタイムをマークした。
posted by polishfactory5 at 17:04| Comment(0) | パイクスピーク速報

次期型ワゴンR

ワゴンRの技術発表があった。大きな技術は1)アイドルストップ用にリチウム電池を使う。2)13km/h以下でエンジン停止(ロックアップクラッチを切ってエンジン完全停止)。3)エアコンのエバポレータに冷却剤を使うことによりエンジン停止時間を通常の2倍に延長する、というもの。JC08で28,8km/Lと凄い。

搭載されているリチウム電池は容量0,036kWh。プリウスの電池が1,31kWhなので非常に少ない。電池ユニットを見ても予想外に小さい角形電池が5つ入っているだけ(1本2,4Vで直列だから12V)。電池価格は今や1kWhあたり高くて6万円。0,036kWhなら2160円。ユニットで5千円か?

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大型弁当箱程度の電池ユニットを助手席下に積む

リチウム電池を搭載すれば3千円以上するというDC−DCコンバーターが不要になり、制御用12Vバッテリーも小型になって安くなる(普通のアイドルストップ用制御バッテリーって普通より二回り大きいので高価)。トータルコストで考えればむしろリチウム電池の方がリーズナブルなのかもしれません。

ということで開発担当者に聞いてみたら「そんなことありません! リチウム電池のコストの方が圧倒的に高いです」。う〜ん! パソコン用の18650電池だって3,7Vの2200mAなら1本350円(5本で0,04kWh)。5本1750円です。ユニットなら5千円くらいで調達出来そうなのに。ずいぶん割高だ。

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電池本体は長さを2倍にした『006P』型電池という感じ

漏れ伝わるトコロによれば、現行ワゴンRと比べ4万円高くらいの価格設定になるらしい。燃費の差で価格差をカバー出来るか微妙。アルトECOのシステムを使って安くした方がいいのでは? と聞いてみたら、28,8km/Lだと取得税と重量税がターボを含めた全グレードで免税になるという。なるほど。 

横滑り防止装置など装備面の違いも4万円に含まれているかもしれないし。いずれにしろスズキは自信満々。それだけ軽自動車ジャンルで危機感を持っている、ということです。価格設定次第じゃ檄売れモデルになる? そうそう。70kgの軽量化についちゃ未だにタネ明かしをしていない。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(3) | ECO(経済)なクルマ

高山病になる?

パイクスピークヒルクライムレースの取材で訪れたコロラドスプリングスという街は、標高は平均1800mという、空港に降り立ったこの地点で、すでに標高が高い場所です。さらにダウンタウンから西へ、パイクスピークハイウェイを上がっていきます。ハイウェイの料金所を超えて、しばらく行ったところがスタート地点。その標高が2862m。頂上は4300mとなります。

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スタート地点は、八ヶ岳の赤岳よりも37mほど低いが、八ヶ岳のほかの峰々よりは高い位置にある。コースを3つに分けたうちの2番目のミドルセクションのスタート地点では南アルプス北岳よりも高い3487m。トップセクションのスタート地点は、3895mとすでに富士山を越える高さ。

ここで取材するのも大変です。なんといっても、息が苦しい。深呼吸をしないと肺が要求する酸素量を供給できません。もちろん、ここで走ったり、急な坂道を登ったりしたら、とたんに体調がおかしくなります。頭痛がして、吐き気が起こり、どうにもなりません。

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城市編集長は写真では笑顔を見せてくれていますが、よく見ると唇は真っ青! 階段を駆け上がったあとのような息苦しさを感じており、さらに頭痛もするそうです。

われわれも身体を慣らすため、練習走行が終わった後に、頂上へ上ってきました。もちろんクルマなので、簡単にいけます。頂上を少し歩いて、売店で名物のドーナツ(気圧の関係でカラッと揚がっていないドーナツ)を食して帰ります。

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XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 07:06| Comment(1) | パイクスピーク速報

2012年08月09日

i−MiEV続報

パイクスピークヒルクライムレースの走行初日となる現地8日、EVのみの「Electric」クラスは、同時に予選セッションとなり、決勝レースに向けた熱い戦いが繰り広げられることとなった

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予選といっているが、単独走行するこのレースの出走順を決めるだけで、グリッドを決めるわけではない。走行は、全長12.42マイルのコースを、ボトム、ミドル、トップの3つに分けて、それぞれのセクションの練習走行を3日にわたって行なうこととなる。EVクラスは、
グループ1に属しており、走行初日はボトムセクション、走行2日目はミドルセクション、走行3日目はトップセクションの練習走行となるスケジュールが組まれている。予選タイムの計測は、ボトムセクションのみで行なわれる

EVクラスは走行初日となるこの日、ボトムセクションの走行となる。つまり、走り出しイコール予選となったのである。さらにセッションは、登りの一方通行で1台だけで走行するワンカーアタックなので、一定台数のアタックが終了したら、いったんコースを閉鎖してアタックを終えた集団で山を降りてくるという工程を繰り返す。以前は1セッションで4回以上走れていたのだが、台数が増加したことで、今回は時間が足りず、なんと2回だけしか走行ができなかった。

各チームともレースマシンでの走行は初となるセッション。舗装されたばかりのボトムセクションの路面は非常に滑らか。だが、日の出直後から気温が上がりきらない時間帯での走行枠。路面温度が非常に低い状態でのタイヤとのマッチングはそれほど良くはないようで、多くがそれに苦しんでいた様子。決勝ではもっと気温の高まる時間帯での走行となることもあって、どう対応するか、が各チームの腕の見せどころといえる。

各車ともに2回の走行ができたわけだが、その2回目の走行でアクシデントが起きた。増岡浩選手が乗るi-MiEV Evolutionがコースアウトをしてしまったのだ。セクション前半部分にある最初の難所、通称「エンジニア・コーナー」。コースの先がどのようになっているかまったく見えない直角のこの左コーナーで、増岡選手が「ミスコースをした」ということだ。マシンはまっすぐ飛び出して、コースから1m半ほどのくぼみに落ちて止まった。増岡選手に怪我は無く、チームはセッション終了とともにガレージに引き上げ現在、決勝レース出場に向け懸命にマシンの修復作業を行なっている。


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結果、EVクラスのトップは
田嶋信博選手(Tajima MotorMonster Sport Pikes Peak Specail)の4133432番手に奴田原文雄選手(Toyota MotorsportTMG EVP002)が4276593番手はエリアス・アンダーソン選手(HCELightning XP12)の4372284番手には塙 郁夫選手(SummitHer02)の4496385番手にマイケル・ブリーム選手(BMWM3)が505393。そして6番手にベッキー・ゴードン選手(Mitsubishi Motorsi-MiEV)の625524という結果となった。

今日の時点ではグループ1のみの予選アタックであるが、グループ1で走行した「パイクスピークオープン」クラスのロメイン・デュマス選手(ポルシェGT3R)のタイムが、田嶋選手より9秒速く、現時点では田嶋選手が予選2番手となる。

posted by polishfactory5 at 18:45| Comment(0) | パイクスピーク速報

i−MiEVクラッシュ!

日本勢の電気自動車も多数参戦しているパイクスピークのプラクティスが始まった。最初に入ってきたのは三菱自動車ワークスチームのi−MiEVエボの残念なニュースです。何と2回目のプアクティスでコースアウトし、飛び出してしまったのだった。幸いドライバーの増岡選手は無事。ケガ一つ無いという。

現時点でドライビングミスなのか、モーターを3つ使うという特殊な駆動系のトラブルなのか、操作系&ブレーキ系のトラブルなのかは不明。三菱自動車が公式なコメントを出しておらず、チームもメディアに対し事故の原因についての情報を出していない模様。こんな時は運転ミスか、ヤヤこしいか、だ。

ベテランの増岡選手なので、後者だと思う。いずれにしろ気になるのは週末の本番に出場できるかどうかである。カーボンファイバーなどを使っており、スペアが無いと修復も簡単じゃない。前述の通り駆動系だって複雑。チーム側は「何とか修復しようとしているがわからない」と答えている。

何よりプラクティスやセッティングもできない。増岡選手をもってしても「本番で全開アタック!」というワケにいかないだろう。ラリードライバー時代から運転技術の高さで知られていたモンスター田嶋選手ですら、パイクスピークを全開で走れるようになるまで数年掛かったそうな。続報が入り次第、お伝えします。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:34| Comment(1) | パイクスピーク速報

真夜中から始まる?

パイクスピークでのスケジュール表には、おかしな数字が書いてあります。走行セッションスタートが、朝の「5時30分」なんです。

またまたぁ、広大なアメリカだけに、太平洋時間? なんて思っていたのですが(アメリカの場合、ニューヨーク・東部時間で朝8時=ロサンゼルス・太平洋時間で5時というくらい時差がありますからね)。本当に現地時間(コロラドは山岳部時間となります)で朝5時半なんです。5時には完全にコースはクローズ。撮影を開始するためにゲートは朝3時半からオープンしています。逆算していくと、まぁ、3時にはホテルを出発せねばなりません。

水曜から金曜までの練習日3日ともに同じスケジュール。朝5時半から練習走行および予選がスタートします。いくらサマータイムといえ、朝3時は、まだ真っ暗。ということで時差ぼけのまま起床。チーム関係者が同様に動いていて、みな同じ方向へ向かって走っていきますので、道中で困ることはありません。

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ちなみに、走行終了は朝の9時半。登って行った車両が戻ってきても11時。お昼前には取材も終了です。

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山の中は真っ暗です。が、半月よりちょっと大きな月の光は、路面に影ができるほどに明るくて、そんな明るい月に邪魔をされながらも、東京で見るよりももっとたくさんの星も見られました。まさに早起きは三文の徳?XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 09:08| Comment(0) | パイクスピーク速報