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2012年11月17日

日産小型EVに乗れる

日産自動車が11月19日から2013年1月31日までの約2ヵ月強、日産レンタカーを通じて、一般の方でも気軽に、日産の超小型モビリティ「ニューモビリティコンセプト」に乗ることができる実証実験をスタートさせます。これは横浜市との共創プロジェクト「ヨコハマ モビリティ“プロジェクトゼロ”(YMPZ)」の一環。

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YMPZは、低炭素都市を目指した次世代交通の実現に向け、電気自動車やエコ運転の普及をはじめとした総合的な自動車交通施策のプロジェクトで、平成21年度からの5ヵ年プロジェクト。これまでも、EVパートナーとして商業施設がEVに対するサービスを行なったり、EVカーシェアリングを行なうなどの展開をしています。すでに今回と同様、ニューモビリティコンセプトでの山手・元町エリアでの観光客の移動支援、さらには青色防犯パトロール(横浜市・栄区)や訪問診療・看護(同・金沢区)といった活動を展開してきました。

ニューモビリティコンセプトは、この6月に国土交通省からガイドラインが発表され話題になっている、超小型モビリティに分類される予定のEV。もちろんまだ発売はされてはいません。将来的には、軽自動車より小さな、新しい車両区分として登録される予定ですが、現在のところ、カテゴリーも免許の分類も決まっていません。今回は軽自動車と同じ黄色いナンバーをつけていますが、これも大臣認証ということで、今回の実証実験期間中だけ装着を認められたものです。

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車両自体は、全長2340×全幅1230×全高1450mmというサイズで、前後二人乗り。最高速度は約80km/h。一充電あたりの航続距離は約100kmとなっています。これを実際に公道上で、自らの操作で走行する機会ができたわけです。

実際に利用するには、普通免許保持者で、利用後にアンケートに答えることができるという条件で、日産レンタカーのホームページで会員登録すればOK(利用は無料!)。車両の借り出しは期間中の午前(10時〜13時半)もしくは午後(15時半〜19時)のひと枠1回3.5時間で使用が可能。貸し出しステーションは、日産本社ギャラリーステーション、赤レンガステーション、元町・中華街駅ステーションの3ヵ所。各ステーションに3台(赤レンガのみ2台)の合計8台の車両が配備されています。走行可能エリアは、横浜駅東口から、みなとみらい地区、関内、山手元町のエリアで、高速道路および自動車専用道路は走行不可ということです。

近々、横浜観光を考えているあなた、ぜひ乗ってみては? なかなかこんな機会ありませんよ! (XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 17:17| Comment(0) | 電気自動車

2012年11月16日

3番目のPHV登場!

電気自動車は実用性が足りなくてダメだとか、プラグインHVた高いからダメだ、などと言われながら、自動車メーカーはキッチリと明日を見ている。量販を考えた市販車としてはシボレー・ボルト、プリウスPHVに続く3車種目のプラグインハイブリッドとなるフォードC−MAXエナジーがリリースされた。

残念ながらエンジン出力に代表される未だ詳細なスペックを公表していない(下はYahoo AutosのWebページ。フォードのWebはさらに情報少ない)、とりあえず搭載されるバッテリーは容量7,6kWh/出力88kWのパナソニック製。2リッター4気筒アトキンソンサイクルと組み合わせ、188馬力だという。

・フォードC−MAXエナジー

EV走行可能距離は33,6kmと公表されており、この数字、ボルトとプリウスPHVの中間。米メディアの試乗レポートを見ると、EVモードでも十分パワフル。188馬力に達するハイブリッドモードでの加速ときたら、スポーティモデルに匹敵するという。クルマ好きに取っちゃベストチョイスだと伝えてます。

補助金の額はボルト7500ドル(3万9145ドル)。C−MAX2500ドル(3万29500ドル)。プリウス1500ドル(3万2000ドル)。結果、ユーザーが買う価格は、ほとんど横並びという不思議な状況になってきた。参考までに2012年10月の販売台数はボルト2961台。プリウスPHV1889台である。

果たしてどのクルマが優位に立つのか? 参考までに書いておくと、米メディアは「C−MAXエナジーを買うなら2500ドル安く買えるC−MAXのハイブリッドを選ぶよ」と言ってる。日本に於けるプリウスPHVとプリウスの関係に似てたりして。プラグインハイブリッドの課題は価格でございます。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 07:26| Comment(0) | プラグインハイブリッド

2012年11月15日

新型ACコネクタ

近々某EVのマイナーチェンジに合わせて、新型の普通充電コネクタが登場するようです。今回はそんなコネクタを製造している矢崎総業さんに聞いた、新型AC充電コネクタのお話。

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これがその新型の普通充電のコネクタ。これまでのものとは全く異なります。実はこれ、軽量化とともに人間工学に基づいた非常に操作性の良いコネクタなのです。

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こちらは従来からある充電コネクタ。見てのとおり、ガンタイプ。充電の接合部分に対して、60度の角度を持っています。実は、この角度があまりよろしくない、というのです。人間というのは、剣で獣を突き刺す、とかフェンシングのような突き刺す行為の際には、比較的簡単に的を狙えるようにできているものなのだそうです。

新型コネクタではグリップの角度を浅くして、コネクタの接続をもっと容易にしようということです。以前のものでも不便は感じませんでしたが、実際に試してみると断然こちらのほうが挿し込みやすいんですよね。

おまけにロックアームなどの金属パーツを樹脂に置き換えるなどで、なんと30%(このコネクタ部分のみで300g)も軽くすることができ、さらにねじ穴もなくなったきれいなフォルムに仕上がっています。

これから他のEVでも順次採用されていくのでしょうねぇ。皆さんもこの充電コネクタを見かけた時には、ぜひ試してみてください。挿し込みやすさ、実感できますよ。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 22:13| Comment(0) | 急速充電施設

ミニバンも燃費競争

フォードがトヨタ・シェナや日産クエストのライバルにあたる新型『トランジット・コネクト・ワゴン』を発表した。驚くべきは燃費! 1,6リッター4気筒『ECOブースト』(3リッターV6に相当する小排気量ターボ)などを搭載し、ミニバンで初めて30mpgを超えるシェナに対し高速燃費で2,1km/L。街中燃費でも0,85km/L上回るそうな。

米メディアの情報

上の写真を見ていただければ解る通り、アメリカ製のミニバンとしちゃ極めて乗用車風。このジャンル、今まで日本勢の得意分野だった。クライスラーも1,6ターボ+ツインクラッチのミニバンを開発中か? 今やアメリカも燃費の良さが大きな購入動議になりつつある。何らかの対策を打たないと、ジワジワとシェアを奪われるだろう。

それにしてもフォードの小排気量過給エンジン攻勢は凄い! 販売台数の90%を過給エンジンにする、と豪語していたが、ホントにそんな流れになってきちゃいました。日本の対応は三つ。1)小排気量過給エンジンを急いで開発するか、2)クリーンディーゼルか、3)全く新しいガソリンエンジンを開発するか、だ。私は3)に興味ある。

最高回転が4千回転くらいの、思い切った超ロングストロークの無過給エンジンなどいかがだろうか? 排気量3リッターくらいで吸気量2,2リッター程度のアトキンソンサイクルを2,5リッターエンジンの代替に。同じエンジンにスーパーチャージャー付けて3リッターエンジンの代替にするなんていかがなモンだろうか?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(1) | 2011>素晴らしい記事!

2012年11月14日

ホンダ1リッターターボ

ホンダが1リッター3気筒ターボの試作エンジンを発表した。細かいスペックは公表していないものの、今やこの排気量のターボエンジンって世界的に人気。フォードなどシビック級ボディのフォーカスだけでなく、アコード級のモンデオにまで搭載してきた。VWもアップ!の3気筒にターボを加え、SUVなどに搭載する。

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昨年のジャーナリストミーティングには出展されていなかったので、この2年以内に開発を始めたエンジンだと思う。残念ながら2013年秋と言われる次期型フィットには間に合わないかもしれないが、やがてシビック級にまで搭載されるだろう。素晴らしいことに小排気過給エンジンに必須のツインクラッチATもある。

このエンジン、すでに紹介してます

あまり認識されていないことながら、ディーゼル/ガソリン問わずターボエンジンはツインクラッチATと組み合わせることにより燃費を引き出せます。トルコン多段ATやCVTだとレスポンスだけでなく燃費も稼げず。そんなこんなでホンダの1リッター過給エンジンは絵物語でなく、バリバリの主力モデルになる実力を持つ。

1,6リッターのディーゼルターボも間もなく欧州仕様のシビックに搭載されてデビューするが、これまたツインクラッチATと組み合わせうことにより、アメリカや日本のシビックやCR−V、ステップワゴンに搭載することも可能になります。エンジンだけでなくツインクラッチを同時に開発してきた点が素晴らしい!(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(8) | ECO技術

2012年11月13日

ホンダ1モーター式

ホンダがついにリチウム電池を使う1モーターのストロングハイブリッド(モーターだけでスタートできるタイプ)を発表した。驚くことに組み合わせきたミッションは7速ツインクラッチ! このシステム、VWのハイブリッドと全く同じ。何と! 時代遅れだったホンダだったのに、突如時代の先頭に並んだ、ということ。

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システムを見ると、燃費のよい1,5リッター4気筒アトキンソンエンジン+クラッチ+モーター内蔵型7速ツインクラッチというレイアウト。発進をモーター+1速ギアで行い(そのままユックリ加速していくとモーター駆動のままシフトアップしていく)、やがてエンジン始動。エンジン+モーターを効率よく使って走る。

このタイプのハイブリッドは、エンジンの熱効率をキチンと確保できればトヨタ式ハイブリッドと同等以上の燃費を確保できます。ホンダによれば「後だしジャンケンで負けることなど許されません」。おそらくデビュー時から(試作車はフィットでした)アクアと同じくらいの燃費を実現してくるんじゃなかろうか。

1モーターハイブリッドの弱点である「エンジン停止状態で60km/h巡航してる時からのアクセル全開加速」(BMWや日産の試作車だと1秒間は反応せず。フル加速状態になるまで2秒掛かる)も、ライバルより大幅に短い。他社はトルコン多段ATベースやCVTを採用しているため、シフトダウンに時間掛かる。

ツインクラッチだと7速巡航状態から2速に落とすのも瞬時。ホンダによれば「1,7秒くらいです。さらに短くしたいと考えています」。VWはどのくらい掛かるか不明ながら(アメリカのメディアは1モーターHVの弱点を認識してないので評価&テストしていない)、1,5秒くらいになったら不満無くなると思う。

レスポンスの遅れさえ解消できればリチウム電池(およそ1kWhの容量を持つGSユアサとの合弁企業ブルーエナジー製)を使った1モーターハイブリッドは有望。燃費よいだけでなく、排気量違いや過給エンジンなど、どんなパワーユニットと組み合わせてもOK。ニッケル水素電池のトヨタにとって強敵だ。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 06:39| Comment(11) | ハイブリッド

プジョーエコラン

今年で3年目を迎えたメディア対向エコラン大会「プジョーエコドライブカップ」。プジョーというと猫足やデザインばかりが注目されがちだけど、実は燃費だっていいんです。昨年の大会も508で20km/L近い数値を叩き出しましたからねXaCARチームは。

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ドライバーは例年通り、黄金の右足を持つ自動車ジャーナリスト片岡英明さん。今年は都内〜白馬という秋を満喫できるルートを通ってきましたよ。プジョーエコドライブカップの面白いところは、ただのエコランだけの大会ではなく、途中のSAやPAでお題のおみやげを購入してSNSで本部に送ったり、景勝地でベストショットを撮ったり(優勝者にはポイント加算)など、エンターテインメント性が盛りだくさんなところ。

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秋の深まりだした素敵な白馬の景色とプジョーのGT性能を満喫してきました。さて、肝心の結果は!? 11月9日発売の12月号をお楽しみに!(XaCAR編集部・石川)
posted by polishfactory5 at 05:00| Comment(0) | イベント>EVイベント

2012年11月12日

高速道路増えない

高速道路の急速充電器が増えない。例えば関越道。10月29日からやっと三芳PA下り線に入ったものの(上り側も近々設置予定)、それ以外の計画一切無し! 三芳PAで90%充電したとしても、渋川伊香保ICから先の急勾配を登りきれない。さらに北上しようとしたら、前橋で一旦高速を降りて探すのみ。

当然ながら軽井沢だって行けません。同じく三芳PAで90%充電した時の到達場所は松井田妙義ICまで。軽井沢に行くには冨岡市役所(8時30分から17時10分)あたりで充電したい。横川SAに急速充電器あれば、軽井沢だって長野にだって行けるのだけれど。というか長野県って千葉県と並ぶ充電所過疎地。

群馬県北部は多くの道の駅で充電可能なので、新潟方面なら行けます。東北方面を見ると高速道路の充電施設こそ無いものの(設置計画も無いようだ)、日産ディーラーが20〜30km毎に点々と存在するため下道に下りれば何とかなる。ただ日産車以外の電気自動車だと苦労するかもしれません。

日産以外のメーカーは急速充電施設をどうやって確保していくのだろうか? おそらくトヨタのeQもホンダ・フィットEVもマツダ・デミオEVもロングドライブできまい。数年後、量販型電気自動車をラインナップする時点でディーラーの急速充電器を増やしていくつもりだろうか。その時は日産が圧倒的にリードしてると思う。

以前も書いた通り公共の急速充電施設はあまり増えないだろう(市役所など休日と夜間が使えないので不便)。コンビニは及び腰。ガソリンスタンドは有料化した途端、利用率極端に減ったので増設しようという動き無し。自社ディーラーの急速充電器を充実していくしかあるまい。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| 急速充電施設

2012年11月11日

リーフは失敗か?

最近「電気自動車は売れていない。難しいんじゃないか」という報道をよく目にする。確かに当初日産が公表した生産可能台数(年間5万台)からすれば、2年で4万2700台だから半分。けれど客観的に評価すると、この台数、決して悪くない。ナニを根拠にしてるか? 初代プリウスの販売台数である。

初代プリウスは215万円(にじゅういっせいきへごー)という、当時としちゃ相当頑張った価格設定をしていた。しかも補助金が出たので、装備内容まで考えたなら実質的に普通の1,5リッター車の20万円高くらいで買えた。燃費のよさで20万円差など簡単に取り返せましたね。それでも売れず。

トヨタはホンキでプリウスをアピールしている。『エコ・プロジェクト』という予算に糸目をつけなかったような全社を挙げてのイメージ戦略を立ち上げた。この年から「自動車=ECO」という流れが出てきたように、社会の流れを変えたほど。当時中学生だった人から後の世代は、自動車嫌い比率も少ない。

初代プリウス前期型の販売台数を見ると、例えば発売後1年半が経過している1999年8月で816台。9月1197台。新車効果の残る1998年8月は1785台だった。年間販売台数も1万台で、リーフとほとんど同じようなもの。プリウスとリーフの違いは、生産可能台数くらいだったように思う。

アメリカでの販売は日本より厳しく、発売3年目の2001年の後半になってやっと日本より売れるようになったほど。しかも2代目モデルになるまで世界販売台数ですら年間5万台を超えられなかった。2年間での販売台数も3万台を少し超えた程度。リーフの「2年で4万2700台」を下回っていたのである。

ということを考えれば初代プリウスより一段と新しいエネルギーを使い、初代プリウスより圧倒的に高価に感じるリーフが2年で日本は1万9千台も売れた。大健闘でしょう。ちなみに日産は販売目標台数を公表していない。当初の「生産可能台数年間5万台」という数字が生き残っているのだった。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:35| Comment(8) | 電気自動車

2012年11月10日

大容量電池付き急速充電器

パシフィコ横浜で開催されたスマートシティウィーク2012の会場で見かけた急速充電器。RAPIDIAS(ラピダス)シリーズを展開するJFEエンジニアリングのブースでは、急速充電器に大容量リチウムイオン蓄電池を組み込んだ充電システムの、新型モデルが登場していました。

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通常、50kWの定格出力を持つ急速充電器の場合、高圧受電契約(6.6kV/50kW以上)が必要ですが、この蓄電池を内蔵する急速充電器ラピダスの場合、蓄電池からの出力と受電電力を足してEVへ充電するため、受電契約を低圧契約のまま、50kW出力の急速充電器の設置が可能です。もちろん、太陽光で発電した電力や夜間電力を使って電気を蓄えること、昼間のピークシフトにも貢献できる急速充電器です。

これまでのラピダスシリーズは、充電スタンドと制御盤を別体にした「RAPIDIAS」と、一体構造の「RAPIDIAS-ONE」があったのですが、RAPIDIASの制御盤もRAPIDIAS-ONEの本体も、全高2100mm×全幅1400mmとなかなか大きな充電設備でした。

ところが新型「RAPIDIAS-R」は、ボディサイズが全高1800mm×全幅1100mm、奥行きも790mmと非常にコンパクトになりました。蓄電池容量はこれまでの24kWから12kWに小さく(24kWはオプション設定)なりましたが、入力を20kWから28kWに変更しています。

蓄電池の容量が少なくなったことで、気になるのがEVへの連続充電なのですが、入力を上げたことと、EVへの充電でフルに50kWの出力で充電しているわけではなので、問題はないということです。充電も後半になると充電量は減ってくるので、その間に電力会社からの系統電力は充電とともに蓄電へも回され、次のEVが引き続き充電を開始しても、充電をこなすことが可能になるわけです。

またオプションとして、単相AC100Vで内蔵する12kWhの電力を出すことが可能となっており、災害など停電時には充電器としてだけでなく、バックアップ電源として活躍できるのです。

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急速充電器の老舗といえるハセテックもブースを出展していました。こちらは直流入力急速充電器を参考出品。AC-DCコンバーター&DC-DCコンバーターユニットと蓄電池ユニットを並べて出品してました。こちらも気になりますね!(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 18:25| Comment(1) | 急速充電施設

2012年11月09日

ニッケル水素

結果よければ全てよし、ということが解っていても、本能的に「大丈夫だろうか?」と思う。初代プリウスのチーフエンジニアだったうトヨタの内山田副会長は「ハイブリッドの走行用バッテリーはニッケル水素が一番良い」と言ってる。確かに現行プリウスに乗っていると、ニッケル水素で何の問題もないと思う。

買ってから4年前に突入した私のプリウスなど益々調子よく、エアコンを使わなくなったら都内で24km/Lくらい走ってます。250kg軽いアクアと勝負したって負けない感じ。トヨタの技術陣はニッケル水素電池のオイシイところをフルに引き出せている。そんなこんなで次期型プリウスもニッケル水素らしい。

しかしライバルメーカー達はいっきにリチウムを採用し始めている。日産もホンダもフォードも、現代自動車もリチウム。なんでトヨタはニッケル水素にこだわるのだろうか? せっかく開発したパナソニックのリチウムを使う気が無いのだろうか? このままだと燃費で負けちゃうんじゃないかと懸念している。

以前ホンダの2モーターハイブリッドのエンジニアに聞いたら、市販するアコードHVの燃費は驚くくらいの数字にしたいと言っていた。おりしも新型カムリHVが発売された時だったので「大幅に燃費伸ばした新型カムリHVよりよいということですか?」と聞き返すと「後出しジャンケンで負けることなど許されないです」。

リチウム電池のよさは回生制動をたくさん取れる点にある。だからこそリチウム使うプリウスαの7人乗りは電池の搭載量が0,9kWhと少ないのに、1,31kWh分のニッケル水素を積む5人乗りと同等の燃費なのだ。1kWh以上のリチウムを積めば、もっと燃費よくなると思う。なんでトヨタってニッケル水素にこだわる?

こらもう解らない。でも250kg軽く、プリウスより3年後に出てきたアクアの燃費がプリウスとどっこいの状況を見ると、トヨタは足踏みしているように思えてならない。もしかするとトヨタのハイブリッド、ライバルメーカーに対するリードを縮められちゃうかもしれません。もちろん性能よければニッケル水素だってOKです。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 23:21| ハイブリッド

2012年11月08日

EV、アメリカで普及へ

オバマ大統領が再任された。ということは直近のエネルギー政策を継続するということでもある。直近のエネルギー政策って何か? シェールガスの有効活用です。御存知の通り岩盤から安価に採れるシェールガスは、不純物が大量に混ざっており、こいつを安いコストで使おうとすれば燃やして電力に変えること。

シェールガスを不純物の無い天然ガスにするの、大きなプラントと少なくないコストも掛かってしまう。採れたシェールガスをパイプラインで運び、そのまま燃やしてしまえば安価な電力に変わります。こいつを有効に使っていこう、というのがオバマ大統領の政策だった。もちろんクルマも電力で走らせよう、という流れです。

ここにきてアメリカは急速に電気自動車へ向かっていた。その動き、もはや止まらないだろう。電気自動車(例えばリーフ)の熱効率は、リッター20km/L走るプリウスとイーブン。リッター10km/Lのクルマを電気自動車に変えてくれれば、二酸化炭素の排出量だって半分になる。石油の価格に汲々としないで済むワケ。

ガソリン需要が減れば、その分だけガソリン価格も低めで安定することだろう。唯一の問題は航続距離ながら、200kmくらいのポテンシャルを持たせ、ショッピングセンターやモールなどに充電器を備えれば解決できると考えているようだ。実際、リーフtoホームは1時間の充電で40km以上走れてしまう(6kWh入る)。

設置するの、高価な急速充電器じゃなくたって全く問題なし。日本でもリーフtoホームのような簡易型充電器を増やしたら、充電事情は急速に良くなっていくと思う。平均して1〜2時間の滞在をするような施設なら、こういったタイプで問題なし! 米大統領の再任は電気自動車の普及に向かい大きな一歩になった。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:05| Comment(2) | 電気自動車

2012年11月07日

電気自動車は安い?

電気自動車は普通のクルマより高い、と思っている人が多い。しかし。意外や意外。エネルギーコストまで含めて考えれば普通のクルマより安いのだ。以下、計算してみたい。まずリーフの価格から。車両価格は補助金を使えば『X』グレードで299万円。装備内容も相当充実してます。

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私のリーフ

充電場所や走行可能距離の表示までしてくれるナビゲーションシステムや、高価なLEDヘッドライト、アルミホイール、サイドエアバッグまで付く。『プリウス』で言えば252万円の『Sツーリングセレクション』に、30万8700円する工場オプションのナビを加えたようなもの。

何と! リーフXとプリウスSツーリングセレクションの価格差は約17万円ということになる。ここからが本題。走行1万km毎に必要なエネルギーコストは、リッター20km走るプリウスで7万3千円。方やリーフだと昼間の電力を使っても4万3千円(電費7km/kWh。電力30円/kWhで計算)。

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これまた私のプリウス

つまり1万km走る度に3万円もリーフの方が安いのだ。いや、リーフなら無料で充電出来る場所も少なくない(私は半分以上無料で充電してます)。したがって17万円の車両価格差は、6万km走らないウチ、モトが取れてしまう。6万km以上走ったなら、1万km毎に3万円浮くのだから大きいです。

こう書くと「日産は5年間でバッテリー性能が80%になると言っている。5年間で6万km走らないと損になるだろう」と思うかもしれない。興味深いことに日産の発表を見ると5年とだけ書いてあり、走行距離について明記していないのだ。電池寿命については『リーフの電池寿命』を御覧頂きたく。(国沢光宏) 
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(3) | 電気自動車

雷駆−T3佐川急便

光岡自動車「雷駆(ライク)T3」の発表会場に現れたのは、フロントスクリーンのないモデルとフロントスクリーンありのノーマルT3が2台。そして、荷台部分にラゲッジボックスを装備し、キャノピーを備えた佐川急便仕様のT3です。

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この佐川急便仕様のT3を作ったのは、佐川急便グループのSG モータース。佐川急便で使用されるトラック2万8000台をはじめとした車両整備やボディ販売事業を展開する会社です。同社は、配送に使われた軽トラック再生EVプロジェクトなどを行なってきており(コスト的に見合わなかったようですが)、環境に配慮した車両の開発にも積極的な会社です。このT3についても開発段階から参画しているようです。

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社内に車両ボディ製造部門を持つSGモータースだけあって、このT3でも、特装車両などの製造のノウハウを活かした専用ボディを開発。雨天時の集配を考慮したオリジナルのキャノピーとダンパー内蔵左開きのラゲッジボックスを搭載したT3となりました。10月末から京都で、この仕様となった2台を配置し、試験運用を始めるということです。

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実際にサービスセンターに置き、自転車や徒歩での集配業務の一部に使うことで、サービスセンターのポテンシャルアップ、カバーエリアの拡大、サービスセンター単位でのCO2排出削減などのデータを取っていく、とのこと。

SGモータースの谷本育生社長は、このT3の積載能力や機動性はもちろん、2人乗りについても「一人乗りの車両だと添乗ができないんですよ。配送のコースを教えたり、運転講習をするにも最適」と高評価。実際に京都で走っている姿をぜひチェックしたいものです。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 07:00| 2011>素晴らしい記事!

2012年11月06日

EPA燃費

この際、日本も燃費のカタログデータについてジックリ考えるべきかもしれない。韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車は、日本で言えば国交省認可のJC08燃費と同じ基準になるEPA(米国環境保護局)の燃費が実燃費より平均2〜3%悪かったと大きな問題になり、補償金を支払わなければならなくなった。

もちろんEPA燃費も変更を余儀なくなされる。ここからが凄い! 例えば40mpgというEPA燃費を売りにしていた『エラントラ』だと、再度EPA燃費を認可してもらうことになる。結果、38mpgだったとすれば、その差2mpg。これを基準に、購入してから現在までのガソリン代の差額を補償しなければならないそうな。

さらに燃料費の15%相当の慰謝料も加算される。結果、一人当たり平均8千円の支払いになり、対象者はアメリカだけで約90万台規模(カナダも12万台)。さらに! 今後も新車で買ったユーザーに対し、旧EPA燃費と新EPA燃費分のガソリン代の差額を払い続けなければならない。なかなかシビれます。

何と! 日本で言えば「JC08燃費40km/Lのアクアの実燃費が39km/Lに届かなかった」ということで社会問題になったようなもの。そして「損をした分」の補償までしてくれるのだった。逆に考えれば、だからこそEPA燃費って参考になる。日本のJC08もそのくらい真剣にやって欲しいと思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:01| Comment(4) | ECO(経済)なクルマ

2012年11月05日

タクシーはハイブリッド

ニューヨークタクシーに新型カムリHVが登場した。日本でもプリウスタクシーは増えてきている。ヨーロッパもイタリアなどに行くとプリウスのタクシー多し。なぜか? 調べてみたら2つの理由によるものだという。一つめは言うまでもなくランニングコストの低さ。ガソリンより安価なLPGより、さらに安い。

LPGをリッター100円。クラウンコンフォートの燃費7km/Lとした場合、1年間10万km走った時の燃料コストは143万円。20km/Lのプリウスでガソリン150円なら75万円。何と燃料コストは半額。LPG仕様のクラウンコンフォートとプリウスの車両価格など1年でペイ出来てしまう。

加えて今やプリウスも走行50万kmくらいなら余裕。普通のLPG仕様車と大差ないまでになった。いや、タイヤの摩耗やブレーキの減リ具合など考慮すればプリウスの方が圧倒的にリーズナブル。どうやらトヨタは次世代タクシーのパワーユニットにハイブリッドを考えているようだ。当然だと思う。

もう一つが航続距離。LPGの航続距離は長くない。1日400km走るなら、ほぼ毎日給油、いや給ガスしなければならず。加えてLPGスタンドの数たるや少なく、渋滞することだって珍しくない。一方、プリウスなら800km以上走ってしまう。ガソリンスタンドだってどこにでもあるし、待つことだって無し。

足の長さはアメリカ東海岸を襲ったハリケーン『サンディ』の後遺症でガソリン不足のニューヨークのタクシーで大いに評価されているという。普通のタクシーは400kmで給油しなければならないところ、カムリHVは800km以上走るのだという。そういえば東日本大震災の時もプリウスだったので楽でした。

逆にタクシー向きじゃないと思うのが電気自動車。航続距離短く、1日400km走ろうとすれば4回(時間にして2時間)も充電に時間を取られてしまう。遠い客に対応できず。高価な急速充電器も、24時間フルに使ったとしてタクシー12台分で埋まる。バッテリー寿命の問題だってでてきます。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(4) | ECO(経済)なクルマ

2012年11月03日

韓国勢不当表示

EPA(アメリカ環境保護局)は現代自動車と起亜自動車のカタログ燃費に誇大表示があったと表明した。具体的にはシビックやカローラの対抗馬であるエラントラや、ソナタHV、コンパクトカーのリオなど低燃費を売りにしたモデル群。考えてみればこれらのモデル、いずれも40MPGが売り。

「そんな燃費は絶対無理!」と憤慨していた日本のメーカー首脳も居たくらいで、なかなか高いレベルでありました。私は年央から「韓国勢は踊り場」と書いてきたけれど、これで一段とユーザーからの評価が厳しくなることだろう。一時的に落ち込むし、ユーザーからの訴訟も起こされると思う。

ただこれで韓国勢は低迷するかとなれば、そんなことない。依然として手ごわい存在だと思うべきだ。何より部品産業が伸びてきている。今や日本のメーカーでさえ「性能が良いから」とハンコックタイヤを採用。現代モービス(日本でいえばデンソーやアシシンに相当する)の部品も品質高い。

日本のメーカーが十分な待遇を与えなかった日本人技術者が韓国の製品のレベルを向上させた。現時点では大幅に技術流失も少なくなっていると聞くけれど、やっぱり進行している。いずれにしろ韓国勢の失態を喜ぶ余裕など無い。日本の持ち味は「とにかく徹底的に攻める!」ことです。(国沢光宏)


posted by polishfactory5 at 23:49| Comment(2) | 2011>素晴らしい記事!

移動式急速充電器

9月最終日曜に千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された、EVだけのレースシリーズJEVRA第4戦の会場に、新たなシステムが登場した。

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それが、蓄電池を使ったEV用電源供給システム。トラックに搭載された3トンの蓄電池から、EVへ電力を供給しようというものだ。このシステムを持ち込んだのは、カーエレクトロニクス機器の設置や点検、修理などを行なう京浜蓄電池工業。同社の「JBA蓄電システム」を発展したモデルで、独自の特殊鉛蓄電池を使用し、ブースターで昇圧して急速充電器(今回は菊水電子工業のMilla-E20を使用)からEVへの充電をするシステム。

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JEVRAレースには多くのEVが来場するため、今回はレース車両ではなく、関係者と観戦来場者の充電に使用された。

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一方のレース車両の充電は、レースでの公平性を保つため、使用時間を割り当てられている。こちらは発電機で起こした電力を使用した急速充電器と、袖ヶ浦フォレストレースウェイの施設からの普通充電を使用した。

いずれは、この参戦車両もすべて蓄電池から賄うことができるようにしたい、と大会事務局長は語る。次戦10月28日のJEVRA第5戦(静岡県・富士スピードウェイで開催)にも、同システムによる電源供給サービスが行なわれる予定だ。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年11月02日

N−ONE

ホンダN−ONEが発表された。世界レベルで見ればビートルやミニといった「先祖返り」のモデルはいくつかあるものの、量販される日本車じゃ初めて(オリジンは限定車)。評判を見ていると予想外に良好。N360を知らない世代の皆さんも可愛いという評価のようだ。良いデザインはいつの時代でも通用する?

気になっていた価格は115万円。N BOXのようにライバルと比べた時の割安感は無い。横滑り防止装置やプッシュスタートを標準装備することを考えれば、ムーブや110万9850円のワゴンRとイーブン。いや、ワゴンRはリチウム電池使うアイドルストップや、冷却剤を使ったエアコンが付きますが。

燃費は27km/Lと今やこのクラスの標準レベル。特筆出来る数値でこそないが、デザインの魅力を考えれば十分に納得できると思う。というか、28,8km/LのワゴンRのような特殊な技術を使っていないことを考えると大健闘しているかもしれない。ムーヴとイーブンの実用燃費になることだろう。

お買い得プライスなのはターボ。ターボ無しの8万円高。ターボ無しとターボ車の価格差として考えると歴代の日本車の中で最も少ない。こうなるとターボ車が欲しくなるけれど、残念ながらアイドルストップは付かない。結果、燃費も23,2km/LとワゴンRに26,8km/Lと大きな差になってしまった。

クルマというもの、ECOも重要だけれど、同じくらい「楽しさ」や「ワクワク感」が欲しい。昨日プリウスの対抗馬であるVWジェッタHVの燃費は10%くらい悪いと紹介したけれど、VWによれば「勝算あります」。個人的にはN−ONEのような趣味性のあるクルマに魅力を感じる。果たして売れるか?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(18) | ECO(経済)なクルマ

2012年11月01日

燃える電気自動車

ニューヨークを襲ったハリケーンの洪水に遭い、フネで運ぶために港に停めていた『フィスカー・カルマ』16台が燃えてしまった。今までもカルマは何度か原因不明の発火炎上事故を起こしており、一度自主回収されている。この時は冷却ファンの不具合だったされ、ファンを交換しヒューズを追加。

しかし炎上事故は1件だけじゃない。未だに原因を探っている状況。そんな中での16台炎上だ。今回はそれぞれ違う原因と言うことなど考えられないので、間違いなく水(海水の可能性もある)である。そもそも水の無いクルマの使用環境は無い。電気関係のどこかに弱点を抱えており、必ず燃えるということ。

原点に戻って考えてみれば、バッテリーは非常に危険。舘内兄弟子の日本EVクラブのイベントに行けば解るが、皆さん感電しないようにフル装備でクルマを扱う。ショートした火花が目に入ると危険なので、防護グラスまで使っている。「誰でも電気自動車は作れる」と思っている人もいるけれど、大間違いだ。

日本の自動車メーカーは驚くほど入念な安全対策をしている。i−MiEVもリーフも水没したって走行用の大容量電池に付いちゃ漏電しない。開発陣に聞いてみたら「雪が降る地方は塩をまくため海水より濃い塩分の中を走る事だってあります」。中途半端な電気自動車で雪道を走ったら恐ろしい。

中国は電気自動車を独自開発しているけれど、日本ほど入念な漏電対策はできていないと思う。実際、BYDの『E6』という電気自動車は何度か燃えている。「電気自動車はどんな企業でも作れる乗り物」と考えている人がいるなら、もう一度自動車のメーカーの入念な安全基準を学ぶべきだ。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:36| Comment(5) | 電気自動車