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2011年12月18日

電気自動車は有望

驚いた。ドイツは福島原発の事故を受け、原発の全廃を決定。すでに17基の原発のウチ、8基が運転を休止している。結果、ドイツ国内の電力は57%が火力発電。2番手に風力や太陽光など再生可能エネルギーで作った電力になったそうな。ちなみに再生可能エネルギーの割合を調べてみたら実に20%(風力7,6%。バイオマス5,2%。太陽光3,2%)だって。

日本はどうか? 正確な最新のデータこそないものの、水力を除けば1%程度だと思われる。ドイツのように風力やバイオマス、太陽光、さらに今でも8%の電力を担う水力や、ドイツと違って至る所に存在する火山の地熱を稼働させれば相当量の電力を補えるかと。例えば太陽光だって発電パネルの生産能力は2012年で原発2基分の200万kW以上もあるのだった。

最も有望なのが地熱発電だけれど、原発推進派の潰しにあって10年間も新設されていない。なぜか? 地熱発電の適地を見ると大半が国定公園。したがって国のチカラを使えば簡単に押さえ込めるワケです。加えて地熱発電は再生可能エネルギーの中で唯一安定した電力を供給出来る。風や太陽や水のように気まぐれじゃないということ。これは原発にとって強敵だ。

環境省が発表した資料によれば(このあたりが縦割り社会の面白さ)、3300万kWを地熱発電で賄えるという。原発33基分。気になる発電コストも火力発電に匹敵する。これらをフルに活用すれば、1年間で原発5基分を作るのと同じ。10年間で原発を全て廃止した分の電力を二酸化炭素を排出せず作れるようになるという寸法。その間、火力発電所で支えていけばいいと思う。

何が言いたいのか? やっぱりECOカーは有望だし今後一段と伸びて行くだろう。ここにきて原油相場を見ると完全に高止まり状態。1ドル77円だからガソリン価格は上がっていないけれど、為替が円安に動いた途端、簡単に10円や20円くらい上がるだろう。こいつに環境税を上乗せされようものならリッター180円など軽く突破。こういった状況、2〜3年後にやってくる。

なかでも有望なのが電気自動車。電池価格は急速に下がっており、現在高いメーカーで1kWhあたり6〜7万円。多少燃える心配のある安いメーカーなら2万円。3年もすれば4万円を大きく切ってくることだろう。3万円になれば20kWh積んで60万円。補助金無しだって電気代とガソリン代の差額でペイ出来るようになってくる。やっぱり電気自動車は有望です。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 18:52| Comment(13) | オピニオンボイス
この記事へのコメント
電気自動車にいまだに懐疑的な人が多いけど、新しい技術って要求スペックの50%満たされたら、そのあと2-3年後に間違いなく普及します。

デジカメはメガピクセル100万画素ないとだめと云われていたけど35万画素あたりから徐々に普及しだし85万画素が数万円になって爆発的に売れた。

液晶テレビは、20万円にならないと本格的に売れないと云われていたが50万円以下になったら徐々に売れ出し、20万切ったらバカ売れ。

現在の電気自動車、価格はあと半分、航続距離は倍になればガソリン自動車がなくなるほど売れます。技術的に10倍改善するのは難しいけど2倍改善するのは2-3年あれば充分達成します。

ずばり2015年が本当の意味でEV元年だと思います。
Posted by EV at 2011年12月18日 19:46
http://www.mech.titech.ac.jp/~ryuutai/
東工大の矢部教授のCO2排出0再生可能エネルギーのページですどう思われますか。
Posted by at 2011年12月18日 21:30
おっしゃるとおり、エネルギーの安全保障の観点からもEVは有望だと思います。
そして、キーになるのは、電池の高性能化だと私も思います。

EVだけでなく、スマートグリッドもスマートタウンも、電池の大容量化や低価格がなければ普及しないでしょう。

理論的には、リチウムイオン電池はまだまだ電気密度を高めることができるそうです。それどころか、正確な原理が未解明で、まだまだ可能性のある電池だそうです。

リチウムも、海水から採集する方法も研究されているので、原料不足に陥る危険は少なくなるかも。

国産電池の大容量低価格化に期待したいです。

Posted by アップルベリーフィン at 2011年12月18日 23:22
こんばんは〜
>多少燃える心配のある安いメーカーなら2万円。
燃えては困りますが(^^;、確かに価格は下がっています。エコカー補助金が復活するハナシもありますが、ホントにECO何だか分からない車にばら撒くより、充電設備に補助金を出して欲しいですね。10万円の補助金があれば、自宅にEV用コンセントを引いてもおつりがきます。気の利いたショッピングモールには充電器があります。インフラの整備まで企業努力に頼っていないで、国がしっかり考えて欲しいです。そうすればリーフももっと売れたはず。車はそんなに悪くないです。まあ、バリエーションが欲しいので、キューブあたりにでもEVを展開して、おしゃれにやって欲しいですが。
車は環境に悪と教えられてしまった人も、電気自動車に乗れば考えを変えてくれるかもしれません。そして「私はEVに替えたんだ。自分の意思で自由に移動できることはすばらしいことだと分かった。そして環境への負荷も少ない」といった会話がすすむとうれしいと思います。
Posted by ぱんだねこ at 2011年12月18日 23:38
私も地熱は、マグマを主体とする熱源な為、地球が存続する限りほぼ無尽蔵で、しかも外国から燃料も買わずに済み、尚且つ波力や太陽光の様に天候に左右されず、エネルギー量も潜在的には日本ある全ての原発と火力を合せた出力の5倍以上あると言う研究結果もある位で、最有力だと思います。

やはり原子力官僚や政治屋が、己の利権を守る為、今に至るまで妨害されてきた様ですが…正直言って、デフレに震災、原発事故、円高の大打撃を喰らって瀕死になっている日本を救うには、ココで起死回生の一撃として真剣に地熱発電の早期の主力化を実現して欲しいと思います。
Posted by eburico at 2011年12月19日 08:49
ドイツはフランスから”原発で作った”電気を輸入しています。
もちろん良識あるドイツの反原発団体は、その輸入も止めるなり
しなければ原発を持ち稼働させているのと同じだ、と
問題視しています。
そういう部分まで踏み込んで欲しかったですね。
Posted by komagome at 2011年12月19日 10:43
今の電気自動車に興味が無いのだが既存の車を電気自動車(エンジン外してモーター、バッテリーを組み込む)に改造するって奴には興味有り。やはりバッテリー(航続距離)がネックみたいなんですが大容量電池が安くなればやってみたいですね。好きな車を電気自動車化。個人的には藻から石油を取り出す研究が早く実用化されればと思います。
Posted by ばたやん at 2011年12月19日 14:29
先生に提示頂いた資料からも判るように太陽光発電はコスパが非常に悪いですね。しかももうすぐ冬至になろうとするこの季節では殆ど役に立っていません。(職場に20KWのパネル有)
太陽光はどちらかというとお金持ちが、電気自動車の電池を充電することをメインで取り付ければいいと考えます。コスパの悪く変動の大きい電力を電力会社に買い取らせるのは結局一般市民の負担を増すだけで将来性なしと考えます。
ところで、東工大の矢部教授のことを取り上げている方がおられますが、私も非常に興味があります。マグネシウム電池は酸化させて使用するのでその時に熱を排出します。この排熱を冬の暖房に利用すればEVで絶大な効果を発揮するのではないかと思います。
2次電池にも既得権益があるのか、マグネシウムの1次電池には国も全く興味を示していないのが残念です。充電できなくても再生可能な資源なのですからどうして使用しないのか不思議です。

「マグネシウム・エネルギー社会の到来」
参考URL:http://www.hondafoundation.jp/library/pdfs/No.126.pdf
Posted by tonpochi at 2011年12月19日 17:00
『電気自動車にいまだに懐疑的な人』です。
地熱発電は有望と思います。
しかし、蒸気タービンでは発電能力に限界が。
次世代燃料の方が有望だと思うんですけれど。
どなたか反論お願いします。
以上。
Posted by nobu at 2011年12月19日 20:48
30数年前テレビで地熱発電を見た時これはいいなと思いましたが、普及が困難なのは、景観によくないから地元が反対しているというような理由が言われていましたが、今から思えば原子力村の影響があったかもしれませんね。
それから「再生可能」エネルギーという言い方にはずっと違和感を感じます。科学的にいっておかしいですから、いいかげん別の呼び方をしてもらいたいです。
Posted by 605 at 2011年12月19日 22:18
ジョージ・オラー氏ら著の「メタノール・エコノミー」はご存知でしょうか?
氏らは化石燃料の枯渇への回答として、CO2と水素からのメタノール合成を核とした炭素サイクルを提唱しています。技術的には既に可能であり、三井化学などが実験プラントを稼働させています。
もちろんこのプロセスにもエネルギーを消費するので単純に内燃機関に用いただけでは電気自動車にエネルギー効率で劣るのですが、既存のインフラをほぼ流用できるという強みがあります。
電池価格や航続距離といった電気自動車の課題の解決が遅れるようだと、案外50年後もエンジン車が幅を利かせているかもしれません。
Posted by davyde at 2011年12月20日 01:39
ドイツは原発大国のフランスから電気を輸入しているから、単純に参考にするのは危険。
Posted by ほげほげ at 2011年12月20日 06:33
電気自動車は有望です。試乗するとよくわかります。誰もが欲しくなります。うちのカミさんも大喜びでした。

じゃあなぜ買わないの?
@航続距離が200q以下
A価格が200万以上

この「200」という数字をクリア出来れば売れると思うのです。
そんな時代が来ることを祈っています。
Posted by 那須与一 at 2011年12月20日 08:39
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