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2011年12月29日

アクア通信Vol.2

「40km/L(Lグレード、10・15モード燃費)」という、驚異の低燃費を達成したアクア。そのキモとなったのはトヨタ伝統のハイブリッドシステム「THSU」によるところが大きい。1.5Lのハイブリッドというとどうしても旧型プリウスを連想してしまうが、中身はまったくの別モノ。徹底的なアップデートが施されたシステムを搭載する。キーワードは「小型化」と「軽量化」だ。

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●エンジン最高出力54kW(74ps)/4800rpm、エンジン最大トルク111N・m(11.3kg-m)/3600-4400rpm。モーター最高出力45kW(61ps)、169N・m(17.2kg-m)。システム最高出力73kW(100ps)。燃費は40km/L(10・15モード)、JC08モード燃費で35.4km/Lをマークする

アトキンソンサイクルエンジンに発電用と走行用のモーターを、プラネタリギヤでつなぐ斬新なハイブリッドシステム「THSU」。アクアは1NZ-FXE型1.5L直4エンジンを採用する。旧型プリウスと型式こそ同じだが、70%もの部品が新設されている。具体的には、ウォーターポンプを始め、補機類を全て電動化することにより補機ベルトをオミット。小型&軽量化、そしてフリクションを低減させることで燃費を向上させている。またクールドEGR(排気ガス再循環)システムを採用することで、エンジン圧縮比をアップさせバルブタイミングを最適化。プリウスと同レベルの最小燃料消費率を達成した。

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左は現行プリウスのパワートレイン。右がアクア用。いかにコンパクトにまとめられているかわかるだろう

ハイブリッドトランスアクスルにもメスが入れられた。駆動用、発電用ともに新設計のモーターを採用し、大幅な小型&軽量化に成功。またシステムの要であるPCU(パワーコントロールユニット)も、冷却器とDC-DCコンバータを新規開発。バッテリーからの直流電流を交流電流に変換するインバーターもコンパクト化するなど、筐体全体のスリム化に成功した。

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システムの稼働状況は車内のモニターでひと目でわかる。初代プリウスからの伝

ハイブリッドカーのネックとなる駆動バッテリーの格納場所。アクアはバッテリーを小型化してリヤシート下に搭載することで、使い勝手のいいラゲッジを死守した。1モジュールあたりのセル数を6個にし、20個のモジュールでブロック化。また効率的な配置にすることでバッテリーパック全体が大幅にコンパクトになった。(CT編集部)

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性能を犠牲にせず、バッテリーパックをコンパクトにまとめることに成功。シート下左は冷却用のダクト

posted by polishfactory5 at 21:00| ECOカー紹介