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2012年01月14日

電気2000GT

新聞やTVなどでトヨタ2000GTのソーラーカー(?)が取り上げられている。ECOカー通の人にはもう少し彫り込んだ情報をお届けたい。まず「目的」だけれど、昨年私も出場した『全日本電気自動車GP』用でございます。新型車を電気自動車に作り替えてもインパクト無し。何より「クルマを売りたい」という雰囲気が出ちゃう。

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ここにきて大展開している『リ・ボーン』というトヨタのアピールは今売っているモデルを売りたい、ということより「クルマの楽しさを思い出して欲しい」ということが重要。ということで、古いクルマを電気自動車に改造することにした。しかもプロジェクトチームは良い意味で「商売より将来」と考える人達だったりして。

ちなみに昨年から全日本電気自動車GPに出場している『トヨタ テ・セラ』も新しい世代トヨタが立ち上げたプロジェクトなのだけれど、こちらのキーワードは「若いチカラ」。ベース車両だってタダ同然のセラ。電気2000GTのチームは「トヨタの歴史」と言ってもよかろう。したがって迷うこともなく2000GTを選んだ。

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テ・セラは若手技術者達の手作り

ちなみに「2000GTを電気自動車にするなんてもったいない!」と思う人も多いことだろう。日本向けの生産台数210台余(諸説ある)。昨年アメリカのオークションで(イーベイ)5500万円という値をつけた。しかし! 「トヨタの歴史」は強い。ワンオーナーの2000GTを5台持っていた会社があったのだ。

当時新車で買い、展示用などに保管していたという。その中の程度の悪い一台を新しいトヨタのために使いましょう、となった。確かに「遺跡」の状態にしておくより元気一杯で走る姿を見せる方がずっと良い。ちなみに電池はパナソニックのPC用18650を35kWh積む(リーフで24kWh)。内容を見ると気合い入ってます。

最高速200km/hを出す120kW(約163馬力)モーターはLS600用をベースに作ったとのこと。その割にダイレクトドライブでなく6速MTを介すあたりがコンバートEVらしくて面白い。また、ソーラー発電だけれど、2週間屋外に置いておけばフルチャージになるのだとか。週末のレース用として使えることを考えたワケ。

開発者インタビューはこちらから

同時多発的にトヨタは日本の自動車産業のリ・ボーンを考えている。批判や文句も出るだろが、私は面白いと思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 11:02| Comment(12) | 電気自動車
この記事へのコメント
んが〜!?トヨタ2000GTが〜!と思ってしまいましたが、トヨタ自身がやるのならいいでしょう。いまでは軽い部類になる車体もぴったり。
テ・セラのガルウイングはアピールに一役買っていると思います。
Posted by ぱんだねこ at 2012年01月14日 12:22
子供のころこの車の結構大きいスケールのプラモデスを作りました。ドア、ボンネットも開きランプまで点くといったもの。
しかし、残念ながら実車を見たことがありません。将に幻の名車です。
話は変わりますが、私は太陽光パネルの一番正しい使い方は、EVのボンネットや屋根に取り付けて使用することだと考えます。
理由は、太陽光は時刻、天候、季節等様々な要因による変動が大き過ぎて産業用にも家庭用にも向きかないと考えるからです。
最近の電化製品や産業用ロボット等は電圧が大きく変動すると壊れてしまいます。
よく、太陽光パネルの1KWの発電単価は効率を上げると原子力発電と変わらなくなどという評論家がいますが、電力で一番大切な変動率を考慮してないので全く意味がありません。変動率を低くする為には、電池に蓄えるしか方法は無くそれを入れるととても商売できる単価にはならないのです。
そこで、このエネルギーを無駄にすることなく活用できるのはEVの充電電源として使用することです。技術が進めば変換効率は今の3倍以上の50%以上可能だとされています。そうなると2000GTをフル充電する時間は3,4日となります。1日の走行距離が2,30Kmくらいなら駐車しているうちに充電できます。
そうすると、石油を自動車の燃料として使用することも減るし、EV用に新たに発電所を増設することも減ります。また、電池に蓄えた良質の電力を家庭用に使用すればとってもエコになります。
Posted by tonpochi at 2012年01月14日 14:27
商売より将来!!!
スポーツカーにとって大切なことですよね。

2000GTは日本車初のスーパーカー、そして夢でした。今でも色褪せない国宝だとすら思ってます。

スポーツの楽しみをリボーン。
素晴らしいと思います。
Posted by スバリスト at 2012年01月14日 22:21
あんな記事じゃトヨタのやる気が伝わってこない。
国沢先生の解説を読んで初めて、「リボーン気合い入ってるな」と感じることができました。

新聞写真を見て、
「うあぁっ。もったい。なんて酔狂なことをトヨタはしているんだ」
と反感を持つだけで終わる『自動車好き』が多いのではないでしょうか。

これじゃ、「自動車好きな人、戻っておいで」というメッセージを一生懸命に発信しているのに、逆に離れてしまいかねない。

新聞が悪いのか、トヨタのインフォメーションが悪いのか…

自動車の楽しさを広めようとしている、最近のトヨタの活動は好きです。だから何だか歯痒い!
たけし、キムタク、マツコのCMも意味不明だし。

新聞、広告代理店に負けるな!(というか頼りきるな)
ガンバレ!トヨタ!
ガンバレ!豊田社長!

ガンバレ!自動車専門誌
Posted by アップルベリーフィン at 2012年01月14日 23:54
太陽光パネルはお遊びですね。ボディの素材としてのパネルには対人保護や修理費等の問題があり、基本的には環境対策ポーズから脱却していない。ただ、本当の車好きにとって、環境に優しい技術は追い求めているものでもあるので、否定的な意見には拒否反応があるのは当然です。ですが、対費用効果が期待出ほ来ない、また車庫に入れている車には効果が小さく、パネルの劣化も見過ごせ無いものです。せめて環境には優しいのだと声を大にしたくなるのでしょう。
では、私がEV懐疑論者であったり、この様な努力を嘲笑う者であったりするのではない。むしろ応援する側の人間です。何故なら、こう云った馬鹿(いや〜失礼)嫌いではありません。だってこう云うところから突然素晴らしい技術がうまれるからです。ローターリーエンジンの実用化もメタルシールに合う素材が出来たからで、設計でクリアした訳ではない。が、完成直前までの設計があったから、新素材開発によってローターリーエンジン完成に至ったのです。
結論は皆と同じなのに、何を長々と詰まらないことを、と思っておられる方々に。大切なのはプロセスをきちんと見届け、理解し、いずれ訪れる技術革新に気付くこと。結果だけみて「すご〜い」は実は全然凄くなく、「う〜む」と天才に半分感動半分嫉妬することが本当の凄いに出会えたのです。
太陽からのボディ表面積で受けるエネルギー限界が、使用エネルギーの充分に至らない訳で、それでもあっと驚きの技術や着眼点でほへ〜と唸るじゃない、馬鹿声をあげる日が来るのが楽しみなのです。私がひとつひとつに大袈裟な表現をしていると思う人へ、こういうロジックの組立てを経ているのでご理解頂きたい。
なんちゃって凄いでしょ、私の『言い訳番長』っぷり。「こいつのコメントだけは掲載しないで下さい」の意見が出る前の予防線を張ったのである。ワッハッハ〜。
Posted by マイスターキートン at 2012年01月15日 02:45
テレビでインタビュー含めて拝見しましたが、イマイチ、ピンとこなかったです。

2000GT世代じゃないですから。
それに高価なレトロ車がベースって、
豊田社長の趣味にイェスマンな部下連中が奔走したと見えなくもない。

中古車として無価値なセラのEV化のほうが健全で親しみがわいたのも世代の現れかな!
Posted by バブリーマン世代 at 2012年01月15日 12:42
国沢様

初めまして、ミタニンといいます。
北海道の短大に通っている学生です。

先日、道産子EV?という記事を書かれて
いましたが、あのEVとこの2000GTのEVは
根本的にどこが違うとお考えでしょうか。
評価が正反対のように感じたのですが、
僕の目からは違いが解らなかったので質
問させていただきました。
教えてもらえると嬉しいです。
Posted by ミタニン at 2012年01月15日 23:13
いろいろトヨタは考えてんですね。 個人的にトヨタ2000GTにはまったく思い入れがないので、ああレトロな先進的な電気自動車かあ。ぐらいです。面白いですけど。どうせならヨタ8をFT86みたいに現代風に、市販してほしいです FT86が高くて買えない自分みたいな人向けに、水平対向2発で、計量シンプルなモノで。電気自動車でもいいんですけど高くなると困るな…。
Posted by さね at 2012年01月15日 23:36
ミニタンさん。
税金(公金)を使わなければ何をやってもいいと思います。
でもツマラン妄想に税金を使われたら批判されて当然です。
Posted by 国沢光宏 at 2012年01月16日 00:05
おはようございます。
 
 なんと!2000GTがEVに!?大容量バッテリーは、やはりロングノーズの下に納められているのでしょうか。
日本自動車の黎明期の象徴的車を新たなEVと成すところなど、やはり向けたところは“この”世代なのでしょうか。
 上記の写真を見るに、やはりECOイメージのグリーンやパーツのクリア色があっても尚この車体フォルムの雰囲気はノスタルジックに輝いて見える。大径19インチタイヤには多少の違和感がありますが。
時速200キロEVか...う〜む(笑)やはり2000GTに皆が求めるのは速さと言う要素もちろんありますね。

私はリーフやミーブなど純粋なEVは未だ体験しておりません。我が地域で実生活を見た時、充電インフに対する不安要因もあります。が、それ以上にやはり何かエンジンの無い自動車に対しては葛藤がありまして、どうしてもハングリーには成れない部分がある。
 
やはり何か未知なる物に対する不安心理があるのかもしれません。

しかし、2000GTやテ・セラ然り古いものでもその内が変わる事が出来、新たな日本の文化的価値観が渦中に続々と創造されて行くのなら波に乗るべきかと少しづつ思えてきます。
 
「リ・ボーン」運動も何かメーカーの垣根を超えて活動していたり、全世代に分るようアピールしている事を見ても、日本の自動車の往く道を創っている様が窺え盛大にやってほしい。

余談ですが、当方、プリウスなどの情報モニターでECOパワーゲージを見ていてもお節介に思えてしまう性分です(笑)ちょい古人間ですね。
しかし、今記事のスポーツ系EVや実用だとミニキャブミーブなど、用途に特化したEVの存在には何か食指が動きます。

Posted by カロリン at 2012年01月16日 06:04
EVトヨタ2000GTは充電プラグの接続口なしで、装着されている太陽光パネルのみでの充電なのですね。EVレース出場が目的だからですね。
太陽光パネル充電は変換効率がガソリンエンジンなみになったら将来のEVトラックの荷台天板に採用してほしいですね、プリウスαの屋根でも。空力優先のうねうね形状に対応できるパネルもあるでしょう。
まあ雪が積もるようだと使えないので南国仕様ということで。
透過型パネルはフィルム化されて透明度が確保されれば後窓に採用して電動エアコン駆動用にできませんかね。
Posted by ノーマルマン at 2012年01月16日 17:11
国沢様

ご返事ありがとうございました。
北海道立総合研究機構が税金を使っているのが違いだとわかりました。
北海道の企業だけでやっていればまた違ったのですね。

まだこちらの道路で走っているEVを見たことがありません。
吹雪や寒さのない東京では当たり前に走っているのでしょうね。
うらやましいです。
Posted by ミタニン at 2012年01月16日 22:34
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