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2012年01月26日

ボルトのハイブリッド

アメリカでシボレー・ボルトが論争のテーマになっている。GMの開発チームは側面衝突事故による発火の原因を突き止め、いわゆる「サービスキャンペーン」で対策を完了。現在販売しているボルトについて『NHTSA』(アメリカの国交省に相当)も問題無しと声明を出した。なのにボルトの不信感が払拭出来ない。

もう一度ボルトの発火問題について紹介しておく。ボルトはi−MiEVと同じ16kWhの電池をT型のパッケージにセット。センターコンソールと、後席の後方空間に搭載している。側面から電柱にブツかった時を想定した衝突試験で真横からの入力を受けた。電池パックは前後に長い。横方向に折れてしまったらしい。

e1091.jpg


結果、電池を冷やすための冷却液が電池内部に進入。電極のショートにより発火した次第。これを上のイラストのような補強によって対応。対策モデルを試験し、問題無しいうことになった−−という対応が甘い、と指摘され、いわゆる「炎上」してしまったワケ。「ボルトを扱いたくない」というディーラーまで出てきている始末。

今回の対策は電柱に横から衝突したモードに効果を持つのであり、下から衝撃を受けたり、違う場所に横力が掛かった時にどうなるか不明。なのにNHTSAが早い段階で安全宣言を出したのはおかしい、ということです。今後どうなるか不明ながら、日本人として危惧してるのはハイブリッドモデルの早出しだ。

ボルトはクラッチを一つ加えるだけでプリウスのようなハイブリッドになる。その場合、電池は16分の1くらいの容量で済む。価格もプリウスと同じくらいになるだろう。これが出てくればプリウスにとって手強い。今回の混乱が長引き、ボルトの販売台数が低迷するようだと、ハイブリッド仕様の登場も早まるだろう。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 21:53| Comment(2) | 電気自動車
この記事へのコメント
記事でボルトに対策部品を組み付けている写真を見ましたが、思いの外部品が小さい様に見えました。NITSAのテストは小柄な女性と標準的な男性のドラポジに合わせた2箇所にポールをぶつけるのでピンポイントな対策でもOK出ますが、実際に法規とは異なる部位にぶつかった場合の安全性が確保されているかちょっと疑問です。既販車へもポン付け出来る対策で制約が大きかったのではと思いますが…
まあテストで地絡しているわけでは無いのでこれで十分と考える事も出来ますし、メーカーによって考え方に差が出る事象だと思います。
Posted by エンジニア at 2012年01月27日 00:57
ボルトの安全宣言、皆さん眉唾で見ているようですが、責任とコストの中和点を探るのは営利目的法人として正しいのではないでしょうか。
兎に角何より安全だろう!と、声高に叫ばれるご仁に問いたい。貴殿は運転中はヘルメットを被っておられるのかな?グローブは?ドライビングシューズは?タイヤは入手可能な最高のグリップ性能を持ったものでね!
な〜んてやってしまったら元も子もないよ。生きて行く限り、運の良し悪(あ)しは仕方がない。
安全とコストは一体です。
さて、本題はそこではなく、シボレーがどこまで努力したかで今後が決まる。トライアンドエラー、あれこれ試し失敗した分がやがてノウハウになり、アドバンテージにる。
ワンクラッチ増加でプリウスレベルの車が出来上がる。もし、それが本当なら失敗見て笑ってられない。
そもそも大東亜戦争におけるアメリカは当初って、書き出したら何百行になるか分からないので辞めます。結構大人になったでしょ。
Posted by マイスターキートン at 2012年01月27日 19:20
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