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2012年02月04日

走行用の電池寿命は?

シビックHVがアメリカでカタログ燃費より大幅に悪い、ということから敗訴した。大きな原因になっていると思われるのが走行用バッテリーの劣化である。東京や大阪など大都市圏のようにストップ&ゴーの多い地域やチョイ乗りだと、シビックHVは15km/L程度の燃費になってしまうことも考えられる。

されどアメリカでの一般的な使い方じゃ今回敗訴の決定的な理由になった「普通のシビックより悪い13km/L」なんて考えられない。バッテリーが劣化していれば十分にあり得る数字です。こう書くと「ハイブリッドの走行用バッテリーはクルマの寿命と同じくらい」と書いていたのを読んだことがある、と思うだろう。

実際、トヨタのハイブリッドについては、有償でバッテリー交換をしたという話を聞かない。劣化で交換した人がいたら教えて欲しいくらいです。そもそも初期型は生涯補償だし。一方、ホンダのハイブリッドは劣化により有償で交換した人がたくさんいる。初代インサイトで走行距離多い人は、基本的に交換してる?

ちなみにホンダのバッテリーはトヨタより容量小さいのにめっちゃ高い。工賃込みの交換料は初代インサイトで27万円。初代シビックHVが36万円弱といったイメージ。訴訟の対象になった2代目シビックHVも日本だと26万円! ちなみに容量の多いプリウスは12万8千円。この件、何度か書いた。

今回の件で決定的になったのはリセールバリュー。高価な走行用バッテリーの交換が必要になるホンダのハイブリッドは、バッテリー交換しなければ中古車として売れなくなると思う。つまり下取り価格はバッテリー価格分を引いたモノになってしまうということ。日本でも同じような状況になってくることだろう。

もちろんプリウスだって例外じゃない。走行距離に関して言えば、10万kmどころか20万kmでも平気。走行用バッテリー交換無しで40万km走ったプリウスだってあります。ただ時間の経過はいかんともしがたい。トヨタに聞いた話だと普通に使えば12年くらいは持つと思うが、平均寿命15年くらいらしい。

こらもう時間が経って見なければ解らない。初代プリウスの後期型でそろそろ12年。早いクルマは寿命を迎えるかもしれません。ただプリウスの場合、リサイクルバッテリーなどの価格が下がることも考えられる。そうしたら10万円+αくらいで済むか? ホンダも何らかの対応策が必要かと。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(9) | HVの電池寿命
この記事へのコメント
11系プリウスは、既に多数の車両が経年劣化に
よる走行用のバッテリー交換をしています。

最初の頃は、新品バッテリーとショートパーツ
およびHVコンピューターも同時交換という
ディーラー見積(指示?)で40万円コース
になっていましたが、最近は
リビルトのバッテリー+ショートパーツと
交換工賃で15万円ちょいが相場です。

ウォポン寿命による温度上昇により
ハイブリッドシステムエラーが出る異常も
増えているようです。ご参考まで。

20系MC前も交換はあまり聞いてませんが、
ぼちぼち年式的に出てくる頃ですね・・
Posted by YANMO at 2012年02月05日 10:35
燃費の話が出てくると、10/15モード、JC08モードとの乖離を思うのですが、メーカーは今回の件をその範疇と同じ扱いと考えたのでしょうかね。
Posted by ぱんだねこ at 2012年02月05日 12:47
なるほど、勉強になりました。ありがとうございます。

こういう話を聞いてしまうと、やはりトヨタのHVの方が安心かなと思います。

もしくはハイブリットそののを避けようかな、なんて思ってしまいます・・・

売るだけ売って、20万以上のバッテリーの話(プリウスは10万以上)をしていないのはどうかと思います。大抵のユーザーは知らないと思います。

機械に詳しくない人は勿論、ある程度、バッテリーとは劣化するものとの認識がある人に対しても、こういうことを「買うとき」「買う前に」大きく周知していかないと、ハイブリットそのものの将来に影を落とすと思います。

メーカーは、売るだけ売って、ある時が来たらば「はい20(10)万円!はぁ?聞いてない?バッテリーとは劣化するものだよ・・・当たり前だよ!なにをいまさら・・・」なんて対応は通用しません。

今、日本では爆発的にハイブリットが売れています。
メーカーは10年後、騒動にならないよう、周知の徹底(現時点でのバッテリーの価格も含む)をしていってほしいと思います。

その情報を聞いてから買うのと、聞かないでいきなり20(10)万以上請求されるのでは全然違います。

目先の売上だけにとらわれると、かなり揉めるのではないでしょうか。

国沢先生や、他の自動車評論家の方々も、メーカーへの働きかけや、この手の情報を宜しくお願い致します。
Posted by CVCC at 2012年02月05日 13:53
バッテリーの劣化が周知されれば、HVの中古車価格は下落するでしょうね。

特に現行プリウスは、エコカー優遇のおかげで、タマ数も異常に多いでしょうし、下取り価格は「えぇ〜」と言うくらい安くなるのではないかと予想しています。

それとも、トヨタが 買い支えるか?

バッテリーの価格は、燃料費を先払いしていると考えれば腹も立たないのですが、そんな意識の人はいないでしょうね。

ちなみに、初代プリウスのバッテリーを載せ替えた人は、良く走るようになったと満足しています。
Posted by アップルベリーフィン at 2012年02月05日 21:10
2代目シビックハイブリッドのIMAバッテリーの有償交換での価格ですが、2010年の時点で15万円程度です。26万円という数字はどこから出てきたのでしょうか。
私は2010年に新車でシビックハイブリッドを購入し、そのついでにバッテリー価格も聞いて確認しています。又、ホンダに直接問い合わせた時も同様の金額でした。
現在ではレアアースの高騰などで多少は値段の変動はあるでしょうが…。
Posted by at 2012年02月05日 22:05
30系プリウスを使ってる広島のタクシー会社では
16万キロで交換し30万かかったそうです
Posted by at 2012年02月06日 12:32
皆様のお話によると、

1.プリウスにも同様に交換が必要で、ホンダに限った話ではまったくない。

2.2006年式も含む、二代目シビックHVは、26万ではなく、15万円。

3.30系プリウスは30万円と、シビックHVの倍ぐらいかかる。

ということで、バッテリーに関してはホンダの方が割安ということですね。
納得です。

また情報がありましたらばお教え頂ければと思います。

勉強になりました。
Posted by CVCC at 2012年02月06日 15:11
プリウス11型、この4月で11年になります。HVリサイクルバッテリ15万円,バッテリコンピュータ15万円,EVバッテリプラグ2万1千円,補機バッテリ2万7千円、値引きして合計33万8千円でした。11年9万キロ走りました。突然警告灯がついて修理となりました。ハイブリッドのバッテリー交換は高くつきます。その後以前のように普通うに走っています。モーターやインバータが故障すれば50万円、30万円とかかります。ハイブリッドを購入するときは修理に費用がかかることをちゅういしてください。メーカーは10年以上は保障してくれません。
Posted by この記事へのコメント at 2012年02月10日 22:46
いえいえ
2.二代目シビックHVの2012年現在のBT価格は工賃込みで20万円になっています。

今年の4月にHONDAが発表した、レアアースの回収技術でリサイクルBTへの交換
キャンペーンとかやらないものだろうか。

Posted by at 2012年05月10日 14:15
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