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2012年02月11日

走行用電池の寿命

このところハイブリッドの走行用バッテリーについて盛り上がっている。ここまで来たら徹底的にいきたい。といっても話題は広範なので、解ったことからお届けします。まず寿命の目安から。トヨタもホンダもアメリカで販売するHVは『P−ZEV/ATP−ZEV』というカテゴリーに合致させることを開発の目標としている。

P−ZEV/ATP−ZEVは電気自動車と同等の環境対応度を持つという解釈。したがって排気ガスは電気自動車の電力を作る火力発電所と同等のクリーン度が要求される。この数値、極めて厳しい。例えばHC(ハイドロカーボン。ニオイの原因)は人間の感知限界を超えており、都市部の大気以下。

よって大気汚染の激しい都市部であれば、P−ZEV/ATP−ZEVが走れば走るほど大気はクリーンになっていく。もちろん二酸化炭素は出しますけど。加えて長期に渡って厳しい排気ガス規制に縛られる。具体的に数字を挙げれば8年/16万km。最低でも8年または16万km以上電池の耐久性を持っていないとならないワケ。

触媒の他、HV車だとバッテリー寿命もこの規制の対象になります。もちろん日本で販売してるHV車に使われているバッテリーも全く同じ。問題は「保証寿命からどのくらい長く持つ」か、だ。ここからが本題。逆に考えるなら保証した寿命についちゃほぼ100%持つと考えていいだろう。仮に余力を20%前後に設定したとしよう。

すると10年/19万2千km。遡れば2002年ということになる。2代目プリウスの発売が2003年。初代プリウス後期型に相当。ちなみに2代目プリウスのバッテリーはどうか? いくつかの販売店に聞いてみたら、全て一度もないとのこと。10年は持つと考えてよさそう。初代後期型だとどうか? ボチボチ要交換が出てきているようだ。

ただ全数交換の対象になっていると言うことでも無し。むしろ交換しているケースは極めて少ない。ということから、経年変化ということで考えれば最も条件悪い使い方をしたようなケースだと11年。半数の個体が要交換になる「偏差値50」は2000年モデルでも訪れていないようだ。ただ15年になると厳しいかもしれません。

走行距離は20万kmであれば設計値の23%増程度。問題ないでしょう。普通のクルマだとクラッチだのミッションだの怪しくなってくる頃。こういった大物部品を交換したらハイブリッドの走行用バッテリー交換と同じくらいの大きな出費が必要になってくるし、ブレーキ交換だってハイブリッド車より圧倒的に多いと思う。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 01:20| Comment(4) | HVの電池寿命
この記事へのコメント
むかしの比べると携帯やデジカメのリチウム電池膨張しなくなりもちがよくなりました。携帯もスマホも2年は十分もつ。だけどノートパソコンのリチウム電池はいまだに1年で容量が半減。

ノートパソコンは始終充電しっぱなし、これが電池痛める。EVやPHVの充電って満タンになったら充電切れるのですかね?

Posted by 電池 at 2012年02月11日 14:38
そのぐらいであるならば安心ですね。

詳しい情報ありがとうございました。

しかし、訴訟大国アメリカ、 何がシビックを敗訴にもっていったか謎ですね・・・

ところで、アキュラもILXという新型セダンでハイブリットを出しましたね。

リチウムイオン電池の1モーター式だそうですね。なかなかカッコイイデザインで、大きさも丁度いいので、普通のガソリンエンジンでもいいので、あれのワゴンがあったらいいな、なんて思います。
日本のホンダディーラーに、アキュラコーナーなんてあったらよかったのに、と、つくづく思います。新型RDXもいい感じで、欲しいです。

まぁ、次のレクサスISにはワゴンがあるそうなので、私は実際にはこちら待ちかもしれません。

それよりも、アウディQ3ぐらいのSUVをレクサスには出して欲しいかな。
RXは日本にはデカ過ぎです。

アキュラILXハイブリットのライバルはレクサスCTでしょうか?
どちらも燃費は何mpgなんでしょうね?

ILXハイブリットのベースシステムは新型シビックハイブリットなので、燃費は同じぐらいでしょうか?

興味は尽きません。

ジェッタハイブリット拮抗できるのでしょうかね。
Posted by CVCC at 2012年02月11日 19:17
訴訟の件、本当にバッテリーが駄目になっていたのなら、20万キロを超えるような過走行だったか、もしくはバッテリーの温度が上昇するような走行モードを繰り返していたとしか思えないです。

ところでノートパソコンのリチウムイオン電池、レノボやパナソニックに付いている充電制御を活用すれば長持ちしますよ。充電制御がなくても、毎日使うのであれば電源を落とす際はACアダプタを外してスリープモードを使うなどして100%充電状態の時間を極力短くするようにすれば寿命が延びます。リチウムイオンに限っていえば、1日1回程度の充電回数よりも満充電時間の長短のほうが影響が大きいような気がしています。そうそう、バッテリー残量が多いときは、ある程度減るまで待ってからACアダプタを繋ぐことも大事です。
Posted by Rotarycoupe at 2012年02月12日 02:03
アメリカで五年落ちの中古車だと20万キロは有り得ます…リッター40円位で毎日、フリーウェイ通勤2〜3時間とか…高年式でもオドメーター見てビックリ!? 一桁多かったり… 以前、並行輸入車のメーター改ざん等で問題になり現地から証明書を発行する程〜日本で言う過走行車は多いです。三年落ち10万マイル〜五年で16万マイル等々…だからハイブリッドのバッテリーも寿命…?
Posted by 買取屋 at 2012年02月13日 03:07
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