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2012年02月13日

交換の目安は?

ハイブリッド車の走行用バッテリーの問題で最も知りたいのが「寿命来たらどうなるのか?」というもの。先日も書いた通り、ハイブリッド車に採用されているニッケル水素バッテリーの劣化は、普通の12Vバッテリーと全く違う。12Vバッテリーの場合、弱り始めたら急速に終わってしまう。だから早めの交換が必要。

しかしニッケル水素バッテリーは穏やかに劣化していく上、寿命という概念が適当じゃないようだ。12Vバッテリーだと右肩下がりとなるのに対し、むしろ劣化の度合いはなだらかだという。も少し具体的に書く。例えば走行5万kmで容量90%になったとしよう。次の5万kmでも容量80%というイメージ。

そのあたりから、むしろ劣化の速度はなだらかになっていく。しかも劣化により容量70%になったとしよう。そのくらいじゃ全く平気。そもそもハイブリッド車の走行用バッテリーは35%以下の容量しか使っていないからだ。プリウスのEVモードの走行可能距離は、フル充電状態からゆっくり走って2kmくらい。

電費を8km/kWhだとすれば、0,3kWhくらいの消費。プリウスの電池容量は1,31kWhです。23%くらいしか使っていないことになる。おそらく容量が50%になっても走行用バッテリーとして機能すると思う。2〜3年でダメになる携帯電話やパソコン用の電池と使い方も耐久性も違う。

劣化していくとどうなるか? トヨタのハイブリッドを開発している人に聞くと「最終的にはコーションランプが出ます」。したがってコーションランプ出るまでは交換の必要なし、ということ。トヨタの技術者は「ディーラーで弱ってきてます、と交換をすすめられてもコーションランプ出てなければOKです」。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 10:26| Comment(4) | HVの電池寿命
この記事へのコメント
すばらしくわかりやすく、丁寧な解説ありがとうございました。

これならば安心してニッケル水素電池のハイブリットも購入候補に入れることが出来ます。

*リチウムイオン電池のハイブリットも劣化の特性や耐久性は同様なのでしょうかね?

国沢先生のリポートのおかげで非常に安心致しました。
Posted by CVCC at 2012年02月13日 11:00
私が購入するディーラーも、同じ事言ってます。県内1社のP店です。( ロ_ロ)ゞ
Posted by かず at 2012年02月13日 14:29
すみませんが、そのコーションランプが点灯すると、どうなるのかを書いて欲しいのですが。
とりあえずエンジンだけでも走れるのか、走行不能になるのか。
ホンダのIMAの場合はIMA警告灯が点灯するみたいですが、とりあえず、エンジンだけでも走れるそうです。
エンジンの始動も通常ならIMAモーターが担いますが、ハイブリッドシステムが作動しなくなった場合、非常用のセルモーターが作動してエンジンの始動も出来るそうです。
Posted by FD3乗り at 2012年02月13日 21:36
すいません。こちらのブログではまるでトヨタのHV車のバッテリーは交換しないでも平気と取られかねないような記事の書き方だったのでご報告を。
平成13年型のエスティマHVに乗っていましたが、平成22年に一度走行用バッテリーを交換しました。
まず、最初の症状として現れたのがバック時に走行用バッテリーが充電されるまでシフトをPに入れて待つように促され、ちょっとバックしたらまた警告されるという現象でした。もちろん、バック時のパワーは無く、自宅前の坂も登り切れない状態でした。
そして、それを無視して乗っていたら翌日、今度は走行中にエンストするようになり、メインキーをOFFにして掛け直すといった作業を数回しているうちに、エンジンが止まるようになった同日の真夜中、首都高速湾岸線のど真ん中で突然エンジンが掛からなくなってしまいました。
結局JAFに東京カローラの店舗前まで牽引してもらい、約15万円のリビルトバッテリーへの交換で症状は収まりました。
ちなみに、走行用バッテリーがダメになるとハイブリッド異常ランプが点灯し、エンジンも掛からなくなります。走行距離は当時、11万kmに差し掛かるところでした。
Posted by 元エスティマHV乗り at 2012年02月14日 00:23
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