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2012年02月18日

タービン発電機

IHIが超小型タービン発電機の試作モデルをお披露目した。下にリンクしたIHIのWebサイトの写真で見る限り、手のひらに乗るサイズ。重量は5kgだという。これで発電能力0,4kWh。リーフなら暖房(今の時期だと立ち上がり20分くらいは0,3kWhくらい消費します)用の電力くらい賄える能力を持つ。

IHIのプレスリリース

いや、排気温度70度だというから、排気の熱を暖房用に使い、0,4kWhを丸々走行用として使ってもいい。というか、電気自動車と組みあわせるなら10kWくらいの出力を持つタービン発電機にすればいい。おそらくピストンエンジンの発電機より小型で振動も小さいだろう。「キーン」という音は出ますけど。

タービン発電機のオモシロイところは、燃料が比較的自由になるということ。基本的に灯油ながら(ジェット機の燃料も灯油です)、LPGや天然ガスも使える。とはいえコストパフォーマンスを考えれば自動車用としちゃ厳しいかもしれません。タービン発電機は出力が大きくなればなるほど効率良くなる傾向。

では超小型タービン発電機はナニに使えるか? 最も適しているのは2足歩行型ロボットだと思う。原発の閉炉/廃炉工事をする際、人間の入れない場所は必ず出てくる。2足歩行型ロボットであれば、様々な作業を出来る。福島第1原発だってそう遠くないウチ、厳しい環境での作業も出てくるに違いない。

その時のパワーユニットを考えれば、もはや超小型タービン発電機しかないと思う。ピストンエンジンだと振動を伴うため細かい作業は出来まい。バッテリーだと作業時間の制限が掛かる。燃料電池は小型軽量化しにくい。超小型タービン発電機なら、バッテリーボックスより軽くて小さく作れることだろう。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 18:00| Comment(7) | ECO用品
この記事へのコメント
スズキの開発中の車両は軽自動車用エンジンを発電に使っていますが、もう少し大きいタービン発電機のほうが燃費がいいかもしれませんね。

灯油やカセットボンベが燃料として使えれば燃料代の節約だけでなく非常時にも大変有効ですが、政府が新たな課税をするのでしょうね。
Posted by 605 at 2012年02月18日 18:15
師匠、いつも面白い情報ありがとうございます。

ガスタービンのポテンシャルからすればこのサイズのまま数十倍の出力を出すことも難しくない、むしろこのような低出力でよく失火せず回ってるなと思います。

低負荷領域の効率さえ改善されればガスタービンは素晴らしいパワーユニットです。期待で胸が膨らみます。
Posted by Rotarycoupe at 2012年02月18日 18:21
こんなに小さいタービン発電機が開発できるんですね。驚きです。
このタービン発電機の50KW程度ものを製造してEVの急速充電器の電源として使用すればいいのではと思います。
理由は、送電線から給電するには、周辺事情や台数、変電等色々と問題があります。そして結果的にHV車よりCO2排出量が多くなってしまいます。
それに原発が再起動されない中、昼間の電力使用が逼迫してくるのは明らかです。そんななか、1台で40KW程の電力を消費する急速充電器を使用するのは気が引ける行為だと思います。
そこで、小型タービン発電機を1つの急速充電器に1つ搭載すれば必要な時に、必要なだけ発電すればよいのですから、圧倒的に省エネになると思います。(変圧、送電、力率、変換のロスがない)
そして、1箇所に複数台設置することも容易になり、廃熱を利用することで温泉施設のような経営もできるかもしれません。
Posted by tonpochi at 2012年02月19日 10:59
小容量発電機との組み合わせではバッテリーよりコンデンサーのような容量よりも大出力と大入力に耐えられる蓄電装置との組み合わせの方がよいです。
重量的にもよいです。
ガスタービンの熱効率が40%程度であれば現行車輌よりいいシステムが組めますし、発電所での発電とくらべてもよいです。
このシステムの利点は発電機は効率が一番いい一定出力で発電させれば済む点。
高速道路での走行を考えると20-30kWあれば自家用車レベルはよいでしょうね。

Posted by KKK at 2012年02月19日 18:57
昔からタービン搭載のシリーズHVは試作されていましたが、今回発表の超小型タービン使用すれば実現性は高いのでは。

問題は、タービンの騒音ですが、裏道での使用禁止を道路交通法で制定すれば、幹線通り・高速道では重たい電池積まなくても長距離走行可能なEV可能になります。

国沢さん指摘されている暖房もタービンの余熱で可能になる。

Posted by タービン at 2012年02月19日 21:33
マイクロガスタービンは以前日産で開発していました。しかし日産の開発チームはIHIに売られてしまいました。
Posted by at 2012年02月20日 09:07
今年は、各地で湖が氷結し、湖の氷に穴をあけてワカサギ釣りを楽しめるニュースがありましたが、残念なことに、毎年のように暖をとるテント内での一酸化炭素中毒死のニュースも同時にあります。小型発電ができるのであれば、足元とひざかけがあればこのような痛ましい事故が起きる事が無く、とっても役立つと思います。
Posted by あお at 2012年02月20日 15:39
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