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2012年03月31日

軽油価格上昇

ディーゼルの燃料は軽油。20年前の相場を知っている人なら「ガソリンが100円なら軽油60円」だろうし、10年前だと「ガソリン100円で軽油70円」というイメージ。しかし! 今やガソリン155円の軽油135円。ガソリンと軽油の価格差が少なくなってきている。割合にして20年前は40%差。今や15%です。

多くの日本人は「ガソリンの方が高級品だから高い」と思っているようだ。ホントか? 税金を抜いた「液体」の価格を調べてみよう。直近の相場だと原油1Lで61,7円程度。原油から精製したガソリンは76,1円。軽油ならどうか。75円である。ほとんど変わらないと考えていいだろう。じゃ何で20円差なのか。前述の通り税金だ。

ガソリン諸税は1Lあたり53,8円。軽油引取税32,1円。その差21,7円。これが今のガソリンと軽油の販売価格の差になっているワケ。なぜ20年前って40円差があったのか? 液体の価格も40円差だったということである。20年前の軽油って硫黄濃度5000ppmと、強烈に品質悪かった。今なら重油と言ってよいレベル。

そして1992年から2000ppmに改善される。さらに1997年から500ppmに。この時点で軽油の精製コストも上がり(石油ギョウカイで2千億円の投資を余儀なくされた)、30円差になってしまう。その後、排気ガス対策のため一段と高品質の灯油が要求されるようになり、今野20円差に至った次第。今後どうなる?

結論から書くと「税金次第」。アメリカの価格を調べてみたら、私がいつも行っていたLAのレドンドビーチのスタンドの本日の価格はレギュラー1ガロン4,43ドルに対し、軽油1ガロン4,68ドル。ドイツは1Lレギュラー1,58ユーロで軽油1L1,53ユーロ。世界レベルで考えれば「ほぼ同じ価格」である。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 23:17| Comment(1) | ディーゼル
この記事へのコメント
両者の価格差はご指摘のとおり税金が主で、つまり国の政策次第ということです。以前の日本はあえて軽油の値段を下げていた。

ただ精製・製造段階では軽油のほうがCO2排出量が少ないといわれています。
また、中東の原油は不純物(硫黄など)が多いため精製コストがかかり、油田がどこにあるかに大きく影響されます。

オーランチオキトリウムから造られたオイルは純度が高いため精製コストは下がることが予想されます(オイルそのものの製造コストは現時点では不明ですが)。
Posted by 605 at 2012年04月01日 05:56
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