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2012年04月11日

家庭用電源取り出し

今年も計画停電を行う可能性があるという。そんな時のために準備しておくと便利なのは、ハイブリッド車や電気自動車から簡単にAC100Vを取る方法。ハイブリッド車や電気自動車は制御用バッテリーを充電するため、走行用の大容量バッテリーから『DC−DCコンバータ』と呼ばれる装置を使って14V電源を確保している。

DC−DCコンバータは、普通のガソリン車の「オルタネータ」(発電機)に相当するワケ。ガソリン車のオルタネータはアイドリング回転数だと余剰電力が150W前後しかないため、パソコンの充電や150W以下の電灯を点けるくらいの余力しかない。150W以上を使うと12Vのバッテリーに負担を掛けてしまう。

しかしハイブリッド車のDC−DCコンバータは、例えば現行プリウスなら1680W。リーフで1650W。旧型プリウスでも1400Wの供給能力を持っている。この電力を引き出してやれば、デンキギョウカイのオキテである「80%くらいを使っておけばOK」を当てはめると、現行プリウスやリーフで1300Wという能力になる。

AC100Vへの変換は『インバータ』という機器を使う。私が購入したのは1万5800円の1500W型。これをプリウスやリーフの12Vバッテリーに繋げばAC100Vになる。緊急時は大型のワニ口グリップで接続すれないいが、恒常的に使うなら付属のボルトオンケーブルを使うことを推奨しておく。

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そもそもエスティマHVは同じ機能を使ってAC100Vの1500Wを引き出している。この件、プリウスPHVの試乗会の時に聞いてみた。曰く「総合的な判断でAC100Vの1500W供給装置は付けませんでしたが、その気になれば簡単です。フル充電になっていれば3kWhほど使えますので、1000Wなら3時間供給出来ます」。

しかも電気自動車だと電気は自分のエネルギーでもある。i−MiEVから100V電源を引っ張れば”身を削って”しまう。プリウスPHVなら3kWh分を使った段階でエンジン掛かり発電を行い、しかもそのまんまガソリン切れまで3日間くらい稼働する。ガソリンスタンド往復分だけ残しておけばいい。

ここまで読んで「12Vバッテリーの寿命が短くなるのでは?」と思うかもしれない。電気を勉強したことのある人なら解る通り、電気は電圧の高いところから低いところに流れる。DC−DCコンバータから来る電圧は14V。バッテリー電圧が12,5V前後。したがってバッテリーから一切電気は出てこられません。

近々、私のプリウスに適当と思われる方法で1500Wインバータをセットします。いずれにしろメーカーが認めていることではないので、オウンリスクという概念が解る大人の方にのみ読んで頂ければ。精神的に成人されていない方は無視してください。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:27| Comment(4) | ECO用品
この記事へのコメント
写真を拝見すると1500Wのインバータエンジンの上に乗ってますが、装着する場合はトランクルームとかになるんでしょうね。最終的には、充電ケーブルを介してPHVやEVから家庭の屋内配線に電気を逆流供給できれば実用的ですね。

話は飛びますが、2-3日まえ東京ガスの人とエネファームについて伺いました。昨年末340万円だったのが今取り付けると220万円までコストダウンしているそうです。2-3年後には100万円程度見込めるそうです。

エネファームはガスを改質して燃料電池に水素を送り込み発電する装置で、その際に生じる熱でお湯を蓄湯タンクにためる仕組みです。ただ、いまだに発電した電気は東京電力に売れないそうです。

つまりエネファームを導入するなら、蓄電池もしくはPHVやEVがないと電気の使い道に困ることになる。実際は余剰電力は熱に変えてお湯を沸かすそうですが効率が悪くなる。

いま現在、東芝とパナソニックとエネオスのエネファーム製品があるそうですが、数年先に太陽光パネルとともに普及しそうです。
Posted by 燃料電池 at 2012年04月11日 10:45
いつも国沢さんのHPを楽しくよませてもらっています。

家庭用ガス発電をうたっているエコウィル(ガスエンジン)、エネファーム(燃料電池)は、「系統連系するためには、単独運転を禁止するのが条件である」ため、停電時は動きません。

この条件が緩和されれば、停下記リンクの東北大学のHPのLi-ionバッテリーのところに、インバータから電源供給すれば(エコウィル起動時のセルを回す程度)、
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120312/208550/

ガスが供給されていればですが、長時間電源供給も可能ですし、お風呂も入れそう。
Posted by こにこに40D at 2012年04月11日 12:46
国沢さんの、記事は毎回楽しく読ませていただいています。
プリウスのDC−DCコンバーターが1,680Wもあると言うことですので、私も1,500Wの正弦波インバーターを購入しました。
100A以上も流れるので、線材と100Aのブレーカーを手配中で、すべてそろいましたらプリウスPHVに積んでみようと計画中です。
ブレーカーは150Aにしようか悩みましたが、DC−DCコンバーターの余力と安全を考えて100Aにしています。
連続では100Aちょっとで飛びますが、短絡や大きく容量オーバーの場合、瞬時にブレーカーが飛ぶのは+20%〜25%のはずと考えています。
14V×100A×0.89(変換効率)=1,246Wが最大に使える電力と試算です。

どうしようか考え中なのは、車が起動した状態でないとインバーターがONにならないようにする方法で、もうちょっと調べてみないといけません。
Posted by 風じ at 2012年04月11日 21:14
私もエコウィルとエネファームに興味があり、以前に販売代理店の方から両システムの説明をしていただきました。

その時の説明では、両システムとも、「停電時には使えないし、お湯を沸かすことがメインの機能であるため、通常時でも発電機的な使い方はできない」と言われたのですが…
つまり、保温タンクにお湯を補充する時にのみ発電すると…

ガセネタだったのでしょうか?
「お湯をたくさん使う、床暖房と組み合わせないと、ほとんど発電しない」とまで言われたのですが、皆さんの書き込みを見て「本当は任意に発電できるのか???」の状態です。

パンフレットを見直しても、ハッキリとしません(読解力がないのか?)し。

カスタマーセンターに確認してみるか。



エネファームの2009年版パンフレットのQ&Aに「投資としての回収はできません」旨の事が書いてありました。
同システムで発電した電気が、電力会社の買い取り対象外であることを説明する答えなのでしょうが、苦笑してしまいました。
Posted by アップルベリーフィン at 2012年04月11日 23:07
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