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2012年04月24日

北京&ハイブリッド

北京に日本のTV局から電話が掛かってきて「豊田章男社長がハイブリッドを売っていくとアナウンスしましたけれど、日本車はハイブリッドで攻めるんでしょうか?」。私は「トヨタだってすでにハイブリッド車が中国で売れないことは十分認識していると思います」。

続けて「中国はプリウス級の価格帯のクルマを買う人はガソリン代など気にしない。同じ金額ならビュイックやティアナのように大きくて高そうに見えるクルマを買う人が多いです。ハイブリッドは日本とアメリカだけに通用する特殊な商品になりつつあります」。

実際、日本のプリウスユーザーは、1リッターあたり53円80銭+消費税の税金が上乗せされている高いガソリンを自分で入れている中級〜中の上級のファミリー。アメリカも中級〜中の上級のユーザー層であり、ガソリン安いけれど、走行距離が長い。

どちらも家計に於けるガソリン代は深刻で、プリウスなら車両価格高くてもペイ出来る。しかし中国だとガソリン価格はアメリカ並み。走行距離少な目。お金持ち。しかもクルマの価格が日本やアメリカより圧倒的に高い。ガソリン代の差額じゃペイ出来ないのだ。

つまりハイブリッド車の市場など無い。だからトヨタは中国でプリウスを売りあぐねている。もっと言えば、プリウウスが重宝されている国の方が少ない(日米と南欧のタクシー)。当然ながらカムリ級以上のハイブリッド車になると、日本でも急激にニーズは減る。

トヨタが中国でハイブリッドと言ってるのは、方向転換が間に合っていないからだ。でなければ10年後のことだと思う。ちなみに日産は中国の王道である「立派に見えるDセグメントと、シンプルなメカニズムで安価なファミリーカー」で押している。

章男社長は安価なハイブリッドを考えてるのかもしれない。普通のエンジン車+ホンの少しの価格で販売できればニーズあります。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 19:47| Comment(3) | ハイブリッド
この記事へのコメント
こんばんは。
仕向け先別に車のパワートレインまでガラリと変えなければならないなんて、ちょっと気の遠くなる話です。
まあ、フレックスフューエルとかもありましたけど。
電池の問題が解決すれば、環境厳しい山奥を除いてEV+太陽電池が一番普遍的なのでしょうか。
Posted by ぱんだねこ at 2012年04月23日 23:12
今のハイブリッドってスマホと同じ状況ですね。

スマホ否定する人の意見きいてると、結局月5〜6000円も出してまで外でネット使う意味ないというもの。

ハイブリッドも節約できる燃費にハイブリッドの付加価格が割に合わない。それだけです。


Posted by スマホ at 2012年04月24日 09:39
ちょうど見てました!
誰だろうと思ったら、やはり国沢さんなんですね。(笑)
中古市場で、BMやVWが人気とも放映していましたが、まだまだ中国はクルマに楽しみを求める時期でしょうし、日本のように成熟しすぎて白物家電化したハイブリッドは確かに難しそうです。芸能人やドラマでプリウスが出たら、違う方向になるかもしれませんんが。
シルフィは売れると思います、安っぽさが無いですから。
Posted by 那須与一 at 2012年04月24日 11:45
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