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2012年05月25日

ECOなLPG?

日本は通産省のエネルギー政策により、タクシーにLPGを使うようになった。充填場所が極めて限定されるものの、基本的に広域の移動をしないタクシーなら問題ない、とされたんだろ。税金も安くなっていて、ガソリンより燃費悪いものの、総合コストを考えればガソリンを使うより安価。

しかし! プリウスの登場で状況は大きく変わり始めた。LPGを使うより燃料コストを安く出来るのだ。加えてどこでも燃料を供給出来る。給油待ちだってしなくてOK。高圧タンクの検査不要。唯一の不安材料は耐久性だったが、ここにきて40万km以上走っているプリウスも出てきた。

100歩譲って電池の交換が必要になっても、タクシーは総合コストに於ける燃料コストの割合が大きい。30万km前後で電池交換しても全く気にならないレベル。そんなことから、プリウスのタクシーは徐々に増え始めている。LPGスタンドの少ない地域から、ドンドン置き換わっていくだろう。

同時に自動車メーカーも採算良くないLPガス仕様をやめようという動きになっている。確かにタクシー専用車を作っても売れる台数なんかたかが知れている。クラウンコンフォートだってタクシー専用モデルを開発することなど出来ない。そもそもタクシー専用車を作っている国自体、極めて少数派。

韓国でタクシーに乗ると、乗用車のティアナやソナタといったモデルを使っている。日本の安っぽい作りのガタピシタクシーより1000倍は快適。それでいて日本の初乗りは770円。韓国180円(2200W)。こう書くと「日本より物価が安いから」と思うかもしれない。

ちなみにガソリン価格は1Lあたり160円(2000W)。物価は日本の80%といったイメージ。日本の安っぽい乗り心地のタクシーって、通産省のLPG政策のシワ寄せという一面もある、ということが解る(少量生産なのでメーカーは思いっきりコストダウンしなければならない)。

自動車メーカーも「そろそろカンベンしてよ」ということなんだろう。どうやらトヨタは時期型クラウン・コンフォートの開発を行っていないようだ。もしどうしても、というなら中国で作っているロンドンタクシーとかを輸入すればいいかもしれない。韓国はLPG車が豊富なので、ソナタとかカッコ良い。

同じくビニール素材じゃなくちゃダメ、と言い張られてしまい、トヨタは泣く泣くクラウンのパトカー用に本革シートよりコスト高になるビニールシートを作っている。これまた中国あたりからビニールシートのクルマを輸入してくればいいだろう。その方が税金だって浮く。役所が要求してくるのはECOの反対ばかりです。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 12:36| Comment(9) | 2011>素晴らしい記事!
この記事へのコメント
確かに超低燃費のプリウスは燃料コストが安すぎますよね。(良い意味で)
一部の労働環境の悪いタクシー業者の運転手は車の燃料代金も自身の給料から引かれるらしいですが…

バリアフリー対策が騒がれている公共交通業界ですが、メーカーも燃料コストの安い・運転手が安全に業務・バリアフリー対応のできる車の開発は出来ないか?と思います。

※車いすの積載でトランクを半開き状態で高速道路の走行はやめてもらいたい。
Posted by 七夕ボーナス at 2012年05月25日 15:11
今回の記事は大変興味深い内容でした。

役所は時代の流れに全く乗らず、前例を踏襲することで、とにかく波風立たないようやり過ごすことしかないですね。コスト?何それって感じです。

こういった税金の無駄使いをひたすら続けている公務員をなんとかしないで、税金上げようとするなんてホント国民は舐められていますね〜
Posted by udai at 2012年05月25日 15:22
フロントホイールドライブのタクシーで持つのだろうか、FFは走行多い場合フロントのドライブシャフトのベアリングがいかれることが多いのだが、ドライブシャフトの外側(ホイール側)のダストブーツが破れグリスが漏れてベアリングがいかれた車をいくつも見たことがある、特に軽自動車が弱い、いかれたらステアリングをきってアクセルを踏むとホイールからカラカラと音がするのでわかる、タクシーは50万キロぐらい走るらしいが、それに前輪のタイヤの減りが早い(そのかわり後輪は減らないが)タクシーは2人のドライバーが日代わりで乗るので(例外もある)メンテナンスであまり車を休ませられない。
Posted by at 2012年05月25日 17:00
フロントホイールドライブのタクシーは昔マツダカペラや三菱のシグマやデボネアがあったがいつの間にかなくなった、三重県の鈴鹿にいつた時にホンダレジェンド(旧モデル)のタクシーに乗ったことがあるがそれはホンダの関係者は他社の車に乗れないからで、数台あるといつていた。
Posted by at 2012年05月26日 06:50
パトカー仕様のクラウンのシートはビニール仕様のほうが高価格なんですね。でも本皮仕様のパトカーだといろいろと問題も出そうですね。

まあ、パトカーにクラウンは必要ないですけど、プレミオあたりで十分です。
FFのパトカーでも問題ないでしょう。タクシー同様、シャフトブーツなんか部品常備っしとけばすぐに交換完了です。

クラウンに拘る警察も電力会社と同じ総括原価方式か?まあコスト意識を期待しても無理っぽいですね。



Posted by ノーマルマン at 2012年05月26日 07:06
自動車学校の教習車にクラウンコンフォート(タクシー仕様車に近い)が多く使われているように思うがもう生産中止になるんですね。
Posted by at 2012年05月26日 09:43
タクシーとしてトータルコストでやすくなるなら、プリウスの方がいいでしょうね。

それにしても、パトカーにクラウンって考え方は、いい加減やめないとね。
良いことにコストをかけるならいいけど、プリウスをタクシーにすれば問題ないでしょう。
警察のコスト意識の無さは、東電といい勝負かも。
Posted by ごっち at 2012年05月26日 15:08
時期型クラウン・コンフォート
→次期型クラウン・コンフォート
Posted by タッシー at 2012年05月27日 04:49
新型クラウンパトカーの一台辺りのお値段、2WDが350万5千円で4WDが370万円です。昨年入札実績…。だいたい80万キロぐらいは使用しますとのこと。また、この金額にはすべてのパトライトや無線機などの装備込みの値段です。白黒パトカーの場合トランクに盾やらサスマタやらほとんど満載状態で、走行です。クラウンが贅沢かどうかというより、結果的にクラウンが法人ユースに適した作りになってるだけの話ではないでしょうか?
耐久性め有りますから…m(__)m
Posted by かず at 2012年05月27日 23:55
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