toyotires
 


2012年06月20日

マッハGOGOGO!

モンスター田嶋こと田嶋伸博選手が、今年のパイクスピークに向けて製作した車両は、TVアニメ『マッハGoGoGo』に出てくるマシンのようだ、という声があがっている。それもそのはず、このマシンは田嶋さんが幼いころから、いつか乗ってみたいと考えていたマシン、そのもの、なのだから。

001_2

これまでは、エスクードやSX4といったスズキの車両をベースとしたマシン(実際の車両のイメージを残したという表現のほうが正しい)で参戦してきた。今回のEVマシンは、スズキ自動車とのコラボではなく全部自前なので、自分の思い描いていたクルマにしたという。田嶋さんが幼少のころから思い描いていた夢のクルマがその原型なのだ、という。

「一番最初のスケッチは、小さいころからのドリームカーです。そのクルマの中にいろんなものを入れ、レイアウトを決めていくと、いろいろ制限が出てきます。そういった制限をクリアしながら、風洞実験もかけて理想形をツメていったら、最終的にこの形になりました。

でも最初は夢のスケッチありき、ですよね。そこにこれまでの経験も入れて、こういう設計になっているんですよ。私なりに、こういうクルマがあるといなという夢を実現したくて作ったんで、負けるわけにはいきません(笑)」

002_2
コクピットにはキャノピーが装着される。これも戦闘機から得たデザイン。しかし、田嶋さんからは「単純にアクリル板を成形したようなものと一緒にしてくれるな」と一喝された。コースの微妙なギャップを見極めることができる、全くゆがみの無いキャノピーなのだ。風洞にかけてテストをしているだけあって、このキャノピーの上を通る風がうまくリアウイングに当たる設計となっている。ちなみに日本から参戦するほかのEVは、パイプフレームでむき出しのコクピットだ。

実物を間近に見ると、このE-RUNNERが非常に大きな車両であることがわかる。目測でみたところ、全幅は2mに納まっているが、全長では5m後半〜6m未満といったところのようだ。増岡浩選手が乗るi-MiEV Evolutionは全長4341×全幅1900×全高1339mm。奴田原文雄選手が乗るTMG EV P002は全長4100×全幅1790×全高1040mm。塙 郁夫選手のHER-02は全長3800×全幅1900×全高1100mmというサイズに収まっていることをみれば、その大きさはわかるだろう。

003_2
スペックについては非公開としている。その理由は、世界の最先端技術が投入される非常にデリケートな部分であるからだという。塙選手のマシンもモーターについてはシークレットという状況であるし、EV関連会社にとって、このようなレースはまさに走る実験室、となっているのだ。

モーターは同じものを前後に2基搭載。三菱重工長崎造船所で開発された、高性能の新型蓄電池を搭載するということだけがわかっている。このバッテリーは、非常に軽量であり大容量だという。レースでこのバッテリー性能を実証できれば、EV用バッテリーの世界は大きく変わるかもしれない。

最終的には、フロント部に指向性の高いスピーカーも装着する予定だという。音が静かなため、動物やギャラリーがコース上に出てくる可能性もあるし、レース関係者にとっても危険だからだ。昨年世界新記録を出した際のエキゾーストを流す予定だという。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 08:30| Comment(0) | パイクスピーク速報
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。