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2012年06月29日

ガレージ発電

初代プリウスがデビューした際、私は将来性を高く評価したのだけれど、当時、別にハイブリッドを買ってくれ、と言ってるワケじゃないのに「ダメだ」とか「意味無し!」というワケのワカラン人が多かった。最近は電気自動車が全く同じ状況。いや、電気自動車に限らず。昨日、太陽光発電について書いたら、批判するコメントも。

プリウスがデビューしたのは1997年だったのでネット環境無し。残念ながらハイブリッドの将来性にダメ出しをした輩の発言内容は残っていない。同業者でも「エンジンとモーターという二つのパワーユニットを持つなんてオタンコだ」と言ってる人がいましたけど。今やネットの時代、皆さん名無し。いわゆる「ヤジ」ですね。

有用な情報や楽しい話題以外の書き込みでハンドルネームを使う人は、トイレの個室に入っている人に水を掛けて逃げるのと同じ卑怯者です。ただ後になっても誰だかワカランので”発言の重さ”もありませんけど。私は全く気にしないのでいくら批判のコメントを書いてもムダです。ということを前提に、再び太陽光発電を。

一番シンプルなカタチは、ガレージの屋根に太陽光発電パネルを張ること。ホンダ製パネルだと、10枚載せて1,35kW。年間およそ1500kWhの電力を作ってくれる。リーフ級の電気自動車なら年間1万km走れます。ここで重要になってくるのが、1500kWhの電気料金。電力会社から買えば、およそ4万5千円。

太陽光で発電した分を全量売り、、夜の電力で1500kWh買うと、逆に年間4万8千円儲かる。差額およそ9万円。仮にガレージ屋根の太陽光発電セットが63万円で済めば、7年でモトを取れてしまう。一方、現時点でホンダの太陽光発電パネル10枚をガレージの屋根に付けた場合、65万2千円。

これだけではダメで、パワーコンディショナーと呼ばれるインバーター22万5750円も必要だから、部品代合計88万円。さらに工事費などかかり、軽く100万円を突破。お話になりませんね、というのが現状。誰も正面を突破しようと考えなければ、このまんまだと思う。されど突破しようとしたら、状況は激変します。

そもそもガレージを作るときの屋根材としてソーラーパネルがあれば、工事費はガレージを作るときの金額で収まる。太陽光パネルで作った直流を交流に変える容量4kWのパワーコンディショナーは、現在他社から買っているそうな。フィットHVについているインバーターなら最大出力10kW。しかも圧倒的に安価。

また、リーフtoホームのような電気自動車の電力を家庭で使うシステムの中核は、パワーコンディショーナーです。電気自動車と太陽光発電を組み合わせたマイクロ・スマートグリッドなら、パワーコンディショーナー1つでOK。ここも大幅にコストダウン&集合化できる。残るは太陽光パネルの価格ということになる。

すでに値引きは普通になっており、今や1kWあたり国産でも30万円くらいで売買されてます。といったことを考えれば、63万円で1,35kWのガレージ屋根発電は十分視野に入ってきているかと。残るは1997年のトヨタや、2010年の日産のような「思い切った決断」を経営者がするか、どうか、です。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:56| Comment(6) | ECO技術
この記事へのコメント
そもそも個人発電の逆ザヤ買取制度は何であるのでしょう… 1キロワットほどの電力がチョロチョロ送電網を逆流してもその分だけ発電所の天然ガスの消費量が減るわけではありません。しかし個人消費者としては日中1キロワットが5時間継続して得られるなら電力網からの電気取り込みを30パーセントほど減らすことができます。この場合、ピーク時の消費電力削減に直接有効であるばかりでなく自分が発電した電力は自分で使うという心理的満足感を得ることもできます。このような自家発電の有効な利用のためにはバッファーとしての蓄電池が必要です。しかし、これまで蓄電池の価格は高く太陽光発電装置と組み合わせると経済的にはペイしませんでした。この事情と政府の再生可能エネルギーの「飾り窓政策」さらに独占企業としての中央コントロールを維持したい電力業界、太陽電池製造業会の思惑が一致し、FIT制度ができたわけです(逆ザヤの損失は全消費者で負担、電力会社は損をしない)。 一方、近未来の電池価格予測は現在の半額ほどになるとされておりまた新技術も開発されてきているので屋根上太陽光発電装置用とバッファー電池の併用が現実のもとなりつつあります。さらにエネファームのような都市ガス燃料電池装置を自立運転できるようにして加えれば国沢さんの仰るマイクロスマートグリッドの完成です。

尚、ホンダの太陽電池の公称出力は少し楽観的過ぎるような気がします。太陽に面と向かった1平方米のパネルに注がれる総エネルギーは約1キロワットで、ホンダの規格は13パーセントほどの効率を謳っていますが、天候状態、照射角度当を考慮すれば1日の平均はその半分くらいが妥当な数字でしょう。(スペック的には効率20パーセント以上のパネルもありますが...)
Posted by G35X at 2012年06月29日 12:02
今日本各地で太陽光発電できる空き地を探している人がいるらしい、国の価格補償買取が決まったのでソフトバンクなど今まで電気と関係ない企業が太陽光発電による売電事業に乗り出すらしい、1KW42円なら儲かる、ソフトバンクの孫さんは菅首相のとき官邸まで行って菅首相に原発を止めましょうと言ったり、経団連が原発推進するなら経団連やめると言ったりしたのは、太陽光発電事業に参入するためだったのか。
Posted by at 2012年06月29日 14:19
マツダがスカイアクティブを発表したときマツダはハイブリッドはモーターやバッテリーなどで車体が重くなりマツダらしいスポーティな走りが損なわれるから(マツダ=スポーティと思っている人がいるのか?)エンジンを徹底的に研究して燃費を追求したと言っていた、実際はハイブリッドを作る技術もそれを研究する体力もないからだろう。
Posted by at 2012年06月29日 15:26
以前テレビ東京のワールドビジネスサテライトに三菱の益子社長が出たとき車のことあまりわかってない(?)女性キャスターがEVはハイブリッドより難易度が高く三菱はハイブリッドを飛び越してEVを作ったからすごいと言っていた、そのキャスターはEVが究極的な環境対策車だと言っていたが今は燃料電池かEVかいずれかだといわれている、EVよりハイブリッドの方がエンジンとモーター2つの動力をうまく使い分け制御しなければならないのではるかに難しい、トヨタは15年間の経験で相当なノウハウを持っているだろう、EVは極端に言うとプラモデルの延長線だという人もいる。
Posted by at 2012年06月30日 04:16
電気の自給自足が早く実現すればと思っていますが、さらなる高効率化とコスト減が必要です。

小笠原諸島や南鳥島周辺の海底からレアアースの鉱床が発見され、数年後には回収が見込まれ、これでモーターなどのコスト削減が実現しそうです。後は太陽光パネルの効率アップと蓄電池のコスト減ですが、技術革新が起こることを期待。

そうすれば今までのような大規模発電所が必要なくなる?
Posted by 605 at 2012年06月30日 15:18
屋根に太陽光発電パネルを付けるために今付いている太陽光による給湯器(太陽で直接温め湯を沸かすもの)をはずす人がいるらしいがエネルギーの効率からいったら、太陽光で発電した電気で湯を沸かすより太陽光で直接湯をわかすほうかはるかに効率がいい。
Posted by at 2012年07月02日 09:43
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