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2012年07月20日

リーフの電池劣化

アメリカでリーフの走行用電池の劣化がニュースになっている。早くもフル充電した際にセグメント1つ残すようになっているケースも出ているそうな。この状態だと95%くらいの容量だと思われる(90%充電でセグメント2つ欠け)。どんな状況で使われているか? 酷暑の地域だという。

リチウム電池は熱で劣化する。一般的に「人間と同じくらいの温度を好む」と言われてます。劣化したと言われている地域の車体温度は最高で60度に達するという。電池の温度も49度から54度とのこと。この温度、人間にとっちゃ厳しい。普通なら生きて行くのは難しいと思われるます。

日産は詳細な温度についての情報を出していないが(おそらく企業秘密なんだと思う)、私の「当たり」(日産の技術者と話をして付けた見当)だと理想は上限で45度くらいの感じ。日本の夏でも灼熱のコンクリート路面に1日いたらギリギリかもしれません。54度になったらイッキに劣化しそう。

高温度域になってくると、1度とか2度の上昇も効いてくるようだ。ちなみに高速連続走行し、急速充電を4〜5回繰り返すと許容温度を超えてセーブモードに入る。こんなときの急速充電は寿命を縮めます。ただ通常の使用環境での急速充電なら、ほぼ問題ないという。電池はそれほど弱く無い。

灼熱の地域は電気自動車と相性が良くない。逆に普通に5度を下回るような寒い地域も暖房や急速充電の遅さを含め電気自動車向きじゃないと考えます。どこにでも電気自動車を売ったらアカン、ということを認識すべき。といった点からすれば日本の関東以西の太平洋側は理想的だ。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:00| 電気自動車