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2012年09月24日

電気自動車普及前夜

リーフに搭載されている電池の材料が変更されるようだ。リチウム電池は正極や負極の素材にナニを使うかで性能や安全性、コストなど違ってくる。何度か書いてきた通り、トヨタ陣営のパナソニックって、危険性ある反面、高い性能持つニッケル正極を使っていた(現在はサンヨー開発の電池なのでニッケルではない)。

負極にチタン酸リチウムを使う(普通のリチウム電池は炭素)東芝のSCiB電池は、容量こそ少ないが出し入れ簡単で長い寿命を持つ。おっとリーフの電池だった。現在、日産NECの電池は正極にマンガンを使っている。これをマンガン、ニッケル コバルトという三つの元素を混ぜた『三元系正極』にするそうな。

どういうメリットを持つか? 最大の理由はコストだろう。原料の安さに加え、製造時の均質性なども追求しているため生産管理が容易になるとのこと。ちなみに新しい正極素材は生産ラインの管理という点で日本より難しい、アメリカやイギリスといった海外の工場で生産される電池に使う。気になるのが性能。

折しもリーフは「マイナーチェンジで走行距離が伸びる」みたいなニュースも流れた。新しい正極を使うと高い性能になるんでしょ、と思うことだろう。残念ながら今回の正極、そこまでのパフォーマンスは持っていない模様。以前も書いた通り、直近の電池の課題は「性能」じゃなく「コスト」や「生産性」の追求でございます。

アメリカは急激に電気自動車へカジを切りつつある。国内で安価に採れる天然ガスを有効に使うには、電力に変えるのがベストだからだ。クルマを1km走らせるために出す二酸化炭素排出量は、原油からガソリンを精製しハイブリッド車で走らせるのと、天然ガスで発電して電気自動車を走らせるのとイーブン。

普通のガソリン車からの代替なら半分になる。しかも天然ガスなら自給自足が可能(アメリカの場合、太陽光発電で作った電力は天然ガスより圧倒的に高い。原発の電力も天然ガスに勝てない)。アメリカに於ける電気自動車は、普及の前夜といったイメージになりつつあります。日本もその流れか?(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:41| Comment(4) | ECO技術
この記事へのコメント
iQのEV がフリート販売されるとテレビでやっていました。
まどろっこしいことしてないで、とっととプリウスPhv をEV にしてしまえ〜
Posted by ぱんだねこ at 2012年09月24日 22:07
電気自動車の普及のネックの1つは
私に様なマンション住まいの者で
月極駐車場での電源確保の難しい層に
如何に、充電の出来る環境を整備するか
も、大きいと思います。
急速充電の技術も、更に磨きがかかると
イッキに普及しそうでは、有ります。
Posted by 村 at 2012年09月24日 22:45
アメリカのガソリンにはすべてトウモロコシからつくったエタノールを混ぜている、2005年より法律で決まっているから、貴重なトウモロコシを燃料にしてけしからんと思ったがエタノールの絞りかすを飼料にしているのでそれほど損失はないらしい、養豚業者は絞りかすよりトウモロコシの方が早く豚が大きくなるとは言っていたが。
Posted by at 2012年09月25日 15:07
アメリカはシェールガスの輸出をアメリカとFTAを締結している国だけにするそうです、アメリカは雇用創出のため輸出を増やしたいからか、TPPはどうなんだろう。
Posted by at 2012年09月26日 09:44
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