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2012年10月24日

雷駆T−3

1年と3ヵ月ほど前に紹介したとおり、古くはマイクロカーME-1(MC-1T EV)から、現在では三菱i-MiEVをベースにした普通自動車「雷駆(ライク)」をリリースするなど、EVへの積極的である光岡自動車。ユアサM&Bと共同開発した三輪EV、雷駆-T3をついに10月18日より発売すると発表しました。

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MC-1で500台以上の実績を持つ光岡自動車ですが、そのうちの200台あまりを「ある健康飲料メーカーさんに買っていただきました。原付というのは、2輪であろうが4輪であろうが、積載量が30kgまでという規定があります。

ところが実際に乗られる女性の方は、30kgの箱を2つくらい、小さいモノを含めると全部で80kgは積みたいと、考えているんです。でも皆さん真面目で、過積載までして商売はしたくないという気持ちがあるということを、お話をしていて感じました」と光岡自動車代表取締役会長の光岡進さん。

「(軽四輪の積載量)350kgまでいかなくてもいいので、もう少し小さくて停めても邪魔にならないクルマがあればいいなぁと10年前から思っていましたが、なかなかチャンスが無かった」ということでした。さらに「トラックを駐車スペースに置いて、運送屋さんは手押しの台車に乗せ替えして集配をしている。坂が多い場所では、手押しで配達をするのは大変だ」ということにも触れ、そんなニーズに応えるべく光岡自動車が出した答えがこれだということなのです。

日本には側車付二輪車という規定があり、「250cc以下ならば車検も要らないし、車庫証明も要らない、ヘルメットもかぶらなくていい」という、「緩やかな規定」のクルマがあるんだそうです。「小口配達でしょっちゅう止まったり動いたりすることを考えると、アメリカの配達車みたいにドアの無いクルマのほうがいい」ということで、ここにターゲットを絞ったということです。

「今までは乗用のみのものではあったが、乗用があるのなら、その分を積載量に換算しても理屈は同じじゃないか」という持論を展開。次世代自動車振興センターおよび経済産業省、そして国土交通省へ直談判の末に、型式認定、そしてEV購入補助金30万円の助成も決まり、この日の発売となりました。

「補助金を組み込んでも100万円を切りたいということで、お客様には99万5円で出します。現実問題これだけで欠損が出て商売にはなりませんが、 50〜100台はある程度欠損生産でやりながら、来年の4月以降は何とかしていかなきゃなぁ」と理想と大きく隔たる現実の厳しい状況を吐露する場面も見られました。

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乗車定員は2名。車両サイズは2485×1170×1075mm。最大積載量は100kg。最小回転半径は2.3m。運転には普通自動車免許以上が必要(二輪免許では運転不可)です。価格は128万5000円から。2.9kWhのショートレンジモデル(40km/h定地走行で航続距離40km)と 4.3kWhロングレンジ(同60km)の2モデルがあり、フロントスクリーン有り無しの4グレードで展開されます。

小口配送や飲料系の配達業務など、ニーズに応えるべくEVを開発する光岡会長の思いのこもった一台。気になります!(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 08:16| Comment(0) | 2011>素晴らしい記事!
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