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2012年11月09日

ニッケル水素

結果よければ全てよし、ということが解っていても、本能的に「大丈夫だろうか?」と思う。初代プリウスのチーフエンジニアだったうトヨタの内山田副会長は「ハイブリッドの走行用バッテリーはニッケル水素が一番良い」と言ってる。確かに現行プリウスに乗っていると、ニッケル水素で何の問題もないと思う。

買ってから4年前に突入した私のプリウスなど益々調子よく、エアコンを使わなくなったら都内で24km/Lくらい走ってます。250kg軽いアクアと勝負したって負けない感じ。トヨタの技術陣はニッケル水素電池のオイシイところをフルに引き出せている。そんなこんなで次期型プリウスもニッケル水素らしい。

しかしライバルメーカー達はいっきにリチウムを採用し始めている。日産もホンダもフォードも、現代自動車もリチウム。なんでトヨタはニッケル水素にこだわるのだろうか? せっかく開発したパナソニックのリチウムを使う気が無いのだろうか? このままだと燃費で負けちゃうんじゃないかと懸念している。

以前ホンダの2モーターハイブリッドのエンジニアに聞いたら、市販するアコードHVの燃費は驚くくらいの数字にしたいと言っていた。おりしも新型カムリHVが発売された時だったので「大幅に燃費伸ばした新型カムリHVよりよいということですか?」と聞き返すと「後出しジャンケンで負けることなど許されないです」。

リチウム電池のよさは回生制動をたくさん取れる点にある。だからこそリチウム使うプリウスαの7人乗りは電池の搭載量が0,9kWhと少ないのに、1,31kWh分のニッケル水素を積む5人乗りと同等の燃費なのだ。1kWh以上のリチウムを積めば、もっと燃費よくなると思う。なんでトヨタってニッケル水素にこだわる?

こらもう解らない。でも250kg軽く、プリウスより3年後に出てきたアクアの燃費がプリウスとどっこいの状況を見ると、トヨタは足踏みしているように思えてならない。もしかするとトヨタのハイブリッド、ライバルメーカーに対するリードを縮められちゃうかもしれません。もちろん性能よければニッケル水素だってOKです。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 23:21| ハイブリッド