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2012年12月08日

大学とEVその1

先日「CQ Hamradio」「トランジスタ技術」等でおなじみのCQ出版のセミナー「デモ走行で学ぶEV運動制御」を受講してきました。これはCQ出版が頻繁に開設しているセミナーのひとつで、大学ではEVにどのようなアプローチをしているのか、を実際に知る機会になりました。今回のセミナーは、東京大学の堀・藤本研究室のグループのある東京大学・柏キャンパスが舞台。EVマニアにはとっても役に立つセミナーでしたよ。

こうしたセミナーは時々行われているので、機会があるたびに紹介したいと思っています。


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基調講演として その堀 洋一教授が基調講演を担当。堀先生をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「今のEV全否定」です。なぜ、「止まって・短時間で・大きな」エネルギーをクルマに入れようとするのか、という考え方で研究に携わっている先生です。

堀先生が提案するのは「ちょこちょこ給電」と「だらだら給電」。つまり、少量の電気を頻繁に、もしくは一定量をずぅっと給電することで、EVを動かしていこうということです。そのための研究として、短時間で大電流を流すことのできる「キャパシタ」、停車時や走行時などに給電ができる「ワイヤレス給電」、そしてEVの高い制御性を最大限に活用できる「インホイールモーター」がテーマになり、それらの研究が進められているわけです。

なかでも興味深かったのは、藤本博志准教授によるアプローチです。藤本先生は、EV運動制御についての研究を行なっています。

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今回も4輪にアウターローター型のインホイールモーター(前輪20kW 、後輪10kW)を搭載したオリジナルEV、FPEV-2 Kanonで、ヨーコントロールなどの制御を披露してくれました。

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また、常時4輪駆動ではなく、いかに効率よくEVを駆動させるか、という駆動力最適配分の制御にも触れ、この制御によって電費向上に寄与することを解説されました。この技術は、三菱が先日発表したアウトランダーに、来年追加設定されるPHVでも採用されるそうです。

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アウトランダーPHVは前後に二つのモーターを持つ4駆モデルですが、その2つのモーターの駆動配分量を調整することで、航続距離の延長に貢献している、とのことです。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 11:59| Comment(0) | 2011>素晴らしい記事!
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