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2012年12月13日

ヒートポンプ

マイナーチェンジしたリーフは『ヒートポンプ式ヒーター』を採用した。果たしてどんなシステムなのだろうか? と言っても難しい技術じゃ無い。家庭用のエアコンと全く同じロジック。簡単に言えば1)冷媒を圧縮して高温状態にする。2)熱交換器で(ヒーターコア)で暖気を取り出して室内に暖かい空気を供給。

3)温度が下がった冷媒を、さらに膨張弁で膨張させることによって温度を下げる。4)超冷たくなった冷媒をラジエターで大気を当てることにより、温度を上げる。5)最初に戻る。超冷たくなった冷媒がマイナス20度なら、5度の外気との温度差は25度。十分に外気から「熱」を吸収することが出来るのである。

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前期型のヒーター使用時。航続距離19kmも落ちる

ちなみに電熱器(PTCヒーター)は100のエネルギーを最大で100の熱にしか出来ない。ヒートポンプ式なら100のエネルギー+外気温エネルギーとなるため、使ったエネルギーより多くの熱を供給出来るのだった。ただ外気温が低くなれば、効率は悪化していく。マイナス10度にもなれば厳しい。

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ヒートポンプ式は消費量少ない。航続距離9kmしか落ちず

さらに温度下がるとヒートポンプも機能しなくなる。極低温は電熱器で沸かしたお湯を使うヒーターしかないのだった。前期型リーフは「どんな温度域でも使える電熱器にしよう」となったワケ。その後「だったらヒートポンプ式も付けたらよくね?」。大幅なコストアップとなるが、電池搭載量を増やすより安価。

かくしてベースグレード以外に採用されたヒートポンプ式ヒーターの利き具合は素晴らしい! スイッチを入れてからの立ち上がりも早い! 外気温5度くらいの東京なら2分くらいで暖かい空気が足下から出てくる。シートヒーターでお尻と背中は30秒で暖かくなる。おっとステアリングヒーターも快適だ。

ヒーターの立ち上がりが遅いプリウスのようなECOカーよりずっと早い時間で暖かくなる。私の前期型リーフは電熱器ヒーターの立ち上がり遅く、シートヒーターやステアリングヒーターも無し。新しいリーフに試乗したら天国かと思った。関東以西の太平洋側ならほぼ問題なく過ごせるようになった。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:55| Comment(4) | 電気自動車
この記事へのコメント
電気自動車なら極寒冷地向けに充電中に蓄熱体に熱を蓄える方式もありでは?オール電化住宅の蓄熱暖房機みたいに。
Posted by 志士 at 2012年12月13日 11:20
うーん自分のインサイト暖房よく?考えて見ると普通のガソリン車より…同じだな。 電気自動車の暖房はエアコンなのか。知りたいんですが、リーフやプリウスの寒冷地仕様にはヘッドライトウオッシャーやフロントワイパーデアイザーはつくんでしょうか? 北海道でお湯をポットに入れはかけ、コンビニでもらってはかけ…。結構必需品だとおもったけど近所の車みたら(関東、西日本瀬戸内側)スバル意外ついてない! メーカーも海外でもあったりなかったり。ハワイとかワイパーデアイザーはいらなくても、フロントライトウオッシャーぐらい日本は特に四季があり冬は寒いし都心でも朝凍結しますし… 設定あるのが当たり前な聞が? 電気自動車やプリウスに熱線はないか電気喰うし。
Posted by さね at 2012年12月13日 11:34
寒冷地では、灯油などを燃焼させ、ヒーターと発電の両方の機能を持たせたオプションがほしいですね。
Posted by Uka at 2012年12月13日 17:02
モニターの質も向上してますね。色合いの差がクッキリです。
Posted by もみじ at 2012年12月17日 11:12
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