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2012年12月26日

クラウンHVのエンジン

クラウンHVに搭載された2,5リッター4気筒は『38,5%』という自動車用ガソリンエンジンじゃ世界一の熱効率を実現しながら、178馬力という高い出力を出してきた。驚くべきはリッターあたりの出力で、何と普通のエンジンと遜色の無い71馬力である。こらもう「凄い!」としか表現のしようがありません。

というのもプリウスに搭載される1,8リッター4気筒の熱効率もクラウンHV用とほぼ同じなのだけれど、リッターあたりの出力は55馬力しかない。実際、エンジンの構成部品を見たら、もう徹底的に熱効率を追求していることが解る。クランクシャフトときたら1,5リッターエンジンより細い。バルブスプリングぐにゃぐにゃ。

マツダはトヨタからハイブリッドシステムの供給を受け、スカイアクティブGと組み合わせる。「燃費自慢のスカイアクティブGなので、プリウスの燃費を超えてくるのでは?」とマツダのエンジンを担当している親分に問うたところ「馬力を落として熱効率だけ追求している。ウチも馬力を抑えれば負けないです」。

ちなみにスカイアクティブGのリッターあたり出力は1,3リッターが65馬力。2リッターで77馬力。確かにプリウスの55馬力と比べれば圧倒的にパワフル。しかしクラウンHVの2,5リッターは前述の通り71馬力もあるのだった。ガソリンエンジンの常識をブチ破るくらい凄いこと。ハイブリッドじゃなくても成立しちゃう。

アトキンソンサイクルは馬力を出せないのでダメ」と言われて来たけれど、ミニバンなどにそのまんま搭載すれば、ディーゼルエンジンと同等の燃費を出せる可能性を持つと言うことです。それとも何らかの理由でハイブリッドじゃないとダメなのだろうか? 試乗会の時にキッチリ取材してみたいと思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 00:24| Comment(3) | ハイブリッド
この記事へのコメント
ああこの勢いでプリウスのハイブリッドシステム、そのアトキンソンサイクルエンジンも大改良を受けると理想的なのだが。
あれだけ市場を席巻した30プリウス、トヨタ側も莫大な市場データを持っているのは確実だ―そのリサーチを理性的に捉えて新設計の1.8リッター版ハイブリッド用アトキンソンサイクルユニットをリリースしてもらいたいものだ。
そして「ガソリン車代表」カローラ用のダウンサイジングターボ(1.3リッター程度が望ましい)やそれと共通のクランクシャフト/バルブスプリングを用いた1.5リッター程度のハイブリッドを開発し、市場を偏りなく包囲する構えが今こそ求められてはいまいか。
Posted by 真鍋清 at 2012年12月26日 02:18
トルク曲線がどうなのかが、問題。
低速域のトルクが細いと厳しいですからね。
Posted by 村 at 2012年12月26日 19:50
スカイアクティブの1300ccはミラーサイクルの1300ccと同じで低速のトルクは出てません
たぶんクラウンのエンジンも同じように低速域はトルクを出さずに燃費を稼いで、カタログスペックで見劣りしないように高速域はそこそこのトルクをだしているのではないでしょうか?
Posted by minicar at 2012年12月27日 13:06
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