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2013年02月20日

電気自動車の電気

日本で電気自動車を走らせようとすれば、当然ながら電気が必要。原子力発電の全面再稼働は難しく、かといって火力発電の主力になっている天然ガスを買おうとすれば高価。なのに政府は本気で電気自動車を大幅に増やそうとしている。はたして電気をどうするのだろう? 原子力発電を増やすのか?

御存知の通りアメリカはシェールガス(天然ガス)が大量に採掘できるようになった。ここにきてアメリカだけじゃ使い切れない量になっている。天然ガスの価格を維持するためには、どこかに売らないとダメ。しかし。パイプラインで運べるカナダとメキシコを見ると、いずれもエネルギーの自給をし、さらに輸出してる。

アメリカにとっちゃコストを掛けて不純物が多く混じるシェールガスの精製を行い、液化した『LNG』にしてフネで運ぶしか無い。安定して買ってくれる国はどこか? 欧州は欧州で自給出来る。ロシアも大量に採掘可能。冷静になって探してみたら、日本くらいしかありません。日本ならアメリカの意のままになる。

日本側にとってもメリット大。現在買っている望外に高いLNGの価格と比べれば大幅に安くなるだろう。今の半分になる可能性だってあります。原子力発電のコストより低くなる? ちなみにアメリカはシェールガスで作った電気でクルマを走らせようとしているため電気自動車の普及に動き出しているのだった。

日本もその流れに乗った、ということなんだと思う。日本にとってハッキリしているのは、いずれにしろこれ以上電気料金や原油の価格が下がらないということ。つまり太陽光発電や風力発電、地熱発電の採算ラインが他の国より高いままなのだ。逆に考えれば再生可能エネルギーの将来性が残っているワケ。

アメリカからLNGを買い、同時に再生可能エネルギーの開発を進めていく、というのが日本の進むべき道だと考えます。自動車用のエネルギーは25%くらい電力にすれば、原油より安く、再生可能エネルギーの使用により二酸化炭素の排出量だって減らすことが出来るだろう。もちろん原発無しでも。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:30| Comment(2) | 電気自動車
この記事へのコメント
シェールガスによって原発よりも低価格の発電が可能になったことにより、アメリカでは脱原発となっているようです。
日本もコスト面から脱原発となっていくといいですね。
Posted by T2 at 2013年02月20日 11:00
シェールガスを日本へ輸出すること、米国にとっては一石四鳥でしょうね。

1.米国の貿易収支改善
2.日本の貿易収支改善(現状のLNGより安く買える)による、ドル高圧力の是正
3.米国による日本のエネルギー支配度を高めてTPPなど米国の要望を通しやすくする。
4.中東依存度を下げることをアピールし、対抗するイスラム勢力への下地作り。

米国は同時多発テロ以降、真剣に対策を練ってきた結果だと思います。日本は無策でしたね。
Posted by Rotarycoupe at 2013年02月20日 23:46
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