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2013年03月19日

VWはFCにダメ出し

2015年に市販になる、というメーカーのアナウンスを受け、間もなく燃料電池車が普及し始めると思っているメディアも多い。そりゃそうだ。完成度の高い燃料電池に乗ると、明日発売だと言われても納得出来ますから。しかし! 世界規模で好調のVWは燃料電池を静観している。というかスルーしちゃってます。

先日もジュネーヴショーの折、VWの関係者に聞いてみたら「ヴィンターコルン代表が厳しい評価をしているんです」。根拠は水素に起因している。水素を大量かつ安価に生産することなど出来ない、ということです。しかも水素を700気圧タンクに充填しようとすれば、電気自動車だと150km走れる電力を使う。

水素を作るのに大量の電気を使い、充填するのにも電気を使う。だったら電気でクルマを動かせばいい、ということだ。VWは電気自動車を否定しておらず、むしろアップの電気自動車を発表。世界一の低燃費車XL1もPHVである。燃料電池より電池技術の向上の方が早いということだろう。その通りだと考えます。

というかトヨタもベンツもフォードも日産も、燃料電池車は終わったという認識を持っていることだろう。VWと違うのは、すでに巨額の開発費を投入しちゃってるということ。引くに引けなくなっているだけ。ヴィンターコルンさんの意見を聞くと、ベンツとフォードと日産の「燃料電池開発は一緒に」という流れがよ〜く解る。

止めるわけにもいかず、かといって単独で開発を続けていくだけの予算を使いたくないワケ。私は以前から燃料電池に対し懐疑的ながら、ヴィンターコルンさんの話を聞き確信を深めつつある。ただ家庭用の燃料電池は着実に進化している。私の家にも導入しようかと検討中。詳細は近々に。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:30| Comment(2) | 燃料電池
この記事へのコメント
仰るとおりですね!自動車用の燃料電池の連続出力は
50キロワット(67馬力)は必要でしょう。そのような大出力の
燃料電池の価格と大きさが自動車用に実用になるなら、
一般家庭用に必要であろう3〜5キロワットのものの現実味は
もっと高いと思います。 現在の「エネファーム」でも都市ガス
を改質する過程での廃熱を温湯を作るのに使い熱効率は60
パーセントほど、バッファー電池やDC>AC変換の効率も
考えても受電端で50パーセント以上はあるでしょう。これと
比べて電力網の受電端での効率は40パーセントそこそこです。

一般家庭での電力使用量は1日20キロワット時ほどでしょうから、
24キロワット時ほどの容量のあるバッファー電池と併用すれば、
一日中電力会社のお世話にならずオール家電の生活ができます。
都市ガスも深夜は需要が少ないでしょうから、その間台所の
コンロ2台を全開にしたほどのガスを発電に使い充電すれば、
昼間のガス需要の妨げにならずガス配管等のインフラにもあまり
影響はないのではないでしょうか? リーフを「走ることもできる
24キロワット時のバッファー蓄電池」として使えば300万円
は安い。

尚、燃料電池車が本当に市販されたら、高速道路PAに天然ガス
水素分離装置を置き、水素供給や燃料電池で電気自動車用充電
サービスを行い、廃熱を利用して浴場やサウナを作れば、一石二鳥です。
Posted by G35X at 2013年03月20日 03:49
なるほど、結局ガソリンのエネルギー密度と持ち運びやすさや、リチウム電池の扱い安さ(水素と競べて)を考えて効率を出せば、FCはわりに会わないといえましょう。
でも、燃料電池まで車で持ちはこばなくても自宅用の急速充電電源とか組み合わせや分担を考えれば、最適な方法があると思います。
ディーラーに燃料電池を置いて充電してもらうとかありましたよね。
そこまでカーメーカーが考えて事業化してくれれば、家電産業のように、そして誰もいなくなった状態を防げると思います。
Posted by ぱんだねこ at 2013年03月20日 11:44
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