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2013年04月07日

空力の追求!


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SIM-Driveの第3号試作車SIM-CELは、いうまでもなくすごく大胆なデザインです。特にその後ろ姿。シェブロン・スポイラーと名付けられた波型のスポイラーがそれです。CFD(コンピュータによる流体解析)の結果、車体表面付近に小さな渦が発生し、その小さな渦が外側の流体の後流を引き寄せる整流効果を持ち、さらに車体後部に制圧を発生させる効果がある、ということです。

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発表会の席上では、ウエット路面での走行シーンが映し出されていました。驚いたのはその車両後方に続く水煙の形状です。非常に低い水煙に収まっているのです。これがこのSIM-CELの空力の実力が端的に見えるところ、と言えるでしょう。

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畑山一郎デザイナー曰く、「派手な装飾」ではなく、5%ほどの空力特性向上に寄与しているということです。この形が有効であるということはわかっていたが、その落とし込みには、少し時間がかかってしまったということです。

1年ほどの製作期間で、昨年の6月にデザイン決定となったものの、この最終型のデザイン決定は2月末だということです。まさに発表1ヵ月前に最終決定、という。感じですね。そんな状態だったため、まだ、このシェブロンの大きさや位置、頻度について追求しきれていない部分もある、ということで、SIM-Driveの次の試作車には、このシェブロン・スポイラーを突き詰めた究極の空力モデルが登場するかもしれませんね。

畑山デザイナーは、他にも同じデザインを見ることができる、ということでした。具体的に例を挙げてもらうと、500系の新幹線のパンタグラフや、ボーイング787のジェットエンジンの後端にも似たようなものが見て取れる、とのことです。そこで、「そういえばこのモチーフをどこかで見たぞ」と思い出しました。

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NISMOの今シーズンのGT500マシン「GT-R」に採用されたシャークティース(サメの歯)です。ここでもドラッグの低減に寄与するとしています。よく似ていますね。市販車にも使えるかな? (XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 22:59| Comment(0) | ECO技術
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