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2013年01月13日

エクストレイル値下げ

あらら! 日産はエクストレイルのフルモデルチェンジの時にCX−5ディーゼルの対抗馬を出してくるのかと思いきや、何と最終の年次改良というタイミングでお買い得仕様を出してきました。『20GT S』の6速ATは今までよりザッと39万円も安い278万9850円! 補助金使えば264万9850円である。

CX−5ディーゼルの価格は278万8千円で補助金使えば260万8千円。ホンキでエクストレイルGTを買う気なら、ナビなどのサービスなど5万円の差額くらいの条件は出して来ると思う。日産もCX−5ディーゼルの成功を、指をくわえて見ていられなくなったんだろう。しかもエクストレイルのディーゼル、良いです。

こうなると気になるのが、CX−5vsエクストレイルだ。乗り比べてみてるといい勝負。いや、燃費やドライバビリティでスカイアクティブD優勢なものの、ハンドリングや乗り心地、クルマとしてのカッコ良さなどエクストレイルの優位点も多い。1年以内にフルモデルチェンジしちゃうのは大きな弱点ですけど‥‥。

また、エクストレイルディーゼルなら中古車というチョイスもある。235万円も出せば走行1万km以内のオフオプション車に手が届く。ちなみにディーゼル補助金を確実にゲットしたいなら3月8日までの登録。もはやCX−5ディーゼルの3月8日まで登録は難しいけれど、エクストレイルなら間に合う?(国沢光宏)

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2012年11月27日

デリカD5ディーゼル

すでに予注を開始している2013年1月10日発売のデリカD5のディーゼルは4WDの『Dパワーパッケージ』で347万円だという。クリーンディーゼル補助金が15万円くらい出るだろうから、330万円前半か。価格について言えば「RVブーム最盛期の三菱自動車なら全く問題なく売れた」というイメージ。

三菱自動車くらい歴史のある会社になると、あまり大きな方向変換は出来ないのだろう。出来れば当初「安いですね」という価格設定にしておき、徐々に付加価値を付けて実質的な値上げをしていけばよかったのに、と思う。じゃなければ往年のデリカ4WDのように、クロカンイメージ全開のルックスにするとか。

搭載されるディーゼルは2,2リッター。出力など詳細なスペックが解っていないけれど、マツダのディーゼルに全てのスペックで届いていないようだ。残念なことにアイドルストップもなく、ミッションもマツダを出し抜くディーゼルとの相性抜群のツインクラッチじゃなく普通の6速ATだという。もう少し頑張って欲しかった。

排気ガスの処理は2つの触媒とDPFを使う日産エクストレイルと同じ方式で、大雑把に言って2,4リッターガソリンの36万円高。2リッターとの価格差となれば一段と広がるので、決してお買い得価格というディーゼルじゃないと考える。このエンジン、遠くない将来にアウトランダーにも搭載される。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:38| Comment(2) | ディーゼル

2012年10月07日

次期型アテンザ

10月5日から先行受注を開始した次期型アテンザのプロトタイプに試乗した。もちろんディーゼルであります。素晴らしいことにイマドキ珍しく6速MT仕様もラインナップされる。最初にハンドル握ったの、もちろんマニュアル仕様車。結論から書くと、乗り心地にイマイチ課題を抱えるものの、スンバラシイです!

最初に問題点の乗り心地を。CX−5も初期ロットは乗り心地がイマイチだった。以前も書いた通り5月あたりでバージョン2のショックアブソーバー(欧州仕様と同じスペック)に切り替わり、乗り心地フェチである私でも納得出来る仕上がりになった。ちなみにCX−5のショックアブソーバー、ショーワ製である。

アテンザのプロトタイプが採用してるのはKYB製。初期の動きが渋く、ツキ上げ感も出てしまっている。ただマツダの開発陣もキッチリ認識しているようなので、市販までには改良されていると思う。プロトタイプのママじゃデザインの素晴らしい質感が泣きます。後はKYBに良い仕事をしてもらうしかなかろう。

ディーゼルエンジンは基本的にCX−5と同じなのだけれど、制御などを進化させている。4,2リッターのガソリンエンジンに匹敵する太いトルクや、振動の無い滑らかな回り方などホメるべき点多数。回転域やアクセル開度によってカラカラというディーゼルノイズを出すモノの、旧世代の音量より圧倒的に低い。

しかも6MTだと楽しさも漏れなく付いてくる。早めにシフトアップしてトルク感を楽しむのもよし、高回転まで引っ張ってパワフルさを堪能するもよし! もちろん売れ筋は6ATになるだろうけれど、クルマ好きなら6MTをすすめたい。私だって買うなら迷うこと無く6MTにする。まずは一報まで。(国沢光宏)
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2012年10月06日

アテンザディーゼル

モスクワモーターショー2012でセダン、パリモーターショー2012でステーションワゴンが世界初公開された、3代目となる「マツダ・アテンザ」。CX-5に引き続き、スカイアクティブ技術がフル搭載となるモデルだが、11月の正式発売前を前に、開発責任者のトークショーを開催します。会場は第5回MEGA WEBフェスタinお台場学園祭を開催中の、東京・お台場MEGAWEBです。

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トークショーでは、アテンザ開発責任者である梶山 浩さんが、その魅力を会場に来た皆さんのためだけにお届けするもの。トークショーのお相手は、国沢光宏さん、まるも亜希子さんとXaCAR編集長の城市の3人。このメンバーですから、キワドイ話やオフレコ話が出るのは間違いないでしょう(笑)。

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時間は10月8日(月曜祝日)14:30〜15:00、東京・お台場MEGAWEB1階のメインステージで行ないますので、是非お立ち寄りください。(XaCAR編集部)

●メガウェブフェスタは 
http://www.megaweb.gr.jp/Event/Megaweb_festa_201210/
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2012年09月28日

ゴルフ7凄い!

VWはゴルフ7のディーゼルエンジン搭載モデルの概要を発表した。それによれば108馬力を発生する1,6リッター4気筒ディーゼルを、大幅に軽量化しCd=0,27のボディに搭載(車高を15mm落とすなどしてCdAも10%減らしている)。燃費は欧州モード複合でナンと31,1km/L(85g/km)。

この数字、イギリス仕様のもの。同じくイギリス仕様のプリウスは25,5km/L(89g/km)でございます。ここで「あれ?」と思うかもしれない。燃費の差より二酸化炭素排出量の差の方が少ないからだ。何度か書いてきた通り、同じ1Lに含まれる二酸化炭素の量って、軽油の方が10%ほど多い。

したがって二酸化炭素排出量で表示すると4g/kmの差ながら、日本やアメリカのように燃費で表示する国だと大幅にイメージが違う。おそらく実燃費でも街中じゃプリウスより若干悪い程度。郊外路になったら30km/L近く走ってくれるんじゃなかろうか。こらもう多くの国や地域や使い方でハイブリッドを凌ぐ。

というか少なくともヨーロッパじゃハイブリッドよりインパクト大きいと思う。しかもプリウスより高い価格を付けてくるとは思いにくい。トヨタは今後もハイブリッドで勝負するそうな。欧州市場でディーゼルに勝つの、難しいと考えます。新型オーリスのHVはゴルフ7ディーゼルの同級生となるが、最初から厳しいかと。

先日行われたトヨタの環境技術を見ても、大幅に出遅れてしまっているように思う。プリウスを越える燃費のゴルフ7ディーゼルは、年明けにも販売開始となる。もちろんアメリカでも発売されることだろう。トヨタのハイブリッド包囲網はどんどん狭まっていく。第2次世界大戦の序盤で大勝ちした日本軍みたい?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:24| Comment(8) | ディーゼル

2012年09月17日

アテンザディーゼル

11月下旬に発表が予定されている、新型アテンザへの期待が高まっている。先にモスクワモーターショーでワールドプレミアされたマツダ6(アテンザ)は、2リッター&2.5リッターのSKYACTIV-Gエンジン搭載だが、日本仕様の目玉はCX5と同じ2.2リッターのディーゼルエンジン搭載車だ。

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新型アテンザは、日本での正式発表に先駆けて、9月1日、自動車雑誌対抗のロードスター4時間耐久レース会場である、筑波サーキットで日本初公開された。エンジン、ミッション、シャシーまで新世代のSKYACTIV技術を満載した新型アテンザは、マツダが世界に向けて提案する自信作。ワゴンモデルは、9月末に開催されるパリモーターショーで初公開が決定している。噂されていたアテンザ・ディーゼルの日本での発売も決定。新世代のクリーンエンジンのセダン、ワゴンが日本のユーザーにどのように受け入れられるか注目される。

すでに新型SUVのCX5では、ディーゼルエンジン搭載車が予想以上に好評で、納車待ち状態だ。マツダの新開発ディーゼルは、トルクフルで静か、燃費が良いことが認知されてきた。日本の厳しい排気ガス規制をクリアしているのは当然だが、その走りの良さも受けている要因のひとつ。


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同様に、新型アテンザ・ディーゼルの燃費、走りにも期待が高く、XaCARでは10月10日発売号で、その詳細とプロトタイプのインプレッションを詳しくお届けする予定!ご期待ください。(XaCAR編集部)

posted by polishfactory5 at 08:59| Comment(1) | ディーゼル

2012年08月24日

燃費計の誤差

マツダの燃費計は誤差が大きいという指摘を多く受けたので、実際どうなのかチェックしてみた。やり方は簡単。可能な限り燃料を使い、満タン法の数字と燃費計の数字を比べるというもの。874,3km走った時点で燃料計は小セグメント一つ。このくらい減らしておけば、計測誤差を最小限に抑えられるという寸法。

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平均燃費は前回の満タンからリセットしていない

入った燃料は53,41L。満タン法の燃費だと16,37km/Lということになります。そして車載の燃費計の数字を見たら17,2km/L。誤差プラス5,1%。今までチェックしてきた車載燃費計の誤差って、おおよそ5%前後。したがって車載燃費計の数字でも、相対比較なら大きな問題な無いと言うことになる。

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軽油の安さを考えればハイブリッドより有利?

もっと厳密に言えば、メーターの距離計誤差も考えなくちゃならない。5%の誤差が出ていれば、メーター上で874,3km走っていても実際は830kmほど。この数字をベースに満タン法の燃費を出せば15,54km/Lということになる。プラス11、1%の誤差でございます。大雑破に言って燃費計の10%減だと思えばOK。

ということで、今後は燃費計の数字を基準とし、満タン法より5%前後甘く、真の燃費で10%前後甘いと考えて頂ければ良いと思う。したがって燃費計と満タン法での燃費を比べる雑誌企画などあれば、そのあたりを勘案して頂きたく。もちろんJC08燃費って「真の燃費」です。燃費の比較は難しい。

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38度という外気温が練馬だ!

CX−5のディーゼルは明日返却なので、最後に幕張から自宅までの燃費をチェックしてみた。燃費計です。やはり優秀な燃費でした。高速道路区間に限って言えばコンスタントに21km/L台。実燃費だと19km/L前後。満タン55Lだとすれば無給油で1045kmも走れることになります。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:26| Comment(3) | TrackBack(0) | ディーゼル

2012年08月23日

BMW320d

BMW320dの価格は相当安いという話を聞いていた。すでにオーダーしている読者の方がいるからだ。それにしてもガソリンの20万円高はどう考えても安い! 9万円の補助金も使え、取得税/重量税免税。実質的に同じ価格でございます。JC08燃費はガソリンの16,6km/Lに対し19,4km/Lときた。

184馬力という出力はガソリンの320iと全く同じ。凄いのが最大トルクで、ノンターボエンジンなら4リッターに匹敵する38,7kgmもある(320iは27,5kgm)。ハンドル握ったら明らかに320dの方が速いと思う。いや、328iと比べたって遜色ないかもしれません。そう考えたら10万円高ってお買い得感高い。

というか3シリーズを買うなら320dしかないでしょ! というイメージ。参考までに書いておくと、BMWの2リッターディーゼルのミドル級パフォーマンスである184馬力は(その上にハイパワー仕様がある)、欧州オーリスのマイナーチェンジモデルに搭載されると目されている。ぜひとも日本で売って欲しい。

いよいよ日本でもクリーンディーゼルのラインナップが増えてきそう。秋にはマツダ・アテンザのディーゼル搭載モデルの登場となる。さらに三菱自動車もD5やアウトランダーにディーゼルを搭載してくるという。スバルだって来年の3月までに(公約だと2012年度)フォレスターのディーゼルを発売するかと。

ミドル級SUVのCX−5ですら実用燃費で15km/Lをクリアしてしまう。320dやアテンザであれば20km/Lに限りなく近い? 軽油はガソリンより安価なので、20km/Lくらい走るのと同じランニングコストになる。ハイブリッドにとっちゃ手強い敵になりそうだ。ミニバンやSUVはディーゼルか?(国沢光宏) 

posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(2) | ディーゼル

2012年06月18日

NV350登場!

NV350が発売された。ポスト新長期規制をクリアする国産小型ディーゼルとしちゃ6車種目になる。しかし。残念ながらハイエース同様、ワゴン仕様のディーゼルは設定されておらず。乗用車の排気ガス規制をクリア出来なかったのだった。乗用車の規制、商用車の規制より若干厳しいのでございます。

そう考えれば後処理に尿素も使わずポスト新長期規制をクリアしたパジェロのディーゼルはタイしたモンだと感心しきり。尿素使ってもいいので、ランクルあたりもポスト新長期規制をクリアさせたディーゼルが載ってもいい。やはりトヨタはディーゼル技術で遅れを取ってしまっている、ということ。

ちなみにハイエースの3リッターディーゼルとNV350の2,5リッターディーゼルは、スペックを見る限り後者が優勢に思える。最高出力こそハイエースの144馬力に対しNV350は129馬力。2,5リッターもあるディーゼルで129馬力って、10年前のディーゼルの水準である。170馬力くらい欲しい。

ただ最大トルクが36、3kgmと、30,6kgmのハイエースを凌ぐ。普通のペースで走っている限りNV350の方がパワフルに感じると思う。ジェントルに走ってNV350。飛ばせばハイエースというイメージだろうか? となればユーザーの傾向からしてハイエースの勝ちになるかもしれませんね。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 10:24| Comment(2) | ディーゼル

2012年06月13日

発ガン性

ディーゼルの排気ガスの発ガン性がWHOの国際ガン研究組織で最も危険な『5』ランクに格上げされたという。ちなみにこれまで『4』ランクでした。驚いたことに5ランクと言えば、アスベストやヒ素と同じ分類。おそらく相当の問題になること間違いない。注目したいのがPM(粒子状物質)。

PMフィルターで捕獲できるサイズが危険なら問題なし。ユーロ5以降(日本なら平成17年施行の新長期規制)をクリアしていれば、PMフィルター付だからだ。しかし『ナノ粒子』が悪玉になってくると相当厳しい。ディーゼルは生き残れなくなる可能性すら出てくるかもしれません。

ナノ粒子について

今後どうなるか予断を許せない。もし大幅な規制が掛かるようなら、軽油を燃料とするディーゼルの先行きは相当厳しいあろう。ただ上のリンクでも紹介したとおり、天然ガス由来のGTLなどを燃料に使えば問題なし。今度の動向に注目したいと思う。いずれにしろ5段階認定は厳しい。

それにしても唐突感が大きいです。そもそもディーゼルエンジンの排気ガスの発がん性なんて30年以上前から言われてきた。むしろ最近排気ガスがクリーンになってきているのに。加えてナノ粒子が問題なら、肺をスルーして血中に混じる。肺ガンだけの原因にはならないでしょう。

そんなこんなで、深慮謀略があるような気がしてならない。”出だし”は二酸化炭素の時と似ている。PMフィルター無しディーゼルの全廃を目指すなら大いに歓迎した動きながら、ディーゼルそのものを悪玉にされようものなら、マツダも足をすくわれてしまう。何が悪いのかハッキリして欲しい。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 20:28| Comment(7) | ディーゼル

2012年04月30日

日産もディーゼル攻勢?

次期型キャラバンに搭載されるディーゼルエンジンはルノー製がベースになる可能性が高い、と紹介したけれど海外仕様のムラーノなどに搭載されている『YD25DDTi』でございます。もちろんコモンレール直噴。乗用車ナンバーだと排気ガス規制をクリア出来ないトヨタのディーゼルと違い、ワゴンモデルもラインナップされる。出力も燃費もハイエースを凌ぐそうな。

また『日刊工業新聞』によると、次期型インフィニティGクラス(スカイライン)はベンツの4気筒を搭載するモデルをラインナップするという。ベンツの4気筒と言えば『Sクラス』に搭載されている2143ccの204馬力/51kgmのユニットしか考えられない。このエンジン、すでにポスト新長期に近い『ユーロ6』をクリア。アイドルストップまで付く。大柄なボディながら最高速240km/h!

5リッターのガソリンエンジン並のトルクがあるのだから当然か。スカイラインの車重が1,6トンくらいで収まっていれば、相当のパフォーマンスを期待できそう。すでにユーロ6レベルのクリーン度確保できているため(NOx触媒も付いている)日本の厳しい排気ガスも、日産の技術陣ならチョイチョイとモデファイするだけでクリア出来ると思う。価格さえ妥当なら日本でも売れるだろう。

そうそう。次期型エクストレイルのディーゼルはルノー開発の『R9M』になるという。元F1のエンジニアの作で、1,6リッターながら130馬力/320Nmというスペックを持つ。ちなみにエクストレイルの兄弟車であるデュアリスのヨーロッパ仕様車は、すでにR9Mが搭載されている。詳細スペックは『こちら』で。エクストレイルのボディでもこのエンジンで十分だと思う。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 23:11| Comment(1) | ディーゼル

2012年04月16日

ナノ粒子とは?

最近ディーゼルエンジンに関して明るい話題が多い。しかし。ディーゼルには大きな不安材料も残っている。この件、私は2003年から紹介してきている。「ナノ粒子」と呼ばれる物質だ。一昔前の「黒く見えるディーゼルの排気ガス」は、10ミクロン(現在ミクロンという単位は正式でないが使います)以上のサイズを持つ。

10ミクロンと言っても解りにくいだろうから、1ミリを全長10mのクジラだとすれば、全長10cmの金魚である(このスケールに当てはめると花粉はニジマスサイズ25〜50cm)。こいつを「DPF」という網ですくってやれば、いわゆる『PM』と呼ばれる黒煙は見えなくなる寸法。臭いも大幅に減ると考えていい。

ところが微粒子の計測技術の進歩により、もっと細かい粒子も出ていた。加えて人体の有害なのは、微粒子であるという研究結果も出始める。アメリカは『PM2,5』と呼ばれる、2,5センチのメダカ級粒子まで規制することを発表。直近では50ナノメートル以下(ナノ粒子と呼ぶ)まで論議されるようになってきた。

このサイズ、1ミリを10mのクジラだとすると、ノミである。ミクロン単位のPMは肺の外側に付着するだけだけれど、ナノ粒子になると肺胞を通過。ダイレクトに血液に混じり込み、アレルギーを起こす「igE抗体値」が徐々に高くなる。花粉症やアトピー性皮膚炎、ゼンソクを発症する、と多くの研究機関が発表してます。

興味深いことにガソリンエンジンからもナノ粒子は出ている。化学の専門家に聞きてみたら「ディーゼルエンジンから排出されるガスの方が複雑で長い分子構造を持ってます。ガソリンエンジンの排出物は自然界にあるような簡単な分子構造だから、生物にとって有害でないのかもしれませんね」。

困ったことにナノ粒子を除くことは難しい。コモンレール直噴に代表される燃料の高圧化を行うと「むしろ軽油の粒子が細かくなりナノ粒子は増加する」と言われるほど。ちなみにナノ粒子が人体に与える影響は本格的に研究され始めたところで、もし「有害」と判定されれば、即座に世界的な規制が始まることだろう。

ディーゼルエンジンはどうすればいいか? 今のところ対応策が二つある。1)CNGと呼ばれる圧縮天然ガス(気体)を使うか、2)天然ガスから作ったGTLと呼ばれる液体燃料か、だ。いずれも本格的に流通するようになれば安価だしクリーン。軽油代替燃料の本命になるかもしれません。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:57| Comment(4) | ディーゼル

2012年04月14日

キャラバンのディーゼル

新型キャラバンが間もなく発売となる。注目したいのはディーゼルエンジン。様々なウワサが流れているけれど、どうやらルノー製のエンジンになるらしい。となれば考えられるのはエクストレイルにも搭載されている『M9R』。M9Rならクリーンだし。ただM9Rだとコスト的に厳しいかもしれません。

とは言え新しいエンジンを開発してポスト新長期対応にしたなら、M9Rより高いエンジンになってしまう。一方、4ナンバーの商用車だと5ナンバーの乗用車ほど厳しい排気ガス規制は不要。コストダウンをしないとハイエース並の頒価にならない。だとすればM9Rの簡易バージョンかもしれない。

いずれにしろ新型キャラバンには乗用車仕様のディーゼルがラインナップされると考えていいだろう。トヨタはどうか言えば、技術的に商用車仕様でギリギリ。当面自社で開発したディーゼルエンジンで乗用車仕様ポスト新長期規制クリアするのは難しいかと。だったらスカイクティブDを買えばいい。

マツダは排気量の小さいディーゼルも開発しているという。やや心配なのが排気量で、どうやら1,4リッターになる模様。何度も書いてきた通り、1,4リッター級はコスト的に折り合わないと言われている。されどNOx触媒が不要なスカイアクティブDなら、ハイブリッドよりコスト的に安くなる可能性大。

現在2リッター級くらいまでのガソリンエンジンを搭載しているモデルに搭載してくれば十分な価格競争力を持てるかも知れない。出来れば今後ディーゼルの主力になる1,6リッター級エンジンをラインナップしたらいい。トヨタやスズキなどが買ってくれればマツダもイッキに楽になるのだけれど。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 21:01| Comment(6) | ディーゼル

2012年04月13日

レクサス

日刊自動車新聞によれば、レクサスはディーゼル車のラインナップを廃止するという。現在販売しているiSのディーゼル車を次期型で止めるということです。ヨーロッパ市場を考えれば今やディーゼル無しじゃ厳しい。ポルシェですらカイエンにディーゼル車を加えたほど。BMWもアウディもディーゼル車比率が驚くほど高い。

トヨタはBMWから4気筒ディーゼルの供給を受けるのだから、レクサスにも6気筒ディーゼルを出してもらえばいい。X5に搭載されている3リッター直列6気筒ツインターボは245馬力の55,1kgmというスペックを持つ。iSなら完全にオーバースペック。GSに搭載してもパワフルだと思う。LSでちょうど良い感じか。

盤石に見えるトヨタながら、電池とディーゼルについてのみ大幅に遅れてしまった。おそらく「地雷」になっているのだろう。誰にだって判断ミスはある。この2つを止めさせた人が「時代は変わった!」と言ってくれれば、イッキに挽回出来ると思う。86/BRZのシャシを使って4ドアを作り、水平対向ディーゼル載せればいい。

ちなみにヨーロッパに於けるディーゼルエンジンの立ち位置は大きく変わり始めている。ポロやフィットクラス以下についちゃ車両価格が高いためディーゼル人気が後退。ゴルフ級やアコード級も1,6リッターの小排気量ディーゼルになりつつある。そして高額車が大排気量高出力ディーゼルの圧倒的人気になってきた。

ソレハサテオキ、何でマツダはTVCFで「ヨーロッパはクリーンディーゼルのクルマがたくさん走っている」と永友選手に言わせたんだろうか。そもそもクリーンディーゼルってガソリン車並の排気ガスのクリーン度を持つタイプを示す。ヨーロッパなら『ユーロ6』基準クリア車です。現時点だとCX−5などごく僅かしかない。

したがって「ヨーロッパはディーゼルのクルマがたくさん走っている」です。今に始まったことじゃないです。マツダの宣伝、お金掛けるなら、もう少しカッコ良くしたらいいのに。クルマ通をウナらせたムカシの味を思い出して欲しいです。(国沢光宏)

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2012年03月31日

軽油価格上昇

ディーゼルの燃料は軽油。20年前の相場を知っている人なら「ガソリンが100円なら軽油60円」だろうし、10年前だと「ガソリン100円で軽油70円」というイメージ。しかし! 今やガソリン155円の軽油135円。ガソリンと軽油の価格差が少なくなってきている。割合にして20年前は40%差。今や15%です。

多くの日本人は「ガソリンの方が高級品だから高い」と思っているようだ。ホントか? 税金を抜いた「液体」の価格を調べてみよう。直近の相場だと原油1Lで61,7円程度。原油から精製したガソリンは76,1円。軽油ならどうか。75円である。ほとんど変わらないと考えていいだろう。じゃ何で20円差なのか。前述の通り税金だ。

ガソリン諸税は1Lあたり53,8円。軽油引取税32,1円。その差21,7円。これが今のガソリンと軽油の販売価格の差になっているワケ。なぜ20年前って40円差があったのか? 液体の価格も40円差だったということである。20年前の軽油って硫黄濃度5000ppmと、強烈に品質悪かった。今なら重油と言ってよいレベル。

そして1992年から2000ppmに改善される。さらに1997年から500ppmに。この時点で軽油の精製コストも上がり(石油ギョウカイで2千億円の投資を余儀なくされた)、30円差になってしまう。その後、排気ガス対策のため一段と高品質の灯油が要求されるようになり、今野20円差に至った次第。今後どうなる?

結論から書くと「税金次第」。アメリカの価格を調べてみたら、私がいつも行っていたLAのレドンドビーチのスタンドの本日の価格はレギュラー1ガロン4,43ドルに対し、軽油1ガロン4,68ドル。ドイツは1Lレギュラー1,58ユーロで軽油1L1,53ユーロ。世界レベルで考えれば「ほぼ同じ価格」である。(国沢光宏)

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2012年03月12日

三菱自動車もディーゼル

三菱自動車はヨーロッパ市場向けに『4N1型』という1.8リッターと2,2リッターのディーゼルを2010年から販売している。14,9というディーゼルとしちゃ低い圧縮比を採用(スカイクティブDは14でさらに低い)。スペックは1,8リッターが116馬力/150馬力。2,2リッター177馬力と、ギョウカイの水準。

このエンジン、当初は日本でも販売出来る『ポスト新長期』にも2012年から対応できるハズだった。しかしNOx触媒の開発に手間取ったのだろう。ここにきて2014年に発売という情報が。2年も遅れちゃったのね。パジェロのエンジンをポスト新長期仕様に仕上げた三菱自動車の技術陣ならもっと早くできた?

そういえばパジェロのディーゼルも小規模なプロジェクトチームによって開発されたもの。おそらく三菱自動車の経営陣からすれば、重要なのはPSAグループ向けのユーロ5クリアのディーゼルであり、コスト掛かるポスト新長期など優先度が低かったんだと思う。ここにきて「ウチもディーゼルを出そう」になったらしい。

というか2014年秋から欧州もポスト新長期と同等レベルのユーロ6になるため、大きな投資をすることなく日本仕様を作ることが可能。CX−5でディーゼル人気盛り上がり、2年後にアウトランダーやデリカD5、ギャランフォルティスクラスが売れ筋モデルになっていれば、強力なアピールポイントになることだろう。(国沢光宏)
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2012年03月09日

ホンダのディーゼル

ジュネーヴショーでホンダは年内に1,6リッターディーゼルをシビックに搭載して販売すると発表した。このエンジンのプロトタイプに昨年試乗したが、なかなかのポテンシャルを持ってそうな雰囲気。出力など未発表ながら、おそらくこのクラスの標準となる135馬力/30kgm前後かと。出力より燃費重視タイプだという。

公表されたヨーロッパモードでの二酸化炭素排出量は95g/km。25,64km/Lのプリウスで89g/kmとなる。1Lあたりの二酸化炭素排出量はガソリンより軽油の方が10%程度多いことを考えると、プリウスと同じ燃費をイメージして頂ければいいだろう。軽油安い日本だと燃料コストでプリウスより15%くらい安く済む。

ダウンサイジングの流れを受け、今やディーゼルも1,6リッターが中心。シビック級のCセグメントはもちろん、アコード級のDセグメントまで搭載される。スカイアクティブDの2,2リッターは乗用車用としちゃ少しオーバースペックになりつつある。ホンダの新型ディーゼル、シビックだけでなくアコードやCR−Vにも搭載されるハズ。

「日本で売らないのか?」という声が出てくると思う。当然の如く将来的には日本でも販売するだろう。ただシビックに搭載されるの、日本のポスト新長期規制よりユルい『ユーロ5』仕様。ポスト新長期規制と同等の『ユーロ6』は2015年施行で、2017年まで猶予期間がある。したがって日本の厳しい規制値をパス出来ない。

ホンダの1,6リッターディーゼルがユーロ6仕様になるのは早くて2年先。日本に入ってくるならその後である。ただヨーロッパ市場じゃ強い武器になること間違いなし。やっとホンダも戦えるようになります。このエンジンの1,2リッター3気筒を作り、フィット級のボディに載せたら言うこと無し。まぁ考えてるでしょうね。(国沢光宏)

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2012年03月02日

エクストレイル

間もなくCX−5のディーゼルが出てくるため、比較としてエクストレイルのディーゼルの燃費をチェックしている。挨拶代わりに中野〜練馬の自宅間の7,5kmから。比較的流れが良かったとはいえ、16,1km/Lだって。こらもう出来すぎ。平均速度20km/hの都内を普通に走って12km/L台だと考えていい。

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エクストレイルにアイドルストップ付いたらこんな感じか?

自宅から高井戸まで下道を走り、そこから台場まで首都高というモードだと17km/L台。この区間、アクセラ15,1km/Lでございました。インプレッサ16,2km/Lのゴルフ17,3km/L。DセグメントのSUVでしかも4WDだということを考えれば素晴らしい! おそらくインサイトより良い燃費だと思う。

もっと驚いたのが練馬〜越後湯沢までの燃費。比較的平坦な本庄あたりまでは、メーターの100km巡航で21km/L! 高崎手前から登り坂になるため徐々に燃費悪くなって行くものの、湯沢到着時点で20km/Lだって! 越後湯沢の標高は500m。普通のECOカーだと燃費伸び悩む。登り坂に弱いのだ。

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ディーゼルは強い! 登り坂でも燃費落ちない。おそらく負荷が掛かった時の燃費良いんだと思う。ハイブリッドもガソリンエンジンのECOカーも、徹底的に走行抵抗を減らして低燃費を実現している。登り坂に出くわすとイッキに燃費落ちる。されどディーゼルって車重だけでなく空気抵抗や登り坂にも強い!

果たしてCX−5の実用燃費はいかに。エクストレイルのディーゼルを大幅に凌ぐだろうか? 広報車が借りられるようになったら燃費計測してみたい。4WD車はハイブリッドよりディーゼルの方が相性いいかもしれません。インプレッサ4WDディーゼルで230万円だったら相当需要あると思う。(国沢光宏)
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2012年02月21日

日産のV6ディーゼル

韓国の中央日報が伝えるところによれば、韓国インフィニティが『FX30d』というエッセンスベースの(今まで何度かモーターショーに出ていたコンセプトカー。すなわち新フロア)3リッターV型6気筒ディーゼル搭載モデルを発売したという。FX30dというモデル、全く知りませんでした。調べてビックリ!

・注 日産に問い合わせたところ、エッセンスのフロアを使っているというのは誤報。ヨーロッパで販売しているFX30dそのものの韓国仕様とのこと。

というか自分自身の勉強不足に恥じ入る。ディーゼルエンジンは238馬力/56,1kgmと強力。このエンジン、日産とルノーが共同開発した『V9X』で、2010年から欧州仕様のインフィニティFXやインフィニティM(日本名フーガ)から搭載されているという。現時点では『ユーロ5』のため、日米での販売は無し。

乗ったことがないばかりか、存在すら知りませんでした。2006年くらいに3リッターV6を開発していることはアナウンスされていたけれど、もう市販されていたのね。こらもうぜひ試乗してみたい。当然の如くユーロ6や、アメリカBIN5、日本のポスト新長期規制対応も視野に入っているだろう(韓国は現在ユーロ5)。

日産はルノーとのアライアンスを上手に使っている。日産を除く日本の自動車メーカーだと、自社だけでディーゼルのV6を開発してもコストに見合う台数が売れない。ルノーなら需要あるし、そもそもディーゼルがないとルノーだってヨーロッパじゃ商売出来ません。V9X、どんなディーゼルなのか乗ってみたいです。(国沢光宏)

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2012年02月17日

CX−5デビュー!

CX−5が発表された。トルクフルで燃費良いガソリンエンジンと、リーズナブルでクリーンなディーゼルエンジンに、ほぼ全域でロックアップする新世代6速ATというパワーユニットを持ち、新しい世代のシャシ、自動ブレーキシステムを含む安全装備、価格までモンクの付け所がないほど良くできている。

唯一のネックは車種ジャンル。どうしてデュアリスやRVRのようなヨーロッパ風SUVなんだろうか? 同じ200万円でもスタイリッシュなセダンとか、エクストレイルのようにトラッドなSUVとかなら、相当ポテンシャルあったと思う。ただCX−5のデザインが好きなら迷うことなど全くない。即座に「買い!」でしょう。

ディーゼルは18万円の助成金が出る可能性大。ディーゼルの『XD』に相当するガソリン車『20S』は38万円差。まぁ妥当な金額か。マツダのWebサイトにもクリーンディーゼル助成金の対象車種であると明記されている。ただ助成金と10万円のECOカー補助の両方は受けられないので注意のこと。

2月20日に試乗会が行われるのでハンドル握ったら早速レポートしてみたい。クルマの魅力度からすれば、2012年前半で最も期待出来る日本車だと思う。このパワーユニット、次期型アテンザにも搭載されるそうな。カッコ良いミニバンとかに搭載したらイッキに売れるかもしれません。(国沢光宏)。
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