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2012年01月22日

CX−5は安いかも

読者のネットワークは広い。マツダCX−5の続報が入りました。何と! ベーシックグレードでもサイドエアバッグとアイドルストップを標準装備するという。両方合わせれば10万円+αの価値になる。8万円なりのHIDパッケージよりずっと安全と環境に効能ある。

実質的に16万円差と書いたものの、やっぱり25万円以上の差かと。もっと言えば、サイドエアバッグまで標準装備しての279万円はリーズナブルだ。平成24年度のディーゼル補助無しでもイケそう。クルーズコントロールを標準装備していれば100点です! 

こうなると気になるのがスカイアクティブGの価格。ディーゼルとの価格差が30万円ということなら、同じ装備内容で249万円。スカイアクティブGは2,4リッターに匹敵するトルク感を持つため、こちらもエクストレイルより圧倒的に魅力のある価格設定になると思う。

すでに試作車の試乗は済ませており、ディーゼルもガソリンもエクストレイルより15〜20%パワフルな上、燃費も優勢だということを確認している。価格まで優勢となれば強い。もし売れ行きが伸び悩むとしたら、あまりに欧米を意識したデザインしか理由無し。

私はCX−5を厳しいと考える。ただスカイアクティブDのコストパフォーマンスについちゃ高く評価したい。次期型アテンザやMPVなどのパワーユニットとして大いに期待できます。ホンダやトヨタあたりもこのエンジンを国内用にマツダから供給してもらえばいいのに。

追記・日産や三菱のクリーンディーゼルは3つの排気ガス浄化装置を持つ。エンジン側から行くと『酸化触媒』+『DPF』(集塵フィルター)+『NOx触媒』だ。酸化触媒とNOx触媒の区別が付かない人も多く、さらにシロウトさんだとDPFまで一緒になっちゃうようだ。

スカイアクティブDで不要になるのは、NOxを還元するための最も複雑で高価な触媒。ベンツや三菱ふそう、UDトラックスなどは尿素水を吹いて対応しているほど。こいつの開発が出来ないため、トヨタもホンダもスバルもディーゼルを出せない。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 20:00| Comment(7) | ディーゼル

2012年01月21日

CX−5は279万円

マツダCX−5のスカイアクティブDの4WD/6AT車の価格は279万円になるようだ。エクストレイルのディーゼルが313万9500円なので、35万円安いことになる。装備内容等、詳細は不明ながら、以前マツダに聞いた情報をまとめると、ほぼ同じ装備にするらしい。

35万円差は高価なNOx触媒の有無分だと考えていいだろう。マツダの主張通りガソリンの30万円高です。また、同じエクストレイルの2リッターに対し、CX−5は2、2リッター。モード燃費も20%くらいCX−5良好。スペック的にはCX−5の優勢になると思う。

気になるディーゼル補助金ながら、24年度分は決まっていない。23年度と同じだとすれば、エクストレイルの21万円に対し半分程度か? 補助金の概念は「標準車との価格差の半分」。エクストレイルの場合、ガソリン車の42万円高という認定だということ。

CX−5それより35万円安なので「標準車との価格差」はエクストレイルより少なくなる(当然ながら補助金も少ない)。標準車との価格差が30万円と認定されて15万円です。おそらく補助金はエクストレイルより少なく10万円前後ということになるだろう。

せっかく279万円という頑張った価格を付けたのに、補助金受けたエクストレイルは293万円。CX−5が269万円前後。当然の如くエクストレイルは値引き対応もしてくることだろう。となると見積もり取ってイーブンの可能性大。CX−5、楽な展開ぢゃない?

ここまで書いたトコロ、読者の方がさらに詳しい情報を教えてくれた。CX−5で19インチのオプションを選ぶと5万円。ディスチャージパッケージ8万円。セーフティパッケージ8万円とのこと。エクストレイルGTはHID標準装備なので、実質的な価格差は27万円に。

ややこしくなった。まとめよう。CX−5にHIDライト付けて10万円の補助を貰うと277万円。エクストレイルが21万円の補助金貰って293万円。あらまの16万円差! CX−5は当面値引き額少ないだろう。予想外に厳しい展開になるかも。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 18:56| Comment(8) | ディーゼル

2011年12月07日

ホンダのディーゼル

ディーゼルエンジンもヨーロッパ市場では急速にダウンサイジングが進んでおり、今やVWパサートのようなDセグメントだと1,6リッター級となってしまった。ベンツSクラスでさえ2リッターエンジンを搭載する時代である。しかし情報収集が苦手な日本勢の多くは、小排気量化の流れに乗り切れていない。

開発中の次世代クリーンディーゼルを見ると、スバルが2リッター。間もなく市販されるマツダ・スカイアクティブDは2,2リッター。三菱自動車1,8リッター/2,2リッターといった具合。これらのエンジン、販売台数多いCセグメントだと完全にオーバースペックだ。Dセグメントすら売れ筋の排気量でなくなりつつある。

そんな中、唯一1,6リッターディーゼルを開発していたのがホンダだった。詳細なスペックは公表されていないものの、試乗する機会を得た。搭載されていたのはDセグメントのアコード。今や時流のド真ん中である。聞けば最初はシビックに搭載することになるそうな。シビック級だと最もニーズの多い排気量と言ってよい。

走り出すと、出力/トルク共に十分! おそらく100kWの300Nmくらいだと思われる。136馬力の30kgmという感じ。欧州勢の新世代エンジンに全く負けていない。トルク特性やエンジンフィールも文句なし。特に全ての回転域とアクセル開度で騒音を出さないことに驚く。スカイアクティブDはたまにカリッとします。

デビューは2012年。とりあえずユーロ5規制でデビューするという。したがって日本やアメリカでの販売は無し。ただGMがアメリカ向けシボレー・クルーズにディーゼルを搭載しようとしているなど、世界規模でニーズが増えつつある。早ければ2013年にもユーロ6対応してくるかもしれません。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 07:58| Comment(1) | ディーゼル

2011年11月30日

ホンダの新型ディーゼル

ホンダが1,6リッターの新世代ディーゼルを発表した。今までホンダは2,2リッターのディーゼルを欧州市場向けに出していたけれど、ニーズの大きいシビック用としちゃ完全にオーバースペック。「一回り小さい排気量のディーゼルを1日でも早く出して欲しい!」と販売店から強硬に言われてました。

新型エンジンはアルミブロックを採用。世界最軽量の1,6リッターディーゼルとなった。ガソリンエンジンと同等のフリクションに抑えた結果、15%も燃費が向上しているという。とりあえずは6速MTのみの設定ながら、新世代の全域ロックアップの多段ATとの組み合わせも開発中だと言われている。

また、現時点では現行排気ガス規制の『ユーロ5』レベルながら、近い将来『ユーロ6』もキャッチアップ。この時点でアメリカのBIN5や日本のポスト新長期規制をクリア出来るようになる。このところアメリカでVWのディーゼルがジワジワ売れ行きを伸ばし始めた。日本での発売も考えているハズ。

近々試乗する機会があるようなので詳しいレポートをお届けしたい。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 22:00| Comment(4) | ディーゼル

2011年08月18日

スカイアクティブD

マツダは来年発売予定のSUVである『CX−5』にスカイアクティブD(ディーゼル)を搭載してくるという。高価なNOx触媒が不要だから、エクストレイルと違いガソリン車の25〜30万円高で収まるかもしれない(日産は50万円高)。じゃ売れるかとなれば「う〜ん」と答える。普通に難しいでしょ。

マツダに限らず「ライバルより良いモノを作れば売れる」と信じているメーカーが少なくない。確かに団塊の世代の価値観だとその通り。でも今やSUVの国内マーケット、基本的に極めて小さいです。加えてマツダ製SUVのイメージ無し。良いクルマを出したってお客さんがいない、ということ。

ヨーロッパならどうか? マツダのイメージはなかなか高い。ライバル車より安価だろうから、けっこう期待していいと思う。ただ2,2リッター級のディーゼルとなると、それなりの価格帯に入ってしまう。現在ヨーロッパで最も売れているのは2リッター以下/140馬力以下の実用的なモデルかと。

むしろアメリカの方が面白い。今やVWジェッタはディーゼルが月販5千台規模になった。CX−5のクラスはアメリカの売れ筋だし2,2リッター180馬力級のエンジンで丁度良い。日本で難しいかもしれないスカイアクティブDながら、上手にアピール出来たら海外で大いに売れると考えます。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 10:36| Comment(4) | ディーゼル

2011年08月17日

次期型シビック

日本車に於けるヨーロッパ市場最大の弱点がディーゼルエンジンである。フランクフルトショーでデビューする次期型のヨーロッパ向けシビックに搭載されるのは150馬力の2,2リッターになる、と発表された。ちなみに同じクラスのライバルとなるVWゴルフを見ると、1,6リッターは90馬力と105馬力の2タイプ。2リッターも140馬力と170馬力で4つから選択可能。

次期型ヨーロッパ仕様シビックの動画

イギリスでの価格は140馬力のディーゼルを搭載する現行シビックのディーゼルが1万9815ポンドから。同じ140馬力を搭載するゴルフは2万1090ポンドなので、なんとか価格競争力を保っているように見える。ただ売れ筋グレードを調べてみたら1,6リッターのディーゼル搭載モデル。90馬力だと1万7850ポンド&105馬力で1万8595ポンド。各社、この価格帯が主流。

イギリスで最も安く販売されている現行シビックは100馬力/127Nmの1,4リッターガソリンエンジンの1万6330ポンド。最高速はどちらも176km/h。0〜100km/h加速で0,1秒ゴルフ勝ち。1ポンド=127円で換算すると、ゴルフディーゼルとシビックガソリンの価格差は約20万円差。燃料コストの差であっという間にゴルフの方がお得になってしまう。

もちろんゴルフにも90馬力ディーゼルより速い1万5850ポンドの1,2リッターTSI(ターボ)がラインナップされてます。さてさて。ヨーロッパに住んでいたらどうか? シビックを買う理由を積極的に見つけられないと思う。猛烈にカッコ良いワケでなくゴルフより広いワケでなくブランドイメージだってF1止めてから落ちる一方。VWときたらWRCにもカムバックするなどイケイケです。

こういった状況、ホンダだけじゃない。全ての日本のメーカーに当てはまる。かくなる上は、マツダにスカイアクティブDのシリンダーを3つにした1,6リッターを開発してもらう。同じく次世代ディーゼルを開発中の三菱自動車には4気筒の1,8リッターと、3気筒の1,4リッターを作ってもらい、みんなで搭載するなんていかがか? 1社ごとじゃコスト的に勝てないと思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 10:35| Comment(0) | ディーゼル