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2013年05月26日

三菱参戦体勢4

2013パイクスピークインターナショナルヒルクライムに出場する、三菱のEVマシン「MiEV Evolution II」。昨年の「i-MiEV Evolution」はSタイヤ(ディレッツァ03G)だったのですが、今年はレギュレーションで公式にOKが出たことを受けて、スリックタイヤを装着しての参戦となります。

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昨年もスリックタイヤに溝を掘った、グルーブドのカットスリックを使用したチームがいくつかありましたが、その多くがクラッシュを喫しており、スリックは難しいのではないか、という意見もいくつか聞かれました。昨年はレース途中からヒョウが降るような天候の変化に見舞われました(レース翌週には頂上付近で積雪となりました)し、そもそも、スタートからゴールまで1400mもの標高差があり、コンディションが大きく異なります。

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そのあたりについて、三菱自動車工業EV要素研究部の百瀬信夫さんは「おいしいところが少ないと言われるスリックタイヤですが、この環境に対応できるタイヤを作ってもらいました」と言う。何種類もタイヤを用意していくのでしょうが、最後の決勝日のコンディションに合わせ、いかにドンピシャなタイヤを装着するか、なのでしょう。ちなみに、スリックタイヤは260/660R18サイズです。昨年のサイズは245/40R18ですので、ワイドになりました。

昨年全面舗装化となり、路面が予想していた以上にクリーンであったこともあってか、田嶋信博選手のE-runnerパイクスピークスペシャル号も、タイヤサイズを小さくしたうえでスリックを履く可能性を示唆していました。各チームがどのようなタイヤチョイスをしてくるのか、そのあたりも見どころですね。(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年05月25日

三菱参戦体勢3

今年の三菱チームに加わったのは、グレッグ・トレーシー選手。昨年は、ドゥカティ・ムルティストラーダ1200Sで参戦。2輪部門で優勝を果たしたカーリン・ダン選手の6秒落ちで見事2位入賞(9分58秒262)を果たしています。

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パイクスピークではすでにBMWとドゥカティを駆って、6度の2輪車クラスでの優勝を経験したスペシャリストです。3歳でバイクに乗り始め、レース初参戦は11歳の時、そして15歳ですでにプロのレーサーになっていたということです。バハ1000への参戦やボンネビルで時速210マイルオーバーにアタックする等しています。

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そんな経歴を見ると、純粋な2輪ライダーのように見えますが、1987年からはレーシング・カート、そしてUSACフォーミュラ2000へ参戦。また、1996年にはデイトナ24時間レースにも参戦経験があり、4輪レースの経験も多いです。

また、彼はレーサーであり、実は有名なスタントマンでもあります。日本でも公開されているハリウッド映画の数々、アベンジャーズやスパイダーマン3、ボーン・アルティメイタムにも出演しています。某ドイツ車のCMのスタントや、某ミニカーのグリーンチームのドライバーとしても活躍していました。

当初、カナダのEVレースバイク「Amarok P1A」での出場と発表されていましたが、これを取りやめて、三菱チームからの参戦となったようです。パイクスピークヒルクライムのスペシャリストですが、4輪でのパイクス挑戦は初となるようです。

「4輪でパイクスピークでレースをすることは、私の長年の夢でした。三菱から今年のレースのことを打診されたことは、非常に光栄で、非常に誇りに思います。私には3人の子供たちがおり、代替エネルギー解決にとても興味を持っており、電動マシンにも長く興味を持っていました。私は7度目の勝利と、できることならコース・レコードを更新して、このレースを終えたいと思います」

パイクスピークを知り尽くしたスタントマンのドライビング・テクニックに期待”大”です。(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年05月24日

三菱参戦体勢2

参戦2年目となる三菱のEVレーサーは、全くの新設計となった「MiEV Evolution II」。新設計をするにあたり、さまざまな方向性が考えられたはずですが、結局、昨年の進化バージョンといった感じでした。

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「いろんなことが考えられる」という点を、挙げてみたいと思います。まず、ボディサイズです。昨年の「i-MiEV Evolution」が全長4341×全幅1900×全高1339mmに対し、「MiEV Evolution II」が全長4870×全幅1900×全高1390mmと、全長が529mmも伸び大きくなりました。

昨年、増岡選手に次ぐEVクラス3位に入賞したエリアス・アンダーソン選手(ゼッケン311)の、フォーミュラ600のシャシーを使用したマシンは、軽量で非常にコンパクト(レーシングカートよりふた回りほど大きいくらい)でした。大きなボディにしっかりとバッテリーを積んで、重たい車体を強引に引っ張り上げる戦略と、小さく軽い車体で必要最低限のバッテリーで、すいすい上がっていく戦略、という流れがあると思われます。

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実はこの軽量マシンのほうが、勝利に近いかもしれないという話があります。そこで新規開発となる「MiEV Evolution II」も、この方向へのスイッチもあり得たのです。その点について、EV要素研究部の百瀬信夫さんは、「検討はしましたが、明確な最適解は見つからなかった」という答えでした。可能性は探ってみたものの、現時点では、現パッケージを凌駕するほどのタイムアップの要素が得られなかった、ということでしょう。

さらに百瀬さんへの質問です。田嶋選手のマシンにはキャノピーがついています。速さを求めていくと、そういったものも必要になるのではないか、キャノピーの採用はなかったのか、と聞いてみました。これについては、風洞実験の結果その効果は見られない、とのことです。その代わりと言っては何ですが、コクピット前のダッシュボード部に、大きめのカバーが取り付けられています。これで十分機能するようです。

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そしてつい先日イラストがお披露目されたロッド・ミレン選手の乗る今年のTMG EV P002ですが、イラストにはフロントに大きなウイングが装着されていました。その点について聞いてみると、なんと「あれはダミーかもしれない」という返答が返ってきました。風洞実験の結果では、あのあたりにウイングを設置すると、逆にデメリットが多くなるとのことです。

決勝の戦いはもちろん、ロッド選手の車両が実際にはどんなウイング形状で登場するのか、も気になりますね。(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年05月22日

三菱の2013マシン

三菱の2013パイクスピーク(PPIHC)参戦記者会見では、冒頭から「総合優勝」の文字が躍っていました。そうです、MiEV Evolution IIが目指すのはEVクラスチャンピオンではなく、オールオーバー、です。

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ライバルとなるのは、ガソリン車では昨年の覇者であるリース・ミレン選手(ヒュンダイ・ジェネシスクーペ/タイムアタッククラス9分46秒 164)、そして今年話題となっているセバスチャン・ローブ選手(208 T16パイクスピーク)も、名前が挙がりました。もちろん、同じEVクラスの、モンスター田嶋選手(E-runnerパイクスピークスペシャル/昨年はリタイヤ)やロッド・ミレン選手(TMG EV P002/昨年は奴田原文雄選手のドライブで10分15秒380)らが優勝候補であるだろうと、増岡選手も見ているようです。

パイクスでの初レース後となる昨年9月、ザッカー編集部に遊びに来てくれた三菱の増田義樹プロジェクトリーダーと監督兼ドライバーの増岡浩選手は、当時「まだ来年のことは決まっていない」と言いつつも、2013年のPPIHCターゲットタイムは、9分20秒あたりを出さないと勝てないだろう、と語っていました。

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そのために、動力性能の向上、スリックタイヤによる旋回性能の向上、そして空力性能向上によるタイムアップを果たしているということです。特に昨年のトップセクションの、トップタイムが伸びないという点についての改善は大きいようです。

発表会の席上で、増岡選手は目標タイム9分30秒と発表しています。昨年のタイミングで9分20秒と言っていましたので、実は少し謙遜した言い回しかもしれません!?(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年05月19日

トヨタのカラー決定


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2013パイクスピークインターナショナルヒルクライムの開催まで、あと50日あまり。今年はプジョー208T16でセバスチャン・ローブが出場する等、さまざまなニュースが出てきています。注目のEVクラスでは、モンスター田嶋(田嶋信博)選手とのガチンコ対決となるロッド・ミレン選手のマシン・イラストが公開されました。
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ミレン選手が乗るトヨタTMG EV P002は、昨年奴田原文雄選手が乗って、10分15秒380でEVクラスチャンピオンとなった、あのマシンです。

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今回発表されたイラストを見てわかる通り、空力パーツを追加し、さらなる改良が進められている模様。TMGはパワートレインのアップグレードもしているとのことですので、更なるタイムアップも期待できるでしょう。昨年リタイアしてしまった田嶋選手との対決も気になりますね!(XaCARレポーター・青山義明)

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2013年03月23日

暫定リスト更新

昨年、7台のEVがエントリーし、日本人オフローダーたちがこぞって参戦して話題となった、パイクスピークインターナショナルヒルクライム。その暫定エントリーリストが2月11日に発表されましたが、3月19日にアップデートされました(今年の決勝は6月30日)。

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エレクトリッククラスは、前回の発表では10台がリストに載っていました。エリアス・アンダーソン(ゼッケン311 2013年式 HCE/XP-13)、マイケル・ブレーム(ゼッケン13 1995年式BMW/Electric M3)、塙郁夫(ゼッケン8 2011年式Summit/HER-02)、ジャニス・ホーリック(ゼッケン100 2013年式eO/PP01)、ロッド・ミレン(ゼッケン76 2013年式トヨタ/TMG EV P002)、田嶋信博(ゼッケン1 2013年式Tajima Motor/E-RUNNER)、ロイ・リチャーズ(ゼッケン24 2012年式ホンダ/Fit)。それと奴田原文雄(車両はTBD)とTBD(未定)の 2台でした。

しかし今回、アップデートされたリストにはエリアスの名前がありません。昨年エレクトリッククラス3位に入賞した注目の軽量EVマシン。軽さを極めたこのマシンのさらなるポテンシャルアップを期待していたのですが…。

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                       昨年初参戦だったエリアス・アンダーソン選手

また、TBDのペンディングリストから奴田原選手の名前もなくなってしまっています。ちょっと残念ですね。気になる三菱自工の名前はまだありません。三菱関係者からは、すでにエントリーを済ましているという情報も得ているので、ペンディングリストの2台がそれなのはほぼ確実ですが、どのような発表があるのか、楽しみですね。

昨年は合計7台でしたが、現時点でEVクラスの参戦は8台となるようです。もう少し台数が増えると思ったのですが、やっぱりEVを強力にプッシュしているあの会社が参戦してくれないことには、ねぇ…。

2輪クラスにも新たにExhibition Powersports- Zという暫定(1年のみ)クラスが設けられ、6台のZERO社(アメリカ)の電動バイクが参戦することになります。モデルは、S(ストリートモデル/モーター出力40kW/92Nm 最高速153q/h)が3台、FX(モタード系ストリートモデル/モーター出力20〜37kW/95Nm 最高速137q /h)が2台、MX(モトクロスモデル/モーター出力40kW/92Nm 最高速137q/h)が1台。こちらも盛り上がる可能性もあり! EVの2輪 vs4輪対決というのも見てみたいですね。(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年03月02日

2013年仕様!

暫定エントリーリストが発表され、再びモンスター田嶋vsロッド・ミレンという対決が、EVクラスで見られることとなった第91回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。その田嶋選手の参戦車両が「第4回[国際]2次電池展」(2月27日〜3月1日/東京ビッグサイト)の三菱重工ブースに展示されていました。

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三菱重工のブースということで、もちろんこの車両のバッテリーは三菱重工製! 昨年その搭載バッテリー他スペックについては一切語られなかったのですが、それは今だに変わらず。その内容はわかりません。

で、この展示車両。実は2013年モデル、なのです。昨年のモデルをブラッシュアップする、ということで、車体は基本的に継続使用しているのでわかりにくいです。大きな変更点は見られないものの、車両をじっくり見ていくと、コクピット上部にエアインテークが設けられていたり、ブレーキディスク径はひと回り小さくなっていたり、と進化しているのがわかります。

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ホイール&タイヤはこれからの走行テストを重ねていくということで、この展示では昨年のものが採用されていました。もう少しスリック寄りになるだろうとのことです。

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今年のレース前に国内で一般に公開するのは今回でほぼ終了。これから最終的な調整を進め、5月の連休明けには日本を発つこととなります。

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昨年EVレコードを樹立した奴田原文雄選手(TMG EV P002)のアドバイザーとして、パイクスにかかわったロッド・ミレン選手が、その同じTMGのマシンに乗っての参戦。今年はこの進化&熟成対決も楽しみ! 6月30日が決勝ですよ!(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年02月17日

パイクスピーク2013

昨年、日本人オフローダーたちがこぞってEVクラスに参戦して話題となった、パイクスピークインターナショナルヒルクライム。アメリカではインディ500に次ぐ歴史あるイベントです。標高2862m地点からスタートし、標高4301mのゴール地点まで一気に駆け上がります。156個のコーナーを持つ全長20qのコースで、これまではダート区間もありましたが、昨年初の全面舗装された状態でのレースとなりました。すでにレースまであと4ヵ月余りとなりましたが、今年のパイクスの暫定参戦リスト(2月11日時点)が発表されました。

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それによると、モンスター田嶋選手(Tajima Motor/Monster Sport Pikes Peak Special)の長年のライバルであるロッド・ミレン選手が、田嶋選手と同じEVクラスに参戦するということです。ミレン選手がEVクラスに出場するのは初めてのこと。パイクスピークの両選手と言えば、その昔、エスクードvsセリカの熾烈な戦いが繰り広げられました。今年はEVに乗り換えての熾烈な戦いが再燃することは間違いないですね。

そのミレン選手が乗るのは、昨年奴田原文雄選手がEVクラスコースレコードを叩き出した「Toyota TMG EV P002」そのものです。ちなみにロッド選手は61歳。田嶋信博選手は、このレース前々日に63歳になるそうです。

他には、EVでパイクスに挑戦し続けている塙郁夫選手(2010、2011パイクスEVクラス優勝)も出場します。また、ホンダ・フィットEVもエントリーリストにあり、参戦する模様。現在正式に発表されているのはこういったところですが、まだペンディングリストには、3台のEVが詳細未定ということで載っています。そのなかには奴田原選手の名も見られます。ちなみに増岡浩選手の名前は今のところ見当たらないのですが、このペンディングリストの一つであることは間違いないでしょう。

さらに、タイムアタック・クラスでは、フォーミュラ・ドリフトに参戦している日本人ドリフターも参戦します。相澤 剛選手は引き続きサイオンtC。S15シルビアで参戦した吉岡稔記選手は、今回車両をスバルBRZに変更しています。BRZの登場で気になる86ですが、もちろん出場します。サイオンFR-Sとしてロバート・ウォーカー選手(ちなみにゼッケン86)がドライブする予定です。

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レクサスISF CCS-Rで参戦した具志健士郎(ケン・グシ)選手の名前はまだないです。が、CCS-R自体の参戦は予定されているようなので、まもなく発表されることでしょう。

昨年のパイクスピーク最速の9分46秒164で勝者となったリース・ミレン選手(ロッドの息子)は、アンリミテッドクラスへヒュンダイPM58OTで参戦の予定。優勝候補のポール・ダレンバック選手(昨年はリタイア)は、リース選手の昨年の車両ヒュンダイ・ジェネシスクーペを駆り、タイムアタッククラスへ参戦、と、大幅なタイムアップを狙うEVクラスとアンリミテッド&タイムアタッククラスの、最速タイム合戦も見逃せません。

91回目を数える歴史ある2013パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは6月30日が決勝となります。(XaCARレポーター・青山義明)

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2013年01月26日

i−MiEVパイクス

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2012に出場した三菱i-MiEV Evolutionといえば、先日東京オートサロンの会場で凱旋走行を行なったばかりです。が、さっそく今度はオートモーティブワールド2013の明電舎のブースに登場です。

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i-MiEV Evolutionは、市販のi-MiEVに搭載するモーターY4F1をチューン(最大出力47kWを80kwまでパワーアップ)した上で、フロントに2基、リアに1基搭載しています。

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せっかくなので、明電舎の担当の方にいろいろ訊いてみました。

「今年もパイクスピークに参戦されるということですが、モーターは変更するんですか?」
「三菱さんのほうに訊いていただけますか?」


「Y4F1ってもっとパワーアップできるもんですか?」
「そういったことにはお答えできません」


「昨年のマシンは一番大きなスポンサーステッカーでしたが、今年もメインですか?」
「ノーコメントでお願いします」


と、けんもほろろ、という状態でした。残念ですが、参戦発表を待つことにします。(XaCARレポーター・青山義明)

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2013年01月22日

モンタジ今年も!

1月15日に行なわれた電気自動車普及協議会(APEV)の記者発表会の席上で、今年6月にアメリカ・コロラド州で開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2013への参戦について、APEVの田嶋信博代表幹事から説明が行なわれました。

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モンスター田嶋こと田嶋信博選手が、初めてEVで参戦した昨年8月のパイクスピークでは、練習走行からEVクラストップを快走していました。しかし、決勝レースでは「E-RUNNERパイクスピーク・スペシャル」から白煙が上がり、「Team APEV with モンスタースポーツ パイクスピークEVチャレンジ」の初挑戦は、マシントラブルでリタイアとなってしまいました。

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今年も昨年とほぼ同様の体制での参戦となるということです。「E-RUNNERパイクスピーク・スペシャル」は、昨年の結果を踏まえ、2012モデルをベースに、バッテリー管理システムの見直しなど信頼性の向上、そしてバッテリー搭載量や電源ケーブル類の見直し、ディスクブレーキの小型化といった軽量化、さらには出力特性の見直し、ホイールサイズおよびタイヤの見直しを行なっているということでした。昨年末からスパ西浦モーターパークや小笠山総合運動公園エコパなどで、ハンドリングテストなど精力的にマシンの熟成に努めている模様がビデオで伝えられました。

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パイクスピーク決勝まで160日あまり。今年こそは、素晴らしい記録を樹立し、King of the Mountain復活を期待したいですね。(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年01月17日

2013年向け始動?

昨年8月にアメリカ・コロラド州で開催された、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2012に出場した三菱i-MiEV Evolutionが、1月11日〜13日、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2013会場で凱旋走行を披露しました。

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このブログやXaCAR本誌でもご紹介した通り、i-MiEV Evolutionは、パイクスピークでは練習走行初日にクラッシュ。急きょマシンの修復に2日以上かけて決勝に間に合わせ、決勝レースでは10分30秒850という記録でEVクラス2位、総合8位を記録しました。

実はこのマシン、パイクスピークのレース後、南米を皮切りに世界を回っており、ようやく日本へ戻ってきた、ということです。ですので、国内で走行するシーンを実際に目にするのは、レース後初、なのです。

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もちろんドライブするのは、レース本番でもステアリングを握った増岡浩選手。本戦を戦った仕様とは異なり、車両は大きなリアウイングを装着しての登場です。オートサロン全日とも路面温度が低く「アンダーから急にオーバーステアになってしまうんで」と、タイヤのスキール音だけの静かな(?)ドーナツターンを中心に、鋭い発進加速など、ファンの前でEVレーサーの性能のすごさの一部(!)を披露してくれました。

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 またパイクスピークで、ベッキー・ゴードン選手の手により6位完走を果たした市販車Mitsubishi i(i-MiEVの米国仕様)パイクス仕様車も、同じくアメリカからの初来日で、オートサロン会場の屋内で示(昨年10月のメガウェブフェスタで飾ってあったのは、日本仕様のi-MiEVのステッカーチューンレプリカです)されていました。

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増岡選手から詳細な話は教えてもらえませんでしたが「現在、今年のパイクスピークに向けたマシンを鋭意製作中」ということでした。年明けにアメリカのMitsubishi Motors North Americaに異動した増田義樹さん(パイクスピークに参戦した三菱チームをまとめた方です。今回の異動は今年のパイクス参戦を見越したもの?)は、昨年のレース後「総合優勝には9分20秒は出さないと勝てないだろう」ということを言っていたので、今回のこのマシンを大きく上回る性能向上したマシンが登場するのでは? と期待に胸が膨らみます。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2013は、現地時間6月30日が決勝レースとなります。(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年09月15日

三菱チーム

早いもので、2012パイクスピークインターナショナルヒルクライムの開催からすでに1ヵ月が経過しました。さて、今回は三菱自動車のお二人、パイクスピークに参戦した三菱チームをまとめた増田義樹さんと、i-MiEVエボリューションのドライバー増岡 浩選手に会いました。

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話は自然と来年のパイクスのことになってしまいます。今年のマシンを改良していくのか、新しいマシンを作るのか、も含め、まだ何も決まってない、ということですが、このブログでも紹介したEVはオーバーオールができるのか? については、増田さんが明確に答えてくれました。

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「オーバーオールは無理でしたね。今年は全面舗装などの要因もあったのですが、それでも昨年の田嶋さんのマシンで20秒くらいのタイムアップになったのではないかと思っています。来年はそういったタイムアップの外的な要因がないですから、純粋にマシンの進化幅ですね。総合優勝するには9分20秒あたりを出さないと勝てないでしょうね」

計画は未定だが、すでに、頭の中には青写真が出来上がっているようですね。今年の走行データを活かして、ぜひ来年は総合優勝も狙えるマシンで再挑戦をお願いしたいですね。(XaCAR特別取材班・青山義明)
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2012年09月13日

電気自動車の実力は?

90回目の2012パイクスピークインターナショナルヒルクライムに、日本からトップオフロードレーサーがこぞってEVクラスへ参戦しました。このレポートについては、9月10日発売のザッカー誌面で行なっていますが、誌面に書ききれなかったいくつか(なかにはレースでは御法度のたら・ればも含みます)を展開してみようと思います。

今回の話題は、オールオーバー、総合優勝の記録についてです。日本からEVが大挙して乗り込みましたが、このEVの実力はどれほどのものだったのか? 国内メディアでは田嶋選手7連覇ができたかもしれない、とする論調もありますが、果たして本当にそうだったのか? 田嶋選手同様に、決勝リタイアしたアンリミテッドクラスの有力候補の練習走行データなどを参考に、このテーマを推察してみようと思います。

以下がレースウィーク全日のリザルトデータ(アンオフィシャルデータも含む)です。今回優勝した#67リース・ミレン選手を始め、2位のロメイン・デュマス選手、アンリミテッドクラス優勝のデビッド・ドナー選手ら総合トップ5までの選手のタイム。そして優勝候補およびEVクラス全選手のタイムを並べてみました。(※増岡さんの予選タイムは公式には出ていません。参考のため、コースアウトする前の1本目の走行タイムを掲載してあります。この走行では増岡さんは2回スピンしているので参考にもならないとも言えますが…)Photo          画像をクリックしてね。大きくなるよ

酸素の濃いボトムセクションはいいとして、トップセクションでもガソリン車のタイムの落ち込みが少ない、というのが正直な感想です。このタイムを見る限り、そもそも総合でEVマシンが表彰台を獲れるかどうかも怪しい、というのが見て取れますね。

参考のため決勝のセクションタイムも掲載しています。ちなみにセクションはS1がスタート地点からピクニックグラウンド(標高2862m〜3035m)、S2がグレンコーブまで(標高3035m〜3487m)、S3が16マイル地点(標高3487m〜3895m)、そしてS4(標高3895m〜4300m)となります。それぞれ3マイル前後の距離です。Map 
今年のマシンを見る限り、EVがオールオーバーを獲ることはできませんでした(もしかして田嶋選手はオールオーバーを狙って出力を上げたためにリタイア?)。でもEVの進化は日進月歩です。来年こそ、EVがオールオーバーを獲れる可能性は高いでしょう(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年08月24日

裏話

パイクスピークヒルクライムレースの決勝から、もう10日が経ちました。そろそろ暴露ネタのひとつでも、ということで、今回はそんな話。
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今回、最も波乱のあったチームといえば、三菱自動車チーム、です。水曜の練習初日にコースアウト&クラッシュ、3日半かけてマシンを修復し、日曜の決勝に出場してEVクラス2位を獲得していることは、すでにここでも紹介済みですね。今回のこのチームの広報として、現場でメディア対応をしてくれたのは、北米三菱PRマネージャーのロジャー安川さんです。

ん? 聞き覚えのある名前? と思われた方も多いでしょう。何を隠そう、元インディカードライバーの、あのロジャー安川選手、そのものです。XaCARでは超お馴染み、ですね。もちろん、編集長以下取材班も顔見知りなだけに、取材も非常にしやすかった、ですね。でも、ちょっと待ってください。ロジャーの活躍はそれだけじゃないんです。
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このパイクスピーク参戦滞在中のメンテナンスガレージClarks Metal and Speed。ロジャーが見つけてきたメンテナンスガレージですが、増岡選手のクラッシュ後のフレーム再製作をできたのは、このガレージだったから。マシン
製作のポテンシャルがあって、レースに間に合わせるというプロ意識をもったハイレベルの技術集団であった、ということで、三菱の技術スタッフとともに、寝る間も惜しんで作業をしてくれたのです。

プロジェクトリーダーの増田義樹さん曰く「一番大きなスポンサーステッカーと、同じくらいの大きさのステッカーを貼ってもらってもかまわないくらい、協力をしてもらった」ということです。

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また、移動式チャデモ方式充電器を持ち込んだのはRealPowerという会社(EV救援用にJAFが導入した移動式充電器のメーカー)ですが、これも、ロジャーがインディ参戦中にスポンサーになった会社のひとつで、そのつながりで今回調達できたものだということです。

実際に活用される機会は無かったのですが、「アタック中にやむを得ないトラブルがあった場合、20分以内ならばスタートラインに戻って再アタックをすることが可能」というレギュレーションを考えれば、不測の事態のため、この急速充電器を用意しておくことが必要でしょう。

さらに実は、ここだけの話。我々取材班も、出国直前にロジャーからお願いされて、とあるブツの運び屋となっておりました。
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ということで、今回はロジャーの大活躍があった、ということだけここでお伝えしておきましょう!(XaCARパイクスピーク取材班)
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2012年08月22日

ECOな鉄道

パイクスピークヒルクライムのレース観戦は、先日のブログでも書きました。夜中から場所取りをして、コースサイドでガヤガヤとレース観戦するのが一番楽しそうですね。

取材班は、メディアシャトルバスで頂上に下ろされます。レースが終わるまでバスが動かないので、終日頂上にいたのですが、頻繁にコグレールの登山電車が登って来て、結構気になりました。

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コグレールは、ラック式鉄道と呼ばれるもので、通常の2本のレールとは別に、ラックレールという歯形のレールを真ん中に敷き、歯車式のかみ合わせて急な斜面も登ってこれるというものです。スイスの鉄道のものが有名ですが、日本では、静岡の大井川鐵道に採用されていますし、那須にあるりんどう湖ファミリー牧場にあるスイス鉄道という乗り物(遊具?)で、この方式が見て取れます。

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このラック式では、世界で最も高所にある駅というのが、このパイクスピークの頂上駅ということだそうです。

サミットハウスという頂上のみやげもの屋でも、コグレールが到着すると、ドドゥッと客がやって来て、しばらくすると引き潮のように居なくなり、また列車が来るとドドゥッ、を繰り返していました。電車のお客さんにとっては、この歴史あるレースは関係が無いようで、上からの景色を眺めておみやげ買って帰っていくだけ、のようでした。

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結局、一度もこのコグレールに乗ることはできなかったのが残念ですね。次回こそは、ぜひ乗ってみたいと思います。(XaCARパイクスピーク取材班)
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2012年08月20日

来年はアウディも?

 第90回パイクスピークインターナショナルヒルクライムでは、アウディがペースカーとしてRS5を提供しています。また、ファン・フェスタでもブースを出展し、コースサイドにあるストローバリアにアウディロゴが並んでいます。現地では、四輪のアウディ、そしてアウディ傘下の二輪のドゥカティが「Come Together」というキャンペーンを展開しています。

アウディといえば1980年代半ばに大活躍。1982年から1987年までアンリミテッドクラスで6連覇を果たしています。今回のペースカーは、1987年にヴァルター・ロールがここパイクスピークで走った、スポーツクワトロと同じカラーリングとなっているのです。

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当初の予定ではヴァルターが「クワトロ S1」で参戦予定だったのですが、日程変更の影響で参戦叶わず。ですので決勝レースでは特に大きな仕掛けも、ワークス参戦ということもありませんでした。タイムアタッククラスに、A4やクアトロが5台出場しましたが、天候悪化のタイミングにかかってしまい、残念ながらたいした成績は残っていません。

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でも、どうせアウディがワークス参戦するんなら、企業イメージも考えても、EVクラスにR8e-tronで臨む、なんて可能性は相当あると思いますが、どうでしょうかねぇ? というかぜひ出てもらいたい!(XaCARパイクスピーク取材班)

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2012年08月18日

コース紹介

高山に登るパイクスピークヒルクライムレース。下から上がって行くにしたがい森林限界を超え、さらには高山植物が生えている高山帯を抜け、最後は植物も無い岩場になってしまいます。

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写真撮影もあるので、カメラを持って、薄い空気に悩まされながらコースサイドを歩いて行きます。コースサイドというと聞こえがいいですが、要はアスファルト路面の外側(ガードレールはほとんど無いので、コースとの境はアスファルトのみ)を歩くわけです。

まぁ、カメラマンの皆さん、ずんずん歩いて行きます。でもちょっと待って! この足元にあるのは貴重な高山植物では? 踏んじゃっていいのかなぁ? と思うのですが、他に歩ける場所もありません。できるだけ足を丁寧に置きながら歩いてきました。

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森林限界手前では、リスを多く見かけました。ちょこちょこと動き回るリスはかわいらしいですが、コロラド州の法律では、野生動物には絶対に餌を与えてはいけないことになっています。

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森林限界を超えると、ビッグホーンシープと遭遇することもよくあるよう(撮影中に2頭見かけました)ですね。そのためEVレーサーも警告音を出してタイムアタックをしています。警告音が聞こえれば、コースサイドで撮影する者にとっても、やって来るのがわかるので役に立つはずですが、それほどこの警告音が役に立つことはありませんでした…。

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残念ながら、命を落とす動物たちもいます。動物たちを傷つけずにレースをしていってもらいたいものです。(XaCARパイクスピーク取材班)
posted by polishfactory5 at 17:44| Comment(0) | パイクスピーク速報

パイクスピーク案内

パイクスピークヒルクライムレースの舞台となっているのは、パイクスピークハイウェイです。そういえば、このハイウェイについて、これまでなにも紹介していませんでしたので、決勝レースが終わりましたが、いまさらながら解説をしたいと思います。

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    パイクスピークはパイク国有林の中にあります。

パイクスピークハイウェイは、コロラドスプリングスという街から西へ15分ほど走ったところにあります。パイクスピークハイウェイは全長30km(19マイル)。料金所のあるスタート地点は標高7400フィート(2255m)。そこから、貯水池、森林限界を越えて登っていく道で、14110フィート(4300m)の頂上へとつながっています。全面舗装されており、全線片側2車線(追い抜き車線なし)となっています。パイクスピークインターナショナルヒルクライムレースは、そのスタート地点がハイウェイの中盤からとなっているため、レース全長は20km(12.42マイル)になります。

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ちなみにパイクスピーク自体は、年間1万5000人が訪れる北米でもっとも登山者の多い山。世界では富士山に次ぐ第2位の登山者数だという。このヒルクライムレース以外に、パイクススピークマラソンなども毎年開催されているようです。

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パイクスピークハイウェイ貯水池からの眺め。奥に見える山々の一番左がパイクスピーク。真ん中あたりにある険しい頂きがリトルパイクスピーク、右側の大きく岩肌が見えるところの上がデビルズ・プレイグラウンド、写真には入っていませんが、さらに右側にはゲートウェイ・トゥ・ヘブンがあります。どれも非常に面白い名前がつけられているのもいいですね。

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頂上にはおみやげものと簡単な食事ができるサミットハウスがあり、名物のドーナツを食して帰るというのがお決まりのコースのようです。帰りはブレーキに気をつけたいところ。エスケープゾーンが基本的には無いので、ローかセカンドで降りないと大変なことになってしまいます。グレンコーブのゲートがブレーキチェックポイントとなっています。ディスク温度が計測され、高温の場合はその駐車場で休憩を強要されます。また、登っていく車両のラジエター用に給水ポイントも4ヵ所あります。

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時間も料金も季節によって変わるようです。ハイシーズンとなる春〜夏は料金所は朝7時半〜午後6時。サミットハウスは7時に閉店。下りのゲートも午後8時に閉門となります。秋〜冬季にかけては料金所の開門時間やサミットハウスの営業時間が短縮となります。また、悪天候の場合も時間は変更となります。料金も季節によって変わります。夏シーズンで料金はクルマ一台40ドル(最大5人)。5人以上乗車の場合は大人ひとりあたり8ドルと子供ひとりあたり2ドルの追加。徒歩の場合は、大人ひとり12ドル、子供(6歳〜15歳)は5ドルのようですXaCARパイクスピーク取材班)

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2012年08月17日

ブルーアース

EVの関しては、何度話を聞いても「目からウロコ」な話を聞かせてくれる「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」の塙郁夫選手。パイクスピークヒルクライムレースへの挑戦は4年目。昨年は12分20秒084のタイムでEVレコードを手にしていました。

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EVの参戦が多くなった今回、「自分はエネルギー効率の良さをアピールしたいのであって、バッテリーを山のように積んで、何が何でも優勝したい、というのではない」ということで、他の参戦者とは異なるアプローチで参戦した今回のパイクスピーク。その現場でいろいろな話を聞かせてくれました。

EVの効率追求がテーマ。ということで気になるのが、そのタイヤの使い方。「ガソリンエンジン車のような走行途中のトルクの変化もないし、常に同じ出力で走れるから、タイヤのグリップで曲がろうとかしない走り方をしたほうが効率がよいでしょう? タイヤの手応えやグリップ力なんてエネルギーロス前提の高性能なわけです」という。

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塙選手の装着タイヤは横浜ゴムの市販タイヤ、ブルーアースです。塙選手の自作EV、HER-02は基本的には昨年と同じクルマです。昨年使用したのは、同じくブルーアースの商品化直前のタイヤでした。最終試作品ということでちょっとパイクスを意識したコンパウンドを採用した、パイクススペシャルになっていたらしいのですが、その昨年のタイヤより、今回の市販タイヤのほうが「全然いい」ということです。

塙選手いわく「全面舗装になったことで、ほとんどのチームがSタイヤのような競技仕様のタイヤをチョイスしてしまった。それは、この下から上までで天候を含め、路面がどう変わるかわからないなかで、そんなことをつめていけるわけがない」

レースなのに、普通に世の中で売っているようなタイヤでの参戦。しかもそちらのほうが、刻々と変わる状況に対応できる懐の深さがある、といわれてしまうと、またしても目からウロコ、です。

さらに横浜ゴムでは当初決勝レースでは新品タイヤに履き替えるというつもりだったようですが、塙さんは「ちょうど皮むきが終わったくらいで、いいんじゃないか?」と、なんと国内シェイクダウンから、このパイクス練習走行を走ってきたタイヤのままで決勝レースに出ることを決断していました。そして、なんと4本ともタイヤ交換をしないままレースを走りきりました。

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残念ながら決勝レースでは新型モーターのトラブルがあって最終コーナーでセーブモードに入ってしまい、最後はのろのろ走行でチェッカーを受けることになってしまいました。それでも21秒もタイムアップした11分58秒974でゴール。予定していた12分切りを達成しクラス5位(総合55位)を獲得しています。


もちろん来年は11分30秒切りが目標だそうです。まだまだおもしろい話をしてくれた塙さんの記事は9月10日発売のXaCAR10月号で採り上げます!(XaCARパイクスピーク取材班)

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2012年08月16日

日本人選手!

アメリカの山、パイクスピークを登るパイクスピークインターナショナルヒルクライムレースへ、日本人ドリフトドライバーたちが参戦していることは、昨日書きましたが、日本のD1、そしてD1のアメリカ版であるフォーミュラ・ドリフト経験者が、なぜ山登りレースをするのか? 車両として出やすいのかな? 程度にしか思っておらず、実はわかりませんでした。

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でもその質問をサイオンtCで参戦した相澤 剛選手にしたところ、あきれながら言われてしまいました。「我々のルーツは峠ですよ。このレースはその峠を舞台にしたレース。言うならばトップ・オブ・峠です。ここでいつかチャンピオン獲りたいじゃないですか!」

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そうでした。日本発祥のモータースポーツ「ドリフト」をやっている多くが峠出身者。ならば峠のチャンプを決めるレースに出るのは当たり前でしたね。すいません!

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ということは、峠カルチャーの構築を目指すあのクルマも出場すべき? ということで、普段ドリフトでFR-Sに乗っているケン・グシ選手に話を聞くと「今回乗ったCCS-Rもいいですよ。う〜んFR-Sも魅力的ですねぇ。どっちか選べって言われると難しいですが、FR-Sかなぁ?」とのこと。さてさて、開発主催の多田さん、いかがですか?

ちなみに吉岡稔記選手は「海抜0メートル地点で500psのマシンでも、上へ行くと300psくらいまで落ちてしまいます」と言っているとおり、出力は4割ほどダウンしてしまうそうだ。ある程度まで出力は上げておかないとタイムも狙えない? かもね。(XaCARパイクスピーク取材班)

posted by polishfactory5 at 20:27| Comment(0) | パイクスピーク速報