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2012年07月04日

開催日決定!

当初7月8日に開催が予定されていた2012PPIHC(2012 パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム)。開催場所のコロラドスプリングス周辺の大規模山火事の影響で、3万2000人が強制非難を強いられ、350棟に及ぶ住宅が被害に遭っている。そのためレースは延期されたが、約1ヵ月遅れで開催されることが決定した。
Ppihc 
6月28日未明に延期が発表されてからちょうど1週間となる7月4日、アメリカでインディ500に次いで2番目古い歴史を持つ、このレースの開催を決定した。レースウィークは8月7日から12日。スケジュールは、8月7日に車検、8〜10日は公式練習日、日本人トップドライバーが多数参戦するEVクラスの予選は8月8日となる見込み。決勝レースは現地時間8月12日(日曜日)の9時スタートとなる。

パイクスピークは、標高2500メートルから標高4300メートルの地点まで駆け上がるヒルクライムだ。秋になると氷点下になり、レース開催は難しい状況だった。これでひとまず安心だが、7月8日の決勝に向け、チームのほとんどが現地入りしていた。費用とスケジュールを含め、参加者の負担は大変だが、関係者はホッとしている。EVの戦いに期待したい。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年07月01日

モンタジに聞く!

開催地コロラドでの山火事により、延期が決定した2012PPIHC(2012 PIKES PEAK INTERMNATIONAR HILLCLIMB)だが、その特別インタビューも今回が最終回。シンガリを務めるのは、「チームAPEV with モンスタースポーツ」のモンスター田嶋こと田嶋伸博選手。現在パイクスピーク6連覇を、そして昨年コースレコード更新の新記録を達成している田嶋選手が、なぜEV? そしてなぜ今年だったのか? 

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 田嶋伸博選手は、石川県出身、今年65歳になる。アジアパシフィックラリー選手権(APRC)の2WD部門で5度タイトルを獲得。また、パイクスピークではこれまで7度の優勝。2006年からの6連覇という記録を持つ。世界ラリー選手権JWRCではチーム監督も務めたことがある。モンスター田嶋という愛称で呼ばれることのほうが多い。

なぜEVなのか。昨年のパイクスでは10分を大きく上回る9分51秒278の新記録樹立で6連覇達成。まだ少し遣り残したことがないわけではないが、「ガソリン車で極められたのかなぁ。まぁ、40年やって来たし、ここらがひとつの区切りとして、これからの新しいチャレンジを」と言う。

また、地球の環境問題などへの思いもあり、「今のご時勢でEVが注目されていること、私が電気自動車普及協議会(APEV)の代表幹事をやらさせていただいているということで、身を持ってEVの普及に取り組んでいかなきゃいけない、という思いが重なっていた」と言う。田嶋さん本人からはいろいろな理由が挙げられているが、「どうせなら今年やりませんか?」というベネッセコーポレーション会長の福武總一郎さん(APEV会長)の後押しも大きかったようだ。

正式に決まったのが2月というから、極めて突貫工事に近い。今回参戦するのは「Team APEV with
モンスタースポーツ」というチーム名だ。これまでと異なり、「EVを世の中にアピールできないかね、ということで、APEVとモンスタースポーツのコラボのイベントにしようと、この体制で参戦を決めたんだよ。チーム総監督には福武さん、応援団長はNTNの鈴木会長という体制でね。私としては、EVでヒルクライムで勝つということもちろんなんですが、やはりEVを世界にアピールして、普及に促進できればと思っています」と。


002       タジマコーポレーションe-runner ミニスポーツ

突然のように思う方もいるだろうが、すでにタジマコーポレーションとしてはナチュラルエナジー事業として、上の写真のe-runner ミニスポーツという小型EVや電動スクーターe-runner、さらにはアルトやエブリィを使ったEVコンバージョンなどの事業展開を試行しており、今回のマシン「E-RUNNER パイクスピークスペシャル」の名前も、タジマコーポレーションのe-runnerシリーズの発展したものということだ。

そのナチュラルエナジー事業の内容については「もともと、自分の若いころからと比べてみて、地球のいろいろがおかしくなって来ていて、想像できないスピードで進んでいると思うんです。それで、燃やす化石燃料の時代から、化石燃料を資源として使う方向に切り替えていく、そういうことが大事だと思っていました。

もちろんクルマは大好きなんで、クルマを辞めるつもりは無いんですが、走るためのエネルギーはもっと地球に優しいものでできないか、といった具合に、自然エネルギーを使ったモビリティということを考え、4〜5年前から、こういうものに取り組んできた」と答える。

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気になるモーターやバッテリーだが、そのあたりの詳細なスペックは明かされていない。要求スペックは、昨年のクルマの出力をそのまま置き換え、去年の記録を超えるようなものを依頼しており、それにサプライヤーが応えてくれている、という。

スペックが公開されるのは現地に入ってからだという。これは非常に不気味だ。なにしろ、田嶋選手がEVクラスへ変更しようが、誰もそのようには見ていないはずだ。アンリミテッドクラスのマシンにも勝ち、総合優勝を目指すのは自明の理であろう。もちろん本人もそのように答えている。

「勝算? 走っているところをご覧になれば大体どのようなものかわかると思いますが(笑)。新しいチャレンジなんで、何があるかわかりません。いろいろあるとは思いますが、40年やったガソリンのことを思えば、ね。EVとして最初のチャレンジですが、少なくとも勝算無ければやらないんで、今回かなりインパクトのあるデビューをしたいと思っています」と答えてくれた。「70歳まではレースをやるよ」と、これからまだ、田嶋選手&EVマシンの挑戦は続きそうだ。(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年06月29日

山火事で延期です!

一部報道でもあるとおり、アメリカ西部コロラド州の山林火災が、なかなか勢いを弱めることなく、大変なことになっている。すでにコロラドスプリングス周辺では、3万人以上が避難をする事態となっている。

Xacarppihc        写真は昨年のパイクスピーク インターナショナル ヒルクライムです

ザッカーでも積極的に採り上げている、2012PPIHC(2012 パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム)を開催する都市が、まさにそのコロラドスプリングス。火災地域の南西側にあるパイクスピーク自体には、延焼の可能性は低いが、7月8日の決勝を控えた28日未明、各所の安全確保のため、延期が決定した。

すでに今週になって、日本からも多くのチームスタッフが現地入りしていたのだが、引き返さざるを得ない状況となってしまった。レースのオーガナイザーは、2週間以内(7月中旬まで)には、正式な新しい開催日が決定&発表する、としている。

最後になってしまいましたが、被災者の皆さんには心からお見舞い申し上げます。(XaCAR編集部)
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2012年06月22日

三菱自動車

日本のトップオフローダーがこぞって、それもEVで参戦することになった2012PPIHC(2012 PIKES PEAK INTERMNATIONAR HILL CLIMB)に向けた特別インタビュー。3回目は三菱i-MiEVエボリューションで参戦の増岡浩選手。

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増岡選手は、1960年生まれ・埼玉県出身。三菱ワークスドライバーとして1987年からパリ〜ダ・カールラリーに挑戦。市販車パジェロ、RVR プロト、チャレンジャーなどで参戦を続け、2001年からはパジェロエボで、2002年-2003年、日本人初の2年連続総合優勝という記録を持つ。今回は、チーム監督兼ドライバーとしてパイクスへ参戦する。

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今回のパイクスピークで三菱は、本腰を入れて参戦する唯一のメーカーといえる。パイプフレームのバギータイプのマシン製作こそウエストレーシングが請け負ってはいるが、そこに使われるユニットは、市販車のi-MiEVに使用されているものをレース用に改良した上で搭載している。

明電舎のモーターY4F1は、i-MiEVでは最高出力47kWとしていたが、今回は80kWまで出力アップし、それを全部で3基、フロントに1 基、リアに2基搭載する。モーター3基の合計出力は240kWとなる。バッテリーは前後ホイールの間、コクピットキャビンの両サイドに配置しており、バッテリーの総電力量は35kWh。回生ブレーキはブレーキ協調タイプではないので、アクセルペダルの戻し作動する。

003コクピットは非常にシンプル。メーターはi-MiEVのものを流用。シフトレバーはなく、左側(パイプフレームに隠れて見えないが)のスイッチボックスに、P-R-N-Dのドライブ切り替えおよび電源スイッチが装着されている

「今年は三菱がモータースポーツ参戦を開始して50周年です。パイクスピークはこの区切りにはちょうどいい、新しい挑戦ですね。もともとは、この参戦計画は昨年からありましたが、震災の影響などもあって、今年にずれ込んだんです。今回がこの計画の2年目なんです。最初はもう少し市販車っぽいモノを想定していましたが、参戦1年目の分がなくなってしまったので、当初よりも計画を変更してこんなクルマになりました(笑)。

i-MiEVのユニットを使いつつ、RVRの電動パワステやランエボのハブ周りなんかも使って、マシンは仕上げています。4輪駆動ですが、時間もなかったのでリアのモーター2 基は独立制御しておりません。AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)をつけたかったですがね、それは来年に持ち越しです」


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      カーボンのカウルには、i-MiEVをイメージさせるものが多少ある

「このレース、距離や条件はEVにとってすごく相性がいいと思います。現在のEVにとって、究極の走る実験室ですね。実際にこのレースで得られたものは、市販車へのフィードバックを考えています。この後三菱が出すPHEVへは多くのものが反映されますし、今回、47kWのモーターを80kWまで性能アップして使うことができました。ということは、効率を追求していって、最大出力47kWならモーターはもっと小さくできるわけで、そういった進化にもつながるでしょう。

乗ってみると、中低速のトルクがあって変速もないので、トルクの息継ぎもないですからね、すごく運転に集中できて乗りやすいですよ。走行テストでは、すでにトミ・マキネンがWRカーで走るよりも速いです。決勝のタイムですか? 10分そこそこは狙えるはずです。EV記録の更新をして来年につなげたいと思っています」

現地視察から始まって、プロジェクトの推進も車両開発も、さらにドライバーとしてだけでなく監督として参戦する増岡選手。しっかり手ごたえを感じる結果を持ち帰ってくれるだろう。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年06月20日

マッハGOGOGO!

モンスター田嶋こと田嶋伸博選手が、今年のパイクスピークに向けて製作した車両は、TVアニメ『マッハGoGoGo』に出てくるマシンのようだ、という声があがっている。それもそのはず、このマシンは田嶋さんが幼いころから、いつか乗ってみたいと考えていたマシン、そのもの、なのだから。

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これまでは、エスクードやSX4といったスズキの車両をベースとしたマシン(実際の車両のイメージを残したという表現のほうが正しい)で参戦してきた。今回のEVマシンは、スズキ自動車とのコラボではなく全部自前なので、自分の思い描いていたクルマにしたという。田嶋さんが幼少のころから思い描いていた夢のクルマがその原型なのだ、という。

「一番最初のスケッチは、小さいころからのドリームカーです。そのクルマの中にいろんなものを入れ、レイアウトを決めていくと、いろいろ制限が出てきます。そういった制限をクリアしながら、風洞実験もかけて理想形をツメていったら、最終的にこの形になりました。

でも最初は夢のスケッチありき、ですよね。そこにこれまでの経験も入れて、こういう設計になっているんですよ。私なりに、こういうクルマがあるといなという夢を実現したくて作ったんで、負けるわけにはいきません(笑)」

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コクピットにはキャノピーが装着される。これも戦闘機から得たデザイン。しかし、田嶋さんからは「単純にアクリル板を成形したようなものと一緒にしてくれるな」と一喝された。コースの微妙なギャップを見極めることができる、全くゆがみの無いキャノピーなのだ。風洞にかけてテストをしているだけあって、このキャノピーの上を通る風がうまくリアウイングに当たる設計となっている。ちなみに日本から参戦するほかのEVは、パイプフレームでむき出しのコクピットだ。

実物を間近に見ると、このE-RUNNERが非常に大きな車両であることがわかる。目測でみたところ、全幅は2mに納まっているが、全長では5m後半〜6m未満といったところのようだ。増岡浩選手が乗るi-MiEV Evolutionは全長4341×全幅1900×全高1339mm。奴田原文雄選手が乗るTMG EV P002は全長4100×全幅1790×全高1040mm。塙 郁夫選手のHER-02は全長3800×全幅1900×全高1100mmというサイズに収まっていることをみれば、その大きさはわかるだろう。

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スペックについては非公開としている。その理由は、世界の最先端技術が投入される非常にデリケートな部分であるからだという。塙選手のマシンもモーターについてはシークレットという状況であるし、EV関連会社にとって、このようなレースはまさに走る実験室、となっているのだ。

モーターは同じものを前後に2基搭載。三菱重工長崎造船所で開発された、高性能の新型蓄電池を搭載するということだけがわかっている。このバッテリーは、非常に軽量であり大容量だという。レースでこのバッテリー性能を実証できれば、EV用バッテリーの世界は大きく変わるかもしれない。

最終的には、フロント部に指向性の高いスピーカーも装着する予定だという。音が静かなため、動物やギャラリーがコース上に出てくる可能性もあるし、レース関係者にとっても危険だからだ。昨年世界新記録を出した際のエキゾーストを流す予定だという。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年06月19日

モンタジ試走!

磐田市竜洋中学校での「E-RUNNER パイクスピークスペシャル」お披露目&出陣式が終わったわずか2時間後、愛知県にあるモーターランド三河に、ついさきほど生徒たちの眼の前にあったマシンが到着していた。

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台風が近づいて天候が崩れるという予報もあり、その前に少しでも走行してデータを取っておきたい、ということでこの走行は急遽決まったもの。カラーリングが施された状態での走行は、これが初、であり、「E-RUNNER パイクスピークスペシャル」の国内最終チェックの機会でもあった。

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関係者が見守る中、走り出したE-RUNNERは、幅2mほどあるにもかかわらず、長い全長に対して非常にナロートレッドという印象。走り方もフロントがぐいぐいと入り込んでいく感じだ。ストレートに戻って来ると、その加速力が異次元のものだということがわかる。

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走行はわずか20周ほどで、雨が降り出す前に無事終了。相変わらず詳細なスペックは公開されなかった(現地で、ということだが、もしかするとレース終了するまで詳細が語られない可能性がある、とのこと)が、田嶋選手は「速くなった」と最終の仕上がりに満足げ。あとは現地での最終調整が残るのみ、だ。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年06月17日

中学校で出陣式

すでにザッカー7月号(66ページ)でも紹介している、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場する、モンスターEVマシン「E-RUNNER パイクスピークスペシャル」が、カラーリングを施された最終仕様となって、6月15日に公開された。

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この日は、タジマコーポレーションの地元である磐田市にある市立竜洋中学校での、田嶋伸博さんことモンスター田嶋選手による特別講義が行なわれる日。その講演の一部として、パイクスピークに出場するマシンのお披露目と、出陣式が併せて行なわれた。

ザッカー本誌でも紹介しているとおり、5月のメガウェブフェスタでの発表時点ではカーボン地むき出しのボディであったが、カラーリングを施されたマシンはレースカー然としており、カーボンボディ状態とはまた違う凄みを持って登場した。

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田嶋“先生”による講演では、ご本人が7歳の時に語った「ドライバーになりたい」という音声がまずビデオ映像で流れ、田嶋選手が登壇。170名余りの生徒に向かって、夢を持ち続けること、チャレンジすることの意義を伝えた。そして地元・遠州で手作りしたマシンで世界へ打って出て、世界新記録を作ったことなどを語った。

生徒たちとの記念撮影では、駆けつけた磐田市の渡部修市長からの花束も贈呈され、さらに、竜洋中学校応援団によるエールが贈られた。いつも笑顔の田嶋選手だが、いつも以上に笑顔がはじけた一日となった。


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実際のレースカーの搬出は20日になる予定。90回目を迎える2012パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは7月8日が決勝日となる。(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年06月16日

トヨタも参戦!

日本のトップオフローダーがこぞって、それもEVで参戦することになった2012PPIHC(2012 PIKES PEAK INTERMNATIONAR HILL CLIMB)に向けた特別インタビュー。第2回目は俳優の哀川翔さん率いるTEAM SHOW (Show Aikawa World Rally Team)の奴田原文雄選手。
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奴田原文雄選手は、1963年生まれ・高知県出身。全日本ラリー選手権で8度のタイトルを獲り、海外では、日本人初のモンテカルロラリー優勝(2006年・プロダクションクラス)を収め、同年プロダクションクラス・シリーズ2位などの経歴を持つ。パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムには2009年、哀川翔さんのコーチ兼コ・ドライバーを務め、クラス5位の成績を収めている。

今回奴田原選手がドライブするのは、トヨタのレース部門トップのTMG(TOYOTA MOTOSPORT GmbH)が開発した「TMG EV P002」。どういった経緯で、この参戦が決まったのか? 「いずれモータースポーツはEVに移行していくと思っていまして、EVとはどんなものかということはすごく興味がありました。TMGの木下美明社長とお付き合いがあった中で、TMGがニュルのコースレコードを持つ高性能EVを持っている、という話を聞いて、パイクス走ったら面白いんじゃないか、と盛り上がって実現したものです」

5月にはフランスへ飛んで、実際にポールリカールで走行チェックを行なったという。「TMG EV P001」という車両は、ニュルのラップタイムでもEV記録をたたき出したことで知られている。「TMG EV P002」は、ラディカルのシャシーを使っているところは同じ。P001の技術をベースに、このパイクスピーク用にモディファイを加えたものとなっている。

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「具体的な内容は僕には良くわからないんです。というのもEVが良くわかってなくて(笑)。運転してみるとビックリですね。ここまで進化しているんだってすごく驚きました。すごいのはアクティブデフとトラクションコントロール。コーナーの出口でバーンとアクセル踏んでも絶対スピンしない。だからすごい楽チン。F1の技術を使ってるんですね。

なんてったってF1のステアリングが付いている(笑)。記念にくれないかな、と思ってるんですが…。ただ、トルクの盛り上がり感がないんで、速いのか遅いのかよくわからない。トルクの谷も無いので突っ込みすぎるとダメ。スローインファストアウトの鉄則どおり、ラインをスムーズに走ればいい。ドライバーとしては乗りやすいですね。

砂利道だったころからパイクスって面白いな、と思っていましたし、すごく魅力のある競技のひとつですね。なので、1回は走ってみたいなと思ってました。ゴールは4300mという高地です。体力というよりは身体がついていけるか、集中力がどうなるか、というところが心配ではありますね。

今回は、TRD-USAに協力していただき、ロッド・ミレンさん(モンスター田嶋選手と死闘を繰り広げたパイクスマイスター)がテクニカルサポーターとしてついてくれています。経験豊富で、いろんなアドバイスをいただいています。その中で酸素ボンベを使ったほうがいいというので、酸素ボンベを積んでいこうと思っています。

目標? わかんないですけど、10分切れたらいいなと思っていますが。ただ、なにせぶっつけ本番になってしまうんで、よくわかんないですね。コースは、3日間の練習で覚えればいいかな、と。SS1本覚えるだけだから短いよね、ただ、誰も横で教えてくれないけど(笑)。20kmなら覚えられるんじゃないかな?

タイヤはSタイヤ。アメリカで売ってるA048というSタイヤで走ります。コンパウンドはいくつか持って行くと思いますが。横浜ゴムとしては、ブルーアースを履く塙郁夫選手のマシン、そしてこちらはモータースポーツタイヤのアドバンということですね」
003マシンのカラーリングは、レースファンにはおなじみの黒地に赤ラインのアドバンカラーとなる

TMG EV P002は全長4100×全高1040×全幅1790mm。最高速度は240km/h。モーターは英Evo Electric社製TMGチューンで、最大トルクは900Nm、最高出力は350kW。電池はドイツBeta-motion社製で、容量は42kWhとなっている。

インタビューには飄々と答えてくれた奴田原選手だが、実は相当勝ちに行く気満々、かもしれない。レースには、チーム監督の哀川翔さんも現地入りするという。哀川さんも「テストでかなりの手応えがあるということを聞いています。自分としてもかなり期待しています」と強気のコメントを残してくれた。(XaCARレポーター・青山義明)
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