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2013年03月20日

コボット?

3月15日、国土交通省は「超小型モビリティの導入促進」事業の対象案件の決定を発表しました。それによると2月1日〜20日に募集された超小型モビリティの導入促進事業」のうち、15件の事業(車両台数は489台)が支援対象となったようです。この15の事業には、先導・試行導入に係る事業計画の実施費用(車両導入、事業計画立案及び効果評価費等)の1/2(民間事業者等では1/3)が補助されます。

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実際に事業に導入される車両489台の内訳をみてみると、トヨタ車体コムス416台と圧倒的な台数となっています。続いて、日産ニューモビリティコンセプトが50台、そしてホンダ・マイクロコミュータープロトタイプが20台となりました。

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コムスはセブンイレブンでの導入はなんと280台。そして豊田市の「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」で100台という大きなプロジェクトに軒並み採用された。

以上486台、実に99%以上が自動車3メーカーのものということでした。中小企業の参入もあるのでは、という期待があったのですが、今回のこの導入事業の対象には含まれなかったようです。

そんな中で唯一、大メーカーと張り合う形で、3台の事業導入を果たした車両があります。それが、コボットの「KOBOTθ(シータ)」です。

コボット? 会社名も車名も聞いたことないですね。でも、実は一昨年末の東京モーターショーに出展、コボットのコンセプト車両が展示されていました。それが、下の写真。

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写真手前から、一人乗りのKOBOTν(ニュー/赤いマシン)、KOBOTβ(ベータ/緑のマシン)、そして二人乗りのKOBOTπ(パイ/白とオレンジのマシン) 

この時は「興和テムザック」という会社名で、電動モビリティ「KOBOT」(コボット)のコンセプトモデル3台を登場させていました。社名は、昨年6月に「コボット」に変更したということです。

東京モーターショーで出展していたコンセプトマシン「KOBOTπ(パイ)」をベースに進化させたモデル「KOBOTθ(シータ)」が福岡県糸島市の「超小型モビリティ等観光活用推進協議会(糸島市観光協会、明和製作所、九州大学、福岡県糸島市)」に2台、そしてコボット社のある福岡県宗像市に1台が導入されます。

この新しい車両区分、どのように社会に溶け込んでいくのか、が気になりますし、実際にKOBOTを福岡に行って見てみたいですね。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 07:18| Comment(2) | 超小型車

2012年12月11日

横浜で乗れる

日産は横浜市と一緒に『超小型モビリティ』(車両はルノーが開発/生産しているトゥイージー)の活用実験を行っている。日産本社と赤レンガ倉庫、元町のベースから3時間半無料で貸し出してくれるというもの。話題の超小型車とあって爆発的な人気になるかと思いきや、土日を除けば余裕で予約可能。

予約状況や貸し出し情報

自動車好きや、関係者はこの機会にぜひ試してみたらいい。役人が安直に考えた「軽自動車の優遇を撤廃する代わりにデッチあげるクルマ」の素晴らしさを堪能出来ることだろう。もちろんトゥイージーに問題あるんじゃない。使い方次第じゃ素晴らしい移動手段になるに違いない。されど軽自動車の代替にゃ無理。

渋滞する週末の横浜観光なら全く問題ないけれど、速度域の高い国道で大型トラックと併走しようモノならタマを取られそうだし、雨でも降ったら泣くしかない。そもそも天気悪いと寒いのなんの! 寒い外からクルマに戻ってヌクヌク、なんて無理。リアシートの乗降性だって年寄りだとストレッチのようなもの。

なのになのに! 一般メディアを見ると「ゆめのじどうしゃ」のような扱い。本気で軽自動車とバーターになると思っているのだろうか? もちろん日産も、先日超小型自動車の試作車を公開したホンダも、このあたりの事情はわかっている。ニコニコしながら役人に付き合わなくちゃならん時もあるのだった。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 16:31| Comment(5) | 超小型車

2012年09月29日

アイデアはいいが‥‥

トヨタはIT&エレクトロニクス総合展『CEATEC JAPAN 2012』でコムスをベースにした『スマートINSECT』を発表した。エクステリアは写真の通りコムスそのものと言ってよかろう。車両側に付けたセンサーで顔の検知や個人認証を行うというキーレスシステムを装備(複数のドライバーを登録すれば文字通りキーレス)。

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手の動きでドアの開閉を行ったり、目的地までのナビゲーション操作を音声で行い、渋滞を避けた最短到達ルート案内までしてくれるという。クルマだけじゃありません。自宅の施錠やエアコンのスイッチまで操作出来るのだという。ストーリーとしちゃオモシロイ。でも顔の検知だと認知症に掛かった人も乗れちゃう?

最大の問題点はベースとなるコムスのスペック。イマドキ鉛電池! しかも絶対的なパフォーマンスは自動車道路を大型トラックなどと一緒に走ることに恐怖を感じるレベル。IT&エレクトニクスより先に「自動車としての性能」を追求すべきだと思う。というかコムスを使っていることで、全く現実味が無くなります。

便利なアイデアは素晴らしい。でも混交交通に於ける「乗り物」は必要最低限のスペックを持つべきだと思う。せっかくコンセプトカーを発表するなら、パフォーマンスの大幅な完全と、せめてリチウム電池の採用くらいはアピールして欲しかった。鉛電池とITやエレクトロニクスは全くシンクロしないです。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 00:09| Comment(3) | 超小型車

2012年09月13日

コムスに乗った

超小型車の1車種である『コムス』(トヨタ車体)に試乗してみた。広報車があるのか不明なので、メガWebのライドワンへ乗りにいった次第。車体のデザインや仕上がり具合は予想以上に良好。「質感がある」と高く評価しておく。遊園地の乗り物のようだけれど、案外居住性良かったりして。エアコンはありません。

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ドアなるモノもないけれど、両側にジッパーで固定するビニールのカバーが付いている。雨の日や寒い日は締めればOK。ただ除湿出来ないので、完全に閉めると曇っちゃうかもしれません。試乗時は30度以上の真夏日。オープンで走ってみました。エンジンに代表される熱源がないこともあり、外に居るのと同じ。

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インテリアの仕上がりも悪くない。スポーティな形状のステアリングホイールや、レーシングカーのような仕上げの速度計だって良い感じ。起動はブレーキ踏んでクルマと同じ場所にある「キー」を捻るだけ。コラム右側にあるレバーを下に操作すればDレンジに入る。後はアクセルだけで動き出す。簡単です。

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ペダル回りをチェックしたら、これまた凝ってる! ヘタな乗用車よりずっと良い部品使ってますね。ちなみにブレーキはノンアシストなので、普通のクルマのイメージで踏むと利かない。意識的に強く踏む必要あります。またアクセルオフだけでなく、ブレーキペダル踏んだ時も回生を入れている感じ。

乗った感じはどうか? 結論から書くと「遊園地の乗り物やゴルフカートから一歩も出ていない」でございます。わずか6,8馬力のモーターで420kg+乗員もあるボディを混合交通の中で走らせるのは無謀。最高速60km/hとあるが、加速も悪いし登り坂だとガクンと速度落ちる。交通負荷にしかならないと思う。

・コムスのWeb

やはり60km/hまでストレス無く達し、デコボコを通過した時にすっ飛ばされないようなサスペンションを持たせないと危ない(現状は超硬い)。15kW程度のモーターにアップグレードし、足回りを根本的に見直さないと使い物にならないと考えます。車両価格は軽トラックより高いのだった。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(6) | 超小型車