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2011年12月18日

電気自動車は有望

驚いた。ドイツは福島原発の事故を受け、原発の全廃を決定。すでに17基の原発のウチ、8基が運転を休止している。結果、ドイツ国内の電力は57%が火力発電。2番手に風力や太陽光など再生可能エネルギーで作った電力になったそうな。ちなみに再生可能エネルギーの割合を調べてみたら実に20%(風力7,6%。バイオマス5,2%。太陽光3,2%)だって。

日本はどうか? 正確な最新のデータこそないものの、水力を除けば1%程度だと思われる。ドイツのように風力やバイオマス、太陽光、さらに今でも8%の電力を担う水力や、ドイツと違って至る所に存在する火山の地熱を稼働させれば相当量の電力を補えるかと。例えば太陽光だって発電パネルの生産能力は2012年で原発2基分の200万kW以上もあるのだった。

最も有望なのが地熱発電だけれど、原発推進派の潰しにあって10年間も新設されていない。なぜか? 地熱発電の適地を見ると大半が国定公園。したがって国のチカラを使えば簡単に押さえ込めるワケです。加えて地熱発電は再生可能エネルギーの中で唯一安定した電力を供給出来る。風や太陽や水のように気まぐれじゃないということ。これは原発にとって強敵だ。

環境省が発表した資料によれば(このあたりが縦割り社会の面白さ)、3300万kWを地熱発電で賄えるという。原発33基分。気になる発電コストも火力発電に匹敵する。これらをフルに活用すれば、1年間で原発5基分を作るのと同じ。10年間で原発を全て廃止した分の電力を二酸化炭素を排出せず作れるようになるという寸法。その間、火力発電所で支えていけばいいと思う。

何が言いたいのか? やっぱりECOカーは有望だし今後一段と伸びて行くだろう。ここにきて原油相場を見ると完全に高止まり状態。1ドル77円だからガソリン価格は上がっていないけれど、為替が円安に動いた途端、簡単に10円や20円くらい上がるだろう。こいつに環境税を上乗せされようものならリッター180円など軽く突破。こういった状況、2〜3年後にやってくる。

なかでも有望なのが電気自動車。電池価格は急速に下がっており、現在高いメーカーで1kWhあたり6〜7万円。多少燃える心配のある安いメーカーなら2万円。3年もすれば4万円を大きく切ってくることだろう。3万円になれば20kWh積んで60万円。補助金無しだって電気代とガソリン代の差額でペイ出来るようになってくる。やっぱり電気自動車は有望です。(国沢光宏)
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2011年07月12日

ハーフ・リーフ?

太陽電池からリーフに充電、さらに家庭用には、蓄電池を置いてスマートハウスを作る。そんな、電気自動車の応用が進み始めている。
1             充電中のリーフ

三菱アイ・ミーブもバッテリーの2次利用を模索しているが、日産も本格的にリーフ用リチウムイオンバッテリーによる充電システムの実証実験を始めた。7月11日、横浜にある日産グローバル本社で、新しい充電システムの発表会が行なわれた。

本社に設置してある太陽電池で発電した電力を使う充電システムは、すでに動き始めていた。この太陽電池は1日40kWhの発電能力がある。この電力をリーフ4台分のリチウムイオンバッテリーに蓄え、電気自動車の充電に利用できるようにしたもの。日産リーフの場合、年間1800台分の充電ができる。

2           太陽光発電からグリッド管理装置(200kW)を使い、リーフ4台分の
        リチウムイオンバッテリーに蓄える装置は、日産本社の中に設置されている

 
もうひとつの実証実験は、住宅や商業施設にリチウムイオンバッテリーをすえつけて、緊急時の電源や電力ピークのときの補助電源に使おうというもの。早い話、電気自動車用のバッテリーは蓄える電力が多いので、太陽電池や夜間の電力をためておき、電気の再利用をするものだ。

もちろん、リチウムイオンバッテリーは高価なので、将来、リーフなどのバッテリーの中古を再利用する、という考え方。クルマのバッテリーとしては使えなくなった(能力の落ちた)バッテリーでも、こうした使い方なら、十分再利用できるというのだ。

3

住宅用に試作され、年末にはモニター販売予定の蓄電システムは12kWhで、ちょうどリーフの半分の能力。つまり「ハーフ・リーフ」。これでも普通の家庭1日分の電力が蓄えられる。販売価格は未定だが、スマートグリッドの第一歩に当たるスマートハウス計画だ。

実際には、太陽光発電のコストは1kWあたり50万円前後かかる。しかも電力は1kWあたり50円前後で電力会社に売電できるから、お金の計算をするとかなりの損。ともあれ、近未来の充電システムとしてはきわめて面白い。電気自動車の可能性の広がりが楽しみだ。(XaCAR編集部・城市邦夫)

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2011年07月07日

i−MiEVの新仕様登場

P1  

7月6日、三菱の電気自動車アイ・ミーブが進化した。実質188万円のエントリーモデル「M」が登場。上級グレードの「G」は充電走行距離を2割拡大して、JC08モードで180km走る。

注目はエントリーモデルの「M」で、走行距離はJC08モード120kmながら、価格を抑えた。経済産業省の補助金を適用すると、188万円。横浜などではさらに電気自動車に対して40万円近い補助金が加わるから、地方によっては150万円ほどで電気自動車が手に入ることになる。

Mに使われているのは、注目の東芝製SCiB電池だ。Gの16.0kWhと比べ、10.5kWhと小さいが、充電時間は半分に短縮された。急速充電で15分(80%)だから、充電待ちのイライラが減る。

さて、東日本大震災の教訓で、電気自動車を「動く電源車」としての機能が見直されている。大きな容量のバッテリーから家庭用の交流100ボルトを作り出そうというもの。

P2

三菱がアイ・ミーブで開発中なのが、急速充電口経由で直流(300ボルト)電流を出力して、外部のDC-ACコンバータで交流100ボルトを取り出す方式だ。1500ワットの電力だから、かなりの家庭用電気製品が使える。しかも家庭で使われるほぼ1日分の電気をまかなえる計算だ。1kWh当たりの電気代は高そうだが、非常用としてはきわめて便利。

さらに太陽電池、電気自動車、外部の蓄電池を組み合わせたスマートグリッド実証実験も、岡崎工場で始まっている。先日、このブログで紹介したとおり、太陽光発電のコンディショナーを使うと、すぐにでも電気自動車の直流出力(300ボルト)から、交流200ボルトが作れる。そのためには、太陽光発電メーカーとの協調、仕様の共通化も必要だ。

いずれにしても、電気自動車はドンドン身近な乗り物になってきた。(XaCAR編集部・城市邦夫)

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2011年07月04日

完結型スマートグリッド

写真を良く見ると、後の建物の屋根には太陽光発電のパネルが並んでいる。この写真を見つけて「これは面白い。リーフの電気は太陽光発電でまかなっているのだろう。エコの究極の姿の近いのでは?」とおもった次第。

さっそくオーナーに聞いてみたら、「あの太陽光発電ではリーフの充電はしていません。でも逆にリーフで家庭用の電力をまかなうこともできる」と言われて??? これは、九州で無線用アンプの製作をしている「筑豊ハムセンター」の社長、大熊さんの設備である。

Leaf 
話を整理してみよう。エコやスマートグリッドに興味を持つ大熊さんは、自分の工場の屋根に太陽光発電パネルを設置した。それも、かなりの大電力で、最大9.6kW/hの太陽光発電ができるものだ。

発電した電気は、九州電力に売っている。いわゆる売電だ。現在、売電を推奨するということから、九州電力は1kW/h当たり48円支払ってくれる。5〜7 月の日照時間の長い期間は、毎月4万円を超える売電による収入が得られているという。ここ1年間で35万円にもなった。もちろん、太陽光発電は1kW当たり50万円前後かかるから、最初の投資としては大きくなる。

一方、リーフは普段の足として使い、毎月1000kmくらい走る。その充電はオール電化契約の深夜料金を利用している。これは1kW/hで9円。リーフは1kWで平均7kmを走るから、1リッター150円のレギュラーガソリンに換算すると、なんとリッター100km以上も走れることになる。

さて、太陽光発電の発電パネルの出力はDC(直流)300ボルトだ。これをコンディショナーなるものを使って、AC(交流)200ボルトに変換する(売電も200ボルト)。

ということは、リーフの2次電池はDC300ボルトだから、太陽光パネルのコンディショナーにつなぐと、AC200ボルトができることになる。電力不足になった時、あるいは停電になった時、リーフのバッテリーで家庭用の電気を作れることになる。

「コンディショナーの端子を調べてみたら、リーフのバッテリーにつなぐことができます。実際にはやっていませんが、簡単にできそうなので、今度実験してみたい」(大熊さん)。

大ががりなスマートグリッド計画も必要だが、個人レベルでも、こんなことができる時代に入りつつあるのだ。(XaCAR編集部・城市)

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2011年06月22日

リーフで越後湯沢に行きましょう!

プリウスαの実力チェックのため、都内から少しだけ遠出して、新潟県の湯沢まで出かけてみた。例の休日高速割引(1000円)最後の日を狙ってのこと。

ふらりと湯沢の町を流していて発見したのが、なんと、ローカルに良くある「お米の精米スタンド風」の急速充電スタンド。

Prius2

ここは、DIYショップ「コメリ・ホームセンター湯沢店」の駐車場だ。今年の3月にオープンした、新潟県の商業施設としては始めての、急速充電器である。

利用料金は、空になった状態から30分かかるフル充電(実際には80%だが)で525円(消費税込み)。利用時間は9時から20時までとなっている。

Prius
こうした急速充電器は日産リーフ、三菱アイ・ミーブの急速充電ができる設備だ。もし、これから発売のプリウスPHVに乗っていたとすれば、こうしたスタンドは使えない。プリウスPHVやテスラでは急速充電器は使えないのだ。使えるのは100ボルトか200ボルトの普通充電。コンセントをつけるのは簡単だから、急速充電器設備に、普通充電のコンセントも増設して欲しい。

Prius3
都内からリーフを乗り出して、電費エコ運転すると150km程度は走れる。都心〜湯沢まで、関越自動車道を使うと約170km。都内〜湯沢間を無充電で一気に走るのはスリリングだけど、何とか射程距離かなー。湯沢スキー場好きの国沢光宏さん、緑濃い、初夏の越後湯沢温泉もいいでっせ。魚沼産のお米もうまいし。今度チャレンジしてみませんか。(XaCAR編集部・城市)
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2011年06月21日

充電技術も進化する?

まもなく三菱のアイ・ミーブがマイナーチェンジされ、東芝の二次電池SCiBが正式に採用されることが決定した。この電池はミニキャブ・ミーブにも使われることが決まっている。また、低価格版のアイ・ミーブにもSCiBが採用されるようだから楽しみだ。


東芝によると、新開発のバッテリーは、15分間で80%の急速充電ができる性能を持つという。また6000回以上の充・放電が可能と言うから、車載用電池として、きわめて注目モノ。

国沢光宏さんの計算では、実際の航続距離がそれほど伸びないのでは? という疑問が提示されているが、正式発表の7月6日以降、実際に走って確かめてみたい。

Minicabmiev_東芝の発表によると、一般的なリチウムイオン電池と比較すると、約半分の時間で充電が可能という。これは凄いことだ。また、充電時に発生する熱も問題だったが、発熱量が少なく、電池モジュールを冷却するための電力も節約できることになる。電費はリチウム電池の1.7倍…こりゃ、大変なことです。

実際に走ってみれば実力がわかるから、結論は後にするとして、電池の充電については、驚くような特許の話も飛び込んできた。栃木県にあるベンチャー企業が、電気自動車のバッテリーを短時間で充電できるシステムを開発したと言う。先の東芝の話は、バッテリーの革新だが、こちらの話は、バッテリーを変えることではなく、充電システムの開発だというからビックリ!

宇都宮市の「エネルギー応用技術研究所」(菅野富男社長)が、国際特許を取得したのは「電力貯蔵式急速充電システム」という。これを使えば30分かかるリーフやアイ・ミーブの充電を約5分でやってのけると言う!その仕組みは、大型のバッテリーに電力をため、バッテリー間で一気に自動車用バッテリーに流し込むということらしい。

現在は送電線で送られている電力を整流しているから、送電線の容量を超える大量の電力を流すことができない。幅10メートル、高さ1.5メートルもの大型バッテリーにいったん充電しておき、クルマに直接充電すれば、短時間で充電できるという。

  Xacar_2
現在の急速充電器は50kW 程度のものが多い。大型キュービクルという変電設備で、これを500kWにすれば同じこと?と疑問も生じるが、詳細は不明。ともあれ、コストとの兼ね合いもあるが、このアイデアだと、一度に100台の電気自動車の充電が短時間でできるという発表だ。

今後、バッテリーと充電をめぐる開発競争はますます熾烈になる。電気自動車時代は、そこまで来ている。(XaCAR編集部・城市)

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2011年05月27日

リーフその2

ここ数日は電力使用量も低く推移し、供給量は4500万kWあたりまで回復してますね。猛暑でエアコン多用しなければ普通に生活しても電力に余裕があるレベルです。ということは、電気自動車を昼間に充電するのも悪じゃない! と言い切れる状況になります。とはいえ、しっかり電力使用量などをみて急速充電などを使うべきですが。はい。さて、リーフ生活報告の第二弾。

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楽しさに続き、コンフォート性能の高さが目をみはります。重いという要素は運動性能にとってマイナスとされますが、乗り心地には好影響を与えるわけですね。事実、プリウスPHV(140kgほど重い)もすこぶる快適性が増していました。リーフもバッテリーやモーターという重量物があることが、このコンフォート性を作り出しているわけですね。

車体の下のほうに重量物があるからロールも抑制され、不思議な操舵感覚すらあります。一般的なクルマに比べてリヤが重いため、ステアリングを切ったときの動きに違和感を感じるかもしれませんが、イヤなものではありません。

気になる点もご報告。フロントシート、リヤシートともに着座位置が妙に高いのは不満です。とくにリヤなんて、身長172cm(座高高めかも!?)のワタクシが乗るとルーフすれすれ。いくらバッテリーがあるからとはいえ、さすがに×です。シートクッションを少しえぐるとかして、なんとかできなかったのでしょうか。(オベリベリ横山)

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2011年04月28日

コード繋がなくても充電


GW前の4月27日、トヨタは電気自動車の大きな課題である、充電方式について、アメリカのワイトリシティ・コーポレーション(マサチューセッツ州)との技術提携を発表した。

今のところ、大きな話題にならないかもしれないが、充電方式に詳しい人なら一大事である。何しろ、進めようとしているのは、実現が難しいといわれる非接触充電方式のなかの、共振(共鳴)方式といわれるものだ。

携帯電話など小電力で実用化が進んでいる電磁誘導方式に比べ、共振方式は充電器と機器の間の距離が少し離れていても充電でき、大電力の送電も可能になる技術だ。

電磁誘導方式でも大電力を送ることはできるが、充電側と機器の間はピタリと合わせる必要がある。充電コードの必要がないが、充電のときの距離あわせなどを考えると実用には問題があるわけだ。

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具体的には、大きな送信機を作り、その電波を受信する。さらに受信した電波を直流に整流するというシステムだ。コイルとコンデンサーで特定の周波数をあわせるというもの。このシステムでの問題は、充電側で受けた周波数を直流に変えるダイオードの開発だといわれている。現在、13.56メガヘルツという短波帯の周波数を使った実験が行なわれてるが、やはり問題は大電力の整流回路にあるようだ。

ともあれ、トヨタはこの共振方式がクルマ用に一番適していると判断、プリウスのプラグイン・ハイブリッドや次期EVへの、早期実用化を目指している。充電したい時に、ユーザーは充電スタンドにクルマを寄せて、ガソリンを入れるよりもっと簡単に充電ができる、夢のような話である。

こうした整流回路の問題は、学術レベルの話だった。電気オンチには、さっぱりわからない方式。クルマは、いよいよエレキとコラボして、本当に新世代に突入し始めたのだ。(XaCAR編集部・城市)

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2011年04月11日

横田紀一郎さん

横田紀一郎さんという人をご存知だろうか。写真家、パリ・ダカールラリーでの活躍、プリウスで世界を走り回った人、世界中を走り回る冒険家、ドキュメント番組のコーディネーターなどなど、さまざまな顔を持ち、地球規模で活動を続ける自動車環境評論家。冒険的趣向集団チーム・ACPの代表でもある。

ムービーカメラマンとして世界80ヵ国40万km、地球7週を無事故で走っているということも驚きだが、最近はプリウスにほれ込み、1999年に北米でのプリウス7000km走破に始まり、翌年から欧州、アフリカを回り、プリウスの環境性能を実体験レポートしている。

昨年はECOミッション2010と称して、プリウスのプラグインハイブリッド(PHV)で日本列島を走り回った。

Yokota

今年もプリウスPHVを駆り、4月1日から沖縄をスタート、ECOミッション2011の旅を「電気くださ〜い」と日本縦断中だ。発売中の XaCAR5月号では国沢光宏さん、ピストン西沢さんなどと「大地震とクルマの扱い方」座談会で、経験に裏打ちされたお話を展開されている。

現在進行中のプリウスPHVの旅レポートは、WEBサイトのECO MISSION2011@JAPAN(http://team-acp.co.jp/ecomission2011/?p=184)にあり、このWEBからのリンクで見ることができる。(XaCAR編集部・城市)

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2011年03月23日

プリウスワゴンに期待

東日本大震災で、航続距離の長いクルマが注目されている。となれば満タンで1000km前後を走行できるプリウスがトップクラス。さらに荷物を積みたいという要求にこたえるプリウスが4月下旬に発表される予定だ。それがプリウス・スペースコンセプトと呼ばれるプリウス・ワゴン。フィット・シャトルというフィット・ハイブリッドのワゴンが、3月17日に発売が予定されていた。



だが、地震の影響で発表発売が延期(まだ発売は未定)。広い意味では、フィット・シャトルのライバルがプリウス・ワゴンだ。この新型プリウス(スペースコンセプト)の先行試乗会が東京・お台場のメガウェブで開催された。外観は同じだが、5人乗りと7人乗りの2タイプある。コンセプトというものの、基本的には市販モデルそのものだ。10・15モード燃費は30km/Lを超えるという。

プラットフォームはプリウスを使っているが、荷室のスペースを拡大した分、全長、全幅が少し伸び、ホイールベースが80mm長くなっている。7人乗りは、高価だが小さくできるリチウムイオンバッテリーを、運転席と助手席の間(下の部分)に搭載している。気になる運転感覚はどうか。大雑把に言えば、プリウスよりシッカリしたハンドリングと乗り心地のさが印象的だ。



ボディの拡大と重量増に対応して、足回りにはバネ上制振制御が行なわれているという。そのメカニズムが、さまざまな速度域やワインディングの走りにどの程度きいているのかは、短い距離を乗ってみただけでは体感できない。それでも、17インチタイヤを履くスポーティグレードでは、頼もしさを感じる。エコカーだから、フニャフニャは我慢、なんて感じはない。こいつはクルマ好きにも期待できそうなヤツだ。(XaCAR編集部・城市)

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2011年03月11日

鈴木亜久里さんとリーフ

国沢さんが、エコカー・アジアのなかで、事業仕分けの話にふれているが、やっと「電気事業法の規制仕分け」の見直しが決定した。

電気自動車の充電設備については、電気事業法が現状とあわないことは、僕も詳しくレポートした。行政刷新会議で、電気自動車の充電設備の電力契約を見直そうというもので、心配していた不合理な規制が変わる可能性が高くなったのだ。

「ひとつの場所で電気を使う契約は、ひとつの契約に限る」という縛りでは、ディーラーやコンビニエンスストア、駐車場などが、急速充電器を設置した時に、電力量が足りないという問題が起きていた。新たに急速充電気用に、別の契約ができれば、費用負担が減るというわけだ。

実際には3相の200ボルトで50kVAまでの契約までなら安いが、それ以上の電力契約になると、キュービクルと呼ばれる受電設備が必要になる。これがとても高くつくから、急速充電器を設置するのにコストがアップするという問題があった。

家庭で使う電気自動車用の200ボルト(普通充電)は、また別の話で、こちらはさらに簡単な単相3線式の200ボルト。

安い深夜電力が電気自動車用に使えるか、という問題はこちらのほうの話だが、これも経済産業省が理解を示しそうな気配。


ま、もともとの電気事業法は電気自動車のことは考慮されていなかった。新しいものに対して、動きが悪いのは日本の法整備がかかえる問題だが、少しは改善の方向が見えたということか。お互い意見を出し合っていきたい。(XaCAR編集部・城市)

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EVに興味津々の鈴木亜久里さんがリーフに乗って、面白いコメントを連発。詳細は3月10日に発売されたXaCAR(ザッカー)4月号に載っています。

posted by polishfactory5 at 13:42| オピニオンボイス

2011年03月08日

リーフ試乗記

自動車雑誌やネットで日産リーフの試乗記が出始めた。新車が出ると、自動車メーカーはメディア向けの試乗会を開催する。その時が最初の試乗となるわけで、メーカーは技術者を揃え、ジャーナリストへの説明、質問を受ける。

リーフの場合は、日産のメディア試乗会が発売タイミングより少し遅れてしまった。まとまった試乗車の確保や充電も行える試乗コースの設定に手間取ったようだ。その間、東京ではすでにリーフのレンタカーが用意され、リーフに関心の高い人が借り出して、盛況だという。

日産主催の試乗会には、鈴木亜久里さんと横浜に行ってきた。「リーフは予想以上に凄い。世の中は確実に変わるよ」とたくさんの面白いコメントを貰った。それは3月10日発売のXaCAR(ザッカー)4月号に掲載しているが、日産のレンタカーに乗った僕の友人が、たっぷりとレポートをくれた。プロのジャーナリストではないが、ユーザー目線の的確な評価をしているので、ここに掲載したい。ちなみに、彼は通称Mac。都内で、自動車業界のエンジニアが使う開発装置を扱う会社に勤務。愛車はアウディのA6。趣味はアマチュア無線とオーディオだ。(XaCAR編集部・城市)

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●日産の電気自動車LEAFを借りて都内を乗り回してきました●
 
電気自動車(EV)の試作車には以前、乗せてもらったことがありますが、量産車に乗ったのは初めてです。LEAFは、昨年の暮れに発売されましたが注文が殺到しているため納入待ちの人が多いようです。 そんなわけなので、手っ取り早い『レンタカー』を借りて試乗してみました。因みに、LEAFの車両価格は『高級車並み』ですが、レンタカー料は戦略的に非常に安い設定となっており、6時間で約9,000円でした。

さて、そのLEAF、外観には奇抜さはありませんが、インパネはさすがにEVという感じがします。なにせタコメーターが付いていないので一瞬、あれ?と思いました。代わりに走行可能距離や、現在の電気消費量などがデジパネに表示されます。ところで、EVの場合は『燃費』と言う表現は使わず、『電費』と呼んでその経済性能を示します。最近出来た造語ですけど、そのうち聞き慣れるかと。


Leaf_1


試乗したLEAFは8割ほどの充電状態でスタートしましたが、そのとき走行可能距離は”125km”と表示されていました。エアコンスイッチを入れると、走行可能距離が25kmほど減ります。エアコンがフル稼働する真夏と、真冬(暖房)では、満充電で100km走れるのかしらん?

で、肝心の走りのインプレッションですが、さすがに電気自動車。加速が素晴らしいです。停止状態からの加速では、3リッター車並です。音も無くどんどん加速してゆくのにはちょっと驚かされました。日頃、ガソリン車に乗っていると加速時のエンジンの雄叫びに慣れっこになっているため、音も無くスピードが増してゆくEVの感覚は『異次元体験』でした。 

ただ、80km/hあたりからの追い越し加速では、始動時ほどの爆発力はありません。ま、それはモーターの特性からきているので仕方ありませんが、走行性能自体は乗用車として十分実用レベルです。停車時はもちろん無音。車外からの音しか聞こえません。喧嘩をしたカップルだと、車内でますます気まずくなるような静粛性です(余計なお世話か)。

Leaf_5 

ハンドリングや、サスペンションの味付けも十分なレベルであり、まったく不満はありません。ただ、内装は100万円台の大衆車レベルです。 ま、コストをかけているところが普通車と違うので致し方ないかと。これで内装を良くして装備を色々と付けたら即、500万円越えになってしまうでしょう。

ところで、ボンネットを開けると中央部にシリンダーブロックのようなものがありました。一瞬、『 え!? EVなのにエンジン? 』と思いましたが、これはモーターを駆動するためのインバーターのようです。これ、日産エンジニアのエンジンへのノスタルジーからこうなったのかしらん? 個人的にはEVなんだから未来カーのような斬新な形状にすれば良かったのにと思うんですけど。

今回試乗した範囲内で唯一、改善が必要と思った点は、ブレーキの効き。甘いんですね、これが。ゴムボールを踏んでいるような感触なんです。初めてブレーキを踏んだとき『ん!ブレーキが効かない!』という恐怖を感じました。たぶん、回生ブレーキとの兼ね合いでこういうフィーリングになっているんでしょう。ま、慣れてしまえば、何ともないですし、強く踏めば勿論、ブレーキは効きますけど、ちょっとこのペダルの感触は改善するべきだと思いました。

Leaf_4 
約30分ほど乗ったところで、パーキングエリアに入り充電を体験。設置されていたのは中速充電器だったので、80%充電まで1時間くらいかかる表示がされていました。

今回は、トライアル充電だったので15分ほどで充電をやめましたが、それで走行可能距離が30km近く延びました。因みに、高速充電器 (CHAdeMO仕様)だと約20分で80%までの充電が可能ですが、今は設置されている場所が限られているので探すのにちょっと苦労するかもしれません。


Leaf_3
 

今日は一般道と首都高を乗りましたが全体としてこのLEAF、市内のチョイ乗り用途としては買って損は無いと思います。100kmを越えるような遠乗りには、バッテリーの改善か、さらなるインフラの整備を待つしか無いですけど、日常の買い物や隣町への移動程度であれば十分実用的と思いました。
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2011年03月04日

ECOカーの定義

昨夜は遅くまで、いや、今朝早くまでゲラをチェックして、3月10日発売の自動車雑誌XaCAR(ザッカー)の最終締め切りを乗り切った。いわゆる校了ってやつだ。3月10日発売のXaCARには、ジュネーブショーで発表された数々のEVやエコカーを特集している。

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なぜ、スポーツカーを扱う雑誌が、エコカーの特集?と思われるかもしれないが、時代はスポーツカーまでEV化、ハイブリッド化の波が進んできたからだ。なかでも、エスフローと名づけられた日産のEVスポーツカー・コンセプトは興味深い。一見、次期型フェアレディZに見える2シーターのスポーツモデルだ。その詳細は現地取材してきたから、XaCAR3月10日発売号を見て欲しい。

一方、マツダが進める「スカイアクティブ」という次世代技術プロジェクトは、ハイブリッドカーを作る前に、エンジンの効率やミッションなどの効率をもっと上げて、燃費改善を図ろうとするものだが、その新しい考えで生まれる小型SUVの発表も行なわれた。このSUVには「勢(みなぎ)」という名前が付けられている。マツダお得意となった一連の漢字ネーミング・コンセプトカーだ。

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マツダにはCX7、CX6というSUVがあるが、「みなぎ」はCX5という位置になる。マツダは「ご想像におまかせします」と言うから、勝手に推測すると「フル・スカイアクティブ新型モデルCX5」ということか。今年の秋のフランクフルト・モーターショーで市販型として発表されるはず。

ハイブリッドに頼らず、まずエンジン改良などで燃費を含む基本性能を大きく引き上げるのがスカイアクティブだ。ガソリン車では14という高い圧縮比、ディーゼルでは同じ14の低い圧縮比にして燃費の大幅向上を図る。さらにミッションも改良して、燃費や走りの性能を上げるというマツダならではの試みが面白い。

今年の春過ぎにデミオ、秋にはアクセラにスカイ・エンジンを搭載して市販が始まる。デミオではリッター30kmというから、ハイブリッド同等の燃費性能だ。

さらに「みなぎ」という名のCX-5では、スカイアクティブ技術をすべてつぎ込んだ新型SUVが登場する。値上げを抑えて燃費はハイブリッド並みだから、エコカー=ハイブリッド、EVという常識をどこまで打ち破れるか、マツダの挑戦に期待したい。

アクティブビークルという雑誌を覚えていらっしゃるだろうか?もともとミニバン情報を扱う月刊誌として、長い間親しまれきた自動車雑誌だったが、エコカーに移り行く時代を先取りして、2年前にハイブリッドカーのカスタムカー情報を中心に編集する雑誌として、モデルチェンジした。

ところが、まだ時代が早かったようで、売れ行き不振で、昨年の3月から電気自動車、ハイブリッドカーの最新情報をテーマにした次世代カー情報誌としてさらにモデルチェンジを計った。そのとき編集をやっていたのがXaCAR編集部だ。

これも、一部の人には大受けだったが、出版事業としては成り立ちにくく、7ヵ月間作って、やむなく休刊にした。そのテーマをWEBサイトにしたのが、ECO CAR ASIAだ。

XaCARはハイパフォーマンスカー大好き、という視点で取材を進めているユニークな自動車雑誌。その巻末に、アクティブビークルという特集ページを設け、毎月EV&ハイブリッドカー中心の情報を特集している。(XaCAR編集部・城市)

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2011年02月26日

おバカな規制

ニッポンって国は、規則(法律も)に縛られて、柔軟な運用ができない国だ。それが国際競争力を弱くしている。

ちょいと難しい話だが、急速充電器について気になることがある。このECO CAR ASIAで、EV の充電について書かれている北森さんのブログに「急速充電器の実情」(2月23日)という記述がある。専門的だが、このなかに日本の規則に縛られるおバカな実情が含まれている。
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充電時間を短縮できる高容量急速充電器(一般に急速充電器と呼ばれるもの)は、その電源容量が50kVA(3相200ボルトを使う)とされている。企業が急速充電器を設置する際には、50kVAの受電容量が必要というわけだ。

家庭用の100Vでは、何A(アンペア)まで使用可能か、契約によって基本料金が違う。大きな電力を使う場合は、動力電力契約をすると、最大 50kVA(AやWではなく、kVAという単位を使う)まで使えるから、そのまま急速充電器も使えるはずだ、と技術屋さんなら考える。

ところが、急速充電器メーカーが作っている50kVAの急速充電器は、動力の50kVA契約ではダメだという。電気に詳しい人でも、そんなはずはないだろう、と疑問がわくが、現実には電力会社は急速充電起用の50kVAタイプは、わずかに容量をオーバーするという理由で、別の大きな電力契約を迫られる。

50kVAまでは、工事にかかるお金は安いが、50kVAを超える契約になると、キュービクルと呼ばれる自家用変電設備の設置が必要となる。この変電設備だけでも200万円以上かかるから、急速充電器の設置費用はコストが極めて高いことになる。

実際には、50kVAで問題なく急速充電器が稼動できるのだが、厳密に見るとわずかに50kVAをオーバーするらしい。電力会社は「規則」だからということで、これを認めてくれない。では50kVAではなく、49.9kVAにすればよかった、というのは後の祭りである。急速充電器メーカーも、電力会社がそこまで厳密に「規則」を言ってくるとは思わなかったはず。だから50kVAタイプを作ったんだね。


そこで開発されたのが20kVAの中速充電器というわけ。これなら50kVAの契約で動かせるし、2台設置が可能だ。ところが、充電時間は高容量タイプの2倍の時間がかかってしまう。どちらがいいか?、ケースバイケースである。


小難しい話だけど、充電インフラが問題だ、とワケ知り顔で言う前に、評論家先生たちには、こうした電力会社の契約約款を改めさせる運動を起こして欲しい。同時に最近問題になっている深夜電力の使い方も含めて、電力会社と経済産業省に働きかけることも必要なのだ。規則と運用の方法をわずかに現状に合わせるだけで、充電インフラは早く進んでいくのだ。(城市)

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2011年02月24日

気持ちよい電子音を!

コーンスピーカーの写真を見ると、オーディオの話みたいだが、これは大手の電子系サプライヤー「デルファイ」がパリで発表した、EV&ハイブリッド用の走行警告装置だ。名づけてサウンドジェネレーター。

Delphi
 
すでに日本でもプリウスやアイ・ミーブ、リーフなどに、車の接近を告げる電子音の装置が必要とされ、取り付けの義務化はされていないが、推奨システムとして発売されている。

編集部のプリウスには、いちはやく接近警告装置を取り付けている。これはスピーカーをフロントに取り付け、モーター音に似た電子音を発生させる。スタートから時速25kmまで、低速走行の時だけ音が出て、時速に応じて音の高さが変化する。あまり、品のいい音ではないが、確かに警告はできる。

デルファイが、まず欧州車向けに作った装置は、かなり音に凝っている。ヘッドホンで音を再生してみると、ピアノの演奏を聞いている感じなのに、しっかり振り返りたくなる音作り。150ヘルツまで再生できるスピーカーを使っているそうな。

さらにこの装置を使って、EVの充電時間を知らせたりもする回路も組み込んでいる。エンジン音が出ないというのはすばらしいが、その分、警告音作りが必要な時代に入った。欧州ではEVに義務化の動きが急だという。

そういえば編集部がアイ・ミーブで参加したEVレースでは、スピードが上がるとモーター音とタイヤの摩擦音で、そこそこの音が出た。レース特有のバウーンというエンジン音がないのが寂しいが、なぜかそれもすぐに慣れてきて、ピットで会話ができて楽しかった。人間の慣れとは不思議なものだ。(城市)
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2011年02月22日

コイン駐車場で充電

「マンションに住んでいるから充電できない」と思い込み、EVが欲しくても買えないと思っている人が多い。現状ではそうだが、九州電力では積極的に簡易充電スタンドの開発を手がけている。『ネギぼうず』と呼ばれる路上駐車用のコイン収納スタンドのようなサイズで、ICカードを入れると充電、支払いができるというもの。

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電源は特別な工事無しで引ける単相200ボルトだから、どんなところでも設置可能だし、機械の価格は30万円くらいだというから、マンションでの共同購入、私設駐車場への設置も負担が少ない。自動販売機の横に200ボルト充電器を作ろう、という動きも始めている。急速充電器ではないから、充電に時間はかかるが、緊急用や駐車中の充電なら、十分実用になる。

東京電力でもパーク&チャージの考えから、東京、神奈川の8ヵ所のタイムズ駐車場で同じ考えの200ボルト充電器(急速ではない)を設置してテストを始めた。これなら今のところ充電代は無料である。「充電インフラが整わないから、EVの普及は難しい」という人が多いが、「どうしたら簡単に充電できるか」を考えた方が、世の中は進んでいくのだ。(城市)
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2011年02月19日

次期フェアレディはEVか?

今年の3月始めに開催されるジュネーブ・モーターショーに日産自動車は、リーフに続く新しいEVのスポーツカーを発表する。

『ESFLOW』と名づけられたショーモデルだが、形はフェアレディZに似た2人乗りのスポーツカーで、夢のクルマというよりも、きわめて現実味を帯びている。

スポーツカーに適した後輪駆動で、後輪にそれぞれ独立したモーターを持ち、EVに必要なモーター、インバーターはリーフの技術を応用しているという。詳しいスペックはわからないが、0→100km/h加速は5秒以下の俊足という発表だ。気になる航続距離は240km。

Esflow

EVスポーツカーとしてはアメリカ・シリコンバレー生まれのテスラロードスターが有名だ。イギリスのスポーツカーであるロータスのボディを使い、 0→100km/h加速は4秒、航続距離350kmとなっているが、クルマとしての安全性、メンテナンス、充電法や使い勝手に課題が多い。その点、日産が生産・発売するとなれば、クオリティは保障される。

これまでもEVのトルク特性や電子制御の仕方はスポーツカーにベストマッチといわれていたが、いよいよ、そんな時代が到来する。市販は2年先くらいか?(城市)

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2011年01月13日

レクサスCT200h登場

レクサスのプレミアム・コンパクト・ハイブリッドCT200hが正式に発表された。会場は東京駅の近くにある東京国際フォーラム。昨年のヴィッツが横浜の大桟橋ホールで大々的に発表され、レクサスCT200hがどんな趣向で発表されるのかと多くの報道陣が押しかけた。プリウス・クラスのレクサス版ハイブリッドに注目が集まった。

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発表会は、音楽家のJazztronik野崎良太が奏でるピアノで始まり、次々にあでやかな色合いのファッションに身を包んだ杏と8人のモデルが登場。杏といえば、俳優の渡辺謙の娘で世界的に有名なモデル、女優、シンガーだ。役員の挨拶、技術解説などは一切なく、チーフエンジニアの定方さんが、レクサスアンバサダーの質問に簡単に答えるミニ・トークショーを行った。

かなり変わった「現代風のおしゃれな」発表会で、クルマ好きの報道陣(少数派かな)は肩透かしをくった形。一般誌受けはするだろうが、デトロイトで新型プリウスの発表を行った豊田章男社長の「走りの楽しさ」を語る中継でも入れて欲しかった。

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5ドア・ハッチバック形状のCT200hは、プロトタイプをすでに試乗している。1.8リッターエンジン搭載ハイブリッド・システムはプリウスと同じだが、さすがにレクサスだけあって、作りこみはシッカリしている。さらにスポーティな走りと、ゆったりした気分で乗れる2面性を持つというコンセプトが面白い。

なかでも楽しいのはFスポーツと名づけられたグレード。シッカリしたボディと足回りのチューニングで「モア・パワー」と、今までのクルマ評価の基準なら叫びたくなる。裏返せば、ハイブリッド・パワーを完全に使い切ることができる楽しいクルマだ。価格は355万円〜430万円。(城市邦夫・XaCAR編集長)
posted by polishfactory5 at 17:20| オピニオンボイス