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2012年09月02日

リーフRCポール!

前戦の第2戦から3ヵ月ぶりの開催となった全日本電気自動車グランプリシリーズ 3戦。開催の舞台は、シリーズ唯一の東北戦となるスポーツランドSUGO。この菅生での開催は昨年に続く2回目。

前回も雨の中でのレースであったが、今回も雨の予報が出ており、前夜から激しい雨が降っていた。朝になっても時折雨が降り出すという天気だったが、予選セッションの直前に雨は上がり、路面はハーフウエット。セッション中はセミドライまで回復していた。

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予選セッション最初にコースに飛び出したのは松田次生選手の駆るリーフRC。序盤から前日の練習走行(ドライ路面)での平均タイムを上回りさらにペースを上げていく。一方、最強EVEV-1クラスのテスラの2台は、というと、砂子塾長選手(#8 TAUS東京自動車大学校TESLA)はタイヤを温めていく段階で、もうモーター温が上昇。「打つ手無し」とあきらめモード。

昨年の第2戦から連勝を続けてきた井土智洋選手(#1OUTER PLUSTiRTESLA)は、松田選手についていくものの引き離されてしまう。「最高速ではこちらのほうが出ているんですが、コーナーの立ち上がりがぜんぜん違う」と、こちらも厳しい戦いになることをほのめかす。「雨が降ってくれれば」とも。

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結果、EV-PクラスのリーフRC144703で総合トップ。続いてテスラの2台、井土選手が148351で総合2番手。砂子選手は155720で総合3番手につける。

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今回日産リーフ4台が参戦するEV2クラス。前戦欠場だったランキング4位の金井亮忠選手(#72 チームNATS・日本自動車大学校リーフ)が、クラストップ(総合3番手)タイムとなる157416をマーク。

1.5秒遅れて2番手には、昨日丸一日掛けて自走で菅生入り(急速充電器を設置してない東北自動車道ではなく、一般道で日産ディーラーを回り充電をしながら東京から菅生まで移動)した田中耕介選手。

ランキングトップを走る深栖健男選手(#10 ZUMMY RF☆G.SONIXLEAF)は22秒台と菅生のコースにてこずっているようだ。また、榊原康伸選手(#9 TAUS東京自動車大学校リーフ)は214秒のタイムで予選を終えている。

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唯一EV-Cクラスに参戦。シリーズランキングトップとなる戸部裕貴選手(#86 千葉県自動車大学校CATS EV86)。高低差が大きく、回生システムを持たないこのマシンにとっては、厳しい戦いとなる。予選タイムは314秒だが、トップの70%以上の周回数10周の走行に向けて着々と準備を進めていた。

005 リーフRCは予選セッション終了とともに、今回2度目のバッテリー交換に!

XaCARレポーター・青山義明)

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リーフRC交換電池

2012全日本電気自動車グランプリシリーズの第3「全日本菅生50kmレース大会」がスポーツランドSUGOで開催となった。

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翌日の決勝に向けて、91日(土曜日)の午後に菅生入りしたリーフNISMO RCのピットには、とある箱が置かれていた。

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もう、ご存知の方もいるかもしれないが、これはリーフRCのバッテリー。市販車のバッテリーは床面にレイアウトされているのだが、リーフRCでは、このような箱にまとめて運転席後ろに置かれている。もちろん、バッテリーの搭載量は市販車と同じ。

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この箱がピットの脇に置かれている、ということは、もちろん交換するため。ニスモはこのバッテリーパックを2基持ち込んだ。つまり練習走行、予選、決勝それぞれに投入ということだ。バッテリー交換の時間は1時間弱、という。なんといっても、リアセクションを外す必要があるからだ。

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もし、リーフRCがモデルチェンジをしたときには、もう少しバッテリー交換しやすいようになる?XaCARレポーター・青山義明) 

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2012年09月01日

リーフRCデビュー!

2012全日本電気自動車グランプリシリーズの第3戦「全日本菅生50kmレース大会」に向けた練習走行が9月最初の土曜日、スポーツランドSUGOで行なわれた。

翌日の決勝に向けて、各車が最終調整をするこの日の練習走行だが、もちろんニスモのスタッフも菅生入り。昨年4月のニューヨークショーでのお披露目からすでに1年半。全世界で8台が作られたという日産リーフNISMO RCだが、各地のイベントでのデモンストレーション・ランは何度も行なわれてきたが、いまだ実戦の経験のないマシンでもある。

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今回レース初参戦となることについて、SUPER GTシリーズでニスモの監督でもある鈴木豊さんに話を聞いた。

「これまでこういう場は探してはいたんですが、たまたま今回スケジュール的にもあったこともあってポテンシャルを確認するために参戦することにしました。今日は人手不足でして、設計も担当しておりますので私もここに居りますが、このチームの監督ではありませんし(笑)。SUPER GTのように、というほど気合いを入れてというわけではありませんよ(笑)。

今までのこのEVレースを見てみると、いろんな駆け引きをやられているようなんですが、うちはそういったことではなく自分たちで決めたペースで淡々といこうと思っています。どのくらいのタイムで走りきれるかというところを見てみたいと思っています。ユニットは生産車と一緒ですが、高速になってからはモーターの出力を抑えてセーブモードでというロジックを考えています。その結果で勝てたらいいなとは思っていますが…」

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このリーフニスモRCのドライブを担当するのは、現在SUPER GTシリーズGT500クラスでインパルGT-Rのステアリングを握る松田次生選手。現役バリバリ、まさに日本のトップドライバーがこのレースに参戦することとなった。松田選手は、このリーフRCが出場するイベントなど、シェイクダウンのときからこのクルマをほぼ担当しているドライバーでもある。JEVRAのレースには、日程がかぶっているため、この菅生戦しか参戦ができないという。

「これまでいつもイベントしか出ていなかったですが、ついにレースですね。EVのレースって頭も使わなければいけないし、効率よく走らなければならないですからね、かなり面白いレースになると思います。レースのほうは未知数ですが、今日しっかりデータ取りをして負けないように、50kmを平均的に速く走りきりたいと思います」と松田選手はコメントを残してくれた。


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この日の練習走行ではターゲットタイム2分、実際には1分58〜59秒で走行。最後は電気があまったということで1分52秒までラップタイムを更新して、完全にレースと同じ距離を走行してシミュレーションを行なった。まずまずの手ごたえ、ということだ。レースは9月2日(日)、午前9時20分より予選、そして決勝レースは午後3時スタート。14周で争われる。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年08月29日

女子カート部

8月14日に富士スピードウェイで開催されたK4-GP、女子カート部は塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈がチーム<JKB車ガールK4チャレンジ>#773として、ホンダビートで参戦しました。
 
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 今年はこのK4-GP参戦をターゲットに、減速エネルギー回生とソーラー発電を併用したエネルギーハイブリッドシステムを用いて、車両の電力負荷を減らすことで燃費改善の実現に取り組んできました。 結果として193Lapで完走、走行燃費は平均して11.83km/Lとなり、昨年比で5.3%の燃費改善、これまでの成果を具体的な数値で示すことが出来たと考えています。 総合順位は55位/145チーム、GP-2クラスでは28位/67チームでした。
 
2  
今回搭載した減速エネルギー回生とソーラー発電は、事前の袖ヶ浦でのテストではシステムのon/offで2%〜3%程度の燃費改善が確認できていましたが、K4-GP本番はあいにく曇り時々雨。ソーラーパネルでの電力補充はほとんど期待できない状況でしたが、減速回生についてはキャパシタに蓄積されたエネルギー量を示すモニタが減速時に上昇(充電)、加速・巡航時に下降(放電)していることが車載映像からも確認でき、期待通り燃費改善に貢献できたことがわかりました。

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システム搭載による燃費改善より、全体での燃費改善率が多い理由。そこにはドライバーの頑張りの成果が現れていると自己評価しています。まずは目標とする燃費とラップタイムをいかに実現するか、それも140台を超える走行の中で… 。極力ロスのないライン取りでコーナリングスピードを維持、エンジンブレーキ主体でのコーナー手間の減速、無駄踏みしない繊細なアクセル操作、1Lapの中での燃料の節約どころと使いどころの切り分け、1スティントの中での燃料配分などなど。 これだけのことを考えながら、さらに周囲状況の把握、ポストのフラッグ確認、ピット指示の確認、ラップタイムと燃費の確認をしながら周回を重ねていくことが出来たと自己評価しています。 

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今回搭載したエナジーハイブリッドシステムの効果として、戦略的なアドバンテージが得られたかというとそうではなく、10時間トータルで見た場合に、補助的な効果が発揮できた程度と判断せざるを得ません。

耐久レースでの信頼性確保のため、基本コンセプトを“車両の根幹の制御には立ち入らない”としていたため、より積極的にオルタネータを休止させる手段はあっても、導入を見送ったものもあります。基本的に“車両の省エネ化技術”であるため、一般的なハイブリッド車のように動力を電気的にアシストするものではないところも「効果」として体感しづらい部分でした。 

また、K4-GPでのGP-2クラスではビートよりも車体重量の軽いトゥデイ勢が上位を占めており、車体の軽量化がスピードと燃費双方に貢献しています。これに燃焼効率の最適化を含めたクルマ本来の機能を高めていくことが、上位進出するためには必要であることがわかります。今後は車両の基本性能向上とエコ技術、エコドライビングの相乗効果で、上位を狙える体制作りに取り組んでいけたらと思います。(女子カート部・塚本奈々美 
http://nana-jkb.com/

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2012年08月28日

シノケン参上!

WRC日本人初優勝、パリダカールラリーで日本人初の総合優勝という輝かしい成績を残してきた篠塚建次郎さんが新しい挑戦を始める。2008年からこれまで過去4年、出身母校、東海大学のソーラーカーレース・チャレンジにドライバー兼アドバイザーとして参加してきたが、ついに自らのチームを立ち上げ、ソーラーカーで新たな挑戦をスタートすることとなったのだ。

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2008年にソーラーカーに出会った瞬間、篠塚さんは「ソーラーカーこそ、これからの自分の一生の仕事だ」と感じたという。これまで東海大学のチャレンジに参加してきたが、やはり、大学生としてやれることには限界があり、「もっといろんな活動をしたい」とする篠塚さんとしては自らのチームを立ち上げ、ソーラーカーでのチャレンジをもっと積極的に進めていこう、という判断になったようだ。

チーム監督として、篠塚さんを支えるのは、山田修司さん(下の写真左側)。静岡ソーラーカークラブ代表で、広島の呉港高校で教鞭をとる先生でもある。ソーラーカーでの挑戦は、1994年から東海大学の付属工業高校で走らせてきており、東海大へ移った際、2008年の南アフリカでのソーラーカーレースで、篠塚さんと会い、今回チームに合流することとなった。

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今回参戦するマシンは、その山田先生が作り上げた車両に、最大セル変換効率22.6%(最大モジュール変換効率19.3%)を誇る東芝の住宅用太陽電池モジュールを搭載している。東芝の太陽光発電システムは、シャープや京セラに比べると参入も遅く後発メーカーとなるのだが、今回篠塚さんの協力申し入れに、わずか4日で返答するほど、今回の参戦に非常に協力的だという。

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参戦するのは南アフリカのソーラーカーレース「Sasol Solar Challenge 2012(今回からSasolという会社がスポンサーとしてついたため名称が変更となった)」。9月18日スタートし、10日間で5500kmもの距離を走破する(前回大会までは4200kmだった)。もちろん、このレースはレースとして勝利も目指すが、篠塚さんのターゲットはギネス記録。

ソーラー発電のみを動力源とする車両のギネス記録「ファステスト・ソーラーパワービークル」がそれだ。昨年1月にオーストラリアのニューサウスウェールズ大学がマークした時速88kmというのがその記録。篠塚さんもその記録樹立のニュースを見て、どうやったらできるのか? とこれに興味を持ったという。この南アフリカのレース参戦後の10月1日、バッテリーを下ろしたレース車両でこの記録に挑む。

御歳63歳のシノケンの挑戦はまだまだ続く!(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年08月26日

EVレース第3戦

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3シーズン目となる、2012全日本電気自動車グランプリシリーズの第3戦「全日本菅生50kmレース大会」の開催が、9月2日に迫ってきた。実に3ヵ月ぶりの開催だ。

今シーズンは開幕戦15台、第2戦13台と、非常に多くのエントリーを集めている。さすがに、東北戦は8台と台数が減少するものの、昨年の6台からは着実に増えている。

そして、ついに、日産リーフNISMO RCがレース初参戦する。これまで各種イベントでその雄姿を目にしてきたが、実際の競技には不参加だった。今回のスポット参戦(EV-Pクラス)は一見の価値あり。リーフのユニットを使いながら徹底した軽量化を施された車両は、実際のところ、テスラ ロードスターやノーマルファインチューンのリーフとどの程度の走りの違いを見せるのか、必見。ドライバーはSUPER GTでも活躍中の松田次生選手だ。

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最強EVのEV-1クラスは、連覇を狙う井土智洋選手(#1OUTER PLUS☆TiR☆TESLA)に対し、開幕戦惨敗だった#8 TAUS東京自動車大学校TESLA(砂子塾長選手)が、第2戦で善戦したこともあり、さらに、どれだけのマシンの進化を加えてきたのか、見どころとなるだろう。

日産リーフ勢が4台参戦するEV−2クラス。ポイントランキング2位の村田信博選手(#3 エンドレスアドバンリーフ)とランキング3位の井土佐知子選手(#7 OUTER PLUS☆TiR☆LEAF)が次戦は欠場。前戦欠場だったランキング4位の金井亮忠選手(#72 チームNATS・日本自動車大学校リーフ)が復活、ランキングトップを走る深栖健男選手(#10 ZUMMY RF☆G.SONIX LEAF)には、気分的に楽だろうが、それでもここでポイントを取りにいけるかが、この折り返しポイントの肝となるだろう。

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皆さんにもぜひ、実際にこの静かで熱いレースを見て欲しい。入場料は500円。詳しくはJEVRAホームページまで。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 20:20| Comment(1) | イベント>EVイベント

2012年08月08日

女子カート部K4GP

8月14日のK4-GP(富士スピードウェイ)に参戦する女子カート部のチーム<JKB車ガールK4チャレンジ>(塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈)。7月に予定されていた富士スピードウェイでのテスト走行が、濃霧により走行キャンセルとなり、その代替えとして、袖ヶ浦で定期開催されているレーシングECO耐久に参加。コース特性は異なるものの、実戦形式で挑んだテスト走行からは、多くの収穫が得られました。

Photo            左が久保玲奈、右は塚本奈々美  
 
今回のレーシングECO耐久4時間では、軽自動車から4駆ターボまで様々な車両が参加しています。車種による不公平感が出ないようにレギュレーションが工夫されており、走行周回数と使用燃料から算出されるポイントの合計で争われます。今回はK4-GP車両での参加ということもあり、章典外での扱いでしたが、常連チームに割って入る25台中7位相当という結果を出すことができ、開催が迫るK4-GP本戦に向けて弾みをつけることが出来ました。

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 ◎テストの目的
燃費改善デバイスの効果確認  今回初めてエナジーハイブリッド「減速回生」と「ソーラー発電」をすべて搭載した状態でのサーキット走行を行なうこととなりました。午前中の練習走行ではシステムのon/offそれぞれの状態で走行チェックを行ない、その効果を確認しています。 
 
エコドライビング習熟  燃費耐久を戦ううえでは、燃費を出すための特殊なドライビングスキルも需要となってきます。ECO耐久の中で燃費とタイムを両立させる走らせ方の、きっかけをつかむことが出来ました。 
 
燃料管理   4時間耐久はK4-GPを想定した目標燃費でスタート、ECO耐久で必要となる燃費はK4-GPよりもシビアなため、終盤ガス欠症状が出てしまいました。ファイナルラップではコース途中でエンジンが停止してしまうほどでしたが、この日学んだ燃費走行を即座に実践で生かしながら走行してきたこと、最後の一滴まで振り絞る根性の走りで何とかチェッカーを受ける、感動的なフィニッシュ! 
 
実はこれ、狙い通りだったんです。 ガス欠症状を体感し、フューエルゲージのどのあたりでその症状が出るのか、症状が出た後どう対応したら良いのか。なかなか街乗りでは体感できない(と言うより体感してしまってJAFさんのお世話になるのは恐縮です…)状況をあらかじめ体験しておくことで、k4-GPで同様のことが起きても、冷静に対処できるようにしておくためです。 
 
作戦上では終盤ガス欠で止まってしまっても止む無し、という考えもはありましたが、走り始めてしまえばテストではなくレース。チェッカーを受けるためにできることはすべてやり尽くす、という気持ちを示すことが出来たと思っています。

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 ◎K4-GP本戦(8月14日・富士スピードウェイ)に向けて
この日気温は猛暑日並みに上昇し、短時間のスティントであっても体への負担が大きいことを体感しました。参加マシン、ドライビングスキル共に非常良い仕上がりであることが見えてきましたので、体調管理と暑さ対策をしっかり行ない、最大限のパフォーマンスで10時間を駆け抜けることが出来るよう準備したいと思います。(女子カート部・塚本奈々美 http://nana-jkb.com/

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2012年07月11日

女子カート部最新情報

8月14日に開催されるK4-GP10時間耐久でのエナジーハイブリッドラン(ホンダビートにマイクロハイブリッドとソーラー発電システムを搭載したエコランプロジェクト)に、JKB車ガールK4チャレンジ( 塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈) として参戦するため、7月7日に富士スピードウェイでテスト走行を行ないました。

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テスト当日の天候は霧。富士の洗礼・・・そんな言葉がぴったりの第2回K4-GPテスト走行となってしまいました。走行開始直前に発生した濃霧のため赤旗ディレイとなり、走行枠ぎりぎりまで主催者側とサーキット間で協議が行なわれていましたが、結局霧は晴れることなく、残念ながら走行キャンセルとなってしまいました。安全のためには仕方のないことですし、これもモータースポーツが持つ、何が起きるかわからない、という一面であると受けとめるしかありません。

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☆ドライビングポジションの確認 走行はできなくてもチェックできるところはいろいろあるんです! ドライバー3人で10時間の走行に挑むわけですが、長時間のスティントになるため、疲労度の少ないポジションを取りつつ、ドライバー交代でのピットロスが少なくなるような妥協点も探さなければなりません。K4-GPはピットストップの規定時間は設定されていないので、ドライバー交代は早ければ早いほど良いということになります。もちろんここも安全第一。シートと6点ハーネスはしっかり体を支えてくれているか、万が一の際に危険な圧迫を起こさない位置に来ていないか、念入りにチェックしました。

☆雨対策 前回・今回と雨模様となりましたが、そのおかげもあって、雨対策の重要性に気づくことができました。具体的な対策については、一概にどれが良いと言うことができないかもしれませんが『いかに視界を確保するか』という考え方は、一般の走行においても役立ちそうです。梅雨空もまだまだ続きますし、夏になればゲリラ雷雨なども発生します。普段乗りの車の雨対策も真剣に考えてみたいですね。

☆ソーラー発電 お天気に左右されるといえば、Energy Hybridの片翼であるソーラー発電もその一つ。今回の走行枠の時間範囲では日照が全くなかったために、発電はできていませんでした。晴れた時はしっかり発電できているので、この変動幅をどう把握するか、発電した電気をどう使うかは精査していきたいと思います。

今回テスト走行がキャンセルになってしまいましたが、天気の影響は全チームにとって平等なので、しっかり作戦を練って8月14日の本番に挑みたいと思います。

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最後にお知らせとして、このたび女子カート部(JKB)は中日本自動車短期大学さん(NAC www.nakanihon.ac.jp/)に活動をサポート頂くことになりました。EV関係を中心にいろいろユニークなコラボが実現出来ればと期待しております。コラボの一環として、7月8日に美浜サーキットでのNACエンジョイカップ(カート3時間耐久)に<NAC女子カート部>として出場、プロドライバー(1チーム2名まで)など23チームが参加された中で、初出場優勝を果たしました(ドライバーはK4GPに出場する塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈の3人に黒澤恵里) 。7月21日、22日のもてぎK-TAIカート5時間耐久、7時間耐久にも<NAC女子カート部>として出場することになりました。(女子カート部・塚本奈々美 http://nana-jkb.com/
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2012年07月03日

R8 e-tron

 これまでさまざまなスーパースポーツカーが挑んできている、ドイツ・ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(全長20.8km)のラップレコード。これに、年末に市販される予定のアウディR8 e-tronが挑み、市販車最速記録を刻むこととなった。

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ニュルのEVのレコードタイム、現在は、TMG(TOYOTA MOTOSPORT GmbH)が作ったラディカルベースのEVマシンTMG EV P001(今年のパイクスピーク・ヒルクライムレースに出場する奴田原選手が乗るマシンは、このマシンのパイクス用に改良したモデル)。このラップタイムが7分47秒794となる。もちろん、この車両は市販車ではないので、単純にEVとしての記録は残るが、アウディのものとは多少性格が異なる。

Sport Autoによると、これまでのEVラップ記録は、2010年4月に9分54秒45(MINI E)、2011年4月27日にプジョーEX1の9分1秒338、そして2011年8月29日に、TMG EV001の記録という変遷をたどるが、非常に早い頻度で大幅なタイム向上が見られるのも特徴だ。

現在のオールオーバーでの最速記録は7分11秒57(グンベルト・アポロスポーツ)。V10のアウディR8は2010年12月の記録で7分34秒の記録が残っている。

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タイムアタックを行なったR8 e-tronは、200km/hでかかるリミッターを解除し250km/h仕様としたもの。ドライバーは、マーカス・ヴィンケルホック。今年のニュル24時間レースを制覇したアウディR8(#3 アウディ・スポーツ・チーム・フェニックス)を駆ったドライバーのひとりだ。タイムアタックは去る6月26日に行なわれ、8分9秒099のタイムを出している。

アウディR8 e-tronは、R8をベースにしたEV。アルミとカーボンで徹底的に軽量化され車両重量は1780kgとなっている。49kwhのリチウムイオンバッテリーはT字型に搭載されており、航続距離は215km。0→100km/h加速で4.6秒。年末には市販予定となっている。

今回の記録達成以外に、200km/hリミッターのままのR8 e-tronでのアタックも行なっており、そのタイムは8分26秒096であったという。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年06月29日

女子カート部、完全優勝!

6月16日、ERKカップジャパン第2戦が栃木県のフェスティカサーキットで開催され、女子カート部(JKB)の塚本奈々美、岡村英莉、柴田真友子の3名がチーム<エナーシスfeat.女子カート部>として参戦しました。マシンは、<ODYSSEY JKB EV KART>、全8チームが参戦しました。

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この日は生憎のレインコンディション・・・短い時間の練習走行で各ドライバーが、マシンとのフィーリングを確かめながら、バッテリーのA(アンペア)数とタイムをデータとして記録。さらにライバルチームのタイムの確認とその走りを把握するように心がけました。

今回のルールは5周のスプリントレースの後、20分間の耐久レースで、バッテリー交換はナシ! かなり電費には厳しいルールでした。「耐久が20分・・・だけ」と思われる方もいるかと思いますが、ERKにとっては結構シビアな条件です。

私たちの搭載している36Aのバッテリーを、スプリントから耐久レースまで持たせるには、周りの走りに惑わされず、確実に作戦通りの数値とタイムで走ることはもちろん、さらに重要なのは、短い交代時間の中でどれだけたくさんのデータを、次のドライバーに引き継ぎするかです。そのため、ピットとドライバーで様々なサインを交わし、やりとりをしていました。

ウェットでのERK走行のポイントは、マシンの重みを活かし、ほぼノーブレーキでコーナーを回ることで、効率よく電費走行をしながらもタイムを刻むことです。タイヤはブリヂストンのレインタイヤを使用しました。

今回はリチウムバッテリー搭載のチームも参戦(別クラス)しており、正直全体でのトップは難しいかなと思いましたが、クラスではスプリントで1位:3ポイント(+ファステストラップ:1ポイント)、耐久でも1位:3ポイント(+フェステストラップ:1ポイント)合計8ポイントでクラス総合優勝、そしてリチウムバッテリー勢2チームにも勝って全体でも1位となり、完全優勝を達成致しました。<JKB・EVチャレンジ>企画として11年にスタートしたERKレースですが、これで、11年以降に出場したERK耐久レースで「7戦全勝」、無敗の7連覇達成です。

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JKBはERKレースでEVの燃費走行をかなり学習して来ていますので、ぜひこの経験を活かして、近々4輪EVレースにも挑戦出来ればと考えています。今年はあとERKカップジャパン(フェスティカサーキット)の第3戦(9月8日)、第4戦(11月23日)、そしてメインイベントとなるジャパンEVフェスティバル(10月20日筑波サーキット2000)があります。

最後にお知らせですが、<塚本奈々美with女子カート部>のHP http://nana-jkb.com/ を改定しました! ぜひチェックして下さいね。(女子カート部・塚本奈々美)

posted by polishfactory5 at 09:50| Comment(1) | イベント>EVイベント

2012年06月15日

女子カート部

女子カート部(JKB)は、JKB・EVチャレンジ企画として、8月のK4GP参戦に向けたマシン作りを進めています。6月9日には富士スピードウェイにて、テスト走行を実施しました。当日は悪天候でしたが、シビアなコンディションであるがゆえに露出する車の挙動をチェックすることができ、有意義なテスト走行となりました。

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今年のK4-GP、10時間耐久のGP-2クラス(NA850cc以下)の使用可能燃料は75Lと規定されており、昨年の85Lよりも燃費走行が重要なため、本企画の「Energy Hybrid」のコンセプトを大いに発揮できるはずです。そして今回のテスト走行では
 
@減速回生システム
ガソリン車にもHV車にも必ず使用されているオルタネータを活用し、オルタネータ/バッテリーの電気エネルギーの収支を改善させるもので、構成としては双方向DC/DCコンバータとキャパシタの組み合わせ、車両が減速状態の時にオルタネータの発電量を一時的に高め、その電力をキャパシタに一時的にためておき、加速/定常走行時にキャパシタから供給するという原理。大がかりな装備が不要で、重量ハンデにならず、車両側の制御には立ち入らない方式のため、不意な電気トラブルを誘発させることもない。今回の走行では、燃費走行をさせた際の微妙な加減速Gに対しても、動作上は特に問題ないことが確認出来た。
 
Aターゲット燃費
厳しい燃料レギュレーションにおいて、10時間の走行時間を燃料不足で停止させることなく走らせ続けるためには…『低燃費』と『速いLapタイム』という相反するパラメータを車両性能と突き合わせていけば、おのずと走破可能な距離は導きだされてる。作戦の都合上、現時点では我がチームのターゲット燃費は公開出来ないが、今回ウェットという条件ながら、エンジンの最大回転数、各コーナーでのシフト選択を最適化することで、おおむねターゲット燃費で走らせることが出来た。
 
Bドライビングフィール
<JKB車ガール>各メンバーのドライビングスキルには差があり、唐突な挙動への対応はどうしてもリスクが生まれる。クルマの動きをマイルドにすることで、限界ラインを超える前にドライバーがインフォメーションをつかみやすくしたい。今回ウェット走行であったからこそ、セッティング方向性をより明確にすることが出来、改善点もいくつかピックアップすることが出来た。 
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次回のテストは7月7日、再び富士スピードウェイ。「Energy Hybrid」のもう一つの片翼であるソーラーパネルの装着と動作チェックを実施するべく準備を進めていきます。(女子カート部・塚本奈々美
http://nana-jkb.com/

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2012年06月11日

マン島TT

電気自動車を見ていると黎明期のガソリンエンジンとイメージがダブる。ついに「速さへのチャレンジ」を始めたのだった。4輪車はパイクスピークだ。全長20km/標高差1400mの登り坂で、黎明期のガソリンエンジンにとっちゃ厳しい厳しい舞台だったという。電気自動車にとっても、全開で走りきれる上限の距離だったりして。

今年のパイクスピークはモンスター田島さんを筆頭に、三菱自動車、トヨタ、ヨコハマタイヤ、日産などがチャレンジする。このイベントをキックに間違いなく電気自動車の技術は進んでいくことだろう。ECOカーアジアではザッカー編集部と共に今年のパイクスピークをキッチリ追っていく予定。取材にも行きますのでお楽しみに。

そして2輪のジャンルでも黎明期のガソリンエンジンで最も過酷であり、加えて世界最古のモータースポーツイベントと言われるマン島TTに電気バイクが登場してきた。マン島TTの初開催を調べてみたら、1904年! 何と108年前です。ちなみにパイクスピークの初開催が1916年だから96年の歴史を持つ。凄い凄い!

思い起こせばホンダが最初に世界を見たのはマン島TTだった。本田宗一郎さんが世界でもっとも過酷だと言われていた競技に突如チャレンジするという果たし状を出したのである。今年のマン島TTに無限が『神電』という電気バイクを作ってエントリーした。果たしてどうだったか? 見事2位という素晴らしい結果を出した。

・リザルト

リザルトを見ると4台のみ。なんだ! と思う無かれ。出走12台。ウチ、予選を走りきったのが8台! 黎明期のガソリンエンジンと同じく、60kmを完走すること自体、難しいのだ。されど神電のタイムは優勝に肉薄してます。素晴らしい! しかも平均速度約163km/h! 下の動画を見ていただければ解る通り、音だってなかなか。

2012年マン島TT電気バイク

60kmという距離を全開で走れるということが何より驚く。来年はぜひ優勝を狙って欲しい。そして5年計画くらいで総合優勝など目指してくださいまし。(国沢光宏)

 
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2012年06月08日

パイクスピーク ヨコハマ

日本のトップオフローダーがこぞって、それもEVで参戦することになった2012PPIHC(2012 PIKES PEAK INTERMNATIONAR HILL CLIMB)。なぜEV? そしてなぜ今年だったのか? 

今回現地での取材を敢行するザッカー編集部では、誌面で展開できない関係者へのむちゃくちゃディープなインタビューを、ザッカーブログだけに極秘流出します! 1回目は「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」の塙郁夫選手です。
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塙郁夫選手は、1960年生まれ・茨城県出身。国内オフロードレース・シリーズであるJFWDAシリーズプロトタイプクラス10連覇をはじめ、バハ1000クラス優勝などの経歴を持つ。パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムには一昨年13分17秒、昨年12分20秒とEVクラスのコースレコードホルダーでもある。

塙選手にとって、このパイクスピークへの挑戦は4年目。EV記録保持者であるが、参戦する車両は塙選手の手作りだ。

「実は、EVの効率が良くなってきて、総合優勝が狙えると思っていたところで、今年のこのEV参戦ブーム。パイクスピークのレースって、オフロードやっている人間ならかならず、いつかは、と思うレースなんですよ。だから今回、増岡浩さんや奴田原文雄さんが参戦するのも、当たり前という感じですね。皆さん勝つ気になってやって来るので、今年は厳しいでしょうね」

えぇ? 最初から負け戦? とも思える発言だが、塙選手が目指すのは、効率の良さ、だという。

「最初のうちは負けたくない、と思っていましたよ、もちろん。でもね、ある時、自分は、エネルギー効率の良さをアピールしたいのであって、バッテリーを山のように積んで、何が何でも優勝したい、というのではなかったんじゃないか、ということを思い出しました。総合優勝を狙うとかね、そうしたことは田嶋伸博さんのような、やるべき人がやればいいんですよ。自分はEVクラスができた時の、初代チャンピオンですからね(笑)。」

「EVの可能性を見せたい、ということで、EVのチャレンジを続けているんです。自分のマシンは、いつもACプロ社の先行開発品を投入してやらせてもらっていて、次世代のユニットを今回も使います。駆動ユニットとしては、昨年よりもパワーダウンです。でもね、効率を良くしているので、マネージメント
が良ければ、11分台も狙えますね」

002 これは昨年のレースでの模様。現在のEV記録12分20秒084を出したマシンだ

ほかのマシンと比較してみると、塙選手のマシンの非力なことがわかる。彼の乗るHER-02の心臓部、AC Propulsion社製モーターは、最高出力190kW/最大トルク280Nmを発揮する。搭載モーターのスペックで見ると、三菱i-MiEV Evoiutionが80kWのモーターを3基。TEAM SHOWのTMG EV P002で350kW。明らかに出力で劣っているのだ(モンスター田嶋選手のマシンについては現時点で詳細スペック非公開)。

バッテリーはパナソニック製リチウムイオンバッテリーを搭載する、ということしか現在のところわかっていない。ちなみにバッテリーはi-MiEV Evoiutionが35kWh。TMG EV P002が42kWhとなる。

11分台を目標とする、となれば、自身の記録を上回ることになる。それも「昨年よりパワーダウン」のマシンで。しかも、全面舗装路(以前はコースに未舗装路もあった)になったにもかかわらず、Sタイヤではなく、市販エコタイヤのままで。
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「パイクスピークは、市販タイヤのまま、横浜ゴムのブルーアースで戦ってます。これは実はEVだからできたともいえますね。というのも、EVのレースで求めるものって、今までのタイヤの概念とは違うんですよ。ガソリンエンジン車ってパワーバンドがあって、シフトチェンジがありますよね。そういったクルマのためにこれまでタイヤは開発されて来ました。でもね、これがEVとなると、常に同じ出力で走れますので、その必要条件は変って来るわけです。もちろんライン取りも変ります」

「今までの高性能タイヤは、たとえばハンドルを切る、そうするとタイヤが横にふんばって曲がるんですよ。でも、それって効率が良くないですよね。引っかかっているんだから。エネルギーロス前提の高性能なわけです。

でも、電費も良くしながら効率良く走るためには、タイヤは手応え感・グリップ感のないものがいいんです。タイヤのエンジニアは嫌がるんですが、そちらのほうが実際にタイムがいいんですから、しかたないんですよね」

タイヤに手応え感を求めない? 全く未知の領域で塙選手はレースを戦っているようだ。ちょっと変わった考えを持ち込むこの塙選手の走り、皆さんも興味湧きました?(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年05月30日

電気自動車レース結果

初戦ノーマルのままで持ち込み敗退した、東京自動車大学校のテスラ ロードスターは、問題点を改善してこの第2戦へ戻って来た。そしてAE86やマイティボーイの改造EVは、三菱i-MiEVをターゲットにクルマを仕上げており、ともに「i-MiEVを食う」を目標としている。また、日産リーフはファインチューンのレベルもほぼ横並びで、誰が勝ってもおかしくない。
001_race 
5月というよりは、もう完全に夏といってよいほどの良好な天候に恵まれた第2戦。開幕戦と同じ千葉県・袖ヶ浦市にある袖ヶ浦フォレストレースウェイ、このコース2.436qのコースを21周で争う決勝レースは、午後3時半にスタートした。

スタートで飛び出したのは、砂子塾長の#8 TAUS東京自動車大学校TESLA。前戦の反省をマシンへフィードバック。東京自動車大学校の生徒が対策を施しており、「前回のようなひどい負け方はしない」という意気込みどおり、いいペースで逃げに入り、後続を引き離す。

002taustesla        学生たちが対策を施してきたテスラ ロードスター。
 砂子選手は「あとモーター温度を10度下げられれば勝負になる」と自信を見せる

 

昨シーズンから4戦連続でポールポジションの井土智洋選手(#1O UTER PLUS☆TiR☆TESLA)は、他のレースのサポートのため午前中は欠席。つまり予選をパスしたためピットスタートとなり、最後尾からの追い上げとなった。

EV-2(モーター出力50kw以上100kw未満)クラスの日産リーフ勢でも、ポイントトップの#72 NATSリーフの金井亮忠選手が他のレースへの出場のため今回は欠席。変わって菊水電子工業リーフをレーサー鹿島選手がドライブする。
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予選では#3エンドレス アドバン リーフの村田信博選手がクラス最上位の2番グリッドを獲得していたが、レースは鹿島選手が勢いよく飛び出した。それからは3番グリッドスタートの深栖選手がすぐ後につけていたが、パスするタイミングを「自分から仕掛けても損。後ろの動きを見て」と静観。

そのため、電費とギリギリのせめぎ合いを展開してきた常連リーフ勢は混乱してか、誰もなかなか前に出ようとはせず、1分40秒台といういつもより10秒近く遅いペース。リーフ勢の後方を走るEV-3(モーター出力50kw未満)&EV-C(コンバートEV)クラスの車両も集団に加わって、ビッグトラフィックを形成。

テスラの井土選手は2周目にこのトラフィックをパス。そこからははるか前方を行く砂子選手のみ。「敵が見えないのは非常にストレス」というとおり、アクセルを踏みがちだが、モーター温の上昇はペースダウンに結びついてしまうため、計測器を見ながらペースを抑えつつ先を急ぐ。
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砂子選手もがんばったが、11周目の第2ヘアピンで井土選手にパスされ、井土選手はすべての参戦車両をパスしての優勝。5連勝を達成した。

リーフ勢は14周目でようやく鹿島選手の前に深栖選手が出てペースを上げる。後続の村田選手、井土佐知子選手、そして榊原康伸選手も続き、、ようやくいつのものレースペースに戻ったものの、その後は順位に変動なく、深栖選手は念願のクラス優勝、そして2戦連続の表彰台を獲得した。
 
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EV-3クラスのi-MiEVとEV-Cクラスの戦いは、ボディは軽いが小さめのモーターを搭載するコンバートEV勢が、i-MiEVと比べストレートでは遅いもののコーナーでは速いという特性があって、非常にエキサイティングな内容となった。ドライバーのテクニック向上が目立った#86 CATS EV86(戸部裕貴選手)が、総合8位に入った。
 
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今回初出場となった#4 EVマイティ(住田孝之選手)はEV化してすでに13年の熟成を重ねたコンバートEV。ボディの軽さはピカイチ。今回はJEVRA初挑戦であったものの、これからも目が離せない一台となるだろう。

ザッカー編集部と菊水電子工業のコラボで出場した#88菊水電子工業・XaCAR・i-MiEVは、最終ラップで止まってしまった! が3位表彰台を獲得!! 次回は電欠しないよう頑張ります!!!
008_kikusui     菊水電子の方やレーサー鹿島さん、応援に来てくれた読者のみんなと記念撮影

■総合リザルト■     
1位  EV-1クラス1位  井土智洋
2位  EV-1クラス2位  砂子塾長
3位  EV-2クラス1位  深栖健男
8位  EV-Cクラス1位  戸部裕貴
10位  EV-3クラス1位  菰田 潔


シリーズは3ヵ月のブランクの後、第3戦は9月2日(日)にスポーツランドSUGOで開催となる。(XaCARレポーター・青山義明)
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2012年05月29日

電気自動車レース第2戦

5月27日(日)、真夏に近い太陽を浴びて、JEVRA 主催のEVレースが開催された。XaCARは菊水電子アイ・ミーブ号と、EVバイク部門ではヤマハの電動バイク「イーニリン」で出走した。
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日産リーフ、三菱アイ・ミーブ、テスラロードスターやAE86改造EVなどの混走で、静かで暑いレースが展開された。我が菊水電子アイ・ミーブは、マイナーチェンジ前のクルマで、回生能力など初めから性能面で不利。

それでも編集部・石川選手は果敢にアタック。あと3ラップ・・・亀マークが出ても走り続け、最終ラップへ。このままゴールか、という時に・・・やはりドラマは起きた。なんと最終ラップで電欠が! それでも3位で表彰台に上るというしぶとさ。

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         左側はレーサー鹿島選手

ヤマハのイーニリンに乗るレポーター青山は、本格的なレーシングスーツで走り始めたものの・・・ヘビー級の体型が災いしたか、モトGP風の空力を考えた前傾スタイルながら、なかなか前に進まない。

「表彰台に上がる予定だから、次の取材の時間が厳しいかなー」という心配は無用の結果だった。言い訳レポートは改めてお送りします。もちろん、XaCAR7月号6月8日発売も見てください。
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そうそう、忘れてはならないデモ走行もありました。7月のパイクスピークに出場する三菱・増岡浩選手ドライブのアイ・ミーブ・エボリューションが、初めてデモ走行。とんでもない速さを見せ付けました。コロラドの峠を一気に駆け上がれるか!こちらの詳細もお楽しみに。(XaCAR編集部)

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2012年05月20日

三菱頑張れ!

三菱自動車のパイクスピーク用『i−MiEVエボリューション』を見てきた。スペックは先日紹介した通り。意外だったのは80kWという出力を持つモーターが、i−MiEVのノーマル(47KW)と全く同じだったということ。数字を聞き、改良型だとカン違いしてました。ノーマルのモーター、めちゃ余力あったのね!

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ちなみに80kW=109馬力。何とリーフのモーターと同じ出力でございます。最大で12分くらい全開に出来れば良いため、今まで使っていなかったパフォーマンスを引き出せるのだろう。これを3個使うため、合計240kW=326馬力! モーターの出力はディーゼルの出力と似ている。1,5倍換算でちょうどいい?

となれば490馬力。しかもガソリンエンジンと違って気圧の低い頂上付近でもパワーダウンしない。700馬力程度の走りをすると思っていいだろう。電池搭載量は35kWh。リーフのモーターと電池を使う『リーフRC』を全開で走らせると40kmくらい走れる。80kW/24kWh/40kmというパラメーターだ。

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240kWの35kWhなら、さらに全開率の高いヒルクライムでも20km持つだろうという計算。ただ10分少々で全ての電力を出し切らなければならない。i−MiEVと同じスペックの電池を10分使い切れる(逆に考えれば10分で急速充電出来る、ということ)のだろうか? 少し不安な電池容量です。

開発チームも電池容量についちゃ不安があるらしく、最終スペックは決まっていないそうな。出来れば40kWhくらい積みたいところ。3つのモーターはフロントに1個。リア2個を搭載。これまた最終的な煮詰めを今後行うという。メガウェブで増岡さんにもっと詳しく聞こうと思ったのだけれど、私がテンテコ舞いでした。

ちなみに車名を見て「おお!」。当然来年はエボリューションUでしょう! とりあえず3年計画くらいで総合優勝を狙う意気込みのように思えました。今年のパイクスピークで一つでも二つでも光るトコロを見せてくれたら全力を応援しちゃいます。とりあえず今年は「クラス優勝狙いです!」。(国沢光宏)

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2012年05月17日

第4回メガウェブフェスタ

今週末に台場で行われる『第4回メガウェブフェスタ』(カートップ。ザッカー。ベストカーの3誌とメガウェブの共催)の会場は言うまでもなくトヨタの施設である。基本的にトヨタ車のPRを行う場所です。しかし! 最近のトヨタって太っ腹。そもそもマクラーレンホンダMP4/5や日産R390まで走らせちゃいますから。

それだけじゃありません。何と! モンスター田島さんだけなら理解できるが、三菱自動車のパイクスピーク用i−MiEVの発表会まで行う。三菱自動車のパイクスピーク用車両、昨年は普通のi−MiEVのサスペンションを交換した程度だった。参加することに意義がある、というオリンピック参戦でございます。

結局プロシェクトそのものが中止。けれど今年の車両は相当気合入ってる。そもそもスタイルを見れば「なんじゃ!?」。一応i−MiEVのシルエットこそ残っているとはいえ、明らかに別物。シルエットフォーミュラより激しい。もうこんなカタチですから。当然の如く搭載されているバッテリーからモーターまで違う。

調べてみるとホンキで勝ちを狙っているようなのだ。モンスター田島さんのプロジェクトも「電気自動車で1000馬力級のガソリン車に勝つ!」。現時点で全く詳細は分かっていないけれど、いくつかの革新的な技術が投入されているらしい。三菱重工製といわれる電池なんかもミルスペック(軍用)か?

・メガウェブフェスタのスケジュール表

ちなみにi−MiEVは土曜日の12時10分から。モンスター田島さんは日曜日の11時40分から発表会を行います。そうそう。トヨタも勝ちを狙った電気自動車をパイクスピークで走らせる。その情報も出てくるんじゃなかろうか。今年のパイクスピークは電気自動車にとって新しい一歩になると思う。(国沢光宏)

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2012年05月16日

女子カート部最新情報

5月3日筑波サーキット1000で行なわれたERK(電動レーシングカート)の大会、日本EVクラブ主催の「エキサイティングGo!Go!レース2012」に、昨年のチャンピオンである女子カート部(JKB)が出場。当日は18年間の開催で2度目となる雨…しかも、ピットレーンも走行する場所を失うくらいの土砂降りでした。

Photo                      写真左から岡村英莉、塚本奈々美、柴田真友子

豪雨により大会スケジュールが大幅に変更される中、15時まで待っても天候は回復せず、結果的にERK耐久レースは中止になりました。朝7時前からサーキット入りしての中止に肩を落としながらも、タイム測定走行会では、我らの「ODYSSEY JKB EV KART」は53秒26とファステスラップをマークし、ERKは雨でも全く問題なく快走! 主催者やゲストで来られたジャーナリストの方々も、超ウエットコンディションでのこのタイムに驚いておられました。

また、塚本奈々美原作の近未来EVフォーミュラコミック<OVERTAKE!>の第5話がiPad、iPhoneコミックとして配信されています。なんと、主人公ナナがEVフォーミュラニッポンに挑戦します。また、私が想像した2025年のEVフォーミュラマシン「N25」も登場します。ぜひお読みくださいね。http://itunes.apple.com/jp/app/id452937080 (女子カート部・塚本奈々)http://nana-jkb.com/

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2012年05月10日

XaCarチーム参戦!

5月27日(日)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される、全日本電気自動車グランプリシリーズ第2戦『全日本袖ヶ浦EV50kmレース大会』に、XaCAR編集部も菊水電子とコラボして参加します。ドライバーは編集部・石川が担当。サーキット初心者ながら、なぜかEVレースは3回目の参戦となる石川も、静かに燃えています。


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このEVレースを読者の皆さんも一緒に観戦しませんか。春の一日、袖ヶ浦フォレストレースウェイで過ごしてみる、というのもクルマ好きなら楽しいはず。

EVレースはスタート進行が午後2時30分から、決勝レースは午後3時からです。予選があるので、XaCAR編集部は午前中から行っています。お茶でもしながら、みんなで楽しい1日にしましょう。パイクスピークに参戦する三菱i-MiEVプロトタイプ・デモラン(13:30〜14:00)なども予定されています。
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●参加希望の方は、メールの件名に「EVレース参加」と記入して、xacar@cfm.co.jp までご連絡ください。参加者の氏名と、一緒にいらっしゃる方の人数を、必ず記入してください。入場無料です(駐車料金1台1000円)。
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2012年04月21日

女子カート部優勝!

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ERK Cup Japan第1戦が、4月15日(日)にフェスティカサーキットで開催された。女子カート部(JKB)の岡村英莉、柴田真友子は、昨シリーズを制覇したチーム「エナーシスfeat.女子カート部」として「ODYSSEY JKB EV KART」のステアリングを任された。

レースは、スプリント(8周)×2、耐久(28分)×1で構成、各順位でポイントが付加され、総合ポイントでの争いとなる。第1スプリントのドライバーは岡村英莉。スタートで、原因不明の動作遅れが発生し、最後尾からの追い上げとなったが、序盤で一気にポジションを回復し、2位でフィニッシュした。

スプリントの2レースは、前レースからバッテリー交換ができないために、第2レース担当した柴田真友子は、燃費ならぬ電費を考慮に入れながら、8周を走る必要があった。他チームの電費悪化もあったが、難なく車両をコントロールし、1位でゴールラインを越えた。

耐久レースは28分、変則ルマン式スタート、バッテリー交換無、ドライバー交代3回義務など多くの要素がある。しっかりと戦略をたて、電費をコントロールしながら走ることが必要となる。

柴田はポールポジションから問題なくスタートを切ったが、電費を気にした走りとなり、一気にポジションをダウン。第2ドライバーの岡村は自分なりに電費を考慮しながらも、比較的速いラップで走行することをマスターし、少しづつポジションを回復して、柴田に再度交代。柴田は、1周だけ全開でスプリントと同じ走りを見せた後に、電費を考慮した走りへスイッチした。最終ドライバー岡村は、電費に余裕があると判断し、一気に先行するライバルチームを追い上げ、見事に1位でチェッカーを受けることができた。

昨シーズンのERK Cupからの連勝が途切れることなく、今回も総合優勝をすることができた。次回は5月3日、日本EVクラブ主催のGoGoEVレースに、今回のふたりに JKB塚本奈々美部長を加え、同大会の連覇、そして昨年から続く、国内ERKレース7連勝を目指して頑張ります!(女子カート部/JKB・塚本奈々美)

posted by polishfactory5 at 23:17| Comment(1) | イベント>EVイベント