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2013年02月28日

スペーシア

東武鉄道の特急電車みたいなネーミングのスズキ・スペーシアは売れるだろうか? 前身モデルのパレットも決して悪いクルマじゃなかったけれど、タントに全く歯が立たず、後から出てきたN BOXにブチ抜かれてしまった。なぜパレットは売れなかったのだろう? おそらくブランドイメージが薄かったからだと考える。

パレットのデザインはスペーシアより落ち着いていて良かったと思う。キャビンスペースだってタントに負けていない。乗り心地だって上々。強いて問題点を挙げると、メディアへの露出が極めて少なく(TVCFも地味過ぎて印象に残らず)、認知度低かったこと。私ですら軽自動車をイメージした時にパレット出てこない。

スペーシアはどうか? これまた”売り”が見当たらない。もちろん燃費の良さは素晴らしいアピールポイントだけれど、N BOXの押しの強さにゃ届かないと思う。加えてスペーシア級になると軽自動車だって安くない。安全性を考えるユーザーが多くなる。なのにスペーシアときたら横滑り防止装置無し!

オプションでも選べないのだ。この点をホンダのディーラーで指摘されたら、ほとんどの人はN BOXを買うだろう。一時期、安全性向上にチカラを入れていたスズキながら、ここにきてムカシの「軽自動車は安い方がいい!」路線に戻ってきてしまった。本来ならダイハツのように追突低減ブレーキなど欲しかった。

ということでスペーシアはパレットと同じような状況になると予想しておく。今や軽乗用車クラスはホンダが本気になった。2012年1月の販売台数を見るとスズキ3万3251台に対しホンダ1万6810台。今年1月はスズキ3万4208台に対しホンダ3万2307台。まだまだホンダは新しい軽自動車を出してくる。(国沢光宏)
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2013年02月25日

VWの超低燃費車

そのXL1がついに市販化決定というニュースが入ってきました。100kmあたり1Lの燃料消費量(235mpg=99.9q/L)を目標に掲げて作られた、フォルクスワーゲンの超低燃費車「フォーミュラXL1」。

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2011年のニュル24時間レースでXaCAR取材班も、ニュル周辺の一般道や会場近辺で、プロモーション展開をしていたこのクルマに、何度か遭遇したことがあります。全長3889×全幅1666×全高1153mm。カーボンを使用した軽量なボディ(車両重量は約795s)、空気抵抗を極限まで抑えるために前面投影面積を小さくしたナローボディ(Cd値は0.19!)の2人乗りとなるプラグインハイブリッドカー。

002搭載するのはTDIエンジン(出力は35kW)にモーター(出力は20kW)を組み合わせ、リチウムイオン電池(容量未公開)をフロントに搭載する。最高時速は99mph(約159q/h)。0→62mph(約100q/h)加速は12.7秒。EVモードでは32マイル(約51.5q)の走行が可能になります。003現在のその燃料消費率は、261mpg=111q/Lをマークしているという。(XaCAR編集部)
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2013年01月01日

謹賀新年

今年はECOなクルマのニュースが山盛りになること間違いない。というか、ごく一部の車種を除きECOカーだらけになると言って良いかもしれません。このWebサイトも3年目に突入し、おかげさまでアクセス数も順調に伸びてきました。一段と使い勝手を改善すべく新年早々のリニュアルを考えています。

ちなみに今年のお届けする代表的な新型車は‥‥。

1)クラウンHV
2)アウトランダーPHEV
3)ミニキャブMiEVトラック
4)デリカD5ディーゼル
5)パレット
6)アコードPHV
7)レクサスIS
8)eKワゴン/オッティ後継車
9)フィット(HV含む)
10)ライフ
11)アコードHV

といった具合。さらに東京モーターショーには‥‥

12)次期型エスティマHV
13)日産FFハイブリッド
14)エクストレイルディーゼル
15)フィットベースSUV
16)ビート後継車
17)CR−Vディーゼル
18)アクセラHV
19)インプレッサHV
20)レガシィ・ディーゼル
21)次期型タント
22)次期型コペン

などが出展されると予想されます。いずれにしろ新技術盛りだくさん! その他、電気自動車も新しい展開があること間違いなし。いろんな意味で賑やかな1年になりそうです。今年もよろしくお願いします。(国沢光宏)
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2012年12月29日

補助金見通し不明

2013年後の電気自動車&クリーンディーゼル補助金の状況が全く解らない。「減額こそされるけれど2012年度の実績と同じくらい出る」という情報もあれば「1台あたりの補助金額は大幅に減らされる」という話も聞く。自動車メーカーに聞いても「今年は全く予想出来ません」。危機感を持っているようだ。

ディーゼルは補助金無しで何とかなるかもしれない。けれど電気自動車やPHVについちゃ半減されるだけで全く売れなくなってしまうことだろう。いずれにしろ確実なのは「2013年2月末日までに登録すること」でございます。調べてみたらリーフもアウトランダーPHEVも何とか間に合うという。こらもう急ぐのみ。

問題はマツダのディーゼルだ。すでにギリギリ。ただマツダだって売りたい気持ちを持っている。納車が間に合わなかった値引きをしてくれるなど、交渉したらいい。ディーゼル補助金の金額くらいなら何とか値引きで対応出来るレベルかと。BMW320dだって補助金は8万円。そのくらいの条件であれば飲む。

そうそう。アテンザのディーゼルの市販モデルは未試乗。ガソリンから推測すると乗り心地悪いだろう。ただKYBのショックアブソーバーなら『ネオチューン』が可能。5万円もあれば良好な乗り心地になる。乗り心地を除けば全く問題ありません。なかでも6速マニュアルは楽しいです。クルマ好きならぜひ!(国沢光宏)

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2012年12月27日

50年前の軽自動車

マツダのデザインセンターのロビーに、黎明期の軽自動車が展示されている。今見ると、ホントに小さい! 写真は1960年デビューの『R360クーペ』。全長3m×全幅1,3mで車重380kg。こいつを360ccの2気筒空冷のVツイン16馬力で走らせた。パワーこそ低いが、何とか実用に耐える性能だったそうな。

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もし軽自動車の下に作るなら、こういったコンセプトのクルマじゃないだろうか。現代の技術を使えば、触媒付きの500ccのVツインで30馬力の5kgmくらい出せることだろう。エアバッグと簡易な衝突安全性を確保しながら、徹底的なコストダウンと軽量化を行えば500kgくらいで納められると思う。で、50万円。

生産規模を年間50万台くらいに置けば(当初は全てのメーカーが共通エンジン&ミッションを使うというチョイスもあろう)、コストダウンだって可能かと。ミッションは5速程度のマニュアルと、ホンダのバイクなどに採用されているツインクラッチATなどいかがか。これまた共通化を計ることによってコストダウン出来ます。

立ち上がりは経産省か国交省がヘッドライトやブレーキといった機能部品を決めてしまうのもいいだろう。とにかくコストアップにならないような工夫を徹底的に行うことにより、数社規模で参入しても厳しい叩き合いにならないで済む。当然ながらマツダ、スバルといった軽自動車を止めたメーカーにもチャンスある。

このサイズなら電気自動車としても有望。このサイズのクルマの普及に合わせ、都市部の狭い道の通行規制を掛けるというアプローチだって面白い。もちろん日本だけでなく、いろんな国や地域でニーズが出てくるかもしれません。スバル360やフロンテクーペのようなクルマ出てきたら楽しいです。(国沢光宏)

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2012年12月21日

ムーヴ進化!

ムーヴがマイナーチェンジを行った。見所は三つ。「値下げ」と「燃費向上」、そして「自動ブレーキ」を軽自動車で始めて実用化したことである。まず値下げ。部品などのコストダウンを再度徹底的に行い、何とベースグレードの『L』(107万円)で5万円も安くしてきた。ライバルであるワゴンRやN−ONEびつくり!

燃費の向上は、1)アイドリングストップ開始の速度を7km/hからワゴンRと同じ9km/hに引き上げたり、2)CVTの伝達効率(抵抗)を最適にコントロールするよう、エンジンの熱を使い、3)ポンピングロス低減のためEGRの量を極限まで増やすなどの細かい改良を積み重ねて29km/Lにした。

自動ブレーキは事前情報で紹介した通りレーザーレーダーと横滑り防止装置VSCの油圧ブレーキ系を組み合わせたタイプ(したがって自動ブレーキ装着車はVSCも標準装備になります)。車速20km/hなら完全停止出来る。VWアップや、マツダCX−5の自動ブレーキと同じだと思って頂ければいい。

ちなみに『L』グレードの自動ブレーキ付きは6万円高。上級グレードの『X』なら5万円高。違いはと言うと、Lの場合、自動ブレーキの他、チルトステアリングとシートリフターも付くから。この二つで1万円は猛烈に高いと思うけれど、小柄な人は便利な装備なので諦めるしかありません。(国沢光宏)
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2012年12月18日

プレオ+

スバルがミラ・イースのOEMモデルを発表した。内容はミライースのまんま。もはや「スバルらしさ」などどうでもよくなったのか? 出来ればアイサイトを搭載してきて欲しかった。今やミライースといえども電子スロットルで横滑り防止装置VSC用のアクチュエーターなども付いている。カメラ付ければ何とかなるのに。

スバルが扱っている軽自動車の売れ行きはイマイチである。歴代のスバル車を買ってきた人に話を聞くと、皆さんスバルを買う意義を感じない、という。スバルというブランドが好きな人も居ると思いだろうけれど、スバル好きの多くは「スバルの技術や個性」を好む。そいつを全く持っていない軽自動車は魅力無し。

このあたりで「スバル独自の味付けや技術」を持たせるべきかと。その筆頭となる技術言えば、やっぱりアイサイトでしょう。スバル式のサスペンションセッティングや、STIバージョンがあってもいいと思う。もちろん多少車両価格に反映されてしまってもいいから、フロントグリルを大きく変える、というのも面白いかと。

スバルから「夢」を感じなくなったと思っているのは私だけだけ? どうせ販売台数が少ないのだから、全てSTIバージョンとし、コテコテのスペックを持たせるなんてのいい。それともアイサイトじゃなく、ムーヴでデビューするダイハツ開発の追突低減ブレーキを装備してくるのだろうか。(国沢光宏)
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2012年12月17日

自民党大勝で

自民の大勝で電気自動車とクリーンディーゼルの補助金はどうなるだろうか? すでに大盤振る舞いを公言しているので、今年使い残した予算のカットは避けられまい。民主党の勢力減衰により自動車業界のロビーも非常に弱くなることだろう。今年使った補助金くらいの額を確保出来れば上々か?

振り返ってみるとリーフの売れ行きは2011年度と変わらず。月販平均で900台程度。三菱自動車勢が同400台。CX−5ディーゼルは生産が追いつかず。輸入車についちゃ微々たるモノ。一方、2013年度を考えれば、リーフのマイナーチェンジで販売を伸ばしたい。ディーゼルだって増えていくだろう。

さらに三菱自動車とホンダのPHVが加わる。ホンダについちゃ大きな台数にならないと思うが、アウトランダーPHEVは相応の売れ行きを期待しているハズ。それでも2013年度は大きな影響ないと思う。前述の通り日産とマツダ、三菱自動車のPHEVが増えるとしても、大きな割合じゃ無いでしょうから。

問題は2014年度だ。電気自動車とPHVもディーゼルも間違いなく増える。次期型プリウスPHVだって出てくる。補助金の予算が増えなければ、1台当たりの補助金額は一段と減るに違いない。自動車メーカーは2014年までに補助金無しで売れる金額までコストダウンしなければならなくなった。(国沢光宏)
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2012年12月14日

補助金削減?

どうやら2013年度の電気自動車/ディーゼル補助金の予算が削減されそうな展開になってきた。そもそも2012年度の予算を大幅に使い残しており(持ち越し不可)、基本的に減額となる上、見直しすべきという意見も強く出ている。決定的になのが、ほとんど間違いない民主の大敗であります。

御存知の通り民主党のバックボーンの一つが自動車総連。自動車業界の御機嫌を取るべく補助金を続けてきたという経緯もある。自民党政権になれば当然の如く政策を変更してくるだろう。自民党に取っちゃ自動車業界より農業。全党一致で決まったウルグアイ・ラウンド農業対策を思い出していただきたい。

何と事業総額6兆100億円! どんだけムダな道路や施設を作ったことか。自民党時代は自動車産業に対するバックアップなど基本的に無し。自民党政権になって電気自動車/ディーゼル補助金をバッサリ切ることは出来ないだろうが、半減くらいなら十分にあり得る。1台毎の金額だって減るハズ。

ということで、もし電気自動車/ディーゼルを購入しようとしているなら、2月一杯までの納車を目指すべき。補助金は登録が完了していないと受けられないからだ。つまり年内にも契約を完了する必要あり。リーフはもちろん、CX−5のディーゼルや3シリーズのディーゼル、アウトランダーPHVなど急ぐべし!

果たして2013年度はどのくらいの補助金になるだろう? 現時点じゃサッパリ解らないけれど、相応の覚悟をしておきたい。自動車メーカーに聞いてみたが、絶対的な台数を減らすのか、それとも1台あたりの補助金額を減らすのかも読めないそうな。確実なのは2月までに納車してもらうことだ。(国沢光宏)

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2012年12月06日

アメリカのECOカー

アメリカに於けるECOカーの販売状況が大きなターニングポイントを迎えつつある。まずハイブッド。今まではトヨタの一人勝ち状態だった。カムリと同じクラスのフォード・フュージョンも売れた時期はあったものの、月販1000台を切る程度。ちなみに2011年のフュージョンの販売台数は1万398台だった。

ところが、でございます。何回か紹介した通り、フォードはECOカー攻勢をかけてきている。ここにきて発表した新型ハイブリッドが全て好調! 11月の販売台数を見るとフュージョンは1834台。それより驚くのがプリウスαの対抗馬であるC−MAXハイブリッドの販売台数で、何と3589台も売れてます。

ちなみにプリウスα(アメリカだとプリウスV)の販売台数は2690台。普通のプリウスが8925台売れているから全体で見れば優勢ながら、フォードはプリウスの対抗馬である『フォーカスHV』をスタンバイさせている。こいつが出てくればプリウスのユーザー層を喰ってくる可能性も出てきた。大いなる脅威です。

PHVも同じような状況。11f月の販売台数はプリウスPHVが1766台。しかし! 10月末から登録を始めた新鋭フォードC−MAXエナジーの11月は1259台に達した。アメリカに問い合わせてみたら、評判悪くないという。このまま伸びてくるようなことがあれば、やっぱりトヨタにとって手ごわい存在になっていくと思う。

もう一つはディーゼルの伸びだ。昨年11月の台数7885台に対し、今年11月が10647台で15%の増えた。「アメリカはディーゼル嫌い」といわれてきたものの、着実にシェアを作ってきている。なかでもBMWのX5やポルシェ・カイエンといった大型のSUVはディーゼル比率高い。日本勢はキャッチアップできず。

参考までに書いておくと、レクサスRX450hは971台。カイエンのハイブリッドが108台で人気無し。けれどカイエンのディーゼルは423台も売れている。前出のX5ディーゼルも930台。SUVを売ろうとすればディーゼル必要。トヨタもランクル用のV8クリーンディーゼルを開発していたのに凍結した。何で?(国沢光宏)
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2012年11月06日

EPA燃費

この際、日本も燃費のカタログデータについてジックリ考えるべきかもしれない。韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車は、日本で言えば国交省認可のJC08燃費と同じ基準になるEPA(米国環境保護局)の燃費が実燃費より平均2〜3%悪かったと大きな問題になり、補償金を支払わなければならなくなった。

もちろんEPA燃費も変更を余儀なくなされる。ここからが凄い! 例えば40mpgというEPA燃費を売りにしていた『エラントラ』だと、再度EPA燃費を認可してもらうことになる。結果、38mpgだったとすれば、その差2mpg。これを基準に、購入してから現在までのガソリン代の差額を補償しなければならないそうな。

さらに燃料費の15%相当の慰謝料も加算される。結果、一人当たり平均8千円の支払いになり、対象者はアメリカだけで約90万台規模(カナダも12万台)。さらに! 今後も新車で買ったユーザーに対し、旧EPA燃費と新EPA燃費分のガソリン代の差額を払い続けなければならない。なかなかシビれます。

何と! 日本で言えば「JC08燃費40km/Lのアクアの実燃費が39km/Lに届かなかった」ということで社会問題になったようなもの。そして「損をした分」の補償までしてくれるのだった。逆に考えれば、だからこそEPA燃費って参考になる。日本のJC08もそのくらい真剣にやって欲しいと思う。(国沢光宏)

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2012年11月05日

タクシーはハイブリッド

ニューヨークタクシーに新型カムリHVが登場した。日本でもプリウスタクシーは増えてきている。ヨーロッパもイタリアなどに行くとプリウスのタクシー多し。なぜか? 調べてみたら2つの理由によるものだという。一つめは言うまでもなくランニングコストの低さ。ガソリンより安価なLPGより、さらに安い。

LPGをリッター100円。クラウンコンフォートの燃費7km/Lとした場合、1年間10万km走った時の燃料コストは143万円。20km/Lのプリウスでガソリン150円なら75万円。何と燃料コストは半額。LPG仕様のクラウンコンフォートとプリウスの車両価格など1年でペイ出来てしまう。

加えて今やプリウスも走行50万kmくらいなら余裕。普通のLPG仕様車と大差ないまでになった。いや、タイヤの摩耗やブレーキの減リ具合など考慮すればプリウスの方が圧倒的にリーズナブル。どうやらトヨタは次世代タクシーのパワーユニットにハイブリッドを考えているようだ。当然だと思う。

もう一つが航続距離。LPGの航続距離は長くない。1日400km走るなら、ほぼ毎日給油、いや給ガスしなければならず。加えてLPGスタンドの数たるや少なく、渋滞することだって珍しくない。一方、プリウスなら800km以上走ってしまう。ガソリンスタンドだってどこにでもあるし、待つことだって無し。

足の長さはアメリカ東海岸を襲ったハリケーン『サンディ』の後遺症でガソリン不足のニューヨークのタクシーで大いに評価されているという。普通のタクシーは400kmで給油しなければならないところ、カムリHVは800km以上走るのだという。そういえば東日本大震災の時もプリウスだったので楽でした。

逆にタクシー向きじゃないと思うのが電気自動車。航続距離短く、1日400km走ろうとすれば4回(時間にして2時間)も充電に時間を取られてしまう。遠い客に対応できず。高価な急速充電器も、24時間フルに使ったとしてタクシー12台分で埋まる。バッテリー寿命の問題だってでてきます。(国沢光宏)
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2012年11月02日

N−ONE

ホンダN−ONEが発表された。世界レベルで見ればビートルやミニといった「先祖返り」のモデルはいくつかあるものの、量販される日本車じゃ初めて(オリジンは限定車)。評判を見ていると予想外に良好。N360を知らない世代の皆さんも可愛いという評価のようだ。良いデザインはいつの時代でも通用する?

気になっていた価格は115万円。N BOXのようにライバルと比べた時の割安感は無い。横滑り防止装置やプッシュスタートを標準装備することを考えれば、ムーブや110万9850円のワゴンRとイーブン。いや、ワゴンRはリチウム電池使うアイドルストップや、冷却剤を使ったエアコンが付きますが。

燃費は27km/Lと今やこのクラスの標準レベル。特筆出来る数値でこそないが、デザインの魅力を考えれば十分に納得できると思う。というか、28,8km/LのワゴンRのような特殊な技術を使っていないことを考えると大健闘しているかもしれない。ムーヴとイーブンの実用燃費になることだろう。

お買い得プライスなのはターボ。ターボ無しの8万円高。ターボ無しとターボ車の価格差として考えると歴代の日本車の中で最も少ない。こうなるとターボ車が欲しくなるけれど、残念ながらアイドルストップは付かない。結果、燃費も23,2km/LとワゴンRに26,8km/Lと大きな差になってしまった。

クルマというもの、ECOも重要だけれど、同じくらい「楽しさ」や「ワクワク感」が欲しい。昨日プリウスの対抗馬であるVWジェッタHVの燃費は10%くらい悪いと紹介したけれど、VWによれば「勝算あります」。個人的にはN−ONEのような趣味性のあるクルマに魅力を感じる。果たして売れるか?(国沢光宏)
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2012年10月24日

低燃費SUV

VWがサンパウロのモーターショーで1リッター3気筒にターボを装着したエンジンを搭載したコンセプトカーを出展した。最高出力は110馬力ということなので、1,6リッター級のターボ無しエンジンと同等のスペックを持つ。このクラス、同じショーでホンダもフィットをベースにしたクロスオーバー車を出すなど注目されてます。

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TAIGUN。タイグンと読む?

公表されているサイズを見たら、全長3860mm×全幅1730mm。車重は驚くほど軽く985kgしかない。確かに小型SUVは今後世界規模で有望だと思う。新興国の多くは道が悪く(特に都市部から離れると顕著)、ロードクリアランスの大きいSUVのニーズ多い。しかもSUVをステータスだと考えている傾向を持つ。

本来このクラスは日本車の得意分野だった。パジェロ・イオあたりはドンピシャ。今もダイハツ・ヴィーゴのようなモデルがあるけれど、いかんせん古い。車重だって2WDで1160kgもあります。やはりECOカーでいながらSUVというVWのようなクルマ作りをしなければ厳しいと思う。日本車って強みを生かせていないです。

もはや日本車にとって中国市場なんかどうでもいい。急ぐべきは中国市場に変わる新興国や新しい車種ジャンルの開拓でございます。といったことを考えるとコンパクトSUVはぜひとも欲しいアイテムかと。この手のクルマを得意とする三菱自動車やスズキあたりが猛急で開発したら、けっこう売れると思います。(国沢光宏)
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2012年10月09日

省電力エアコン

少しばかり驚いた。昨年の9月分(8月14日〜9月12日)までの電気代は2万839円でありました。過去に遡って調べてみたら、毎年2万円程度という感じ。しかし! 今年はというと、電気料上がったにも関わらず1万4720円に下がっている。なぜか? こらもう簡単。家のエアコンを3つ交換したからだ。

日記でも書いた通り、7月末から8月に掛けて使用頻度の高いエアコンから毎週1つづつ壊れた。それを全て日本で販売されているエアコンの中で最も消費電力少ないと言われる東芝の大清快に交換したのである。一度冷えれば50W〜200Wくらいで稼働しているから素晴らしい! 電気食わない。

電力消費量は昨年の841kWhから522kWhになりましたね。319kWhも電気を節約出来たことになる。浮いた分でリーフを走らせたら何と! 2300kmも走れてしまう! エアコンを新型に変えるだけでリーフが遣う電力以上を浮かせることが出来た、ということ。さすがの私も目からウロコが落ちた次第。

ちなみにリーフの充電で使う電力は専用メーターを付けているので、前述の消費量は厳密に言えば全体の消費量から充電で使った電力(前述の期間は65kWhを消費)を引いたもの。いずれにしろ私の家で消費した電力は、リーフで使った分を入れても昨年より30%も減った(昨年はリーフに充電していない)。

ということで今年の夏のピーク時は、おそらく消費電力を30%以上減らせたと思う。来年の夏についちゃリーフtoホームが稼働するため、ピーク時の消費電力はゼロになる日すら増えてることだろう。加えて電力料金値上げとなっても消費量減ったので支払額は少なくなるのだった。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:27| ECO(経済)なクルマ

2012年09月18日

Up! 149万円!

VWアップが発表された。価格は以前紹介した通りの149万円から! こらもう衝撃的でございます。というのも「安く売るためのスペシャル仕様」じゃないからだ。VWらしくサイドエアバッグや横滑り防止装置は標準。そればかりか、レーザーレーダーで前方を監視。追突しそうになれば急ブレーキを掛けてくれる「シティーセーフティ」まで付く。

日本車と比較しても全く遜色無い価格設定と言って良かろう。ちなみに149万円は3ドアHBモデル。4ドアHBモデルになると19万円高の168万円になります。私ならリアドアを諦めて3ドアで頑張りたい。すでに日本のメディアに対し先行試乗会を開いており、大好評のようだ。弟子永田も「乗ったら欲しくなりました!」とウなされていたほど。

ボディサイズは大きいと言えないものの、2人までなら十分の実用性を持つ。リアドアが無いのでチャイルドシートを付けられないと思っている人も居るようだけれど、大半の欧州車には助手席エアバッグのカットスイッチが付いている。トランクスペースの無いHBボディだと、むしろリアから遠い助手席に座らせたい。私なら迷わず助手席に座らせる。

クルマとしての仕上がりも、独特の変速フィールを持つロボタイドATさえ気にならなければ「素晴らしい!」だけ。ボディ剛性の高さや乗り心地の良さなど日本車は全く勝てていない。現代のクルマとして唯一物足りない点を挙げるなら、アイドリングストップが付いてないことくらい(欧州仕様のマニュアル仕様にしか付かない)。乗れば誰でもウなるハズ。

気になる諸兄はぜひともVWのディーラーに行き、味見してみることをすすめたい。「欲しい装備を加えていったら150万円を越えちゃった」みたいな日本車と乗り比べて頂きたく。ちなみに実用燃費は街中で15km/L前後。流れの良い郊外路であれば、コンスタントに20km/Lを越えると思う。私は明日にでも試乗会に行ってみるつもり。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 18:34| Comment(6) | ECO(経済)なクルマ

2012年09月06日

ワゴンR登場

新しいECO技術を満載した新型ワゴンRが発表された。驚くべきは価格。リチウム電池使ったり冷媒付きのエアコンを採用したりしてるのに110万9850円(CDプレーヤー付けると113万850円) ほぼ同じ装備内容のムーヴ『L』は112万円だから、すでに猛烈なバーゲンプライスでございます。で、JC08がムーヴの27km/Lに対し28,8km/L。

軽量化も凄い。ムーヴの『L』は810kg。ワゴンRって780kgしかない。いや、ワゴンRは4WDでも830kgで、ムーヴのFFより燃費良い27,8km/Lなのだった。結果、ムーヴの4WDは取得税/重量税75%減税に対し、ワゴンRだと4WDまで100%免税。スズキの技術力に感心しきり。タイしたモンだ。

新型ワゴンRの大成功間違いなし。ここまでは一般論でございます。それなら国沢光宏なら買うかと聞かれたら「買わない」と即答す。何よりスタイルが魅力無し。クルマを道具として割り切れる人なら清潔感あって良いデザインだと思う。されどクルマ好きにとっちゃ寂しい。いつからスズキは「夢」を失ったのだろうか? ダイハツ化しちゃった。

考えてみたらミラ・イースも高い評価をしつつ、試乗会で乗ったっきりである。乗ってみたいと思わないのだ。だからこそ夢を感じさせるホンダの『N ONE』を期待する声が大きいんだと思う。ここにきてN ONEの情報がたくさん出回りだした。ディーラーに資料が届き、ユーザーに「ナイショですけど」と見せているからだ。装備は全グレードVSAまで付くなど豪勢。

装備内容はターボ無しの『G』で、
アイドリングストップシステム/VSA+ヒルスタートアシストシステム/プッシュエンジンスタート/スマートキーシステム/フルオート・エアコンディショナー/チルトステアリング/プライバシーガラス(リアドア/テールゲート)。で、ベーシックグレードは100万円を切るとウワサされてます。おいちゃんは魅力を感じる。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 22:50| Comment(6) | ECO(経済)なクルマ

2012年09月04日

VW Up!の価格

驚いた! 最初にネットで流れ始めた価格を見た時は「ホントかね?」と信じられなかったものの、ここきて他のルートと思われるネットの情報も同じ数字。もはや間違いないと思う。間もなく日本発売となるVWアップの価格でございます。何とベースグレードは149万円だという。しかも装備内容を見てびつくり! 日本車より安いんぢゃないかと感心しきり。

具体的に書くと、3ドアのロボタイド5速ATでサイドエアバッグや横滑り防止装置ESCはもちろん、30km/h以下で衝突事故を防止する『シティ・エマージェンシー』が標準で付くという。日本車だとサイドエアバッグとESCとシティ・エマージェンシーで下を見て20万円のオプション。129万円ということになります。こら安いとしか表現のしようがありませんワな。

ちなみに燃費はJC08で23,1km/Lとのこと。JC08って輸入車にとって厳しいモード。というか輸入車のJC08の数字は、ほぼ実燃費と言っても良いほど。アイドルストップ無しでこの燃費なら全く文句なし。おそらく初代VWゴルフがデビューした時と同じくらいのインパクトを与えると思う。以下、ドイツで試乗した時の動画をもう一度リンクしておきます。



最も気になるのは日本人がニガ手とするロボタイドATだけれど、こらもう試乗して決めるしかない。ダメな人はダメだし、気にならない人は全く問題ないと思います。もし「気にならないよ」というなら、これほど素敵なコンパクトカーって無い。アップの簡単な試乗レポートは以下に。(国沢光宏)

VWアップの超簡単な試乗レポート

posted by polishfactory5 at 22:38| Comment(5) | ECO(経済)なクルマ

2012年08月31日

ECOカー勝負!

新型ノートのスペックを分析すると、いろんな意味で興味深い。まず79馬力1,2リッター3気筒のベースエンジン仕様。売れ筋になりそうな『X』の価格は129万8850円。JC08燃費22,6km/Lである。最大にして唯一のライバルと目されるフィット『Gスマートセレクション』のスペックを並べると、99馬力1,3リッター4気筒でETCも付いて132万円。

新型ノートにETC付け、装備差を金額換算すればイーブン。JC08燃費は21km/Lでございます。ただエンジン出力や排気量、3気筒と4気筒の差を考えれば、微妙になってくる。また、値引きはフィットの方が圧倒的に大きい。値引きゼロの新型ノートと競合させれば、ナビなどオプションの値引きを含め十分に魅力的な条件を提示してくることだろう。

新型ノートの初期受注は圧倒的にスーパーチャージャー仕様が多いそうな。一方、日産の新型ノートに掛ける期待なるや大! 年内は月販売1万5千台ペースを考えているようだ。1,2リッターのベースグレードの販売台数が伸びてこないと難しい数字。しかも強力な追い風になったECOカー補助金は期待出来ない。もちろんホンダだって頑張るハズ。

となれば実力勝負です! 果たして総合的に比べてドチラの仕上がりの方がいいか? ここまでガチのライバルとなると、買う方だって大いに気になるところ。今のところ新型ノートの最初の試乗は9月3日。テストコースなので味見程度か。ガチの比較は9月中旬以降になると思います。実用燃費と乗り心地と動力性能はいかに?(国沢光宏)
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2012年08月30日

イヴォーグ

普通なら3リッター級エンジンを搭載するだろう1760kgのボディを、240馬力の2リッターターボで走らせるレンジローバー・イヴォーグに様々な道路環境でジックリ試乗してみた。結論から書くと「ターボラグを減らせたら100点!」でございます。中でもターボラグを感じてしまうのが発進時。アクセル踏むと突如トルクが沸きだし「グイッ!」と出ちゃう。

ジンワリ踏めばスムースに発信できるものの、ブースト圧掛かってないとあまりにトルク薄い。ついついパワーの出方とシンクロさせてアクセル踏むと、突如ブースト掛かってダッシュしちゃうのだ。2トンのボディにイヴォーグと同じ2リッターターボ積むフォード・エクスプローラーは、ここまで大きなタイムラグを感じなかった。セッティングなのかもしれない。

もっと言えば、イヴォーグの場合、ダウンサイジングターボじゃないのかもしれません。というのもJC08燃費が9km/Lだからだ。BMW320iは同じ2リッターターボで16,6km/L。明らかにECO性能を重視したダウンサイジングターボにですワな。ちなみにレガシィの2リッター直噴ターボも燃費イマイチだからダウンサイジングでなくパワー追求型。

大柄なボディに小排気量の直噴ターボエンジンを積めばみんなダウンサイジングターボ、というワケじゃないことをキッチリ認識させてくれる。むしろ3リッター級V6のターボ無しエンジンの方がいいのかもしれません。そういえばエクスプローラーのJC08だって8,1km/L。3,5リッターV6は7,6km/Lだから、期待するほど良くなっていない。

もしかするとダウンサイジングターボは技術的に難しいのかもしれません。日産の1,6リッター直噴ターボエンジンを、セレナとかエクストレイルとかティアナなどに搭載し、16km/LくらいのJC08燃費を出せたらBMWやVWのエンジン技術に匹敵すると思う。きっと難しいしぃんだろう〜。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(4) | ECO(経済)なクルマ