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2012年08月10日

次期型ワゴンR

ワゴンRの技術発表があった。大きな技術は1)アイドルストップ用にリチウム電池を使う。2)13km/h以下でエンジン停止(ロックアップクラッチを切ってエンジン完全停止)。3)エアコンのエバポレータに冷却剤を使うことによりエンジン停止時間を通常の2倍に延長する、というもの。JC08で28,8km/Lと凄い。

搭載されているリチウム電池は容量0,036kWh。プリウスの電池が1,31kWhなので非常に少ない。電池ユニットを見ても予想外に小さい角形電池が5つ入っているだけ(1本2,4Vで直列だから12V)。電池価格は今や1kWhあたり高くて6万円。0,036kWhなら2160円。ユニットで5千円か?

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大型弁当箱程度の電池ユニットを助手席下に積む

リチウム電池を搭載すれば3千円以上するというDC−DCコンバーターが不要になり、制御用12Vバッテリーも小型になって安くなる(普通のアイドルストップ用制御バッテリーって普通より二回り大きいので高価)。トータルコストで考えればむしろリチウム電池の方がリーズナブルなのかもしれません。

ということで開発担当者に聞いてみたら「そんなことありません! リチウム電池のコストの方が圧倒的に高いです」。う〜ん! パソコン用の18650電池だって3,7Vの2200mAなら1本350円(5本で0,04kWh)。5本1750円です。ユニットなら5千円くらいで調達出来そうなのに。ずいぶん割高だ。

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電池本体は長さを2倍にした『006P』型電池という感じ

漏れ伝わるトコロによれば、現行ワゴンRと比べ4万円高くらいの価格設定になるらしい。燃費の差で価格差をカバー出来るか微妙。アルトECOのシステムを使って安くした方がいいのでは? と聞いてみたら、28,8km/Lだと取得税と重量税がターボを含めた全グレードで免税になるという。なるほど。 

横滑り防止装置など装備面の違いも4万円に含まれているかもしれないし。いずれにしろスズキは自信満々。それだけ軽自動車ジャンルで危機感を持っている、ということです。価格設定次第じゃ檄売れモデルになる? そうそう。70kgの軽量化についちゃ未だにタネ明かしをしていない。(国沢光宏)
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2012年08月08日

補助金まだあり

大手メディアは「7月下旬にエコカー補助金のワクを使い切る」と言っていた。しかし8月6日時点で未だ434億円を残している。直近の1週間で使った金額は87億4千万円。単純計算で5週間近く持つ。お盆休みを挟むため、8月一杯くらいまでワクが残るかもしれません。となれば急げば間に合う車種もありそう。

キャンセルとなったクルマや試乗車などの即納車を持っているディーラーは多い。以前も紹介した埼玉県のレイクタウンの中にあるトヨタのディーラーなんか人気のアクアを含め全部で10台くらいありましたから。今週一杯は諦めずトライしてみる価値はあると思う。やはり10万円のプレゼントって大きい。ナビ代くらいになります。

以前「補助金終了日を当てるクイズ」をしたけれど、このままだと全員ハズレになると思う。ちなみにマツダやスバルなど一部のディーラーで「補助金終了後も今のウチにオーダーすれば10万円」をやっているし、輸入車なんか補助金終了後も10万円の値引きを約束してくれるケースが多い。買うなら好機かと。(国沢光宏)

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2012年08月02日

ミラージュ発表!

新型ミラージュが正式発売となった。気になるのが118万8千円という売れ筋グレードになるだろうアイドルストップ付の『M』の価格である。マーチの『X』は120万1200円なので若干安いものの(税金もミラージュの方が有利)、値引きなど条件まで含めればイーブンと考えていい。皆さんどう思いますか?

燃費で考えるなら間もなく発表される新兵器満載の次期型ワゴンRと良い勝負かと(価格も同じくらい?)。広さで考えれば値引き拡大中のフィットが123万円。今やタイの通貨であるバーツ安だから、横滑り防止装置をサービスするくらいのキャンペーンをやっても良かった? 今のままだとお買い得感薄い。

クルマを見ると、質実剛健。おそらく日本で作ったって118万8千円だったろう。アイドルストップ付いたら128万円くらいになるだろうフィットなんか、パワフルな1,3リッター100馬力の4気筒。1リッター69馬力で3気筒のミラージュは大いに見劣りする。クルマの仕上がりなども圧倒的にフィットだ。

それをタイで生産しているのだから、ミラ・イースくらいインパクトのある価格(アイドルストップ付で100万円を切る)にならなかったものだろうか。そう考えればミラ・イースって安い! 日本で生産し、ほとんどフル装備のグレードで89万5千円なのだから。果たして半年後、ミラージュは売れてるか?(国沢光宏)
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2012年07月31日

次期型ワゴンR

新型ワゴンRの情報が流れ出してきた。スペックを見ると驚くばかり! まず車重が70kg程度軽くなっているという。すでにスズキの軽自動車って軽い。そこからどうやって70kgも削ってきたのだろうか? また、アイドリングストップを15km/h前後の速度から行うという。

エンジンにガソリンを供給しないという燃料カットは全てのクルマでやっている。したがって15km/h前後で完全にクラッチを切るということなんだと思う。こら燃費低減に絶大な効力を持つだろう。エコラン大会で使や「奥義」の一つであります(やり方についちゃ企業秘密)。

エアコンの効きを低下させないため(一般的なアイドルストップは吹き出し温度が高くなると再始動します)蓄冷装置を使って夏場でもアイドルストップの時間を伸ばすというシステムまで全車に採用しているというから驚く。そんなこんなでJC08は28km/L前後だとか。

そしてバッテリーがリチウムときた。ナニからナニまで驚かされる。気になるのは価格。こんな装備を付けていくらになるのだろうか? 当然の如く高ければ厳しい。かといって安く出来まい。いや、もしかしたらミラ・イースのように内容からすればトンデモなく安いのか?

さらに詳しい情報が入ったらレポートします。(国沢光宏)

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2012年07月17日

新型ノート登場

日産は、7月16日新型ノートを世界初公開した。9月に日本正式発表の新型ノートだが、世界中を相手に販売する「新型グローバルコンパクトカー」として、事前に公開したものだ。

新型ノートが公開されたのは、横浜の大さん橋。会場には大きなステージが用意され、舞台の中から日産の志賀俊之COOが運転する新型ノートが登場した。会場横の海からも、水煙のなかにノートが浮かび上がるという仕掛けだ。大掛かりで派手な演出で、新型グローバルコンパクトカーをアピールした。


Siga 

新型ノートのライバルはホンダ・フィットやマツダ・デミオ。欧州ではフォードのフィエスタだ。売りは、広い室内とクラストップレベルの燃費。エンジンは新開発の1.2リッター3気筒にスーパーチャージャーを組み合わせたもの。

ダウンサイジング+過給機で走りを犠牲にせず燃費を稼ぐ、という手法はフォルクスワーゲンの手法に似ている。JC08モード燃費は25.2km/Lという低燃費をたたき出している。ちなみにスカイアクティブ・エンジン搭載のデミオが25.0km/Lだから、モード燃費では、わずか勝る。果たして実用燃費と走りの性能がどうなるか、楽しみになってきた。(XaCAR編集部)
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2012年07月13日

ECOカー補助金

新聞などの大手メディアはエコカー補助金が7月一杯でソコを付くと言っていたが、7月11日時点で残額744億円。直近の1週間の申請金額117億円。ここにきて週間ペースが落ちてきている。今のままだと8月のお盆休み明けまで持つ感じ。まだまだ間に合いそうな雰囲気すら漂う。

以前も書いた通りディーラーに行くと「展示車販売」とか「即納車リスト」みたいなモノがある。人気のアクアまで即納車やキャンセル車など出てます。諦めず粘ってみるといい。値引き少ない人気車や軽自動車は、買うなら大チャンス。諦めないでディーラー回りをすること(電話問い合わせてもいい)。

エコカー補助金が無くなる日の予想なんぞしてみたい。おそらく8月22日の申請まで。全く根拠ないですけど。ひとつ皆さんと勝負してみましょうか? 補助金の最終日を見事当てたヒトは、何かプレゼントしちゃいます。コメント欄に予想を書き込んでください。8月一杯で切れることは間違いないです。

ちなみにエコカー補助金の最新情報はコチラで。意外なことにエコカー補助金を再開する、というウワサも流れてきた。情報入り次第、お伝えします。(国沢光宏)

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2012年07月09日

スカイアクティブの実力

先週からスカイアクティブGを搭載したCX−5の実燃費をチェックをしている。下の燃費は練馬の自宅を10時30分に出て一般道を7km走り、そこから首都高に入ってトータル32,6km走った時の数字。日曜日と言うこともあってまぁまぁの流れだったけれど、最高の条件というほどじゃない。

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エアコンは無し

車重1440kgもある2リッターのSUVとして考えれば、なかなか立派な燃費だと思う。なるほどスカイアクティブG+スカイアクティブドライブの実力は認めざるを得まい。ここまで燃費良いSUVなんか無し。条件さえ良ければ(今回も事故渋滞なければ届いたハズ)20kmを超える燃費を普通に出せると考えます。

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普通の流れを普通に走って

上のデータは日曜日の夕方18時に湾岸の『新木場』から4号の『新宿』まで首都高を走り、そこから一般道で中野まで走った時のもの。エアコンはオン。あまり気を遣わず走ってみた。笑えるのが燃料ゲージ。14,2kmも走っているのに『F』のまま。プリウスみたい(150kmを超えてもFのままです)。

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i−DMは初心者のECO運転技術向上に役立つかも

も一つ笑えるのが『i−DM』という燃費運転評価。平均車速18kmという都内の渋滞で、JC08燃費に肉薄するような気合い入れた運転すると4,1とか4,2。なのに適当に走ったら高得点だったりして。スコアを上げようと頑張っている人がいるなら、ゴクロウサン、と言っておく。(国沢光宏)
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2012年07月04日

メビウス知ってる?

昨日TVを見てたらアフリカの小さい村を回り、乾電池を販売しているパナソニックの社員が出ていた。訪れた村は安価な中国製電池のシェアを徐々に喰っているという。おそらく収益的に考えたら微々たるモノだろう。けれど、こういった「頑張り」こそ今の日本に必要なんだと思う。自動車も全く同じです。

ケニアのナイロビにある『メビウスモータース』というメーカーが、アフリカ向けに6千ドルの安価で丈夫な多目的車を開発した。写真はアメリカの『オートブロググリーン』に紹介されています(下にリンク)。500kgの荷物か、8人程度の人を乗せられるという。こういったクルマのニーズ、未だ世界中にある。

・メビウス外観

もちろん儲からないかもしれません。でも日本の自動車メーカーがやってみるべきだ。投資も最小限で済むし。日本の自動車メーカーなら、メビウスより丈夫で壊れないクルマを作れるだろう。そもそも最も信頼性が必要なエンジンは容易に調達可能。ちなみにメビウスのエンジンってトヨタの4気筒だったりする。

・メビウスのリアシート

三菱自動車やマツダあたりは真剣に考えたら良い。日本でクサクサしているベテランのエンジニアに若手を何人か付けてやれば、短時間で開発できてしまう。パナソニックの乾電池と同じく現地の人を喜ばせることが出来ます。先に進むことも重要だけれど、来た道を振り返ることも同じくらい大切です。(国沢光宏)
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2012年07月03日

次期型ノート

9月3日に発表される次期型ノートの情報が流れてきた。ディーラー向けに資料を配布すれば、必ず漏れます。メーカーも覚悟していると思う。ということで搭載されるエンジンは、マーチと同じ1,2リッター3気筒と、こいつにスーパーチャージャーを装着し1,5リッター級の出力を持つタイプ。もちろんCVTと組み合わされる。

ボディサイズは全長4100mm×1695mm×1525mm。フィットの全長を20cm伸ばしたと思えばいいだろう。現行ノートの全長4020mmよりも長い。ボディの長さは車重に大きな影響を与える。常識的には1050kg以上の重量となるだろう。となると気になるのが燃費ながら、資料を見ると驚くべき記載があります。

なんと「ガソリン車No1低燃費」とあるのだ。ハイブリッドだってガソリン車だろう、という突っ込みはまたにして、こらどういうことか? 軽自動車を含めればアルト・エコの30,2km/LがNo1。これまた違うだろう。となればミラージュのJC08である27,2km/Lを凌ぐということか? もし実現していたら凄い!

なんせマーチは車重960kgで23km/Lなのだ。いくら1,2リッター過給エンジンの効率が良いといっても、軽いマーチを超えることなど出来るのだろうか? 燃費自慢のフィットだって21km/L(アイドルストップ無しのマーチは21,4km/L)。フィットと同等以上の室内スペースで25km/Lを超えたら脅威です。

いろんな意味で次期型ノートは興味深い。日産らしくなく、カッコ良さそうだし。こんな御時勢なので価格競争力を持たせ、マーチの時のように「タイ製なので作りが悪い」とメディアに悪い印象を与えて自爆しないようにすれば国内販売車種としちゃ久しぶりの大ヒットになりそうな気がします。(国沢光宏)

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2012年06月28日

コムス(トヨタ車体)

国土交通省のガイドラインが出来上がり、先日デモンストレーションが行なわれた、超小型モビリティ候補のコンセプトカー群。その中で、まもなく市販されるのが、トヨタ車体が製造するコムスコンセプトだ。

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トヨタ車体といったら、ザッカー読者なら、毎年ダカールラリーの市販車クラスに出場している、ランドクルーザーをすぐに思い浮かべるだろう。ランドクルーザー、そしてアルファード系やノア&ヴォクシー、エスティマなどのミニバンなどの生産を行なっている。

そんなトヨタ車体が作っているコムスは、すでに2000年から市販されており、実績も十分。昨年度までは、きちんと上限7万円のEV購入補助金の対象にもなっていた(車名:エブリデーコムス。グレードはデリバリー、ベーシック、オープンの3タイプ。車両価格は79万〜93万円だが、ともに購入補助金は全タイプ同額支給だった)。

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コムスを振り返るパネル。モーターショーでのコンセプトカーの数が非常に多いことに、ある意味ビックリ!

コムスコンセプトは、昨年の東京モーターショーで登場していたコンセプトモデルで、全長2400×全幅1095×全高1465mmの一人乗りEV。車両重量は405kgで、最高速度60km/h、航続距離は市街地走行モードで50kmと謳う。モーターは定格0.59kW、最高出力5kW、最大トルク40Nm。バッテリーには密閉型鉛蓄電池を使用し、バッテリー容量は3.7kWh、充電時間は5時間とする。ビジネスユース(リアに大型のデリバリーボックス容量370Lを持つ)の「B・com」とパーソナルユース「P・com」の2タイプ。

003            左がP・com、右がB・com

次期コムスは、このコンセプトカーをベースに7月には発売される。新型コムスは、これまで同様原付4輪自動車(第1種原動機付自転車)として販売の予定だ。

6月4日に発表された国土交通省のガイドラインでは、超小型モビリティは「自動車よりコンパクトで、環境性能に優れる1人〜2人乗り程度」の乗り物だとし、半径5km圏内の近距離移動の交通手段で、一定の荷物を積むことができ、手頃な価格と維持費であること、だそうだ。最終的には新しい車両区分として法の整備も進むのであろうが、トヨタ車体としては、これまで同様、実証実験ではなく市販EV車として進めていくわけだ。

原付4輪、超小型モビリティともに、日本の交通事情の中でどのように活用できるのか、と感じることもある。超小型モビリティの場合、まだまだ実際の運用には時間がかかるだろうし、新型コムスの市場へのインパクトに期待したい。(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年06月27日

ミラージュの価格

新型ミラージュの価格が発表された。ベースグレードの『E』は99万8千円。三菱自動車曰く「実用装備」の『M』で118万8千円。同じく「快適装備」の『G』が128万8千円。「だったら100万円にすればいいでしょ」と言いたくなる99万9600円という恥もへったくれもないような価格を付けて来たマーチよりずっと好ましい。

いや、装備内容は全く不明ですけど‥‥。普通なら装備表がネットで出回るのに、新型ミラージュって26日の夜時点で情報皆無。三菱自動車の新型車なんか関心ない、ということなんだろうか? 少しばかり寂しい。現時点で判明してるのは、Eグレード以外にアイドルストップが標準装備されることくらいです。

また、JC08燃費はアイドルストップ無しで23,2km/L。アイドルストップ付だと、スカイアクティブ・デミオどころかフィットHVよりも良い27,2km/Lとなった。ミラ・イースにこそ届かなかったけれど、素晴らしい数字だと関心しきり。すでに試乗してみたが(ベストカー6月26日売り号でレポートしてます)、不満なし。

正式発売は8月下旬。納車の開始が9月に入ってからになると思う。もちろんエコカー補助金などとっくに終わっているため、8月末までにオーダーした人は5万2500円のディーラーオプションをサービスしてくれるという。ダメモトでディーラーオプションのナビくらいを条件に出してもいいと思う。(国沢光宏)
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2012年06月21日

軽自動車税上げ簡単

少しばかり驚いている。このところ超小型車と引き替えに軽自動車税が2万円になったらどうか、と書いているけれど、皆さん簡単に容認しそうな雰囲気。この手の硬派なWebサイトを読んでいる人達ですら、軽自動車の税金が安過ぎるというキモチを持っている、ということなんだと思う。う〜ん!

私は自動車に掛かる税金がすでに多すぎると考えてます。購入時に今や意味不明の取得税(贅沢品扱い)を掛けられ、自動車税を毎年取られ、道路を傷めるという理由で重量税も取られる。さらに走ればガソリン諸税。廃止された地方の公共の交通手段を考えれば優遇は当然だ。

軽自動車税の値上げでなく、普通車の自動車税を下げるべきでしょう。でも民主党も財務省も、明らかな税収減になるような税制改定は絶対行うまい。加えて軽自動車に乗っている大半の人が、軽自動車の税金の安さを「優遇」と考えている。もはや財務省も民主党も大笑いか。

というか、為政者からすれば、こういう状況の中、軽自動車税をそのままにしておく方がナンセンス。おそらく年額1万5千円くらいまでなら何の抵抗もなく値上げ出来そうな雰囲気。私らメディアは、いくら反対してもムダだということ。90%以上の確率で軽自動車税は上がる。(国沢光宏)

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2012年06月20日

超小型車2車種?

基本的に役所がやることって遅い。されど超小型車を巡る動きを見ると「拙速」です。まもなく認証を行うと言われている超小型車は2車種になるというウワサだ。日産の小型電気自動車とコムスだろう。この2車、なるほど定員1名から2名。その他のスペックも国交省が公言している超小型車そのものである。

ある自動車メーカーに「軽自動車の優遇税制が見直されるのでは?」と聞いたら「そんなこと絶対ないと思います」。ノンビリしている。ホントに軽自動車7200円。1リッターカー2万9500円の自動車税額に正当性があると考えるのだろうか? 軽自動車の税額は2万円くらいでも全く不思議じゃない。

その場合、税額の安い超小型車が存在していれば逃げ口上は完成する。というか超小型車が売れなくたって影響なし。税収増えればいいだけですから。2014年度から1万円か1万5千円。すぐ2万円くらいになるんじゃないか、と私は読んでます。軽自動車ユーザーは2万円ならイヤイヤ払うだろう。

ちなみに最近の日産は動きが早い。白い状態の時からドンドン手を打ってくる。リーフtoホームも、ライバルメーカーに聞くと「東京電力しか使えないハズ。いや、そもそもリーフtoホームみたいなことは出来ないという解釈です」。出来ないのでなく「そういったことを想定した法規じゃない」が正しい表現ですけど。

100万回も書いてきた通り、役所の速度に付き合っていたらナニも進まない。だったら禁止されていないことを良識の範囲で行い、既成事実を作るのも悪い手じゃないと思います。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 22:44| Comment(12) | ECO(経済)なクルマ

2012年06月19日

軽自動車優遇減少へ?

何と! 国交省はこの夏にも超小型車の認証を始めるという。考えてほしい。現時点じゃボディサイズや排気量(電気自動車なら出力)に代表される規格すら公表されていないのだ。それとも秘密裏に進めている、ということだろうか。だとしたら大いに問題だと思う。だって新規参入を認めない、ということです。

スペックを発表していれば、中国や韓国などのメーカーだって事前に開発を進められるため、早いタイミングでクルマを出せる。けれどスペックを公表してから開発するとなれば、最短で1年。もちろん中国や韓国に限らず、日本のベンチャーだって参入できまい。どう考えてもメチャクチャな話だと思う。

なんでこんなに急ぐのだろう? 何か理由あるような気がしてならない。2013年度の予算で軽自動車の優遇を段階的に減らしていくような方向になる? 民主党政権は、もはやメチャクチャ。ナニが起きてもおかしくない状態。軽自動車の自動車税率上げを決めたら、99%押し切られてしまうことだろう。

100歩譲って軽自動車の優遇が減ったとする。問題は性能の低い超小型車を現在の道路事情の中、どういう位置づけにするか全く決まっていないこと。国交相によれば「お年寄りの足になるようなクルマ」と言っているけれど、事故に遭遇したら軽自動車より格段に危険。こんなのが増えたら怖い。

超小型車を導入するなら道路整備をしたり、交通法的を改定したり(特に右折方法)しなければなるまい。最低でも2年くらい掛けて試験もすべきだ。と書いたところで、車両価格が高いだろうから普及しませんね、と思った。単なる軽自動車の優遇潰しの策でしょう。軽自動車の自動車税、まずは1万円/年か?(国沢光宏)
 
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(14) | ECO(経済)なクルマ

2012年06月13日

GMも小排気量ターボ

ついにGMも本格的に小排気量ターボ戦線に参入してきた。ビュイックが2013年型のVeranoに3,5リッターV6級スペックである250馬力の2リッター4気筒ターボエンジン搭載車モデルをラインナップしたのである。ちなみにライバルであるトヨタやホンダ、そして日産やマツダは未だに小排気量ターボ無し。

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このクラス、フォードも2リッターターボを拡大採用してきており、今やアメリカ車もダウンサイジングに向かってます。日本車どうする? トヨタが1,4リッターターボエンジンを開発中だといわれているけれど、早くて2年後か。ホンダについちゃ2リッター級のターボの計画なし。マツダもなし。日産は開発中で近々詳細が出る思う。

ちなみにビュイックの開発部門によれば1700回転〜5500回転までの間で最大トルクの90%以上を発生するため、3,5リッター級のV6よりパワフルな走りをするという。フォードのエコブーストにも言えることながら、ターボ無しの大排気量エンジンを燃費だけでなくドライバビリティでも凌ぐとアピールしてます。実際、速いらしい。

ホンダどうする? 只でさえアキュラ部門が地盤沈下傾向を見せている(何のかんの言ってもホンダブランドは強い)。とりあえずアキュラ用にでも小排気量エンジンが欲しいところ。その場合、過給エンジンと相性の良い変速機も開発しなければならない。ターボといえば日本のお家芸だと思っていたのに‥‥。(国沢光宏) 

posted by polishfactory5 at 08:00| ECO(経済)なクルマ

2012年06月12日

補助金締切近づく

プチバブル状態を出現させている乗用車10万円。軽自動車7万円のECOカー補助金の予算総額は2747億円。先週末時点で1521億円を使っており、残額1226億円となった。果たして「売り切れ」になるの、いつ頃だろうか? 直近のペースを調べてみたら、1週間で100億円前後。

メディアによってはボーナス戦線で販売台数が増えるので7月下旬の「売り切れ」を報じているものの、ECOカーを作っている工場などすでにフル稼働状態のため(プリウスもミラ・イースもこれ以上作れない状態)、1週間の販売台数としちゃこのまま&微増で推移すると考えていいだろう。

となれば1200億円を使い切るには単純計算で6月11日から始まる週を含め12週間。意外や意外! お盆休みも入るため、8月27日から始まる週まで持つことになる。工場の稼働率が上がったとしても、8月中旬か。7月中に売り切れる可能性は、ほぼ無くなったと考えていいかもしれない。

現在、プリウスの納期は2ヶ月弱。今からオーダーして間に合うと思う。プリウスαも、少し前まで納期長かったリチウム電池搭載の7人乗りが8月以降。5人乗り9月以降。7人乗りなら間に合う可能性出てきた。その他のモデルは、すべて今からオーダーして間に合うと考えていいかと。

欲しいクルマがあるなら、まだイケます。(国沢光宏)
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2012年06月09日

新型コムス

トヨタ車体が生産/販売していたミニカー登録の電気自動車『コムス』は、写真を見て頂ければ解る通り、お世辞にも魅力的なクルマだと言えなかった。鉛電池を搭載し、最高速50km/h。航続距離約35km。それでいて80万円もした。ただ販売台数は予想以上に多かったという。ニーズあるのだろう。

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そんなコムスが間もなく新型車を発表する。最高速60km/h。航続距離約50kmという大雑把なスペックと写真しか公表されていないけれど、価格は60万円台に引き下げられるという。新型の写真を見ると私でも近所の足として使うなら面白いかな、と思ってしまうレベル。けっこうカッコ良いです。

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これのホイールベースを伸ばしてタンデムシートとし、最高出力を少し上げてやれば超小型車ジャンルに入るのかもしれない。ただエアコン無しでよければ、も少し安全性の高い軽自動車ワクで50万円台のクルマを作れるような気がする。いや、軽トラックベースの簡易構造車なら確実に50万円台前半も可能かと。

コムスのサイズで作るなら125ccの水冷スクーター用の駆動部分を使ったような4輪車だろうけれど、安全性や絶対的な性能、居住性、さらには価格を含め、決してリーズナブルなクルマにはならないと考えます。今のままの規格で超小型車を作ったってほとんど売れないだろう、というのが私の予想。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 16:23| Comment(9) | ECO(経済)なクルマ

2012年06月06日

ECOなスカイアクティブ

マツダの『スカイアクティブ』が高く評価されている、と思っている人は多い。最近よくマツダの件で聞かれるのだけれど、どうやら皆さんスカイアクティブを理解していないようなのだ。以下、改めて分析してみたいと思う。ご存知の通り『スカイアクティブ』はECOと走りの良さを両立させるための技術である。

例えばエンジン。ガソリンで言えば圧縮比を高く取り、10%以上排気量の大きいクルマのトルク感と、10%以上良い実用燃費を実現するというもの。皆さんフィアットはこの点を評価してアルファロメオがマツダ・ロードスターの技術を使うと理解しているらしい。しかしフィアットが採用するの、自社製エンジンです。

おそらくジュリエッタに搭載している小排気量ターボを使うのだろう。今や小排気量ターボが世界的な流れ。一方、マツダは完全否定している。1,6リッターの過給エンジンを作れば、140馬力/170馬力/200馬力といった3タイプのエンジンを作れるけれど、マツダ方式だと3つの排気量を必要とします。

燃費良くてクリーンで安価なディーゼルエンジンも、未だヨーロッパじゃユーロ6が発効しておらず、排気ガス規制面でオーバークオリティ。日本とアメリカでしか評価されない。しかも超円高のため、どこのメーカーも使う気になれないそうな。欧州か中国の工場で生産しない限り競争力という点で厳しい。

車体技術のスカイアクティブは、文字通り車体そのものを意味する。車体をマツダから買わない限り成立しない。ロードスターはイマドキ珍しい小型FR車だったのでビジネスとして成り立ったけれど、FFならどこの国でも持っているため、それこそ超円高だと工場を海外に移転する以外ビジネスチャンス無し。

ということで「魅力的な新型車を作る」以外の手は、1)海外工場を立ち上げるか、2)超円高が収まるか、の2択という状況。いずれにしろ2年くらいのスパンが必要となる。逆に考えれば、すでに他の自動車メーカーと話がついており、海外工場建設に着手しているなら2年頑張ればよい?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:58| Comment(4) | ECO(経済)なクルマ

2012年06月05日

超小型車支離滅裂

6月3日に『超小型自動車』の指針が発表された。詳細が決められているのかと思いきや、超漠然としており非常に解りにくい。1)1〜2人乗りの車両。2)1回の移動距離5km程度を想定。3)手頃な価格と維持費。だという。????だ。だって1人乗りと2人乗りだけでまったく違う。走行距離5kmなら50ccでいい。

というかコレを決めた輩はド素人の、しかもオタンコである。性能を示すなら走行距離の目安でなく、加速性能&最高速などにすべきだ。ある程度の加速性能を持っていないと、新しい交通レーンやマナーや規則を作らなければならないですから。移動距離で決まるのは電気自動車の電池容量くらいです。

価格も「手頃な」だけじゃ全く解らない。今やエアバッグやABSまで装備し、エアコンという快適装備を持ち、リッター20km/L走る軽自動車が79万5千円で買える。それは年間数十万台規模で生産しているからだ。ちなみにミニカー大手のタケオカ自動車が作っている『アビー』は80万8500円。

日産なども電気で走る小型車を出しているけれど、100万円を切る価格で売れるとはとうてい思えない。ここはバッサリ「40万円以内」(三菱自動車の軽トラックが58万2950円)くらいの価格を打ち出さないと誰も買わない。逆に40万円以内である程度の性能を持つ2人乗り車が出てくれば普及するかと。

もうひとつ。もしかしたら電気自動車を考えているのかもしれないが、1日の走行距離10kmだとガソリン車でも燃料代は70円。年間3600km走って2万5200円。10年使うと25万2千円。つまりガソリン車と電気自動車の価格差が25万円以下じゃないとペイできないことを意味する。そんな価格にできるか?

国交省作成の指針(すんごく重いので注意)

今のままだと絵に描いたモチになる。ということを大手メディアは全く書かないから不思議だ。まぁ解らないのだろう。それにしても全く内容の無い資料(pdf)の作成にいくら掛けたのだろうか? こういうのを無駄遣いといいます。(国沢光宏)
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2012年05月18日

プリウスの強敵出現!

アメリカ発のニュースを二つ。一つ目はレクサスHS250hの将来。新型カムリHVの登場で、HS250hの存在感は全くなくなってしまった。日本でもカムリHVのデビューでSAIとHA250hの売れ行きがガックリ落ちた。こらもう誰だって瞬時に分かるくらい走りや質感や燃費まで違う。トヨタだって覚悟していたろう。

アメリカの4月の販売台数を見たら、カムリHVの4406台に対し、HS250hは28台! 無残な状況である。日本でも月販目標3千台だったSAIは、ECOカー補助金の交付が決まる前の2011年の平均販売台数1062台という状況。ちなみに月販目標500台のカムリは今年に入って平均2438台売れている。

SAIもHS250hも今年になって急増しているけれど、平均1000台前後。ここまで読んで「それならSAIとHS250hの古いパワーユニットをカムリHVと同じにすればいい」と思うかもしれないが、エンジンの大きさの関係で換装できないのだという。どうやらSAIとHS250hは生産中止になると考えたほうがよさそう。

二つ目はプリウスの対抗馬、ついに登場というニュース。フォードがプリウスαと極めて近いスペックを持つ
『C−MAX HV』の受注を開始。驚くべきは価格で、何とプリウスα(アメリカではプリウスVと呼ばれる)より500ドル安い2万5995ドルだという。しかも燃費や室内の広さでもプリウスαを凌ぐというから脅威。

ちなみにフォードのハイブリッドシステムはアイシンが生産しており、基本的にトヨタのシステムの兄弟。さらにリチウム電池を使いながらニッケル水素電池のプリウスαより安いというからタイしたもんだと関心しきり。組み合わされるエンジンはアトキンソンサイクルの2リッターです。プリウスの天下は終わった?(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 10:41| Comment(3) | ECO(経済)なクルマ