toyotires
 


2013年05月29日

レナX3

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5月15日に紹介したRenaX3ですが、もう少し詳細を見ていきましょう。アクセルとブレーキはフットペダルとし、四輪車からの乗り換えでも違和感なく操作が可能。基本的には、シートベルトはなく、ヘルメットの装着義務もなし。また、車検が不要で、車庫証明も不要です。

価格は49万8000円ですが、税金に関しては250t以下のバイクと同様。購入時には自動車取得税免税、重量税が4900円、自動車税は年間2400円となります。ランニングコストは1q約0.8円という試算が出ています。バッテリーは鉛バッテリーですが、約2年600回の充放電に耐えられるとしています。バッテリー代は約8万円を見込んでいるとのこと。

最高速度は35km/hに設定していますが、航続距離と安全性を鑑みた結果だということです。それは、30q/hでの走行では死亡事故が発生していないという事例からの判断。また、速度設定スイッチが用意されています。上限速度を最初から固定するスイッチで、3段階に設定されています。高齢者など、最初からスピードを出したくない、という方に向けた配慮となっています。

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2人乗りにこだわった作りのため、後席への乗り込みには十分配慮しています。リアシートはスライド調整が可能

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フロントシートの左右にはレバーがあります。右のレバーはパーキングブレーキ。左には変速機用レバー(登坂路など坂道用にLowギヤを設定)がある

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外装カウルはABS樹脂。屋根は透明アクリル樹脂を使用。このアクリルガラスは、歪みの少ない上質なものを使用している

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ステアリングはU字型を採用。ロックトゥロックは1回転半ほど。非常に小回りが利く設計となっている。ステアリング左側にはホーンボタン、前照灯、方向指示器などの操作スイッチ、右側にハザードランプ、キーシリンダーと前進後進切り替えスイッチが付く

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タイヤは前後ともにスクーター用の12インチタイヤを装着。小回りの利く三輪車ではあるが、安定性は良い

荷物の積載を考え、小型のボックスを搭載することが可能で、さらに後部座席を排して大容量ボックスを搭載することも可能。また、ボックスではなく、荷台にすることも可能。オプション設定ですが、この駆動用の電力を非常用電源として使用できるインバータも用意しています。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 01:07| Comment(0) | 電気自動車

2013年04月08日

フィスカー破綻へ

フィスカーというメーカーを御存知だろうか? 『カルマ』という397馬力のパワーユニットを搭載するPHVの大型のスポーツセダンで、直近の2年くらいテスラと同じくらいの話題を提供していた。華々しくデビューしたものの、1400台あまり作ったところでトラブル続出。電池が何度も燃え、信頼性を失ってしまった。

原因は電池を生産していたアメリカのベンチャー企業『A123システムズ』の電池生産時の溶接工程の不備。短絡してしまったのである。さらにニューヨークの保管所においてあったカルマがハリケーンで水没し、複数が炎上。これでカルマの評価は決定的になった。『タッカー』の現代版をイメージすればいい。

売れ行きは低迷。炎上事故のダメージによりA123システムズは破綻(中国企業が購入)。フィスカーも危ないと言われていたのだけれど、突如160人の従業員を解雇した。破綻を先延ばしにする作戦ながら、もはや明るい将来は見いだせない気がする。そもそも160人も解雇したら、生産だって出来ないですから。

中国の東風汽車や(日産などと提携している)吉利グループ(ボルボの親会社)などがフィスカーの株式を取得し買収しようという動きを見せていたが、フィスカーはアメリカ政府の補助金を受けており工場を海外に移転できないため断念。フィスカーの再興はアメリカで行わなければならないのだった。
posted by polishfactory5 at 08:40| Comment(1) | 電気自動車

2013年04月06日

新型電気自動車

SIM-Drive第3弾目の試作車であるSIM-CEL。発表会の模様はこのコーナーで紹介したが、今回は、この奇抜なクルマについて、そのデザインを担当した畑山一郎さんに話を聞きました。

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畑山プロジェクトリーダーは、フォード・ヨーロッパで空力部門のデザイナーを務めた後、BMWでも腕を振るい、日本に戻った後も、2000年からの7年間は日産に在籍していた方です。現在は、フリーのデザイナーとしての活動とともに、このSIM-Driveで車両デザインに関わり、「クルマは風がデザインする」という考えのもと、今回のSIM-CELのデザインを作り上げたということです。

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畑山さんは、同じくデザイナーの林克行さんとともに、設立時からSIM-Driveの車両のデザインに関わってきました。1号車となるSIM-LEIは、SIM-Driveの清水社長が慶應義塾大学で製作した、8輪EV「エリーカ」なども手掛けたデザイナーである、江本聞夫さんや奥山清行さんとともに。そしてSIM-WIL(2号車)では畑山さんと林さんに加えて、ジョン・サースさんが担当してました。今回は林さんと畑山さんの2人だけで仕上げることになりました。人手が少なくなったものの、かえってやりやすくなった部分も多かった、とも。

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畑山さんは、このデザインについて、今までとは逆のデザインアプローチをとっている、と言います。それは、Cd値0.2未満という目標値を達成する空力最適化した原理モデルを作り、それから形を作っていくという手法。デザインが先ではなく、空力が先、ということです。

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これまでのSIM-Driveの車両は、車幅がタイトなクルマになっていました。それは、Cd値を向上させるため、全長に対して空力の良いところを探った結果にあります。しかし、相対的に車幅が狭くなっていれば、走行安定性は損なわれます。

3号車SIM-CELは、大衆車ではなく、これまでよりも2クラス上のターゲットユーザーへアピールできるクルマというコンセプトです。そしてハイパフォーマンスカーというところを目指していました。そのためには、これまでよりも車幅を広くし、走行安定性もアップさせる必要があったわけです。

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そういった車両のコンセプトの実現、というところを考えれば、この「これまでとは違うアプローチを取った」ことも容易に推測できますね。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 17:43| Comment(0) | 電気自動車

2013年04月04日

トミーカイラ

京都大学ベンチャーのグリーンロードモータース(GLM)が開発するEVスポーツカー 「トミーカイラZZ」 が完成し、4月2日に新デザインの発表が行なわれ、先行予約受付もスタートした。

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GLMは、ソニーの元会長である出井伸之さんやX JAPANのYOSHIKIさん、そして市販EVの車載充電器や急速充電器を展開しているニチコン等が出資をしている会社である。2010年の会社設立時に、トミーカイラが12年前に発売したライトウエイトスポーツカー(ガソリン車)である「トミーカイラZZ」をEVとして復活させることを発表。昨年10月に国内認証を取り、丸々2年の準備期間を経て、ようやく販売にこぎつけたことになります。

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車両は、リアにモーターを搭載した後輪駆動で、シートバックにバッテリー(容量は24kWh)を搭載。EVになってもトミーカイラの思想は忘れない、と電子デバイスは極力省き、最後までチューニングを繰り返し、オリジナルのトミーカイラZZ同様、ハンドリングが楽しめるやんちゃなクルマに仕上がっています。

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ボディデザインは、トミーカイラZZ-IIのデザインを手がけた西田典幸さんが担当しているため、ZZとZZ-IIの中間のようなデザインとなっています。

実車はこの後、4月26日に開業する「うめきた・グランフロント大阪」にある、「ナレッジキャピタル」内にオープンするショールームで展示・予約も受付することになります。

詳細はこちらへ。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 09:06| Comment(0) | 電気自動車

2013年02月20日

電気自動車の電気

日本で電気自動車を走らせようとすれば、当然ながら電気が必要。原子力発電の全面再稼働は難しく、かといって火力発電の主力になっている天然ガスを買おうとすれば高価。なのに政府は本気で電気自動車を大幅に増やそうとしている。はたして電気をどうするのだろう? 原子力発電を増やすのか?

御存知の通りアメリカはシェールガス(天然ガス)が大量に採掘できるようになった。ここにきてアメリカだけじゃ使い切れない量になっている。天然ガスの価格を維持するためには、どこかに売らないとダメ。しかし。パイプラインで運べるカナダとメキシコを見ると、いずれもエネルギーの自給をし、さらに輸出してる。

アメリカにとっちゃコストを掛けて不純物が多く混じるシェールガスの精製を行い、液化した『LNG』にしてフネで運ぶしか無い。安定して買ってくれる国はどこか? 欧州は欧州で自給出来る。ロシアも大量に採掘可能。冷静になって探してみたら、日本くらいしかありません。日本ならアメリカの意のままになる。

日本側にとってもメリット大。現在買っている望外に高いLNGの価格と比べれば大幅に安くなるだろう。今の半分になる可能性だってあります。原子力発電のコストより低くなる? ちなみにアメリカはシェールガスで作った電気でクルマを走らせようとしているため電気自動車の普及に動き出しているのだった。

日本もその流れに乗った、ということなんだと思う。日本にとってハッキリしているのは、いずれにしろこれ以上電気料金や原油の価格が下がらないということ。つまり太陽光発電や風力発電、地熱発電の採算ラインが他の国より高いままなのだ。逆に考えれば再生可能エネルギーの将来性が残っているワケ。

アメリカからLNGを買い、同時に再生可能エネルギーの開発を進めていく、というのが日本の進むべき道だと考えます。自動車用のエネルギーは25%くらい電力にすれば、原油より安く、再生可能エネルギーの使用により二酸化炭素の排出量だって減らすことが出来るだろう。もちろん原発無しでも。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:30| Comment(2) | 電気自動車

2013年02月06日

トヨタiRODO

ジュネーヴショーでトヨタは『iRODOコンセプト』という2人乗りの電気自動車を出展する。スペックなど全く公表されていないが、見た感じは前後に座るタンデム方式。ハンドルのサイズなど考えれば、全幅は120cmくらいだろうか。このままハンドル切れると思えないので、ステアリング系に何か秘密ある?


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ドアというより飛行機のような一体型キャノピーになっているかもしれない。空気抵抗は小さそう。電気自動車の場合、転がり抵抗の少ない細いタイヤ履き、空気抵抗も極限まで減らすのがセオリー。このコンセプトカーを見ると、電気自動車の王道を狙っているように思う。ただ商品になるかとなれば「いいえ」。

安く造れなければ意味無し。シティコミューターとして考えても、暖房や雨の日の除湿をしなければならない。屋根閉まれば冷房だって必要。なんのかんの装備を加えていくと、ボディサイズ小さくたって安くならないことに気づく。100歩譲って日本の超小型モビリティ用か。40万円なら市場あるかと。(国沢光宏)
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2013年02月03日

リーフの中古車

リーフの中古車が安い! しかも案外大量に出回っている。マイナーチェンジで初期型のディーラー試乗車中古車市場に出てきたんだろう。現時点で最も安いリーフは178万円! 180万円台なら色まで選べるほど多い! 走行距離3千kmなんて極上の”物件”も186万円。みんなディーラーの中古車部門です。

初期型を買った人からすれば「く〜っ!」という状況。というのも今手放すと、中古車相場から推測する下取り査定は150万円程度。しかも6年経っていないため、78万円の補助金を返済しなければならない。したがって手元に残るの、70万円くらい。2年で230万円も値落ちしちゃう。こらもう6年間乗るのみ!

閑話休題。中古車を買おうとしている人からすれば大チャンス到来だ。今回出回っているリーフが無くなれば、当分出てこないかと。前述の通り個人ユーザーは絶対手放さない。現在販売しているマイナーモデルは次の変更まで中古車として出回らないと思う。加えて中古車となっても、そんな安くないと考えます。

初期型リーフはマイナー後のモデルと比べ、航続距離が若干短かったり、ヒーターの消費電力大きかったりするものの、同じ年式のプリウスと比べれば圧倒的にランニングコスト低い。10万km走ってプリウスのガソリン代は90万円。リーフなら30万円である。片道40kmくらいまでの足として使うなら最高でしょう。

リーフのディーラー中古車は保証長い。28年秋または10万kmまで。同じ年式のプリウスだとナビ付きなら下を見て210万円。10万km走ると車両価格30万円の燃料コスト60万円で90万円も安い! というか180万円でリーフ買うのと、120万円でコンパクトカー買うのと総合コストは同じようなもの。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 20:00| Comment(4) | 電気自動車

2013年01月18日

リーフ大幅値下げ!

日産は突如リーフの大幅値下げを発表した。4月に販売するモデル全てで28万円安くするという。私がこの業界に入って32年になるけれど、全く同じ仕様のクルマで10%に及ぶ値下げなど聞いたことない。アメリカ工場も稼働し始めたため、リーフの普及に本腰を入れたい、ということなんだろう。

ちなみに下の価格は前が補助金を使った場合の現在の支払額。後ろは現在と同じ補助金額だったと仮定した時の新価格です。221万3千円はプリウスの『L』グレードに匹敵する価格だ。ガソリン代と電気代のコスト差など考えれば、圧倒的にリーフの方が家計にやさしいクルマということになる。

G 328万350円/299万7000円
X 290万4450円/262万1000円
S 249万6000円/221万3000円

何度か書いてきた通り、走行1万kmあたりのガソリン代はプリウスで7万5千円。リーフなら昼間の電気代でも4万5千円。5万km走れば15万円もリーフの方が安く付く。『X』グレードなら電気を喰わないヒーターや、フルセグ対応のTV付きナビまで付く。同じ装備内容のプリウスより15万円以上安い。

さらにエネルギーコストも5万kmで15万円も安いとなれば文句なし! 唯一の不安材料は4月以降の補助金ながら、大量の急速充電装置を普及させようとしている政府の方針を見ると、2012年度と大差ない補助金額になるかもしれません。ただし台数が出れば、予算不足になる可能性出てくる。

初期型リーフのユーザーからすれば、エアコンはヒートポンプになるし、航続距離伸びるし、価格安くなるしのトリプルパンチながら、まぁ新しい技術なんかそんなモン。日産が温情を持って処遇してくれることを期待しておく。ディーラーでの充電を生涯無料にしてくれるとかでも納得すると思う。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:00| 電気自動車

ヨコハマのEV

1月11日〜13日、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2013会場でお披露目されたEVのコンセプトカー「AERO-Y」。横浜ゴムが、自社技術の研究・開発を目的としたEVコンセプト、です。

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「空気抵抗の低減」をテーマに車両開発が進められ、レーシングカーデザイナーである由良拓也さんがボディデザインを担当。航空部品事業部のカーボンを使ったボディカウルや、ハマタイト事業部の、金属と樹脂素材といった異素材の高い接着技術を持つ接着剤「ハマタイト」の技術といった様々な部門の最新技術が結集した一台、なのです。
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もっとも注目するべきは、タイヤ、です。BluEarth-EVと名付けられたこの新タイヤは、アウト側のサイドウォールには、BluEarth-1AAAspec同様のディンプルを設けているのですが、イン側サイドウォールには、なんとフィンが装着されています。このフィンによって、タイヤハウス前方の圧力を高めてクルマを前に押し出す空気の流れを作るのだそうです。
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ちなみに、この車両のベースはテスラ ロードスター。横浜ゴムのブルーアースのTV-CMに使われていたのがその実車ですね。これをベースに横浜ゴムの持つ様々な技術が投入された、ということですね。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 07:00| Comment(1) | 電気自動車

2013年01月17日

リーフ緊急値下げ!

昨年11月にマイナーチェンジを受けたばかりのリーフですが、日産は、突然4月に価格改定をすることを発表しました。今回の価格改定について、記者会見に現れた日産自動車の片桐隆夫副社長は「もっと多くのお客様に乗っていただくにはどうしたらよいか。さらなる普及拡大のために、『お求めやすさ』が必要であるという結論に達した」ということです。
001_2現在のリーフの価格に対して価格改定後のリーフの価格は以下の通り。

グレード/現在の価格/価格改定後
G / 406万350円 / 377万7000円
X / 368万4450円 / 340万1000円
S / 327万6000円 / 299万3000円

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実際の価格改定は4月であるため、2013年度のEV購入補助金がいくらになるかで、この購入価格も変動します。現在のところEV購入補助金の様子は全くわからないのですが、仮に来年度も2012年度と同様の補助金が出ると仮定すると‥‥。

現在の補助金繰り入れ後価格/同価格改定後
G 328万350円/299万7000円
X 290万4450円/262万1000円
S 249万6000円/221万3000円
となります。

この価格改定に伴い、日産では、すでにマイナーチェンジ車両を購入した方と、これから4月までにリーフを購入する方に、価格改定額相当の還元(日産ディーラーで、整備や部品購入等に使えるクーポン)を実施します。

なぜ、このタイミング? と疑問が残る価格改定ですね。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 16:03| Comment(5) | 電気自動車

2013年01月15日

リーフの電池保証

いささか旧聞に属すけれど、北米日産はリーフのバッテリー劣化保証をすると発表した。内容は「5年以内。もしくは走行6万マイル/9万6千km以内で容量70%以下になったら無償でバッテリー交換する」というもの。このニュース、日本向けはハッキリしていないため、怒ってる人もいます。

日本向けも同じ保証をしろ! という主張ですね。考えて欲しい。日本仕様のリーフのバッテリーの保証って、5年または10万km。少なくとも距離についていえば、最初から日本仕様の方が長い。もう少し詳しく書くと、リーフのバッテリー寿命について皆さん正確な知識を持っていないのかもしれない。

何度か紹介してきた通り、リーフのバッテリーは普通に使っていれば走行1万km毎に1%。1年後に1,5%づつ劣化していくというのが日産の開発目標だという。そこから試算すると、5年後に10万km走ったバッテリーの容量は(1,5%×5年)+(1%×10万km)なので82,55ということになります。

リーフの発売から2年。全てのリーフのバッテリー劣化のデータが集まってきている。結果、日産の開発チームの予想を大きく外れているバッテリーは無いという。ちなみに日本で最も劣化が進んでいるリーフすら、10万kmで78%(酷暑の中、毎日3回以上の急速充電を繰り返した沖縄のタクシー)。

おそらく5年/6万マイルで容量70%になるような使い方は、外気温がコンスタントに40度を超えるアリゾナのような地域だけかと。こういう地域、酷寒の地と共に、そもそも電気自動車を売るべきじゃ無いと思う。日本の使い方だと、10年/10万kmで75%くらいが標準的なリーフのバッテリーかと。

上手に使う人なら10年/10万kmで80%くらいの容量を残せるかもしれません。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(2) | 電気自動車

2013年01月11日

電気バイク

電気自動車ならぬ「電気バイク」が話題に挙がるようになってきた。下の写真は『ZERO』と呼ばれる人気電気バイクの2013モデル。11,4kWhの電池を搭載し、最高速160km/h。航続距離160kmというスペックを持つ。絶対的な動力性能は250ccクラスをイメージすればいいとのこと。十分なパワーです。

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チャデモの急速充電器に対応しているこということで、20分充電すれば90%以上の容量まで回復するとのこと。バイクなら160km走れれば十分でしょう。20分くらいの休みは度々するし。電気を大量に食う暖房だって不要。いろんな意味でクルマよりバイクの方が電気向きかもしれません。

2012モデルは6kWh仕様と9kWh仕様があり、それぞれ122kmと183kmという航続距離となっている。ほとんど手作りとあってテスラ・ロードスターという同じくらいのプライスタグを付けているものの、まぁ先行者なら当然だ。日本のバイクメーカーなら既存の車体を使い、大幅に安く作れるハズ。

ちなみに電池が1kWhあたり3万円を切れば、11,4kWh搭載しても30万円。車体と合わせ60〜70万円で販売出来たなら、案外売れると思う。ちなみにバイクって燃費悪い。250cc級のスポーツバイクなら30km/Lくらいか? 1万km走ればガソリン代で5万円くらい。6万kmで30万円だ。

ガソリンエンジンの250ccバイクより20万円高くらいの価格設定が出来るなら、電気バイクの需要あるかもしれません。むしろ立ち上がり加速良いなど、電気バイクは楽しいかもしれない。早ければ今年の秋の東京モーターショーあたりで日本製の本格的な電気バイクが登場してくると思います。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(2) | 電気自動車

2013年01月10日

リーフの電費向上策!

リーフについていろんなコトが解ってきた。電費向上のカギになりそうなの、タイヤであります。ここにきてタイヤの転がり抵抗は急速に小さくなってきているようだ。2年前の最小転がり抵抗タイヤを100とすると、2013年の最新タイヤは70くらいの数値になっているらしい。そんなタイヤを履けばよろしい。

ただ16インチだと良いタイヤ無し。17インチも厳しい。「買えるタイヤ」だとプリウス用の15インチしか出回っていない。15インチなら良いタイヤがたくさんあるのだ。ところが、でございます。日産に聞いてみたら「15インチへのインチダウンはブレーキキャリパーと干渉しますので出来ません」。

そんなことから諦めていた次第。しかし! ダメモトでインプレッサ用の15インチホイールを履かせてみたら、何と問題なし。確かにギリギリながら、キャリパーに当たらない。というか、ラリー用の15インチ、キャリパーに当たらないよう、けっこう薄く出来てます。嬉しいことに低転がりの15インチを試せる。

ということでトーヨーの『ナノ・エナジー0』(上で紹介してるヤツですね)の195/65R15サイズを試してみようと思う。このタイヤなら転がり抵抗『AAA』のウエットグリップ『A』だから安心です。普通に走って8km/kWh台の電費になれば、航続距離の悩みはイッキに少なくなると思う。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:31| Comment(5) | 電気自動車

2013年01月04日

冷間電費

まだ結論じゃありませんが、3回ほど冷間電費のデータを取りました。2kmの周回路を設定し、1ラップ目と2ラップ目の電費を比較しようというもの。純正の16インチタイヤ(BSエコピアEP150)は1回の平均で1ラップ目6,8km/kWhの2ラップ目7,6km/kWhといったデータ

マイナーモデルから加わった17インチの純正はダンロップのエナセーブEC300で、意外なことに外径が私の計測だと20mm大きい(205/55R16と215/50R17はタイヤカタログだと平均15mmくらいの差)。距離計や速度計で16インチより3,3%ほど辛く表示されることになります。

りあえず今回は絶対的な電費の差ではなく冷間電費に焦点を当ててみたい。3回の平均を上げると、1ラップ目7,8km/kWhで、2ラップ目8,1km/kWhでございました。予想通り16インチよりずっと差が少ない。電気自動車は冷えていてもモーターの効率など変わらないため、要因はタイヤだ。

聞いてみたらリーフの開発チームも16インチタイヤの冷間電費の悪さをタイヤだと考えているという。現在異なるタイヤメーカーのデータを取っているとのこと。他の自動車メーカーの聞いてみたら、やはり転がり抵抗はミシュランが優れているのだという。ちなみにフィットEVはミシュラン。デミオEVがヨコハマ。

どちらもリーフより優れた電費性能を持つ。そもそもリーフも16インチと17インチの電費が同じということ事態、妙なこと。プリウスの15インチと17インチの燃費差を見てもわかる通り、太いタイヤは不利。したがって純正の16インチの転がり抵抗が大きいということなんだろう。もっと細いタイヤでもいい?

冷間電費の悪さの結論が出たら、次は低転がりタイヤを履かせて電費を伸ばしてみたいと思う。おそらくリーフの電費はもっと上がると考えてます。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 18:10| Comment(5) | 電気自動車

2012年12月28日

MiEVトラック絶賛!

三菱自動車がキニキャブMiEVトラックを発表した。補助金を使えば急速充電機能付きで143万500円。200V/100V充電だけのタイプが139万8千円となる。ほぼ同じ装備内容持つエアコン付き軽トラックは88万3千円。おおよそ50万円高というイメージ。おそらく「高いですね」と思うことだろう。

以下、ガソリン車とエネルギーコストを含め、試算してみた。

ガソリン車の燃費を10km/Lとする。
ガソリンは1L=150円とする。

電気自動車の電費を6、5km/kWhとする。
電気は1kWh=31円とする。

走行1万km毎のエネルギーコストは‥‥。
ガソリン車=15万円。
電気自動車=4万8千円。

1万km走る毎に10万円お得。
5万km走れば50万円のお得。

しかもガソリンスタンドに行く必要なし。200Vで充電すれば、1時間あたり20km走れる分くらい充電出来てしまう。往復10km程度の往復であれば、30分毎に使っても充電しながら1日中稼働できる計算。新車で買って5万km以上乗る、という人であれば、ガソリン車よりリーズナブルであります。

加えてミニキャブMiEVトラックの電池は長寿命の東芝製。10年使ったって航続距離短くならない、と思う。唯一にして最大の問題点は、2013年3月以降に納車だと補助金の状況が読めない、ということでございます。欲しいと考えるならすぐさま予約を入れ、2月中の登録を目指すこと。(国沢光宏)

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2012年12月20日

トヨタEV補助山盛り

アメリカでトヨタが『RAV4EV』を強烈な条件で売り始める。テスラの技術を使うパソコン用電池18650を使うRAV4EVの”定価”は4万9800ドルリーフが3万5200ドルなので、圧倒的に高い。ちなみにアメリカでの価格を日本の金銭的な価値観に換算する場合、1ドル100円にすると極めて近いと思う。

すなわちRAV4EVが498万円。リーフ352万円です。さすがにトヨタも勝負にならんと思ったのだろう。そもそも電気自動車を一定の台数売らないとZEV規制をクリア出来ませんから。iQベースのeQも発売するが、出る前から酷評されてしまった。そらそうだ。あんな航続距離の短い電気自動車なんか使えない。

そういった点からすれば、豊田章男社長のリクエストによって開発が始まったテスラとの提携は大成功だったと思う。テスラ技術のRAV4EVを作っていなければ、2013年度から発売しなければならない電気自動車の義務台数をこなせなかったです。ただし。前述の通り498万円じゃ高すぎて売れないかと。

どうするのかと思っていたら、何とインセンティブや政府、州の補助金などで1万7500ドルのバックアップをまとめてきた。これを全て使えばRAV4EVを3万2千ドルで買えるという寸法。こう書くと「でもリーフよりずいぶん高いじゃないの!」と思うかもしれない。でもRAV4EVには素晴らしいアドバンテージがある。

何と41,8kWhもの電池を搭載しているのだった(リーフは24kWh)。電費を辛く見積もって6km/kWhだとすれば210km以上走れることだろう。トヨタは160kmを余裕持って走れる、と言ってます。間違いなくリーフの1,5倍近く走れる計算。トヨタは2014年までに2600台売る計画を立てている。(国沢光宏)
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2012年12月19日

ベバスト燃焼式ヒーター

以前、電気自動車の燃焼式ヒーターについて書いた。世界最大手の『ベバスト』があまり興味を持っていない、ということも紹介してます。そのベバストのヒーターを扱う『ベバストGCS』から連絡あり『あきた次世代自動車研究会』で実車の装着しテストを始めたという。興味あるので田沢湖町まで行ってきた。

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フロントバンパー内にヒーターが収まっている

驚いたことに今シーズンから始まった実験は、家庭用FFヒーターのような「燃焼で暖めた空気を車内に導入する」というシンプルなシステムではなかった。何と! リーフやi−MiEVのヒーター用の配管にお湯を沸かすヒーターを付けるという本格的なモノ。つまりエンジンの代わりに、湯沸かし器を付けた。

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本体は思ったより小さい

このシステム、例えば欧州仕様のVWやベンツのディーゼルなどに採用されている。マイナス20度にもなるとディーゼルは暖房用のお湯を確保出来なくなり、ヒーターが効かなくなってしまう。そこで湯沸かし機を付けて暖めようというもの。VWもベンツもベバストの製品を生産段階で組み込んでいるのだという。

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ヒーターはコンピューター制御。水温は84度

「寒冷地の電気自動車は暖房が最大の課題」ということで研究を進めている秋田県立大学の機械知能システム学科の御室教授は、欧州で使われているベバストの温水ヒーターに着目。テストを始めたのだった。さすがにベバストも協力して装着したヒーターは、リアに置いた燃料タンクを除いて後付け感無し。

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燃料は灯油とエタノールをテスト中

外気温マイナスの田沢湖町でヒーターのスイッチを入れるや、見る見るヒーターの水温が上昇。「リーフやi−MiEVのヒーターってこんなに効くのね!」と感動するくらい暖かい風が出てきた。機能的にはカンペキに近い! 燃費も極寒時で1時間0,3L程度という。コストさえ折り合え付けば最高です。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:08| Comment(3) | 電気自動車

2012年12月13日

ヒートポンプ

マイナーチェンジしたリーフは『ヒートポンプ式ヒーター』を採用した。果たしてどんなシステムなのだろうか? と言っても難しい技術じゃ無い。家庭用のエアコンと全く同じロジック。簡単に言えば1)冷媒を圧縮して高温状態にする。2)熱交換器で(ヒーターコア)で暖気を取り出して室内に暖かい空気を供給。

3)温度が下がった冷媒を、さらに膨張弁で膨張させることによって温度を下げる。4)超冷たくなった冷媒をラジエターで大気を当てることにより、温度を上げる。5)最初に戻る。超冷たくなった冷媒がマイナス20度なら、5度の外気との温度差は25度。十分に外気から「熱」を吸収することが出来るのである。

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前期型のヒーター使用時。航続距離19kmも落ちる

ちなみに電熱器(PTCヒーター)は100のエネルギーを最大で100の熱にしか出来ない。ヒートポンプ式なら100のエネルギー+外気温エネルギーとなるため、使ったエネルギーより多くの熱を供給出来るのだった。ただ外気温が低くなれば、効率は悪化していく。マイナス10度にもなれば厳しい。

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ヒートポンプ式は消費量少ない。航続距離9kmしか落ちず

さらに温度下がるとヒートポンプも機能しなくなる。極低温は電熱器で沸かしたお湯を使うヒーターしかないのだった。前期型リーフは「どんな温度域でも使える電熱器にしよう」となったワケ。その後「だったらヒートポンプ式も付けたらよくね?」。大幅なコストアップとなるが、電池搭載量を増やすより安価。

かくしてベースグレード以外に採用されたヒートポンプ式ヒーターの利き具合は素晴らしい! スイッチを入れてからの立ち上がりも早い! 外気温5度くらいの東京なら2分くらいで暖かい空気が足下から出てくる。シートヒーターでお尻と背中は30秒で暖かくなる。おっとステアリングヒーターも快適だ。

ヒーターの立ち上がりが遅いプリウスのようなECOカーよりずっと早い時間で暖かくなる。私の前期型リーフは電熱器ヒーターの立ち上がり遅く、シートヒーターやステアリングヒーターも無し。新しいリーフに試乗したら天国かと思った。関東以西の太平洋側ならほぼ問題なく過ごせるようになった。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 08:55| Comment(4) | 電気自動車

2012年12月09日

続リーフtoホーム

夕方「イーブイパワーステーションといいます」と電話があった。何だか解らなかったので話を聞いていたら、リーフtoホームの商品名だということだったと思い出す。続いて話を聞く。「ソフトの改良が完成しましたのでプログラムの書き換えに伺います。新しい機能も追加になりました。2時間ほどで完了します」。

新しい機能ってなんだろう、と思って聞いてみたら「満充電指定の再設定などが不要になったりしてます」。う〜ん。それは機能の追加とは言わない。機能の追加は? 返してみたら「私の間違いです」。またしてもスネークマンショーのような受け答えになってきた。ニチコン、面白過ぎる! もう笑うしか無い。

これは後で気づいたのだけれど、作業は手紙到着後1週間くらいでニチコンから作業日の打ち合わせの電話があると言ってたので、もしかしたらスネークマンショーの相手は「なおしやまたべえ」だったかもしれません。ただ以前電話くれたニチコンの女性も「使えます」。「壊れるかもしれません」。続いて‥‥。

「壊れた家電は保証してくれますか?」。「それは何とも」。「じゃ大丈夫ですか?」。「大丈夫です」。「壊れたという話を聞いていますが」。「そういったこともあると思います」で、延々ループになった。ニチコンの対応についてはディーラーの営業担当も怒っていた。プリンス荻窪店にもリーフtoホームが入っている。

使っていたら、突如本体から火と煙と音がして停電したそうな。ニチコンに電話したら担当者来て本体をチェック。すると焦げた跡があるにも関わらず「大丈夫です」と言ったという。これにはプリンス荻窪店もアタマに来たらしい。ユーザーからすれば「日産から買った」と思っているから事態は複雑だ。

果たしてリーフtoホームはキチンと安定して機能するようになるのだろうか? 今回は「ニチコンに任せておいたら10年掛かる!」とばかり、日産側で全てチェックしたらしいのでバッチリだと期待してます。ソフトのアップロードを受けたらレポートしたい。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 19:16| Comment(3) | 電気自動車

2012年12月07日

リーフマイチェン

近所のディーラーにリーフのマイナーチェンジモデルの試乗車が入った。早速乗ってみたら、複雑な心境でございます。まず最も気になっていた電費は、前期モデルと案外変わらず。私のリーフで8km/kWhくらい走るコースを辿ってみたら「少し良くなったか?」くらいのイメージ。まぁ8,4km/kWhくらいだろうか?

JC08で13%くらい良くなったので9km/kWhくらいまで伸びるかと思いきや、そこまでじゃありませんでした。でもリーフの航続距離は前期型でも不満の無いレベル。そいつが伸びたのだから大歓迎です(前期型ユーザーからすれば少しホッとした)。省電力タイプになったエアコンも好ましい。試乗レポートはオールアバウトで。

そうそう。初期トラブルが解決せず、しばらく販売中止になっていた『リーフtoホーム』ながら、やっとメドが付いたという。12月中には受注&出荷再開になるようだ。リーフtoホームをすでに導入していた人から「情報あったら欲しい」というメールを頂きましたが、残念ながら私も昨日進捗状況を知った次第。すみません。

ちなみに昨日、日産の広報に「最新情報が解ったら教えてください」と依頼したのだけれど、違うルートから話を聞きました。現在リーフtoホームが入っている人は、間もなくニチコンから連絡が入り、2時間程度のソフトの書き換え作業を行うという。いずれにしろこれからリーフを買うなら、リーフtoホームの導入を考えたらい。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 00:11| Comment(2) | 電気自動車