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2012年06月26日

実用的電気自動車

テスラ モータースが、テスラ ロードスターに続く待望の第2弾「モデルS」の、本国でのデリバリーを開始した。モデルSとは、ボディサイズが全長4978×全幅1963×全高 1435mmのセダンモデル。全長5mを切るサイズ、つまりメルセデスのEクラスやBMWの5シリーズとガチンコライバル、と言える。

Models1 
今回のモデルSは、テスラとしては2台目のモデルなのだが、最初のモデルであるロードスターとは、生産規模からして大きく異なる。ロードスターは全世界で2500台ほどの限定モデル。製造についても、ロータスの協力を得たりしていたわけだが、今回からは自社の生産ラインを設け、年間2万台のペースで製造をしていく。

このモデルSからが、EVメーカー、テスラの本格的なスタートとなるわけだ。自社工場は、2010年に閉鎖したトヨタとGMの合弁工場NUMMIを設備ごと買い取っており、そこでの製造となる。

もちろん100%ピュアEVだ。モデルSの特徴は、バッテリーが選べることにある。40kWh、60kWh、85kWhと3種類のバッテリーパックが用意されるのだ。85kWhのバッテリーパックで、1回あたりの航続距離が424kmという。

バッテリーパックは、非常に薄いものとなっており、床下一面にこれを抱えることで、バッテリーパック交換という手法も選択できる(交換時間はなんと1分! 日本国内仕様にはたぶん採用されないだろうが…)。ガソリンタンクの容積も不要となるため、内燃機関搭載車に比較すると2倍のラゲッジスペースも確保している。

動力性能は、同社ロードスターには劣るものの、0→96km/h加速が5.6秒(通常85kWhバッテリーモデルの場合。テスラ ロードスターSでは3.7秒だった)。最高時速は200km/hでリミッターが作動(85kWhバッテリーモデル)する。高速充電ステーションを使えば、 30分でバッテリーの半分まで充電が可能という。

Models2 
充電口は左リアサイド。テールレンズが回り込んだ先端部分、サイドリフレクターのように見える部分がそれ。この画像からもわかるように、これまでのテスラ ロードスターとは異なる充電ポート形状だ。充電変換コネクターは110V、240V、そしてJ1772に対応する(写真はすべてα版)

インパネには17インチサイズのモニターを縦にインストール。この部分については、以前ここで紹介した「大型ディスプレイ搭載はEVからか!?」のとおりで、大きな変更はない模様。

モデルSのグレード展開は「モデルS(標準車/バッテリーが40/60/85kWh の3種類から選べる)」と上級モデルの「モデルSパフォーマンス(バッテリーは85kWhのみ)」の2種類が基本。それぞれ発売記念モデル(最初の 1000台の限定モデル)となる「シグネチャーシリーズ」が加わるため、全4グレードでの展開となる。5人乗りモデルと、リアシート後部に後ろ向きに乗車する折りたたみ補助席を備えた7人乗りがラインナップ。米国での販売価格は、標準車40kWhモデルで、4万9900ドル。シグネチャーモデルで8万 7900ドル〜(ともに米国政府の7500ドルの税控除後の価格)となる。

日本導入は、来年夏以降となりそう。もちろん、価格は現在のところ未定で、すでに予約を受け付けている。ちなみに、これまで販売してきたテスラ ロードスターは販売を終了し、日本国内もモデルSのみの販売に切り替わる。(XaCAR編集部)
posted by polishfactory5 at 08:00| 電気自動車

2012年06月25日

テスラ・モデルS

やはり、というより「当然ながら」と言うべきなのかもしれない。アメリカでスタイリッシュな4ドアセダンの電気自動車『テスラS』が大いに話題を集めている。何回か紹介した通り電池搭載量によって3つのグレードに分かれており、最初に登場したのは最も電池容量大きい85kWhタイプ。リーフの3,5倍です。

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航続距離を計算すると、1kWhあたり6km走るとして480kmという驚くほど長い足を持つ。最も容量小さい40kWhタイプでも航続距離210km(リーフは160km)と十分。価格は85kWhタイプで10万5400ドル(約843万円)。40kWhタイプなら4万9900ドル(約400万円)と、アルミボディとしちゃ案外安い。

米紙の試乗レポートを見ると、とりあえずホメている。ただ制御系はロードスターと同じで、コンビネーションブレーキによる回生が入っていない。アクセル戻すと驚くほど強い回生になってしまうという。アクセル一定のロングドライブをするならクルーズコントロール無しじゃ無理。電気自動車のとしての技術レベルは低い?

また、現在実用化されている急速充電システムに対応していないため、家庭用の200V充電だと80kWh入れるのに、おそらく下を見て26時間(1時間で3kWhくらいかと)。40kWhタイプで33kWh使ったら11時間。まぁ毎日200km走る人って少ないだろうから、多少充電に時間掛かっても問題ないと思う。

もし「早く乗りたい!」という人が居たら、アメリカから個人輸入すればいい。排気ガス検査は不要なので、車検取得も超簡単。ヘッドライトの向きとウインカーの変更くらいでOK。アメリカから日本に運ぶのは、運賃+通関手数料で35万円くらい。ただし個人輸入だと新車保証や電気自動車の補助金の対象外。念為。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 00:42| 電気自動車

2012年06月23日

電池価格低下

間違いなくパワーユニット改革は起きる。日産は以前から電池容量1kWあたり2万円台前半を目標にしていると、とは言ってないけれど、否定していなかった。ここにきてアメリカでも「2015年に1kWあたり250ドルになる」みたいな話が普通に聞かれるようになりつつあります。

仮に1kW=2万5千円が実現したらどうなるか。リーフの電池容量24kW分だと60万円。ガソリン車と電気自動車の生産コストは、間違いなく後者の方が少なくて済む。エンジン/冷却系/ミッション/クラッチの代替がモーターとインバータ。電池を除くと高額の構成部品少ない。

ミニキャブ・MiEVのように10,5kW分の電池だと、たった28万円! 現在60万円するガソリンエンジンの軽トラックであれば、上を見て88万円ということになる。電池容量16kWに増やしても14万円高くなるだけ。ガソリンスタンドに行かなくていいんだから地方は便利だと思う。

一方、1万km走行するための燃料コストは圧倒的に電気の方が安価。リッター15km走るクルマで1万kmあたりのガソリン代は約10万円。電気なら今より20%値上げとなっても4万円。差額6万円だ。10万km以下でバッテリー代が出てしまう。しかもバッテリーは20年使える。

ガソリン価格高い地域や、値上がりを考えれば一段と電気自動車有利になる。そもそも太陽光発電を導入したらガソリン不要。電気代の上昇だって気にならない。国からの補助金無しでガソリンエンジンと戦って行ける。軽トラックなどは電気自動車が主流になるとさえ考えます。

ここで難しいのは、軽自動車なのか超小型車なのか、という点。本来なら国交省でアウトラインを決めるべきなのに、ナニを考えているのか全くワカラン状況。いずれにしろ電気を使うモビリティが皆さんの予想をはるかに超えるイキオイで普及し始めると思う。時代が変わる。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 21:01| Comment(7) | 電気自動車

2012年05月30日

VWのEV

VWゴルフの電気自動車に試乗した。基本的には2年前、上海で試乗したゴルフEと同じ。4段階のアクセルオフモードもそのまま残っている。すなわち1)アクセル戻すと全く回生を行わないコースティングモード。2)普通のガソリン車のアクセルオフ状態くらいの回生を行う。3)2速ダウン程度の回生。4)最強回生、です。

やはりコースティングモードが素晴らしい! また、ブレーキペダルの操作による回生制御もキッチリ行っている。ストローク量にして7mmまでは100%回生なのだという。リーフもこのくらいのブレーキを組み合わせて欲しかった。結果、車重が1,8トン近いのに実用電費はリーフに限りなく近い。やはり回生は重要だ。

注・公称重量は1545kgながら、取材時に助手席に乗ったVWのスタッフは「1,8トン近い」と言っていた。本当の重量はリーフと同じく市販車発表時に解る?

興味深いことに電池メーカーは未公表だという。まだ最終的に決まっていない、ということらしい。VWの電池といえば、2年前ならサンヨー。その後、昨年5月にサムソンとボッシュの合弁企業から電池の供給を受けるようなニュースが流れ、その後、両者の合弁事業は破談になったと報じられた。彷徨ってますね。

現在考えられる電池メーカーといえば、パナソニック。SKエナジー。LGケムくらいのもの。スマートEVが採用しているドイツ系というチョイスもあるか。まぁVWゴルフEVの発売は2014年の秋といわれているので、焦らずに決めようということなのかもしれません。日本での発売もその頃になる?(国沢光宏)

追記・5月29日時点で2014年と説明されたが、30日は「2013年にチャデモ方式の急速充電装置をつけて売りたい」(電気自動車担当のクレーブス氏)とのこと。
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(1) | 電気自動車

2012年05月29日

スマートEVの電池

スマートの電気自動車に搭載されている電池が判明しました。意外や意外。先行試作車に使われていたテスラプロデュースの18650型でなく、かといってベンツが噛んでいる韓国SK製でもなし。ドイツの大手化学メーカーである『エボニック・インダストリー』との合弁企業である『ドイチュアキュモーティブ』製。

考えてみればドイツの化学は世界一である。なんせクスリの最後はたいてい「ン」で終わる。こらもうドイツ風味でございます。ちなみに韓国の『LGケム』のケムはケミカルと意味で、日本語表記だと『LG化学』。電池は化学反応技術だからして本来ドイツって強い。だからこそトヨタもBMWとコンビを組む。

生産もドイツだという。驚くべきは価格で、i−MIEVより圧倒的に安価な295万円。電池容量もi−MiEVの16kWhより大きいのだ。ベンツが損を覚悟の慈善事業をすると思えないので、かなり安価な電池コストで済んでいるということだと思う。日本の電池ギョウカイにとって非常に大きな脅威になると考えます。

確かに急速充電に対応していないなど日本で使おうとすれば不満なブブンも多い。けれど遠くない将来、コンボ方式の充電カプラーになって急速充電対応となれば、イッキに使い勝手が良くなる。ドイチュアキュモーティブが中国で電池を生産するようになったら価格だって下がるだろう。日本勢も頑張れ!(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:43| Comment(5) | 電気自動車

2012年05月28日

日産ルノーサムスン

ルノーは日産と兄弟の関係である。したがってルノーが電気自動車を作るなら、当然の如く日産の電池を使うんだろうと考えていました。しかし! 昨年のフランクフルトショーの時にも書いた通り、ルノー・フルエンスEZに使われている電池って韓国のLGケム製(22kWhでリーフの24kWhより少し少ない)と発表された。

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フルエンスと全く同じクルマ

ホントかね? と思っていたら釜山ショーに出展されていたルノーサムスンの『SM3EZ』に搭載されていた電池、ホントにLGケム製でございました。ちなみにサムスンSM3EZは、フルエンスEZと全く同じモデルだと考えて頂いてOK。同じクルマです。そもそもフルエンスEZも韓国工場で生産する可能性大。

おそらくルノーはルノーサムスンに電気自動車の開発を投げたんだろう。ルノーサムスンとしちゃ同じ韓国のメーカーの方がやりやすいし、コスト的にも有利。だから最初から日産の電池を使うことを考えていなかったワケ。ただ電池を見たら日産ソックリのラミネートタイプ。生産用の機械は日本製だから当然か?

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バッテリーパックはかなり大きい

また、フルエンス/SM3EZは脱着式電池(搭載場所はリアシート後方)を採用している。電池のレンタル管理をどうするか発表していないし、そもそも電池の交換を繰り返して問題ないのかという疑問もある。実物の電池パックが展示されていたけれど、これで何千回の脱着に耐えられるんだろうか、と思ってしまいました。

どうせやるなら日産の電池を使えばいいのに、と思うのは私が日本人だからか。いずれにしろ日産の電池はもっと数を作らないとコストダウン出来ない。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(3) | 電気自動車

2012年05月26日

スマートEVの電池は?

スマートEVの予約注文が始まった。韓国に行っていたため発表会は出席出来なかったのだけれど、スペックを調べようとして驚く。電池メーカーについて全く報道されていないのである。試作車はテスラから供給されるPC用の18650電池パックと発表されたものの、市販車についちゃ公表されていない?

ちなみにテスラの電池システム、しばらく乗らないとバッテリーがダメになってしまうという問題点を抱えていた。童夢で購入したテスラも林さん曰く「壊れた。交換代金を聞いてびっくりしたので飾り物になっている」。もちろんスマートについちゃ保証を行うのだろうけれど、少しばかり心配でございます。

それにしてもメディアの皆さんはなぜ電池メーカーについて取材しないのだろうか? テスラのままだからだろうか? だとしたら搭載している18650の本数など紹介してもいいと思う。私も大いに気になるトコロながら、あいにくの土曜日。電池のメーカーについちゃ月曜日までのお楽しみ、ということで。

ちなみに補助金の金額は標準モデルが159万円でEVは295万円。「差額の半額を補助」というコンセプトだから、68万円前後の補助金を使えば227万円。2人乗りというハンデはあるものの、電池容量17,6kWhとi−MiEVの16kWhを超える。案外リーナブルな価格設定だと思う。(国沢光宏)

追記・Eddyさんという方からダイムラーのサイトで情報を出していると教えていただきました。この『ドイツACCUモーティブ』という合弁企業が作った電池が、普通のリチウム電池なのか、それとも18650タイプの電池なのか月曜日に調べてみます。
posted by polishfactory5 at 21:11| Comment(2) | 電気自動車

2012年05月16日

電気軽トラは大ヒット?

三菱自動車の『ミニキャブMiEV』の人気が盛り上がってきた。こうなると出てくるのが「軽トラックバージョンも欲しい」という声。どうやら三菱自動車も考えていたようで、そう遠くない将来、ミニキャブトラックMiEVが出てくるようだ。こうなると電気自動車はイッキに身近なものになっていくだろう。以下、試算してみたい。

まず魅力的なのが価格。ガソリン車の場合、ミニキャブMiEVのベースになった1BOXカーより、軽トラックは27万円程度安い。したがって電池容量10、5kWhタイプなら213万円の価格設定が可能。電気自動車の補助金は65万円くらいになると思う。したがって実質的な車両価格が148万円ということになる。

チョイ乗りが多い軽トラックの燃費を10km/Lとすれば、走行1万kmで15万円のガソリンを使う。同じ距離を7km/kWhの電気軽トラックなら約3万4千円。差額何と11万6千円。走行5万kmで58万円も浮く計算。ガソリンが高い島嶼地域ならそれ以上の差額になる。しかもガソリンスタンドに行く必要なし。

今後、電池の価格が下がっていけば、ますます電気自動車が有利になっていく。1回あたりの走行距離が短い配達用や農作業用の軽トラックなら電池容量10,5kWhで全く問題なし。本格的な電気自動車の普及は軽トラックから始まるかもしれません。ちなみにホンダもアクティの電気軽トラックを開発中。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:57| Comment(8) | 電気自動車

2012年05月10日

トヨタ難航?

トヨタが今夏から販売するRAV4 EVのスペックを発表した。内容を見てびっくり! やはりトヨタの電気自動車は決定的に出遅れてしまったようだ。例えば電池容量。詳細を発表していないものの、テスラの技術で作られているというので、汎用電池『18650』を使ったタイプだと思われる。

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チャデモ方式は無視

電池容量は41,8kWh! リーフの24kWhをはるかに凌ぐ。なのに走行可能距離は約160kmでしかない。トヨタによれば「実走行環境で」とあるけれど、もしリーフに41,8kWhも積めば余裕で200kmを超える実走行距離になると思う。おそらく効率の良い回生を行ってない?

そもそも車両重量が1829kgと重い。また、車両価格も4万9800ドルとリーフの3万5857ドルよりはるかに高かったりして。トドメが3年間で2600台というやる気のない販売目標。あまり熱心じゃないように見えます。ちなみに充電方式は240V/40Aの中速タイプで6時間とのこと。

といったことを考えると、トヨタの電気自動車戦略の本流じゃないことが解る。とりあえずテスラとの提携の答えのひとつを出そうということなんだろう。本命は日米欧市場全てで年内にも発売されるiQベースの電気自動車です。これまた価格や電池の性能次第。挽回できるか?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 14:00| Comment(1) | 電気自動車

2012年05月03日

リーフ、アメリカで低迷

今年はアメリカで月販平均2千台を確保しなければならないリーフながら、4月は一段と落ち込み370台になってしまった。アメリカの論調を読むと、今後も上向きになりそうな状況にないという。となれば2012年のアメリカは5千台すら難しくなるかもしれません。日本も低迷を続けており、このままだと「大失敗!」になってしまいそうな流れも出てきた感じ。

アメリカで大きな問題になっているのは航続距離だ。ニューヨークなど移動距離短く需要を見込まれる東海岸は、寒い時期の暖房も大きく足を引っ張っている。ニューヨークの冬など、暖房無しじゃやってられませんから。燃焼式ヒーターや小型発電機を搭載するなどして航続距離を伸ばせばいいと思うのだけれど、そういった動きになっておらず。

ちなみに日本は航続距離の問題より、日産の販売体制の不備が大きいと考えます。全国の日産主要ディーラーの充電器が24時間稼働になれば、どこにだって行ける。電気自動車推進部門がディーラーにお願いして何とか連休中も稼働させようと頑張っているものの、販売部門はホンキになっていない。東京なんか17時30分でオシマイだって。

アメリカだった。健闘しているのがプリウスPHV。4月は1654台で、シボレー・ボルトの1462台を抜いた。プリウスとの価格差7千ドルながら、補助金2500ドル。通勤時の高速道路の「ガラガラレーンを走れる権利」を4千ドルに評価されているため、実質的に500ドル差。これなら電気代とガソリン代の差額で簡単にペイできてしまう。今後も売れるだろう。

日本では充電施設。アメリカだと航続距離。おそらくヨーロッパでも航続距離がリーフにとって大きな足かせとして残ると考えます。地球温暖化二酸化炭素説に頼れなくなった今、ここでもう一歩踏み込まないとアカンでしょう。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 12:36| Comment(2) | 電気自動車

2012年04月26日

韓国勢急進

北京ショーで気になったのが韓国の起亜自動車の電気自動車である。2年ほどの前のこと。現代自動車は電気自動車の開発を傘下の起亜自動車に任せたというウワサを聞いたのだけれど、どうやら本当らしい。北京ショーでも現代自動車は古い電気自動車しか出展せず。その代わり、起亜自動車は2台の意欲作を発表してきた。

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上の写真はフォルテの電気自動車。日産と同じラミネートタイプのリチウム電池をリーフと同じ24kWh搭載している。出力はECOモードで40kW/54,4馬力。標準が80kW/109馬力と、これまたリーフと全く同じ。さすがパクりに関しちゃ中国の先輩だと感心しきり。車重だってスペック表には1500kgとあり、リーフの1520kgに近い。

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このユニットをアメリカで人気急上昇中のエラントラにも採用するようだ。フォルテの電気自動車は中国と言うことで地味なエクステリアながら(中国は電気自動車らしくない方が好評)、アメリカ市場向けのエラントラは現代自動車らしくアグレッシブなスタイルを採用してくるだろう。中身がリーフ程度なら相当強力なライバルになりそう。

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軽自動車風電気自動車の電池容量はi−MiEVと同じ16kWh

また、上のフォルテの向こう側は軽自動車みたいなボディを持つコンパクトカーの電気自動車。ボンネットを開けてみたら、けっこうな仕上がりぶり。3年前のソウルショーに並んでいた電気自動車はハリボテばかりだったけれど、もはや市販車に限りなく近い完成度を持っていると思っていい。電気自動車でも韓国車は手強い。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 16:00| 電気自動車

2012年04月25日

リーフの顔が!

北京ショーで日産はリーフを『ベヌーシア』というブランドで発表した。少しヤヤこしくなるけれど、日産に対するインフィニティのようなモノだと考えればいいだろう。ちなみにインフィニティやレクサスもアメリカの自動車政策の変更によって立ち上げを余儀なくされた。日本は中国にも振り回されることになるのだろう。

閑話休題。今回初公開されたベヌーシアの『eコンセプト』を見て驚く。あれほどこだわっていたノッペラ坊グリルを早くもやめちゃったのである。目立つようにアピールしてきた給電カバーの切り欠きも、極力目立たないようにしている。そればかりは給電カバーの形状を見ると、明らかにグリル風の凸凹になってます。

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リーフの際に説明されたフロントデザインの考え方と正反対なのだ。もちろんコンセプトカーなので、100%このまま出るということもないですけど。個人的にはベヌーシア仕様の方が圧倒的に好みである。少なくともフロントの「景色」はずっと良い(給電カバー部分の仕上げにもう少し質感を出して貰えれば文句なし)。

せっかくベヌーシア仕様バンパーとグリルを作ったのだから、日本でもこの仕様を選べるようにしたらいいと思う。どちらが売れるか大いに楽しみ。こういった売り方をしていけば、ユーザーの好みだって解ってくることだろう。日本なら9対1くらいでベヌーシア仕様になると予想しておく。電気自動車でもデザインは重要です。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 16:08| Comment(2) | 電気自動車

2012年04月12日

EVタクシーはECO?

日産のプレスリリースによれば「環境やひとにやさしいEVタクシー」の普及活動のため「EVタクシーシェアのりば」を作るという。EVタクシーの乗車率を増やすため、普通のタクシーの客待ちと、EVタクシーの客待ちレーンを別にし、乗車は交互にするのだとか。こういう行為、一般的には「エコひいき」という。

何と! 日産はリーフ売りたさに神奈川県だけで100台ものEVタクシーを導入しようとしているらしい。目的を見ると「CO2の削減など環境面の貢献」とある。どうなっているのか? 原子力発電無き今、EVタクシーは明確に社会悪だ。例えばCO2。神奈川県で充電される電力の大半は火力発電によるもの。

何度も書いてきた通り、走行1kmあたりのCO2排出量は火力発電の電力を使って走る電気自動車より、プリウスの方が少ない。いや、タクシーのように冬場のヒーターや夏場も客待ち時にエアコン使い、普通のガソリン車と同じようなアクセル&ブレーキ操作で走ったら、プリウスより20%以上多くCO2出す。

もう一つ。普通の電気自動車ユーザーは基本的に電力に余裕のある夜間に充電するのに対し、タクシーだと昼間も充電しなければならない。しかも大量に電力を消費する急速充電だ。こうなると「電気自動車が環境にやさしい」なんてことは全く言えなくなってしまう。「節電なんかオレにゃ関係ない」って?

トドメが急速充電器を占有しちゃうこと。1台のリーフがタクシーとしちゃ控え目の1日250km走ったとすれば、4回の急速充電を必要とする。1回30分として計2時間。急速充電器はキュービクルまで含めれば設置に1器250万円くらい掛かり、8万円の1ヶ月あたり基本料金必要。なのに1日12台しかカバー出来ない。

100台のEVタクシーを導入したら、神奈川県の急速充電器は相当混雑することだろう。タクシーのために急速充電器を設置しているようなモノになってしまう。補助金を含め税金タップリ使い、CO2を沢山出して電気自動車の一般ユーザーの急速充電器の利用を阻害する。何のためのEVタクシーなんだろう。

日産の国内販売部門は挙げたコブシをおろせなくなってる? 電気自動車を流しのタクシーに使うのは止めるべきだ。地方の「呼ばれたら行く」というタクシーであれば、自社にコストの掛からない中速充電器など設置すればいいと思う。タクシーのガレージの屋根に太陽光発電つければ100点です。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(10) | 電気自動車

2012年03月30日

太陽光発電普及へ

電気自動車乗りの理想は「自前のエネルギーでクルマを走らせる」ことだと思う。実際、電気自動車に乗っている人で太陽光発電を使っている人は多い。二酸化炭素は地球温暖化とあまり関係ないと思うけれど、日本人独特の「もったいない」という概念からすれば、再生可能エネルギーって大切。

ちなみにリーフを年間1万km走らせた時の消費電力は1500kWh。一般的な4kWの家庭用の太陽光発電だと年間4千kWhの電力が出来る。今や十分に可能です。しかし! 問題はコスト。今まで15年くらい使わないと金額的なメリットがなかった。10年でペイ出来たらイッキに普及するのに。

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ドイツは太陽光発電が急速に普及

そんな折、ヤマダ電機が激安太陽光発電セットを発表した。3,84kWのシステムで工事代込み153万円! 私の家に取り付けた場合、国から1kWあたり4万8千円。東京都が同じく10万円。練馬区は1件あたり8万円の補助金を付けてくれる。したがって国18万4千円。都38万4千円。区8万円。

何と補助金が64万8千円。つまり88万2千円で太陽光発電装置が付いてしまう。このシステムで発電できる電力は、東京だと年間およそ4千kWh。現在の電気料金なら9万6520円分に相当する。何と! 9年でモトが取れてしまう! いや、もっと短い期間でペイ可能かもしれません。なぜか?

私の家の電力使用量を見たら年間7800kWhくらい(約20万円)。ウチ、夜間使用量を半分とすれば、昼間の電力が補える計算。夜間の10万円分を、夜だけ電気料金が安くなる『ナイト10』に切り替えれば、半額以下になる。驚いたことに年間15万円くらい浮いてしまうという寸法。こら凄い!

6年でペイし、そこから毎年15万円づつ節約でき、さらにクルマを石油や東京電力に頼ることなく稼働させられるのだった。ということで今年、私は真剣に太陽光発電を導入しようと考えている。電気自動車って素敵だ。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 03:35| Comment(6) | 電気自動車

2012年03月26日

自動車から100Vを!

三菱自動車は14万9800円で電気自動車から100V/1500Wの電気を出す装置を発売した。リーフ用は未だ無し。しかし! 心配しないでもOK。おそらく100Vの1000Wくらいなら簡単に取れると思います。これ、右でリンクしている『ミニキャブMiEV』乗りさん自分のクルマで早速テストしており、全く問題なく稼働しているという。リーフも全く同じ状況だと考えていいだろう。

以前、羽田空港の駐車場でリーフの制御用12Vバッテリーを上げお手上げになってしまいました。救済策は簡単。制御用バッテリーに12Vをジャンプアップするのみ。これで瞬時に回路が稼働し始め、制御用バッテリーへも走行用バッテリーからDC/DCコンバーターを通して充電が始まり終了。ミニキャブMiEVの場合、1440W程度のまでの電力を引き出せるというから驚く。

リーフについているDC/DCコンバーターの能力を調べてみたら、定格で1650Wあるという。やっぱし! 制御などに使う電力も残さなければならないけれど、1000W程度までなら現状でも十分使えると考えていいだろう。ちなみにシガーライターから取った12Vをインバータで交流にすると100V/150Wまで。だからこそ34Wと70Wの電気毛布を使えるワケです。

話はズレた。シガーライターだと150Wしか取れないが、バッテリーブブンから12Vを取れば、DC/DCコンバーターの容量まで電力を引き出せることになる。ArchaeaさんはミニキャブMiEVで1130Wまで使ってみたという。ということでi−MiEVとミニキャブMiEVなら、1500Wのインバーターを制御用バッテリーに繋ぐだけで100V/1440Wを簡単に取り出せるのだった。

参考までに書いておくと、100V/1500Wのインバータは2万円くらいから購入可能。非常用電源や屋外で100Vを使いたいならインバーターを勝っておくといいかもしれません。ここまで書いて「もしや?」。プリウスの制御用バッテリーもDC/DCコンバータから充電している。これまた1500W前後のキャパを持っているハズだ。早速インバーターを購入。テストしてみます。

プリウスの制御用バッテリーが上がった時にジャンプアップする端子はボンネット内にある。ここにインバータを繋げば、ガソリンがある限り100V/1000W以上の電力を引き出せると言うことか? 可能なら被災時や停電時に絶大なる威力を発揮してくれる。今や国内に何十万台のハイブリッドがあることやら。それが全部発電機になるのだから凄い。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(1) | 電気自動車

2012年03月16日

補助金ほぼ確定

平成24年度の予算案が衆院を通過。参院で認められなくても4月上旬に自動的に認められる。何度か紹介した電気自動車やクリーンディーゼルに対する補助金は全く異論出ず盛り込まれることになった。とりあえず電気自動車に於ける平成24年度は安泰でございます。ただ来年は厳しいと思うべき。

この1年で徹底的に電池のコストダウンを行い、補助金無しで一人立ち出来ることを目標にすえなけれならない。日産NECやGSユアサグループあたりは、何とかなるんじゃないかと思っている。プラグインハイブリッドも同じ。出来れば年内に発売し、補助金を有効利用したらいい。来年度は全く読めない。

電気自動車の他、クリーンディーゼルの補助金もOK。エクストレイルで21万円。18万円出るCX−5の場合、こいつを使えばガソリン車との価格差が30万円に縮まるため、燃料コストの差で容易にペイ出来るようなります。いや、ディーゼルだと取得税や重量税も免税。ガソリン仕様のCX−5だと75%減税。

ということで実質的な価格差は23万円ということになる(ちなみにECOカー補助金とクリーンディーゼル補助金は同時に使えないので、念為)。こらもうディーゼルを買うしかないでしょう! ということでCX−5は国内初期受注7千台のウチ、5100台程度がディーゼルだという。どう考えたってディーゼルがお得。

いずれにしろ今年はクルマを買い換える好機。やがて消費税も上がる可能性大。10年選手のクルマに乗っている人で、そろそろ買い換えを考えており、しかも魅力を感じる車種が見つかったらガツンと食い付いていいかもしれない。特に毎日の足としてのクルマなら、ガソリン高騰を覚悟しECOカーに。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:42| Comment(4) | 電気自動車

2012年03月07日

チャデモ方式暗雲

電気自動車の急速充電器の規格がヤヤこしいことになってる。現在日本で使われているのは御存知の通り『チャデモ』方式。最大の弱点となってるの、家庭用コンセントのAC電源から充電するカプラーと、急速充電器を使うときの直流用カプラーの二つを装備しなければならないこと。単純に考えれば「なんで?」。

電気自動車は日本が先行していたこともあり、とりあえずチャデモ方式がスタンダードになっていた。アメリカの急速充電器もチャデモ方式です。しかし! ヨーロッパ勢からしてみたら「なんで私ら日本の規格を使わなくちゃならんの? そもそも充電口が2つあるなんてオタンコ」。まぁ単純に考えればオタンコですね。

そもそも日本の「モノゴトの決め方」を見ると、利権やチカラ関係で決まる。決して効率や使う側のメリットなど考えない。だからこそ日本の携帯電話もETCもヤヤこしいことになってしまった。私がヨーロッパの人間なら「日本人が決めた規格なんか使わない」と即座に思うことだろう。ということで、そうなりつつある。

昨年10月にヨーロッパ社とアメリカ2社が『コンポ』という統一した規格にすると発表。当然の如く一つのカプラーで通常充電も急速充電も行う。そして2012年2月下旬に開催されたアメリカ自動車技術会でチャデモ方式は完全に無視され、コンボ方式で進める方針を強く打ち出した。もはや流れは止められまい。

・言い出しっぺの7社はダイムラー/BMW/VW/ポルシェ/アウディ/GM/フォード。フォードは欧州フォード。GMはオペルがメイン。「ドイツだけ」と言い換えてもいい?

チャデモ方式に明確な利があれば良いけれど、前述の通り使う側にとってのメリット無し。まぁ日本でリーフに乗っている人は問題ないと思う。今後もチャデモ方式でガラパゴス化するでしょうから。今後、海外で販売する電気自動車も問題なし。車体側の機器を変更すればOKですから(すでにリーフ買った人は困る)。

残るは意地の問題か。先行していたのに、未だ製品化されていないコンボにヤラれちゃうワケですから。トヨタもチャデモ陣営だけれど、発足当初のメンバーじゃないから動きが読みにくい。ホンダも「意地でもチャデモ」という雰囲気ではない。トヨタとホンダが日和ったら海外のチャデモ方式普及は絶望的になる。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:00| Comment(15) | 電気自動車

2012年03月06日

ボルトよりリーフが厳しい

メディアといえども人の失敗が楽しいようだ。ボルトが「炎上問題による販売不振から1ヶ月の生産休止を行う」ということを嬉々としてして伝えている。そこには「公平」という概念など無し。普通、プロならボルトと同じ「普通より圧倒的に高価なECOカー」であるリーフの売れ行きはどうだろう、と考えなければおかしい。

結論から書くと1)生産計画台数に対しボルトよりリーフの方が厳しい。2)ボルトの炎上問題後、2月は回復している。ということを考えれば「ボルトが炎上問題で販売不振になり生産中止」という報道になるのか全く理解できない。リーフもボルトも不振なのだ。むしろ電池切れでも走れるボルトの方が売れていると思う。

まずアメリカに於けるリーフの販売台数を調べてみたら、2月はボルトの1023台に対しリーフ478台。1月は炎上問題のため一時販売を止めていたこともあってボルト603台のリーフ676台でイーブン。ボルトの炎上問題発生前の昨年11月はボルト1139台のリーフ672台。リーフ、震災の影響無いフル生産状態。

となると気になるのが生産計画台数。リーフの「2011年度」の生産目標台数は5万台。ウチ、アメリカ市場で年間3万台ペースで売る計画だった。2012年2月なら2500台ペースで売れてないと厳しい。一方、ボルトの「2012年」の販売計画は4万5千台。1ヶ月当たりにすると3750台になります。以下、少し補足。

リーフの生産計画台数を調べてみたら、2012年4月〜2013年3月の2012度」でアメリカ工場分が15万台(日本5万台で計20万台)。その中の12万台くらいをアメリカで売ろうとしていたことだろう。12万台なら通年平均で月販1万台。2012年アタマから徐々に販売台数を伸ばしていく計画だったんだと思う。

ということを考えると、2月は2500台がミニマム。2012年度の12万台を考えれば、5千台売れてないとダメ。ボルトの2012年も平均月間販売台数1万台。これまた年末に向けて伸ばして行く計画だったらしいので、リーフと同じく5千台くらい売れてないと厳しい状況。そんな中でのリーフ478台のボルト1023台だ。

加えてボルトにはクラッチを一つ追加し、バッテリー搭載量をプリウス程度まで減らしたハイブリッド仕様を作るという選択肢が残っている。リーフを見るとそういった逃げ道無し。このままだと2012年度に世界で20万台という生産計画はとうてい無理。直近の販売台数からすれば日本月販千台。アメリカ500台。

年間2万台にも届かない。頼みの綱だったフランスやイスラエルが18万台買ってくれればいいけれど、どうやらそんな状況じゃない。フランスやイスラエルはルノー開発の電気自動車も厳しいと言われてます。ボルトの生産休止を受け、リーフも厳しく、ECOカーが苦戦していることを伝えるべきです。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 08:42| Comment(7) | 電気自動車

2012年03月05日

パナソニック挽回?

トヨタが激怒するほど遅れてしまっていたパナソニックのリチウム電池ながら、どうやらメドを付けたようだ。2014年あたりから量産に入る将来図を描けているらしい。しかも最初から価格競争力を持たせてくる模様。おそらく1kWhあたり2万円台前半かと。この価格だとライバル達とガチで戦えます。信頼性あるだろうし。

リチウム電池が実用化されたらトヨタも盤石。電気自動車はもちろんプリウスPHVのようなプラグインハイブリッドだって、普通のハイブリッドの20万円高くらいでラインナップ出来ることだろう。ウワサ通り次期型プリウスは全てPHVになっている可能性出てきた。私も20万円高なら買います。プリウスPHVを。

楽観するのは早いし、同じ業種の中でもバラ付きがあるので全体的なコトじゃないけれど、競争力のある企業だって少なくない。日本全部がダメになるのでなく「ダメになる企業も出てくる」という表現が正しいかもしれません。ホンダも意地で様々な環境技術を出してくることだろう。取り残された企業は中国が狙ってる。

電機業界は非常に厳しい状況。TVを始めとした家電総崩れ。自動車用の電池が大きな希望になってます。どこも真剣! パナソニックとGSユアサ、NEC、根性を入れ替えれば東芝あたりもイケるか? いずれにしろ自動車メーカーは電池を自社開発/生産する気無し。ここは頑張りドコロです。

ちなみに18650電池を大量に搭載するというテスラの技術を使うRAV4の電気自動車は、今年の秋口に出てくる。テスラは乗らないまま放置しておくと電池が放電して壊れるというウワサが流れているけれど、当然の如く対応してくると思う。リチウム電池、満充電状態とカラ状態での放置が最も劣化する。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 10:07| Comment(2) | 電気自動車

2012年03月03日

リーフに燃焼式ヒーター

右にリンクしているのは電気自動車乗りのオピニオンの方だと思っている人達である。「さすがですね!」なのが北海道でリーフに乗っている「tm010」さん。何と! ベバスト製のFFヒーターを装着したという。詳細はtm010さんのブログを読んで頂きたく。やはり決定的な決め手となったの、冬場の渋滞だという。

普段なら1時間で着く場所まで3時間以上掛かることもあるそうな。暖房に3kW使うとした場合、3時間暖房すると9kWhも使う。リーフの使用可能バッテリー容量を22kWhだとすれば、実質的に13kWhしか使えない。電費6kmだと航続距離78km。5時間の渋滞に遭遇しちゃうと航続距離42km! こらアカン。

取り付けた場所は助手席の足下(写真で御覧頂ける)。トランク内に12Lの灯油タンクを設置している。1時間120cc使うとして100時間分。4分の1くらいになったら補給しておけば、24時間の通行止めに遭遇しても生き延びられます。24時間稼働させるための電力など電気自動車にとっちゃ微々たるモノ。

tm010さんのブログ

笑えるのはリアに付いてる「ゼロエミッション」というエンブレムを取り外した、という下り。芸が細かい! 気になる装着費用は工賃込みで30万円弱。ミニキャブi−MiEVにエバスベッヒャー製FFヒーターを付けたArchaeaさんは20万円だったという。まだ施工例が少ないためバラ付き出てるんだと思う。

リーフの設計時点からFFヒーターを装着出来るようにしておき(純正だと国交省からいろいろ面倒なことを言われそう)、同時にディーラーなどで買えれば面白い。ボルトオンの簡単な作業で済むなら総額10万円くらいでFFヒーターを付けられるようになると思う。日本だけでなく世界規模で需要あるだろう。

同じ企画の車載用FFファンヒーターを三菱自動車もホンダもトヨタも取り付けられるようにしておくと、一段と低価格が可能になるかと。「電気自動車は二酸化炭素を出さない」というキレイ事は終わりにし、現実を見た方がいい。機会あったらFFファンヒーター付きの電気自動車を取材してみたい。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 20:00| 電気自動車