toyotires
 


2013年07月21日

EVレース始まる!

2013 JEVRA(全日本電気自動車グランプリ)シリーズ第3戦は、シリーズ初開催となる茨城県・筑波サーキット・コース2000が舞台となっています。夏休み最初の週末となる7月21日(日)、この一日で、練習走行から、予選、そして決勝が行なわれます。

この日の筑波は、早朝から薄雲が広がり、終日雲に覆われるという予報で、暑さが和らぎ、過ごしやすい一日がスタートしました。予定されたスケジュールは朝7時25分から25分間の練習走行(スポーツ走行)があり、10時10分から公式予選、そして16時25分からコース25周で争われる決勝レースと非常に長い一日となります。

Ft86pit 
朝の練習走行では、一番最初にコースインした金沢秀好選手(#39 ウエルマー☆ビルズ☆FT86EV)ですが、なんとインラップの第2ヘアピンで、ギヤが欠けてしまって、そのままリタイアとなってしまいました。この 86、実は前回このシリーズに出走した時点から大きく進化をしており、実はモーターを大きなもの(出力が75kWから145kWへ!?)に変更しているということです。

Ft86 
金沢選手は、「シフトダウンの時に失敗したかも…」とそうとう凹んでいましたが、繁原製作所の繁原秀孝社長は「ちょっとモーターが大きすぎたかなぁ、前回もテストでね、シャフトがねじれてミッションが外れてしまったんですよ。今回はそれを補強してきたんですがねぇ。まだまだ進化の途中。テストで壊れるのが当たり前ですよ」と笑い飛ばしていました。次回は富士のJEVRA戦(11月3日開催)でリベンジをするということで、EVに対してミッションの有効性を探る繁原製作所の挑戦はまだまだ続きそうですね。

また、今シーズン開幕戦に出場し、第2戦は欠場して、作戦を練り直してきたマツダ・デミオEVは、車高を50mmほど下げ、足も硬めてやってきています。バネレートは公開されていないのですが、スーパー耐久などに出るくらいにはなっているということです。デミオEVのステアリングを握る菰田潔選手も「足は思ったほど硬くはないがSタイヤに負けていないのでいい感じだね。前後のバランスもよく、トラクションもあるので、コーナーの出口が楽だ」と高評価。

Demioevpractice 
問題は「電費が悪すぎ、とても25ラップは走りきれない」といいます。ただ、この練習走行に参加したレーサー鹿島選手や田中耕介選手らリーフ勢もこの筑波のコースの感触を異口同音に話しています。路面のミューが高くその分走行抵抗となってしまっていることと、スピードが出やすいわりにしっかり減速をする必要のあるコーナーが多いというコースレイアウトも影響している様子。各車ともに、いかにアクセルを踏まずに走り切るかを探っていきそうです。

今回、急きょ砂子塾長選手(#8 TAUS東京自動車大学校TESLA)もマシントラブルで参戦を見合わせたため、参加台数は8台と寂しい開催となってしまいますが、初の筑波で、どういった戦いが見られるか、期待したいですね。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 20:07| Comment(0) | イベント>EVイベント

2013年07月20日

10kW型が熱い!

先日、デンゲンのキャスター付き10kWタイプの移動型小容量チャデモ対応急速充電器をこのページで紹介しましたが、同じく10kWタイプの急速充電器の販売を画策する動きが見られます。

Apollo001 
7月17日(水)から19日(金)まで東京ビッグサイトで開催となったテクノフロンティア2013展にアポロ電気が出展していたのが、EV用10kW充電器KL400024です。
以前紹介しているそのまま、です。サイズは550×450×1350mmと、デンゲンのEV-MAXに比べスリムで背が高い、という印象ですね。もちろんキャスター付きです。

ボディ前面にはタッチパネルを採用し、USB端子を備えているので、充電後に、その状態をPCに収録も可能です。まだ、開発中のモデルということで、最終仕様ではないようですが、基本的には、この形で登場してきそうです。

Apollo002 
10kW仕様ですが、15kWまで搭載できるように、という考えもあるようです。もちろん低圧受電契約のまま、設置費用も掛からないというメリットのモデルです。CHAdeMO準拠で補助金対応モデルを目指しています。もちろん、価格もEV-MAXをライバル視して、価格を上回っては勝負にならない、とがんばっています。

Apollo003 
また、同時に展示されていたのが、鉛バッテリー用の急速充電器「KE72060」。出力は72V-60Aです。これは東南アジアを中心とした EVの高まりを受けての、ラインアップとなります。実はこちらのコンバートEV等の急速充電需要も結構あったりするのかもしれませんね。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 20:04| Comment(0) | 急速充電施設

2013年07月19日

週末はEVレース

EVだけのレースシリーズ全日本電気自動車グランプリ(JEVRAシリーズ)の第3戦「全日本 筑波 EV 50Kmレース大会」は、シリーズ初の開催となる筑波サーキットで、7月21日(日)に開催されます。

Jevra2013rd1demioev 
今回は、開幕戦に出場したTeam Yokohama EV ChallengeのデミオEV(ドライバーはモータージャーナリストの菰田潔さん)が、EV-2クラス再挑戦。前回は、EV-2クラスへ参戦したノーマルの日産リーフ(XaCAR×東洋電産号)と絡んでいましたが、今回は、さらに上位へ食い込めるのか、楽しみなところです。

Jevra2012rd5ft86 
また、昨シーズン最終戦富士に出場し、3位表彰台を獲得したトヨタ86のコンバートEVも再び参戦(ウエルマー☆ビルズ☆FT86EV/ドライバーは前回は丹羽和彦選手でしたが、今回はドライバー変更で、金沢秀好選手が出場予定))です。

参戦台数は全10台(クラス1のテスラ2台、クラス2は6台、コンバートEVクラスで 2台)。今回はなんと、三菱i-MiEVが1台も参加せず、の不在になってしまいました。i-MiEVオーナーにはぜひ参加してもらいたいですね。

レースは7月21日(日曜)の1日で予選と決勝が行なわれます。公式予選は10時10分からの10分間。充電時間を挟んで、16時25分から筑波サーキット本コース25周で決勝が争われます。入場料は無料です。詳しくはJEVRAホームページまで。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 20:02| Comment(0) | イベント>EVイベント

2013年07月17日

パイクスピーク裏話3

パイクスピークインターナショナルヒルクライム決勝日の天気は終日持つことはありませんでした。最速クラスであるアンリミテッドクラスは全車ドライ路面での走行を終えることができていましたが、続くアンリミテッド、タイムアタック、そしてエレクトリックの各クラスは、全長20qのコース上での天候が変わる大変厳しいものとなりました。雨の降りがセクションによって大きく異なるため、決め込むことができない状況。まさに天候の読みとの勝負でした。

エレクトリッククラス決勝のトップバッターはグレッグ・トレーシー選手。スタート地点は雨は上がったものの、路面はまだ川のよう。さらに中腹部分も雨がひどいという報告が入る。そこでチームは、スリックでもカットスリックでもなくSタイヤをチョイス。この時点での選択は間違っていなかったでしょう。

Mievevoii
しかし、ふもとの雨は上がり、路面からは湯気が立ちのぼり、急速に路面コンディションが変わっていくことがみえている。三菱としては、天候が変化する前に、2台共を早く送り出すことで、この状況をやりすごすことにしていたようです。

クラス3番手の出走となるモンスター田嶋選手は、逆に、待ちの体制。カットスリックに溝を追加したタイヤで路面コンディションの回復を狙っていました。田嶋選手はこれまでの経験から、カットスリックで状況を待つという判断を下したのでしょう。

Erunner
結果田嶋選手は、自身のコースレコードを上回る9分46秒530(総合5位)の記録を打ち立てました。コンディションが悪い中、それでもEVクラスでは、タイムを出すタイミングは、後にも先にもこの時しかなかったと言えます。

Fitevchecker
田嶋選手の後に出走したDrive eOやヨコハマチャレンジのリタイアもありましたが、実際頂上付近だけみても、ハーフウエットまで改善していた路面は再びウエットへ、そして完全に霧に遮られ、視界は10mと効かない状況になっていました。

EV最終スタートのフィットEVは、よくコースアウトしなかったものだ、と思うほどの視界。そのタイムも全走行車両中最下位の17分台ということを考えれば、どれほどのものか想像できるでしょう。フィニッシュのチェッカーも見れたかどうか怪しいほどなのだから。

Monstertajima
山をよく知り、そしてリスペクトしている田嶋選手だからこそ成し遂げた優勝であり、山の神が田嶋選手に微笑んだものと言えるでしょう。


Dunlop
ちなみに、今回三菱チームに初めて帯同した住友ゴムスタッフは「実際の路面を見ることができたことは大変勉強になった」という。「今回のタイヤチョイスに対しては、今持っている資材の中であの時点での判断は間違っていなかった。

もちろん、路面を実際に見ることで、もうひとつ柔らかいコンパウンドが使えそうだということもわかりましたし、さらに今回のレースを経験して新たなアイデアがいくつか頭の中にある」と今回の経験を活かした更なるタイヤ開発に意欲を燃やしている様子です。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 21:46| Comment(0) | パイクスピーク速報

2013年07月16日

パイクスピーク裏話2

昨年に引き続いて今年もパイクスピークインターナショナルヒルクライム決勝当日、パイクスの頂上ではヒョウに降られました。2輪部門の決勝レースが行なわれた午前中の天気は快晴でした。

私はゴール直前のヘアピンに陣取って、これまでの練習走行では見ることができなかった2輪車のレースを見ていました。というのも、予選や練習走行は、各セクションごとに割り当てられており、4輪を追いかけながら2輪も取材する、ということは不可能。そのため、決勝日にようやく初めて2輪の走行を見ることができるのです。

001
         サミットに雲がかかり始めました(午前10時11分)


2輪の走行の終盤。もうあと少しで2輪部門も終了というタイミングで、最終ヘアピンにいたオフィシャルスタッフが「悪い知らせだ!」と空を指さしました。そこからは、サミットの上にかかる黒雲が見えました。それは雨雲ではなかったのですが、オフィシャルさん曰く、ここに雲がかかると2時間後に天気は崩れるのだそうです。

本来のスケジュールですと、2輪部門が走行を終了すると、ライダー全員が下山し、さらにエキシビジョン・ランとしてクラシックカーのパレード走行がありました。結構時間に余裕があるはずです。しかし、そのクッションともなるべき時間はカットされ、2輪のライダーたちは全レースが終わるまで下山しない、というスケジュールに変更となりました。ライダーが下山するとなると、コースサイドにいる観客とのハイタッチをしたり、と、そう簡単には山を下りることができません。

002
  午後0時24分、タイムアタッククラスのアタック中にヒョウが降り出します。


サミットに雲がかかっているのをみたのは午前10時過ぎのこと。ローブ選手が上がってきたのが午前11時43分でした。山頂では午後0時半過ぎには雨が降り出し、そこから4時間近くにわたって天候は崩れまくりでした。山頂の天候は曇り・晴れ・曇り・雨・ヒョウ・曇り・濃霧・雨・雪・晴れ。レースも終盤となる4輪のエキシビジョンクラス走行時は晴れていたのです。

003
午後5時37分、レースを終え、山頂から降りるバスの中からは、パイクス周辺が急速に天候が回復していく様子が見られました。


今回は予選トップであるローブ選手の要請もあったろうし、「すべてはプジョーとローブのため」のレースだったので仕方がありませんが、もし、スケジュールを予定通りに進めていたらどんな展開になったろうかと、思わずにはいられません。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 21:43| Comment(0) | パイクスピーク速報