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2013年07月04日

NSX+GMエンジン

先日ここで紹介したパット・ドーラン選手のフォードRS2000は、練習走行初日にクラッシュし、その後修復を重ね、パイクスピークインターナショナルヒルクライム2013では見事完走しました。その同じ練習走行初日にクラッシュし(結局出走を取りやめ)たマシンをここで紹介しましょう。その名は「LoveFab Enviate」。ドライバーはLoveFabのオーナーであるコディ・ラブランド選手。

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LoveFab号は昨年、パイクス初挑戦でした。11分39秒766でアンリミテッドクラス2位という好成績を修めています。(上の写真は昨年のLoveFab号)。

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そして、今年車検場で再会したそのマシンは昨年から大きく進化していました。昨年は「1991年式Acura NSX」とマシン名にNSXと入っていたのですが、今年は、シボレー製のV8エンジンを縦に積んだマシンです。NSXのパーツと言えば、サブフレームとサスペンションのみ。さすがにNSXとは言えなくなったということでしょう。最近は空力解析をした非常にきれいなマシンが居並ぶだけに、なんだか「これぞパイクスピークだ!」と言える一台でもありますね。

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昨年は、「こんなにまで伸ばしますか?」的なフロントセクションですが、今年はずいぶん切り詰めた仕様になりました。塗装が間に合わなかったこともあり、なんだかエレファントマン(!?)的な印象を受けました。また、リアセクションは非常に大きな翌端板が一層目を引くものになりましたね。

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で、このマシン。日本でも「NSXリタイア」という一部報道があったので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、アンリミテッドクラスにエントリーしていました。クラッシュは、左リアの足が折れたことが原因。そのままスピン&クラッシュで炎上したということです。パイクスピーク決勝は、修復が不可能ということで、リタイヤを決めました。

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しかし、金曜日の夕方に、コロラドスプリングスのダウンタウンで行なわれたファンフェスタに、LoveFab号の展示を行なっていました。それもその燃えてしまった車両の展示です。ドライバーのコディも顔を出してしっかり元気でした。とても炎上した車両からは想像できませんね。ホイールはみんな変形しているし、鋼管フレームは一部ちぎれていたり、シートも焦げていて、クラッシュの酷さがわかります。

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それでも、コクピットスペースはしっかり残っています。こういうマシン作り、さすがですね。(XaCARレポーター・青山義明)

posted by polishfactory5 at 09:21| Comment(0) | パイクスピーク速報

2013年07月03日

トヨタP002

昨年のパイクスピークインターナショナルヒルクライムのEVクラスチャンピオンマシンであるTMG EV P002。昨年は、TMGが主体となって活動をしていましたが、今回TMGからやってきたエンジニアは一人だけ。今年のチームは、TMGからマシンを借り受け、TRD-USAがマシン作りからレースの運営まですべてを行なっています。

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今回、そのおおきなエアロパーツに目が行きますが、それと同時にモーターの回転数を上げたことで15%ほどのパワーアップ、そしてTRD独自開発のエアロパッケージは昨年の3倍ものダウンフォースを稼ぐということです。

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昨年のマシンと比較をしてみましょう。前後に装着されたエアロだけでなく、バックミラーなども外しています。そしてなんと、ドライバー席がセンターに位置しています。他にも細かな部分を見ていけば、ブレーキはカーボンに変更となっていたり、非常に細かな部分まで手が入っています。

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しかし、よくよく聞いてみると、目標タイムは9分45秒だったのだそうです。他のチームが9分30秒を目指していたわけですから、タイム的には伸び悩んでいるように見えたのですが、原因はそこにもありそうですね。

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ちなみにロッド・ミレン選手。今回最初車検場で見かけたときは「ずいぶんおじいさんになったなぁ」と思った(失礼! 田嶋選手よりも若い62歳です)ものですが、マシンの乗り込みなどもシャキッとしていて、まだまだ戦えるようなオーラもビンビンに感じました。(XaCARレポーター・青山義明)

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2013年07月02日

おおっ! RS200!

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パット・ドラン選手が駆る1986年式フォードRS200。925馬力のこのモンスターマシンは、アンリミテッドクラスに参戦する一台です。このブログで26日にコースアウトしたことを紹介した一台です。

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コーナー出口でバランスを崩し、スピンをしながら崖側にリア側からコースアウトしたのですが、このときのレスキュー時に相当苦労をしており、アンダーパネルが引き上げの際にバキバキと割れたり、転落のダメージ以上にマシンには大きな傷ができていました。

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走行初日はリタイアでしたが、翌日仕上げて再び走行しています。しか〜し、またしてもやらかしていました。2日連続のリタイアです。周囲からは、前日クラッシュしたのにもかかわらず、相変わらずの踏みっぷりと評判です。

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そんな数多くの戦歴をボディに刻みつつ(?)、ファンフェスタにも登場。もうメインスポンサーのモンスターエナジードリンクのロゴがしっくりくるような、モンスターな一台になっていました。関係者からは「走り込みの時間が足りなくて困る」と少々嘆きというのか不満のような声も聞かれましたが…。

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それでも決勝では、見事にサミットまで到着! 10分14秒187のタイムで、クラス6位(総合11位)で今年のレースを終えました。来年もじっくりチェックしておきたい一台ですね。(XaCARレポーター・青山義明)

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昨年は現代ジェネシス

昨年9分46秒164のタイムで見事「KING OF MOUNTAIN」の称号を与えられたリース・ミレン選手と2012ヒュンダイ・ジェネシスですが、今年はさらに体制を増やしての参戦となります。

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                右がリース、左がポール

今回はリース・ミレン・レーシングに、ポール・ダレンバック選手が加入し、昨年リースが乗っていたジェネシス(モデルとしては2013年モデルへ進化)でタイムアタッククラスへ参戦します。つまり昨年のキングオブマウンテンのマシンをダレンバックがドライブし、再び同じクラス優勝を狙うという算段です。

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では、リース・ミレン選手はどうするか、というと、同じヒュンダイ・ジェネシスのPM580Tというマシンでアンリミテッドクラスに挑戦します。マシンはこれ。

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う〜ん、昔のスーパーシルエットのようなものでしょうか? 2台とも、ジェネシスクーペと名乗っていますが、完全に似て非なるものになっていますね。完全にワンオフでチューブラーフレームから作り上げた一台です。以前もこのようなクルマを作ったのですが(2011年にジェネシスPM580・レッドブルカラーの一台ですね)、勝てなかった、ということで、今回新しく作り直しての参戦です。

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   サイドのウインドウはベルクロで留めます。つまり乗り降りはルーフから。

後輪駆動で800馬力以上のモンスターマシン。タイムは相当良く、プジョーの参戦がなければ楽勝(?)のはずでしたが、果たして連覇はなりますでしょうか?(XaCARレポーター・青山義明)
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2013年07月01日

日本人の順位

今回、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2013には、合計8台、10名の日本人選手が出場いたしました。さて、その結果をお知らせいたします。

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まずエレクトリッククラス。Team APEV with モンスタースポーツのモンスター田嶋選手こと田嶋伸博選手が、このクラスのこれまでの記録を更新する9分46秒530(総合5位)の記録を打ち立てました。

三菱MiEV Evolution IIの増岡浩選手は、EVクラス2番手となる10分21秒866(総合13位)。チームメイトのグレッグよりも2秒弱速いタイムでした。目まぐるしく変わる天候にタイヤチョイスが合わせきれなかった、というのが悔しいところ。

チーム・ヨコハマ・EV チャレンジの塙郁夫選手は、システムエラーが出てリタイアを余儀なくされました。どのようなエラーなのかは、マシンを開けてみなければわからない、ということで、まず原因の追究から、となります。残念ながら横浜ゴムと塙選手が2009年から続けてきたパイクスピークの完走記録は4でストップとなってしまいました。

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レクサスISF CCS-Rでエキシビジョンクラスに参戦したケン・グシ(具志健士郎)選手。タイムは12分03秒085。エキシビジョンクラス1位(総合65位)でした。来年はタイムアタッククラスで9分台に入れてもらいたいですね。

GReddy X Scion Racing tCの相澤剛選手。昨年のエキシビジョンクラスからタイムアタッククラスへクラス変更(マシンは変わらず)、13分20秒045でクラス11位(総合107位)。

今年からフォーミュラDにスバルBRZで参戦している吉岡稔記選手。その車両を持ち込んでのタイムアタッククラス5位(総合71位)の12分13秒753でした。

トライアンフ・スピードトリプルRで2輪部門Pikes Peak 1205クラスに出場する伊丹孝裕選手。本人に大したけがはなかったものの、残念ながらボトムセクションでフロントを取られ転倒、リタイヤとなりました。

サイドカー部門クラス2位(総合53位)となった渡辺正人選手(パッセンジャーには安田武司選手、サブパッセンジャーに大関政広選手)。タイムは、11分41秒837でした。(XaCARレポーター・青山義明)
posted by polishfactory5 at 18:50| Comment(0) | パイクスピーク速報